代取マザー、時々おとめ

宝塚の観劇感想メインのブログ。たまたま代取(代表取締役)になったワーキングマザーの日々と哲学。twitterは@miyakogu5。

真風さん、巴里祭って?!まぁ様コンサートには出られないのか・・。

皆さま、こんにちは。喜びつつも打ちひしがれているmiyakogu@今日も新幹線です。

真風涼帆さんはなんと「宝塚巴里祭2017」にご出演だったのですね・・。シャトー・ド・ラレーヌに住み着いて、そのままパリ祭という訳ですね(^^)。

ニュースを拝見し、真風さんのためにはお喜び申し上げるとともに、まぁ様のコンサート「A Motsion(エース・モーション)には出演されないのか・・、と結構打ちひしがれておりますよ!!(もろもろ複雑に、喜びと残念さで涙出そう)。

見たかったなぁ、まぁまかの並びでの煽りまくるであろうコンサート。

でも、真風さんにとっては、ご自分が主役のディナーショー形式は初めてですもの。これはお喜び申し上げたいと思います。真風さんは柚希さんのもとでコンサートにディナーショーもと、結構な経験を着実に踏んでおられて、善きことかな、です(^^)。巴里祭も楽しみにお待ち申し上げます。

 

しかし、これチケット、取れるのかしら??うーーん。関西人脈にフルにお頼り申し上げるしかない、遂にその日が来たのかしら?がんばるしかないわ!(^^)

 

ということで、皆様、真風さんは巴里祭です。ニュースはこちら!

kageki.hankyu.co.jp

宙組・王妃の館 新人公演感想 歌上手さん勢ぞろいの新公、留依蒔世さんの見事な主演です

皆さま、こんにちは。宙組さん「王妃の館」新人公演を観劇してまいりましたので、感想をお届けしますよ!

さぁーー、いくわよーー!!

って、あれ?miyakoguさん、ただいま超絶忙しいんじゃなかったっけ? ええとまぁ、何つーの、別口ですよ、別口(「バレンシアの熱い花」でドンファン・カルデロが言うセリフでお願いします)

何のために日曜働いてるって、すべてこのためですんで(^^)。 

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1.留依蒔世さんの北白川右京

ええ声でした。歌上手さんの留依さん。本領発揮です。お見事、お見事!

最初、少し緊張されているかなと思ったのですが、「きたきたきたーー!」の場面で爆笑を取られてからはぐんと乗っていかれて、歌われるたびに劇場を掌握している自信をもたれたのではないでしょうか?

感心いたしましたのが、感情表現でした。北白川右京が、自分自身ではのぞきこみたくなかった心の淵をのぞきこむかのような歌。「空っぽの心」と歌い始めるところ、まぁ様はぐっと世界を創ってこられますが、瑠依さんの歌唱も見事で驚かされました。

彼女の声は耳にとても心地良い低音で、高音が伸びやかなまぁ様とは少し違う魅力をお持ちです。

今回の新人公演で、さすがに一番、自分らしい役を創ってこられたと拝見しました。本役さんに学びつつ、留依さんの北白川でした。お見事、お見事!

最後のご挨拶も立派でしたが、少し声が震えておられた場面も。初主演、無事に終えられて、おめでとうございました。

 

2.瑠風輝さん

さすがに新人公演主演を務めてこられただけのことはあります。最初から一番思い切った演技を出されてきて、本日、一番の笑いをかっさらっていかれたのではないでしょうか?(^^)

北白川に最後に「ずれてる」と指摘を受けて、「にぃちゃん、最後までありがとうな~」と去っていく場面、思わず客席から拍手です。

というか、瑠風さんが出てこられると、観客席がそれだけでくすくすし始めるのですね。笑いは瑠風さんが持っていかれましたヨ!(^^)

 

3.遥羽ららさん

かわいいなぁ。外国製のお人形さんみたいなお顔立ちです。声がお綺麗なんですよね。彼女は。抜群に歌上手ではないかもしれないのですが、すっとこちらの心に届く歌唱。私はとても好きです。

本役の実咲さんは、文字通り「シャカリキ・ツアー・ガイド」として、肩に力が入っていて、同時に少し頼りなげなところもあるのですが、遥羽ららさんは窮するあまりこんなツアーを考えてしまったんだろうなぁという頼りなさがありました。ツアー会社の社長にしてはちょっとかわい過ぎたかな。ふふふ。

でもなぁ、アラフィフのおばちゃんががしがし商売してても、話にならへんしなぁ・・。おばちゃん、演技指導で何か役に立つかしら? ←話が腹黒くなりそうなので、自粛してください、miyakoguさん?

 

4.歌上手さん勢揃いです

ええわ、宙組さん下級生さん!!歌上手な方、勢ぞろいです。

 

・鷹翔千空さんのルイ、水香依千さんのムノン

鷹翔さんはルイ14世です。なかなか気品がある王らしい佇まいに加えて、歌が始まるとぐっと存在感が増します。ルイ14世が持っている哀しさや孤独が立っておられるだけで伝わってくるような鷹翔さん。これはもう彼女の資質なのかな。

ただし、本役の真風さんの間が絶品なんですねぇ。新公を観て改めて思いました。真風さんって、出てくるだけで面白いんですよ。あの人。何なんだろう?

ムノンは水香依千さん。水香さんも飄々となかなかお上手でいい味を出しておられます。

ただ、こちらも本役の松風さんが上手すぎて、これはどうしようもないですね。ルイと北白川が踊っているところに急にムノンが出てくる場面がありますが、あそこのムノンの「ちょこちょこ、ずん!」という感じの出方が、松風さんは絶品です。

コメディって難しいわぁ。

 

・穂稀せりさんの岩波先生

お上手でした。よく通る声で、この難しい役をこなしておられて、天晴れです。いい声なんですね、穂稀さんは。

 

・秋奈るいさんと天瀬はつひさんの下田夫妻

秋奈るいさんは若さは隠しきれないものの、なかなかしっとりと。天瀬はつひさんがめちゃくちゃ演技がお上手で驚きました!本日の「この人、誰だろう?」さんその1です。表情も声も素敵です。これから注目いたしますね。

 

・小春乃さよさんの早見リツ子

瑠風さんに続く「笑いをとってましたさん」その2です。酔っ払い演技はなかなか。

北白川先生が「きたきたきたーーー!!」となる場面、片方の手をまっすぐ下にもう片方をまっすぐ頭の上に持っていかれたのですが、「早見君、ペンと紙を」と言われて、上下それぞれに渡されて、客席も爆笑です。ここは本日のアイスブレイク・ポイントだったのではないかと。楽しかった(^^)。

 

・優希しおんさんの近藤、愛海ひかるさんのクレヨン

優希さんはいかにも警官らしい風情。本役のあっきーさんが「いや、あなた、そんな警官おったら、交番連日人だかりよ?」という美形さんなので、無骨そうな役作りにされたのかな?クレヨンさんとの小芝居にいろいろ工夫が感じられ、好感大ですね。

愛海ひかるさんのクレヨンは、可愛い女子でした(^^)。美脚に美貌で、ちょっと美しく可愛らしすぎたかなぁ。最後のキス場面は、脚をがしっと開いて、「んぅーーーっぱ」という感じでニューハーフさんぽさがようやく出ていて良かったですよ。

お二人の小芝居や、愛海ひかるさんの身振り等、がんばって工夫をされているのが、とてもよく伝わりました(^^)。

ただ、これはなぁ。本役のあっきーさんとりくちゃんがものすごいカップルぶりを発揮しておられるので、なかなか及びません。特にりくちゃんのクレヨンは、このお芝居の結構な鍵。笑いは、金沢のかつらと、このカップルにかかっているのですよね。

りくちゃんがノリノリだからなぁ。りくさんはもっとくねくねしていて、がしっと脚を開いていて、声が急に低くドスが効くんですよね。下級生さんには難しいかもですが、がんばれ!

 

・潤奈すばるさんと雪乃かさりさんの丹野夫妻

潤奈すばるさんはめっちゃイケメン!かっこよかったです。この夫妻は、なかなか良いアクセントになっていました。カバンを盗み出そうとして見つかって、でも抵抗しようとする潤奈さんのパントマイムのような動きが、とても楽しかった。

 

・星風まどかさんのディアナ

さすがに存在感がありますねぇ。彼女の大人の女性としての声が私は好きなんですよ。少女っぽい容姿でいらっしゃるのに不思議なんですが。

鷹翔さんとのカップルは、愛らしい一対のお人形さんのようで、本役さんのゴージャスカップルとはまた違った魅力がありました。

 

・華妃まいあさんのミチル

ええ子なんやろうなぁというのがすっと伝わってくるミチルさんです。原作のミチルはなかなかの苦労人なんですが、華妃まいあさんのミチルは金沢のことが好きでついてきた可愛らしさを感じました。もう少し、はじけても良かったかなぁ。原作は少しお下品で派手派手なんですね。

 

・希峰かなたさんの戸川、真名瀬みらさんのピエール

お二人とも可愛かったし、お上手でした。ずんちゃんの戸川がはまっているだけに難しかったと思いますが、顔芸で希峰さんらしさを出されていたと思います。真名瀬さんのピエールが、すっとしてかっこよかった!金髪がよくお似合いです。

 

・朝比奈蒼さんのデュラン

鹿児島の飛行機での出会いから注目している朝比奈さんです。デュランとして、ホテル従業員の真ん中に立っておられて、生き生きとした表情。おおーーー。セリフも明確で、通る声をされていて、おおおーーーー!です。本役の美月さんが色っぽい支配人ですが、朝比奈さんは人の良さそうな元気の良さそうな支配人でした。

 

・本日最大の「この人、誰だろう?」さんその2だった若翔りつさん

カンカンの歌手の若翔りつさんが、本日最大の「この人、誰だろう?」さんでした。はつらつとした歌声、声量があり、姿勢が良く、出てこられたときにぴかっと光っておられました。カンカンの場を盛り上げておられます。ふぅむ、99期生さんなのか。身長174センチか、なるほど。おばちゃん、覚えるわな!

 

というわけで、皆さま、歌がお上手やわ!! 感心、感心。

ただし。コメディは難しいですね、やっぱり。痛感しました。

まぁ様と真風さんの絶妙の間、みりおんさんのしゃかりきツアーガイド、純矢ちとせさんの軽みのあるオールドミス演技、あっきーさんとりくさんの絶妙なカップル感。これらと比べるのは酷ですね。

実は脚本で途中、「ん?ちょっと間が持ちにくいかな?」という場面があるのですが、そこをぐぐぐっと持っていくまぁ様のお力はさすがです。

そういう結論となった新人公演でした。皆さま、お疲れ様。東京ではさらにがんばって、くっきりと個性を出されますように。おばちゃんな、書き上げたから、もう寝るわね!!

桜木みなとさんの「恋する季節」の残像と、中日劇場でご退団の彩波けいとさんの晴れやかな笑顔

皆さま、こんばんは。お元気ですか?

miyakogu、ただいま、激烈に忙しくしております。明日も再び新幹線ですが、午後は大阪に戻る必要があり。ほんまにとんぼ帰りやなぁ。

そんなオフィスでの日々の支えは、珠城りょうさんのカレンダーと真風さんのカレンダー。

ちなみに珠城りょうさんのカレンダーは既に3月(スーツ姿)、真風さんのカレンダーは昨年12月のまま(「王家に捧ぐ歌」の黒燕尾)です。

カレンダーの意味は全くございません。うん(きっぱり)。

ヅカファンってそんなもんですよね?皆さまもそうですよね?(同意を求めるmiyakogu)。ぐっと見つめてくるお二人からの目線のおかげで、本日、絶対に上げないといけない資料も作成できました。ありがとう!!(涙)

 

さて、蒲郡クラシックホテルでは、珠城りょうさんのスーツ姿への妄想、中日劇場では美しい早霧せいなさんの武士姿での客席降りの目線をまともに浴びてしまった衝撃波が残っております。ほんと、ジェンヌさんって罪よね!いや、みゆちゃん、すごいわ。あのお姿のちぎさんの目をまっすぐに見てお芝居できるって。美って慣れるのかしら?

 ↑ あの、miyakoguさん。そういうのをはさんでいるから、忙しいのでは?(理性miyakogu 心の疑問)

 

一方、宙組・大劇場「王妃の館」の残像はもちろん真風さんのソーラン節と美しい黒燕尾、デュエダンのまぁ様の左右に広げられる手でした。

その中で、予想外の残像は桜木みなとさんが銀橋で歌われる「恋する季節」です。ナオト・インティライミさん作詞・作曲の「恋する季節」。おばちゃんもな、YouTubeで観たわ。

ずんちゃんが銀橋で低音で歌い出す場面。「なぜだろう」の直後から、バイオリンの音が心臓のドキドキ音のように効果的に入ってきます。ごく一部だけ歌詞を引用してみます。(全部は著作権法的にだめですからね。)

 

「なぜだろう 今夜はうまく呼吸ができない」

「それはまるでポップコーンのよう 宇宙(そら)へとハジケトブ」

作詞:ナオト・インティライミさん 「恋する季節」より

 

「そら」が入っていたのか・・、歌詞に。

ずんちゃんの「王妃の館」での戸川さんがあまりに寝癖がぴんぴんしていて、リュック姿でのおろおろがかわいらしくて、思わず笑ってしまいます。ただ、ショウでは、いきなり男役全開でこられるのです。少しハスキーな低音ボイスの魅力。ぜひご注目下さいね。

 

中日劇場では、彩波けいとさんの晴れやかな笑顔もとても印象に残りました。

「歌劇」の退団ご挨拶で、「決して楽しいことばかりではなかったのですが」という趣旨のことを書いておられた彩波さん。

ご挨拶を拝見した時、「そうかぁ、そりゃ、そうだよなぁ」ととっさに思いました。私達が想像するよりも激しく厳しい競争社会でしょうから・・。

背が高い方が好きなmiyakoguは、よく目を惹きつけられた方でした。中日劇場のフィナーレ、大劇場よりは随分小さめですが階段を降りてこられるとき、5人組のセンターで降りてこられます。なんだか観ている私まで嬉しく思えるような、生き生きとしたとても素敵な笑顔。良かった。どうぞ、健やかに千秋楽を迎えられますように。

 

1月の大劇場月組さんの直後に宙組さん。そして中日劇場にバウホール公演。忙しい2月の観劇でした。とどめは今週末、初観劇の音楽学校文化祭です。

バウホールの「New Wave!雪」では、月組の前トップスター・龍真咲さんの退団公演「Forever Love!!」で使われていたお衣装がありました。

うん、自動的に「Forever Love!!」のDVDを観るわね。じゃぁ、珠ちゃんの白ベストを観ながら、娘の塾が終わるまでお仕事いたしますわ。

残像って困るよね。なんだかいろいろ無限にループしているような気がします。こわいわ、宝塚歌劇団(^^)。

中日劇場 雪組・星逢一夜 感想 恐らくの違和感の正体 お芝居に泣き、客席降りできゃあ(//∇//)

皆さま、こんにちは。miyakogu@中日劇場ようやく観劇です(^^)。
水曜日以来、名古屋出張で劇場付近をうろちょろ、挙げ句の果てに蒲郡で金曜夜を過ごして、ようやく観劇です。以下、スマホでてこて書いたので、読みにくいかもですが、感想をお届けいたします(^^)

1.お芝居に泣く

素晴らしかった。何回観ても泣く演目です。比較的クールな娘も涙腺決壊です。
子ども時代の場面から既に泣くmiyakogu。早霧せいなさんの少年、望海風斗さんの優しい声、負けん気でようやく自分を保っているかのような泉の咲妃みゆさん。素晴らしいトリデンテです。

子ども時代はよりくっきりと、そして、大劇場版より若い。青年時代の青さがそれぞれに見える、瑞瑞しくもためらいのある演技でした。特にちぎさんの晴興が。

大劇場版の晴興は、様々な使命を背負う中で、一人だけ先に老成せざるを得なかったように見えました。無邪気な少年時代の自分と、江戸で吉宗に引き上げられる中で急いで成長させざるを得なかった自分。
二人の自分に引き裂かれて行くような晴興の悲劇にはひりひりとした痛みがありました。その中で、彼の心に灯る暖かな星が泉であったと、大劇場版で私は思いました。

中日劇場版では、彼は迷いや揺らぎの中にいることがセリフからも伝わってきました。
晴興はまだ老成していないのです。いつかふっと三日月藩のかつての友の側についてしまいそうな危うさがある。そしてそれは大劇場版よりも若い吉宗に見破られています。まだ青さの残る晴興が中心にいる物語であり、登場人物が少しずつ若い、青年の物語だと私は感じました。

その分、少しばかり運命の苛烈さは和らぎ、この運命を1日2回も生きるって、だ、大丈夫なん?!というこちらの勝手な心配も減っています。ほっ(^^)。

もう頼むから止めてあげて!と号泣しながら思うのでなく、苦しくも美しい物語に酔える。そういう舞台だと言えます。
香綾しずるさんの若い吉宗、色っぽいわあ。月見の場面での姫達への声かけも、後で個別にお呼びだししてませんよね?!という現役感ばりばり。
桃花ひなさんの貴姫も美しく、頑張っておられます。髪に笹の葉つけてるかわいらしい方は桜路薫さんであってますかね?ローマの休日のキザキザジェラート売りの方ですよね。役作りに工夫がおありになって素晴らしいです(^^)。

あ、お芝居でちぎさんと翔ちゃんが客席を通り、星逢の祭りでもだいもんさんと蛍村の皆さまが客席を通らはります。少し離れたところでしたが、比較的近くでちぎさんの武士姿を観て、あわわわあとなったmiyakoguです。The・美やわ❤

2.客席降りできゃあ(//∇//)のショウ!

ショウはめちゃくちゃ楽しい。特に一階!(^^) ←ごめんね、2階席の皆さま。
プロローグでの客席降りと二度目の客席降りを含めて、14列目はめちゃお得❗
私と娘は少し後ろでしたが、幸いにもばっちり。目の前に彩凪翔さんが立ち客席を釣る、釣る。望海さんもちぎさんも走って来られ、一帯はきゃあきゃあです(//∇//)。
特にちぎさんが行く先々できゃあ(//∇//)。ちぎさんって実在してはるね。確認しました。うん。
私の大好きなゴーストバスターズも、真地さんのきゅっと手首を曲げた決めポーズを観られて幸せです。可愛いわあ。←大柄で可愛いらしい方に軒並み弱い(^^)。


3.大劇場版との違いへの違和感は恐らく・・

中日劇場版も素晴らしいお芝居です。皆さま、どうぞ安心してご観劇下さい。
ただ、大劇場版との違いから違和感を感じる方がおられるのも、とてもよく分かりました。
そもそも、演出の上田久美子先生ご自身もそうパンフレットに書いておられます。
2年前、初めて大劇場での演出を担当された上田先生とスタート間もない雪組の皆さま。そこにあったであろう必死さ、揺らぎ、不安定さ。

奇跡のような巡り合わせが、上田先生が書いておられる通り、怖いような力を作品に与えたのではないかと、私も思います。
そして、それは二年前の夏の雪組さんだからこそではなかったかと。
ひりひりするような魂の痛みがまっすぐに伝わる舞台でした。その分、観るのがしんどい方もおられたはずです。中日劇場版では、そのひりひりは和らぎ、息を詰めつつも「哀しくも美しい物語だ」と少し安心して眺めていられます。

当時から二年たち、宝塚を牽引する人気組、人気コンビになられた雪組さんとちぎみゆ、そしてだいもんさんとの確固たるトリデンテが今では完成していると言っていいのではないでしょうか?
雪組さんは美しい雪の結晶を作り出した。ということは、破綻も揺らぎも不安定さも今はほぼないのです。少なくともトリデンテについては。

今回の中日劇場版で、晴興が青い人物として描かれ、吉宗が兄であるかのようになったのは、もちろん演者の違いもあるのですが、演者側に成熟と安定があるが故の必然ではなかったかと。私はそう思います。

大劇場版での英真さんの吉宗は見事でした。
どっしりと揺らぎがなく、為政者としての冷たさがあり、晴興を引き立て可愛がると同時に、高みを共に目指すことを強く求める厳しさもありました。英真さんの吉宗はいくら、若者が揺らいでも大丈夫な基盤を舞台に作っておられたと思います。
一方、中日劇場版のがおりさんの演じる吉宗は兄のようであり、晴興と共に語らい、改革をすることに喜びがあると感じられた、言わば
揺らぎの感じられる、人間味ある吉宗だったと、私は思います。

成熟し安定した雪組さんには、今度は物語としての青さや揺らぎを加える必要があっただろうと思うのですね。
今の雪組のトリデンテは完成し安定し、上手いのです。文句なく。観客席も安心して物語に酔える。
二年前の雪組さんの演技は、観客席も運命の奔流と苛烈さに巻き込まれるようで、それは観る方によっては、時に苦しいものだったと思います。ただ、怖いようなエネルギー、ひりひりするような痛みは減っています。それは誰のせいでもなく、時が過ぎた、そのためだと私は思います。吉宗の沙汰による「救い」がある分、全体としては少しだけ甘くなったように私自身は思いました。

今の雪組さんだからこそ創り出される、美しく哀しく、「救い」も加わった物語の完成した世界。中日劇場版も、どうぞ観劇をお楽しみ下さい。

何より、客席降りが多いねんてば!!
ショウに加えて、ちぎさんの美しい武士姿を近くで観る機会なんてそうそうございませんよ!(//∇//)。ぜひどうぞご観劇ください。

ボンジュール、朝です(^^)

皆さま、おはようございます!(^^)
ボンジュール、朝です。

朝食はこんな感じです。
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朝食の席でテンションが上がり、三島由紀夫先生「春の雪」における鎌倉の海の波の描写について熱く語る娘。
途中、精神の少年性についての話になる中、なぜか男子が棒切れをすぐに持ちたがる話に(^^)。
「男子・・」、頭を抱える中学生娘です。
「遠足とかでさぁ、なんでかすぐに長い木の棒を持ってひきずるねん、男子は!エネルギーを温存しようという発想はないんかな。何でそんな非効率なことすんのか、さっぱり理解できないねん!」
憤慨する娘です(^^)。
私が今、読んでいる「ホモ・サピエンス全史」に、人類は狩猟採集の時代が一番長かったと書いてあるから、いかにも役に立ちそうな木の棒を持ちたがるのもしょうがないで、となぐさめておきました(^^)。
高尚な文学の話から、男子の棒の話まで、話題は幅広くね(^^)。
では、行ってまいりまーす。
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蒲郡クラシックホテルの王道感 珠城りょうさんの故郷の海風

皆さま、こんばんは!! ←テンション高いmiyakoguでお届けしまっす。

くくくく。いやーー、ええとこだす、ここ蒲郡クラシックホテル。昭和9年建築、皇室の方々もご宿泊になったというクラシカルで王道感のあるどっしりとしたホテル。月組トップスター・珠城りょうさんのようです。

さぁ、皆さま、ご一緒に!

 

まずは外観から。ここは三島由紀夫さん著「春の雪」の松枝侯爵邸ですかっての?!本多の珠ちゃんが「松枝はいますか?」って来た玄関、ということでお願いします。

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階段をあがりますよ。グランドホテルで歌われる「ベルベット・ステアーズ」(原曲の方ではそのように、要は階段)です。ようこそ、本多様。あ、男爵か。うんうん。

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ああーー、グランドホテルのロビーですかっての?!(やや小規模なですが)

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やっぱり、ロビーには椅子が! 

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そして、「きらめくシャンデリア」ですよ。男爵ですよ!←落ち着いて。

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2階のテラス席です。

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テラスから見える海。「う・みーーー!!」 ←テンション高いので放っておいてあげてくださいね・・。

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そして夜も更けて・・・、ドクターが歌う「ビハインド・ザ・ドア~」ですね。

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皆さま。お仕事や家事や育児をがんばっていると、たまにはこんな素敵なこともあっていいかな?海風のまち、蒲郡。珠城りょうさんの故郷です。

 

おばちゃんもな、テラスで歌うわ!!

「花が咲き香りて 月も誇り高く

 雪は清らに 星は永遠(とわ)に 宙に抱かれ」

出典:「愛する故郷」作詞・稲葉大地先生 宝塚歌劇団月組公演「カルーセル輪舞曲」より

蒲郡には、実は娘も合流、テンションあがっております。娘の感想はこちら。

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このホテルは松枝侯爵邸なの?!みゆちゃんの聡子さんはどこから走ってくるの?!」←親子で思うところは一緒。

「何というかなぁ、この建物は労働とは関係のない一生を送った人が、何も生まずただ人生を贅沢に無為に生きた。そういう人の物語の香りがする」

 

ほぅぅ。三島由紀夫先生か、グランド・ホテルの男爵の世界だと、そういうことですね。

なかなか素晴らしい建築です。もちろんお部屋はややレトロ。実は温泉はないのですが、しばらく滞在したくなるような、懐かしいが日常とは別世界のクラシカルなホテルです。

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皆さまも機会があれば、どうぞお越しください。ええと、ほら、名古屋出張だけれど、ホテルが取りにくい時なんかに、どうかなぁーー??(注 JRで45分ほどかかります)

 

娘の到着時刻が読めなかったため、残念ながらホテルのメインダイニングではなく、夕食はまちの方で。

駅に戻る道すがら、「こんな海辺のまちから10代で宝塚に来て、トップになって。うううう(涙)」と感動するmiyakogu。横で「はいはい、わかりましたからねぇ~。はい、良かったですね~」。適当な相槌を打つ中学生娘です。

 

最初に駅に着いた直後、すぐに「あ、海の風だ」と感じました。山と海に抱かれた、クラシカルでどっしりとしたホテルがあるまち。珠ちゃんのダイナミックでいて、クラシカルな男役さんの姿は、この海と山から来ているのかもしれませんね。

では、明日は中日劇場!名古屋に再び戻ります。←まぁ、冷静に考えるとあほですね(^^)。

こちら中日劇場です 土曜までお仕事、がんばるよ、蒲郡になぜか泊まるよ(^^)

皆さま、こんばんは。お元気ですか?

miyakogu、ただいま、名古屋のホテルにチェックイーーーン(^^)。グランドホテルでも、シャトー・ドゥ・ラ・レーヌでもないけどね。

はい、こちらが中日劇場。ただーーし!!miyakoguはお仕事なのですだぁーーー(泣)。観劇は土曜日までお預けです。

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でもね、土曜日には観劇するよ。だから、それまでお仕事するよ、がんばるよ!

 

ところで、皆さま、ただいま名古屋は、結構なホテルの予約難なのでした。

大阪が一番予約が厳しいようなのですが、名古屋も。まさか、中日劇場にヅカファンが押し寄せているから??と思ったのですが、ジャニーズWESTさんのコンサートもあるからかな?全国的に大都市圏はホテル不足ですものね。

急に決まったこともあり、連泊する今のホテルも金曜日は一杯。他もなかなか確保できず、あったとしても、どうしても高くなりがちです。ほんの2週間前に来た時には、お得に楽勝で取れただけに、休前日の高いお値段を払う気にもなれず。関西人ですからコストパフォーマンスにはうるさいですしねぇ。ええ。まぁ。 ←ここらあたりから、何かを感じ取られたそこのあなた!(=中学生娘)その予感、合ってます。

 

名古屋で難しければねぇ、そりゃ、まぁねぇ。名古屋近郊に泊まろうかな、できれば温泉のあるところ、ってなりますよね。うんうん。

土曜日には中日劇場ですから、名古屋から離れるのもちょっとどうかとは思いますが、ホテルがこれじゃぁねぇ。←いや、miyakoguさん、普通にあるでしょう?取ろうと思えば? 

「理性miyakogu 心の疑問」はきっぱり無視するとして、そりゃぁ、やっぱり どう考えても蒲郡に 泊まりますわよね!うん、決まってる! ←どう考えても、ものすごーーく無理がある展開だと思いますよ、miyakoguさん?

 

ぶぉん!(注 感情miyakoguが理性miyakoguをぶっ飛ばした音)

というわけで、お仕事の後、蒲郡にて宿泊。そして中日劇場観劇という謎のスケジュールにより、私、ついに蒲郡に足を踏み入れますわ!!

ほーーほっほっほっほっほっ。月組・珠城りょうさんの故郷に滞在してまいりますよ~。うん、完璧な週末プランです。

ということを、土曜日に中日劇場にて合流予定の旦那はんはまだ知らないのです。くくく。

こういう小さな野心って、何て楽しいんでしょうね。うふふふ。働き女子のやる気の源だと気がつきました。

小さな野心。皆さまは何かおありになりますか?皆さまの小さな野心も、どうぞ実現しますように!

宝塚宙組・王妃の館/VIVA! FESTA! 感想3 お芝居のまぁまかダンス、黒燕尾のまぁまかダンス

皆さま、miyakoguとしたことが、大事なことをお伝え忘れてましたわ!!

これを伝えずして、どうするの?!

 

1.お芝居でのまぁまかダンス

ルイ14世が想い人・ディアナと再会できるシーンが見えてきたという北白川右京まぁ様。それはこの王妃の館ではなく、二人が幸福に過ごした時期のあるヴェルサイユ宮殿だと提案します。心が動かされるルイ。この男を信じてみようと歌うルイです。

ソファの周辺でわちゃわちゃしつつ、二人で「ヴェルサイユへ~」と楽しそうにのりのりに歌い始める楽しいシーン。

真風さんとまぁ様が二人で手を取ってワルツのように踊られます。もちろんルイがリード役、娘役さんポジのまぁ様。「あわわわわーーー」という妖艶さはございませんが、まぁ様に振り回される真風さんルイ。楽しそうで可愛らしいお二人に「ふっ」と笑ってしまいます。ただ、冷静に考えると・・・。

何やってんですかぁーーーー!!

ありがとうございました。

 

2.黒燕尾でのまぁまかダンス

男役さんの黒燕尾のところ、真風さんが後ろから出てこられて、まぁ様の背後でシンクロしながら踊られるシーンがきっちりございます。

「王家に捧ぐ歌」のような、息を呑む瞬間はないものの・・。この時の真風さん。一人だけ出てこられる時、いそいそ感満載です。

「まぁ様の次の相手役はわ・た・し」という真風さん心の声(注 miyakogu妄想によるあくまで幻聴)が聞こえてくるようです。うん。←miyakoguさん、真風さんは振りでやってらっしゃるので。落ち着いて。

中学生娘いわく、「真風さんが、結界張ってる」とのこと。あー、他の者はまぁ様に手出しすんなよ!という感じですね。わかるわぁ。

とりあえず、そのように見えたまぁまかダンスだということはお伝えしておきます。よし、これでミッション・コンプリート!

萌えの供給宝庫=宙組。ぜひご観劇ください。

 

お芝居感想はこちら。よろしければどうぞ!

mothercoenote.hatenablog.com

ショウ感想がメインの記事はこちら。よろしければどうぞ!

mothercoenote.hatenablog.com

宝塚宙組・王妃の館/VIVA! FESTA! 感想2 客席降りが楽しいショウ ソーラン宙組!と至福のデュエダン

※検索でこの記事が出てしまうようですが、千秋楽ライブビューイングの感想はこちらです。よろしければどうぞ!

mothercoenote.hatenablog.com

 

さて、雪組さんバウホール公演の感想に続いて、宝塚大劇場宙組さん「王妃の館/VIVA! FESTA!」の感想2をお届けします。

 (感想1はこちらです。お芝居について書いております。よろしければどうぞ!)

mothercoenote.hatenablog.com

1.素直に入ってくるお芝居に進化中

初日から1週間以上が経過し、よりくっきりと登場人物の皆様の物語が伝わってきました。楽しかった!冒頭からくすくす、くすくす。笑いを一杯、取っていかれる宙組の皆様です。ノリノリですね。以下は、まだ書けていなかった場面と演者を中心にお伝えしますね。

「シャトー・ドゥ・ラ・レーヌ」へ向かう光ツアーのご一行。銀橋で彼らを率いる実咲 凜音さんが可愛いくて、おもしろい!(^^) ちょっと足をがしっと開いて、旗をぶんぶんして。実は張り切ってるんですね。詐欺まがいだけれど、憧れのホテルへ案内できるという高揚感があります。光ツアーだけなら、何の問題もないツアーでしたのに・・。

その一行の中で、唯一、気がかりなセリフを言う存在が下田夫妻です。

下田夫の寿つかささん。ショウではまさかの魔女役で、赤の女王のような存在感ですが、ここでは初老の人生に疲れた工場経営者。寿さんは声の使い分けで、くたびれた感を出してこられるのがお上手です。

下田妻のふさ子は美風舞良さん。うまいわ。輝くような笑顔で、彼女の人生はこうやってがんばって笑顔をつくってきたのだと伝わります。その笑顔がすっと消える瞬間に、下田夫妻の窮状と葛藤が伝わってきます。

一方、影ツアーの丹野夫妻。夫の二八は凛城きらさん、妻の真夜は彩花まりさん。この夫妻がクールで黒尽くめでかっこいいんですね。りんきらさんがサングラスで、髪を額に少し垂らしておられて、どこのイケメン?!

また、影ツアーに参加している岩波夫妻。夫は我らがエチオピア王の一樹千尋さん。妻の正枝は花音舞さんです。うまいんだ、このお二人が!花音さんは腰を曲げて、年配の女性らしさをキープ。すごいですわ。

一樹さんは泣いてばかりの頼りないツアコン・戸川を「笑いなさい」と励まし、下田夫妻のパリでの心中を思いとどまらせるために、必死で説得します。夜間高校の先生だった岩波先生が説く「誰かのために笑う人生の素晴らしさ」をツアー参加者は感じ取ります。そして、それは亡霊のルイ14世の魂をも動かすのです。

このあたりで、涙ぽろぽろのmiyakogu。周辺でもぐすぐすっという音が聞こえてきました。

朝夏まなとさんのつんとした嫌味なセレブっぷりとそこから変わっていく繊細な青年らしさも、よりくっきりと伝わってきました。クレヨンの蒼羽りくちゃんの身振りも一層かわいらしく女っぽく、近藤の澄輝さやとさんとの小芝居もおもしろく(^^)。純矢ちとせさんの酔っ払いに愛ちゃんのかつらも絶好調!

ルイ14世はすっと出て消えて、まぁ様北白川と「ベルサイユへ」と歌う場面はのりのりです。

本日は戸川の桜木みなとさんがポジツアーの皆さまに「Viva Festaといういいショウがあるんです」と引率されていました。ずんちゃんのかわいらしい土下座泣き芸もぜひご覧下さい。

くすくす笑えて、涙もありのほっこりお芝居、ぜひご観劇くださいね。

 

2.見ごたえのあるショウ、客席降りも2回!

・第1章 Dancing Colorsの客席降り

主題歌の「viva viva viva festa!」、思わず口ずさんでしまいますね(^^)。

まぁ様が白いお衣装で登場後、うららさんの蝶に先導されて、フェスタの世界へ、というオープニングです。

宙組の皆さまがずらっと出てこられて、フェスタが始まるとテンションもアップ!真打ちで登場されるのは、落ち着いた色味ながら華やかな蝶の羽根を背負ったまぁ様とみりおんさん。ここがキャリアの違いかなぁ。まぁ様はどや顔で着こなしておられます。さっすがですわ。

月組の珠ちゃんもいつかきっと!(「カルーセル輪舞曲」で、緑色の羽根を背負っておられるのですが、まだちょっとね(^^)。かわいいんだけど。)

 

ちょっと、奥様! 客席降りが2度もあるんですよ。このショウは!!!

1度目がこのプロローグの場面です。2階席にも下級生さんが確か行ってはるのですが、この場面のはず。

そして、2度目はソーラン宙組の場面。今度はね、後ろのドアからどどどーーと入ってこられます。楽しいわぁ。

本日、奇跡的に下手の通路側のお席だったmiyakogu。テンションあがりまくり!!

最初の客席降りでは、澄輝さやとさん、凛城きらさんにハイタッチをいただき、笑顔の素敵な風馬翔さんと、ピエールで笑わせてくれる和希そらさんとは握手という奇跡で嬉しすぎ!

二度目の客席降りではちょうど松風輝さんの立ち位置でにっこりと。最高でしたわ。「誰かのために笑う」ってまさにジェンヌさんのことやん?!ありがとうね。

おばちゃんな、この2週間ずっとお仕事やったやん?報われたわ!!

 

・第2章 ヴァルプルギスの夜、真風さんの付け毛

魔女に囚われたみりおんちゃんを何とか助けようとする真風さんです。真風さんが魔女の手下と戦っている間に、「いけにえの娘」の綾瀬あきなさんと遥羽ららさんを逃がすみりおんちゃん。賢いやんか!

ここの真風さんがねぇ・・。金色がかった栗色の髪で、左側付け毛なんですよーーーー!!ロミオ風のまかちゃんです。

そして、みりおんちゃんが残していったお守りの力で、最後、みりおんさんを救出。そのお守りをつけてあげる真風さん。「エリザベート」のフランツ再びですか?の優しげな真風さんです。ええわ!!

 

・第3章 エンシエロ、下級生さんのコーラスに感心

ここは牛 VS 若者の戦い。役名「牛」っておもしろいなぁ、宝塚は・・。

朝夏まなとさんと蒼羽りくさんがかっこよく戦いますよぉーー。りくちゃんのグラン・パ・ド・シャ(というんですかね?)が何回もかっこよく決まります。先日、初観劇にお連れしたバレエをかなり本格的に習っておられる高校生のお嬢さんが一番感心された場面でした。

ここが「牛追いが~」という歌で始まりますが、かなり下級生さんばかりのはずなのに、お見事なんです。コーラスの迫力が。さすが!

 

・第4章 Be Mine

来たーーーーー!!!愛月ひかるさん率いる、韓流を歌われる宙組オラオラ戦隊です(^^)。

澄輝さやとさん、風馬翔さん、春瀬央季さん、和希そらさん、留依蒔世さん、瑠風輝さんと、総勢7名様。かっこいいわ、釣るわで、大変よぉーーーー!

miyakogu、一度目の観劇時に、ちょうど風馬翔さんがちょいちょいと指されている線上に座っておりまして、声が出そうになりました。風馬のかけちゃんだけは、暖かなええ子やとおもてたけど・・、見事に勘違い被弾!

二度目の観劇時は、オペラ越しで瑠依蒔世さんの勘違い目線上に。瑠依さんはこの場面、がっつりこられているようですね。ええことです!新公主演、がんばってね。

 

・第5章 YOSAKOIソーラン

ここやで、ここ!!!

三味線、太鼓、最後は笛。来るわ~。日本人の心にどーーんと訴えるリズムです。太鼓とともに、テンションが上がるmiyakogu。肌が粟立つかのようで、リズムが細胞に直接働きかけてくるようで、太鼓ってすごいね。立ち上がって踊りそうになります。

宙組さんがされると日本の伝統を保ちつつ、野郎感ばりばりに、かつスタイリッシュ!!娘役さんチームもクールで超かっこいいですやんか。ええわ、ソーラン宙組さん。

で、ここでも客席降りです。全員揃ってのソーランのところでは、後方ドアからざっと客席になだれこんでこられる皆さま。盛り上がる客席。

朝夏まなとさんが盛り上げてこられるんですってば!どっこいしょ、どっこいしょーー。まぁ様が耳をすましてこられたら、そりゃ、おばちゃんも歌うで!

最後に人数が減りつつ真風さん中心で「YOSAKOIソーランB」になります。ここでは真風さんが客席降り。本日は10列目付近でがっつり釣った後、10何列か目まで、下手側通路を歩いていかれます。隣を走り過ぎる真風さんの風を受けるmiyakogu。

きゃぁーーーーー!!(実録 miyakogu心の叫び)

珠ちゃんが「グランドホテル」で言うところの、「あなたが呼吸するのと同じ空気を呼吸するために」劇場に来ているんですねぇ。ファンは。実感です(^^)。

 

・第6章 誇りと野心の大地

きたきた、宝塚お約束ともいえる場面です。対立する2つの勢力がぶつかりあい、一方のリーダーをもう一方のリーダーが倒すけれど、融和が訪れ再生すると。一人の人間の中での葛藤が、このようにジェンヌさんのダンスと歌で表現されているかのようにも感じられます。

miyakoguのアラフィフ・ダイエットのように(?)、繰り返される葛藤と融和です。あ、これってダイエットの話かしら? ←完全に違うと思いますよ、miyakoguさん。それに、宝塚では再生まで行ってますが、ダイエットは一向に進んでいませんよ?

 

3.第7章 フィナーレの黒燕尾と至福のデュエダン

フィナーレDの男役さんの黒燕尾が、かっこいいんですってば。ばん!!(立ち上がるmiyakogu)。羽山先生の振り付けです。

最初にMの文字をかたどってスタンばる皆さま。Mの真ん中の頂点には真風さんです。まぁ様、みりおんさん、真風さん。考えてみると皆様、姓名いずれかの頭文字がMですね。

それと、皆さま。くくく、miyakoguもMですやん!!!!おばちゃんの、おばちゃんのための燕尾なの?!←miyakoguさん、落ち着いて。全く違うから。むしろ、頭文字O(O-va-chan)なんで。

 

黒燕尾の振付で、ちょっと前に進んでから腰を落としてステップされる場面があります。目線が落ちるため、下から見上げるように強い視線を客席に投げかけられることになります。その目がね。

ええんやって!!!

 

ここの場面。宝塚歌劇団の現メンバーで、最も白い蝶ネクタイの黒燕尾が似合われるのは真風さん!と思ったmiyakoguです。皆さまには皆さまの№1がおられるでしょうね。

ただ、その直後にバウを観劇して「真風さんと月城かなとさん」と思い直したことをここに告白いたします。月組の珠ちゃんはね、サスペンダー背中№1ってことでいいですか?

 

そいでねぇ、ばん!(立ち上がるmiyakogu)

デュエダンが素晴らしいですってば。ばんばんばん!!(机をたたくmiyakogu)

曲はホイットニー・ヒューストンさんの「The Greatest Love of All」とのこと。題名まで分からなくても、聞いたことがおありになる曲だと思います。

まぁ様ってさぁ、理想の彼氏なん?!

みりおんさんをお迎えに来て、後ろからそっと抱きしめて、まぁ様が後ろから見守る中でみりおんさんが楽しそうに踊り、合わせてまぁ様も踊り始め、大きく手を広げてみりおんさんを抱きしめて。みりおんさんの両手を取って、自分の肩にかけさせて。

ドリーーーーム!!!

 

あの長い腕を左右に大きく広げて「おいで」ってされたら、女子は走っていきますよ。いや、まぁ様も女子なんですが、あの優しい包み込むような包容力と雰囲気。とても素敵なまぁ様としっとりとした幸せに満ちたみりおんさんでした。至福のデュエダンです。

おっし!ショウの感想も書けました。皆さま、あのソーラン節と至福のデュエダン、ぜひご観劇ください。お見逃しなくね!

雪組バウ・New Wave!雪 感想 驚きの美形揃い 月城かなとさんのどや顔と吐息、永久輝さん・諏訪さん・縣さんにロックオン!

皆さま、こんばんは!本日は宝塚大劇場にて宙組公演を観劇した後、雪組さんのバウホール「New Wave! 雪」を観劇しました。バウの感想をまずお届けします!

 (宙組さんのお芝居の感想少しと、ショウの感想はこちらです。お芝居感想は別記事にございまーーす)

mothercoenote.hatenablog.com

1.美形しか、おられません!

参った、参りました!!

いやはやまったく。娘のために何とかゲットしたチケット、これは超危険な公演でした。美形揃い過ぎて、可愛い子一杯過ぎて。ちょっと今の雪組さんはいったい何がどうして、こうなりましたん?!

いや、確かに、雪組さん公演「Shall we dance?」の”社交男子”のユニットの時から知ってはいましたよ。月城かなとさん、永久輝せあさんが美形だってことは。

そこに加えてですよ!歌える上に洒脱なダンスが魅力的な端整な諏訪さきさん、下級生さんのはずなのに常に流し目、肩の動きに抜群の色気と切れのある縣千さんという超強力人材をプラスしての、この「New Wave! 雪」ですよ。

 

美形しか、おらんがな!(実録 miyakogu心の叫び)

あまりに楽し過ぎてチケットを追加したい。でも、チケットは全くございません。そういう公演です。(あるところにはあるーーさ、かもですが)

 

2.筆頭美形の月城かなとさん

その美形揃いの公演を率いる’筆頭美形’が月城かなとさん

月城さんはいろいろなお役を経て、ものすんごい「どや顔」をされるようになり、かつ、歌唱の際に随所に吐息を仕込んでこられるのですよ。

黒燕尾の美しいお姿、シナトラのように白いマフラーをかけたお姿。

白いマフラー姿のときにねぇ・・。音楽が鳴り止み、観客が息を詰めて見つめる中、舞台には月城かなとさんがお一人。タイをゆるめ、肩にジャケットをかけて階段を歩いて降りて、ジャケットを床に落とします。一連の流れを息を詰めて見る我々。その視線を一身に受け止め、空間を支配する月城さん。堂々たる真ん中の色気でした。

加えて、真っ赤な宝塚スターらしい派手派手お衣装を着こなすお姿。この時、胸元が開いておられて、きっらきらのネックレスをされているのですが、その胸元が女性的でもあり、ものすごい魅力的なんですってば!!普段、あまり胸元は開けておられないためか、娘ともども、どっきどきです。

どれもお美しいやんか!

ええ加減にしてほしいわ!! ←歓喜している。

 

私と中学生娘は後方下手にいたのですが、白い長めのコートを着て、ハットをかぶって下手通路に奥のドアから登場される場面があります。(確か、そのシナトラの流れの最初だったと思います)

その横顔と、斜め後ろからの後姿を間近で見てしまった中学生娘のコメントがこちら。お聞きください。

 ↓

 ↓

「あのさぁ、近くで見たから、実在してはるんやな、というのはわかるねんで」

「でもな、手を伸ばしたら、すって手が通ってしまいそうな気がするねん、れいこさんは」

要は現実感のない美だと言いたいわけですね・・。うちの娘はかねてより、いつか”月の城”からお迎えが来て、月に帰ってしまう人のような気もすると申してはおります・・。いや、月組に行かれるんですけどね(^^)。

特に印象に残りましたのは以下です。

・雨の凱旋門

・散らば花のごとく(さすが新人公演主演作、見事でした。美しい燕尾服姿で歌われます)

・Night & Day(散らば花のごとくの続き。なかなか見事に歌いこなしておられ、かつひとこさんとのダンスが最高でした。というかひとこちゃんの女装、あ、失礼!が最高でした)

・第一部で歌われるToo Darn Hot吐息交じりのお色気たっぷり歌唱でございました。ご馳走様です)

ごめん、雪組ファンの皆さま。この声が通って、歌えて、美しくて、色気があるれいこさんに月組の珠ちゃんのところにお越しいただいても、本当によろしいのでしょうか?

 

2.永久輝せあさんのスマートな色気

永久輝せあさんは何でもできて、かつ美形という恐ろしい方。新人公演での見事な主演ぶり、「るろうに剣心」の剣心の影を演じられた姿が、印象に強く残っています。

その上で、MCがちょっと頼りなかったり、スカステではくねくねしてたり、放っておけない可愛らしさもお持ちなのがひとこさんの魅力ですが、公演では熱く、スマートに、堂々と。

そして、月城さんとのにっこにっこの「Night & Day」のドレス姿。最高でした。登場シーンで、後ろの方から「にゃはっ」という驚きと喜びに満ちた笑い声が聞こましたよ(^^)。

ちょっと女装感があって、がしがしっと踊っておられるのが、楽しくておかしくて。でもちゃんと可愛いかったです!(^^)

 

3.諏訪さきさんの洒脱なダンス

諏訪さきさんは歌もお上手なのですが、ダンスや身のこなしに洒脱な軽やかさがある方。すべるように滑らかに踊られるのですね。

今公演では、れいこさん、ひとこさん、諏訪さきさん、縣千さんの4人がティンバレスをされたり、何かとご一緒にご活躍。「One Song Glory」の場面で、中心になっておられたかと思います。

諏訪さんの手の動きが他の方より優雅で、その分、全体としての印象も軽やかで抜け感がおありになります。拝見していてうっとり。スーツもとてもよくお似合いでした。彼女もセンターに立って場を持たせるお力がある方と拝見。楽しみな方です。

 

4.縣千さんにまさかのロックオン

私と娘の席は下手だったのですが、縣千さんの目線のまっすぐ上の線上にあることが多く、まさかのロックオンです。オペラ越しの勘違い目線のオンパレードでした。

縣さんは目力が強く、ほぼ全て流し目ですか?という色気のある目線でこられるものですから、こちらは吸い込まれそうに・・。特に肩の動きが素早く鋭く、切れのあるダンス。末恐ろしい方ですよ。

もちろん、お歌やまだ高い声など、様々な点が成長過程ですが、ものすごい魅力的な「目」をお持ち。楽しみな方です。

って、そんな方ばっかりやんか! あ、それこそ、New Waveということですね。

 

5.印象的だった皆さま

ものすごいね、愛すみれさんは!!迫力ある歌唱も、色っぽい歌唱も、何でも歌えますやんか。雪組のお宝の人材ですね。

同じく叶ゆうりさん。愛すみれさんとお二人で歌われた「Rock on!」。背が高くて歌えて存在感があって、かっこいいなぁ。随所で歌唱をリードされています。

「エメ」を歌われた陽向春輝さんと桜庭舞さん。お二人ともお上手で、びっくりしました。この場面のダンスは永久輝せあさんと野々花ひまりさんのお二人。永久輝せあさんのロミオ、はまりそうです。いつかされるかな?野々花ひまりさんのダンスも他場面も含めてお美しいものでした。

陽向春輝さんは客席降りで近くまでお越しになったのですが、がっつり釣りまくり。そういうやる気が好きです。

彩みちるさんは中心の場面がいくつかあり、ご活躍。キュートな声と身のこなしが少女性を感じさせて素敵でした。

下級生さんの紹介は本日は優美せりなさん。小学校時代にエジプトで過ごされた時期がおありになるそうです。彫りの深いお綺麗な方ですね。

書ききれませんでしたが、皆さま生き生きとご活躍で、本当に素晴らしかった!できればもう一度、いや後二回くらい観たい演目でした。チケットないなぁ・・。

 

月城かなとさんの雪組集大成とも思える存在感、真ん中感。美形と可愛い子しかおられない雪組さんのNew Wave。ぜひご観劇をお楽しみください。