代取マザー、時々おとめ

宝塚の観劇感想メインのブログ。たまたま代取(代表取締役)になったワーキングマザーの日々と哲学。

【宝塚歌劇団】「王家に捧ぐ歌」まじめに感想 その1 若き知将・ラダメス

さて、このブログの本来目的の記事(本来は、ワーキングマザーの時間術的なことだったんです)もようやく一つ書けたし、ここらで一つ、真風さんの黒塗金髪前髪超絶イケメンのフィナーレは置いておいて、今日は真面目に「王家に捧ぐ歌」の感想を書いてみたいと思います。だって、お仕事がんばって終わらせたもーん(浮かれている)。

 

その1.主要キャストの皆様の演技

●朝夏まなとさん=まぁ様の演じるラダメス

公式HPの主な配役欄に「エジプトの若き武将」とありますが、作戦にも優れ、そして何よりもぐっとくるのが、自分が谷底に残る役をしなければ、たとえ戦に勝ったとしても、エジプトを信じる気持ちが薄らぎ、それは勝利ではない(たしか、趣旨はそういう意味です)と言うところ。

えっらいやんか!ラダメス。若いのに、よぅわかってはる!

そりゃ、常に王家のことを考えているアムネリス様も惚れるわ。彼は若いけれど、人心を掌握する能力に恵まれた知将だと思う。

そして、それはなんだか、まぁ様ご本人にも通じるところがあるような。

私の限られたごく浅い観劇歴で申し訳ないのだけれど、まぁ様の声は過去の映像で観ると、低音のとき、時々くぐもるように聞こえる時があったように思う。でも、今では本当に 伸びやかに劇場一杯に歌っておられて、若くて素敵な武将というのが歌からも伺えました。

 

●実咲凛音さん=みりおんさんの演じるアイーダ

さすがに非常にお歌の上手い娘役さんで、まぁ様とのハーモニーも心地よく、すばらしかったです。

ただ、最初に観劇した時、とてもお歌はお上手だけれど、少しばかりずっと力強すぎなのかなぁ?、セリフや歌に、緩急つけていただけると、もっといいかなぁ?と思いました。

もちろん、銀橋での「ふるふる」はとってもかわいい

ただ、少しばかり残念なのが、これは設定がもともとそうなんだけれど、アイーダのかわいらしさが出る場面があまりなくって。女官はいじめてくるし、お父さんは利用してくるし、ウバルド兄さんには責められるし、エチオピアの囚人仲間からは「王女らしく」しか言われないし、アムネリス様は嫉妬で怖いし。

誰か、一人くらい味方になったってーや!と、おばちゃん、ぷんぷんでしたわ。

植田紳爾先生が、「宝塚百年を越えて」という本の中でご自身や宝塚について、いろいろ語っておられ、現役の生徒さんのお名前が何人か出てくる。みりおんさんは、その中のお一人で、やっぱり演出家が何かを見出す才能をお持ちの方だろうなぁと、期待しています。

 

●伶美うららさん= ゆうりさんの演じるアムネリス様

もんのすごいきんきらで、頭でかっのお衣装を着こなす美貌。うらやましい・・。

いや、ほんま、あれ、おばちゃんが着たら宴会芸にしかならへんわ。その前に細すぎては入らへんけどな。

私はうららちゃんのセリフの声が、結構好き。なので、「おやめなさいっ!!」、「控えなさいっ!!」、「するのです!!」という声が周囲を制圧するたび、ええわぁ、かっこええわぁ、婿もらわんで自分がファラオになったらええねん!と応援しておりました。

そんな中、本当に残念なのが皆様も書いておられるとおり、高音部の声の出にくさです。ええやん、もう、開き直ってばんばんいくしかないで、うららちゃん。

 

だって、落ち着いて考えてみたい。美貌、スタイル、歌、声、セリフ、お芝居、ダンス、衣装の着こなし、髪型やアクセリーのセンス。全部を持ち合わせることは、これはもう無理ってもんじゃないでしょうか?逆に全部そろっていて、本当にそれって魅力的なのかな?

 

人の才能は突出した何かがあると、逆に何かが欠落していると私は思う。様々な経営者、学者、建築家、アーティスト。その欠落した部分が逆にチャーミングな魅力になったり、一周回ってその人の強みに変わったり。

だからもう、うらら様は贅沢な衣装に負けない美貌と声の迫力がおありになるのだから、それでいいのではないか?と思った次第です。

 

うわ、お迎え時間が迫ってきたし、「まじめに感想 その1」は以上にて。

 

※お越しいただき、ありがとうございます。結局、「王家に捧ぐ歌」について19個もの記事を書いていました。よろしければ、ご覧下さい(^-^)。

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