中日劇場版の感想はこちらです。よろしければどうぞ!
皆様・・。星逢一夜、なめてました。号泣、嗚咽。泣き過ぎて頭痛のmiyakoguです。自宅に戻りました・・。タオルハンカチとティッシュ持参で劇場に行ってくださるよう、号泣警報を発令していいですか??
miyakoguだけでなく、周囲で劇の半分くらいはずずっという音の聞こえる作品。あくまで私の大変浅い宝塚観劇歴で申し訳ないのですが、初めてです。
まぁ、miyakoguはたいてい泣いていますが、しかしお芝居が終わった後、席を立てずに涙を拭いておられる方、ティッシュでとりあえず鼻水を拭う方、まぁ、皆様、大変なことになっておられました。
(以下、少しぼやかして書きますが、ある程度ネタバレすると思います。ごめんなさい)
花の道で咲いていた青い花。劇中では桔梗です。
何が観客を号泣させたのか?に関する考察は以下の記事にございます。よろしければどうぞ!
また、勢いのあまり、「星逢一夜」について、結局16個もの記事を書いていました。そのまとめがこちらです。よろしければご覧下さい(^-^)。
1.幕開き 美しい音楽に泣きそう
音楽がどなたかまでチェックしていませんでしたが、幕開きすぐに流れるピアノ、重なるフルート、オーボエ、その印象的な旋律ですぐに青木先生!!となりました。(もし、楽器を間違えていたらすいません)
私は青木先生の音楽に大変弱いのです。そして、印象的な場面で重厚に鳴り響くチェロ、バイオリン・・(ビオラかもしれません)。
ごめん、おばちゃん、もう幕開きの音楽が流れ、星の灯りを手にした雪組の皆様が天の川の流れのような形をつくり、流れるように動いておられる時点で、既に泣きそう・・。哀しい予感が走る旋律です・・。
2.ちぎみゆの再会に泣く
あーー、もうーーー!!思い出すだけで泣けます。
とにかく、子役で早霧せいなさん=ちぎちゃん、咲妃みゆさん=みゆちゃん、望海風斗さん=だいもんさんが出てこられた時点で泣けます。(源太=だいもんさんについては、項目を別にして書きます。子役の時点から素晴らしすぎました。)
三人の友情が始まり、少しコミカルに笑いを取るだいもんさん。しかし、続くナレーションのちぎちゃんの声が、その関係が変わっていったことを声だけで既に予言するかのような響きです。
江戸に行く事情になる紀之介(後の晴興、ちぎちゃん)、別れを惜しむ村の子ども達・・。しかし、泉(みゆちゃん)が一番辛いはず、悲しいはずとの指摘の中で、紀之介と泉のほのかな恋が始まっていることが示唆されます。
この場面のちょび康=彩風咲奈さんも大変お上手な、泣き虫へたれっぷりです。
そして、もろもろあり・・、そう、あり過ぎたのです(吉宗に気に入られる場面は好きです)。晴興は遠い人になってしまったのです。でも晴興が帰郷し、そして再会する二人・・。
この再会後のある場面、miyakoguは漏れ出る「ひぃぃぃっ」という悲鳴を抑えるために、思わず、持っていたタオルで口を押さえました。
あの二人、怖いわ、ほんまに。何してくれんねん、ちぎみゆ!というか、上田久美子先生様。ありがとう・・。
そして、その後のだいもん演じる源太。あかんやろ、あれは。泣くやろ!!
何してくれるねん、だいもんさん。ちぎみゆしか心の構えが出来てないっつーの、こっちは!!いえ、もうほんとにありがとうございます・・。もう、誰に感謝していいのか、わからないmiyakoguです。
3.一揆
そしてもろもろあり、そう、あり過ぎたのです、さらに。晴興はさらにさらに、本当に遠い人。そしていつか敵対する人なのです、民とは・・。この時点で、ちぎちゃんは幕府の重鎮とでも言うべき存在にまで上り詰めています。
あーー、もう!そんな立場に立たせんといたって!!お願いやから。
源太は三日月藩の村々のリーダーです。そして、晴興は幕府の改革のリーダー。運命は大きく動き、二人は対峙せざるを得ない・・。
その間にちらちらと見える、泉を巡る二人の意地と、しかし同時に根底に流れる友情、分かち合った星を見たひととき・・。
しかし、二人は戦わざるを得ない。そういう立場なのです。どうしても・・。
私はこれは目には見えない戦いを潜り抜けてきた大人の男性にこそ、わかる、そういう物語かもしれないと思いました。
この場面の裃の片方を脱いだちぎちゃん、その美しさといったら!!そして、その殺陣の美しさと、やがて訪れる哀しさ・・。
観客席はもう号泣、決壊です。 (続きます)