皆様、こんにちは。関西は清々しい初秋の一日ですが、関東・東北で水害や地震に遇われた皆様、お見舞い申し上げます。
本日はNHKで「経世済民の男・小林一三」後編が夜9時から放映されますね。実は娘の用事があり、今日の午前中、たまたま池田近辺に出かけていて、駅前のイタリアンのお店で娘とランチをしていたとき、はたと気づきました。
「あれ?確か、池田に逸翁美術館があったんじゃなかったっけ??」
調べてみると、確かにこのお店から徒歩9分のところに逸翁美術館・小林一三記念館があるではありませんか?!これはもう行くしかありませんね(^-^)。今日のドラマでも登場するかもしれませんしね。
塾の宿題が気になる娘のため、ごく駆け足で記念館を拝見してきました。
(ドラマを拝見し、少し写真を足しました。使われてましたねぇ、この建物。感想記事をアップしましたので、よろしければこちらもご覧下さい。)
NHKドラマ「経世済民の男 小林一三」後編 まじめに感想 小さな希望の灯火の意味 - 代取マザー、時々おとめ
1.小林一三記念館「雅俗山荘」
小林一三先生がお住まいになっていた洋館「雅俗山荘」が公開されています。こちらは「小林一三の事績を紹介する施設として、2010年に開館」されたとのこと。昭和12年建設、昭和32年改修の建物だそうです。入館料は大人300円、中学生以下は何と無料です。詳しくはこちらをどうぞ。
各館のご紹介小林一三記念館 | 阪急文化財団について| 阪急文化財団
受付を抜けると玄関です。私達家族は、京都の山崎にある「大山崎山荘美術館」の建物(築およそ100年)が好きなのですが、その意匠と通じるものがあるような洋と和がミックスされた玄関。とても素敵ですね。
(小林一三記念館 玄関)
©miyakogu,2015
こちらに小林一三先生が本当にお住まいになっていたのか?!と娘は大感激。なんといっても、夏休みの宿題に「小林一三新聞」を作成しておりましたので。宿題の前に連れていってあげたらよかったな、と思いましたが、そういえば夏休み最終日にやっつけてましたから、無理でしたね・・。
(小林一三記念館 1階、2階に続く階段)
©miyakogu,2015
2階には小林一三先生専用の応接間もありましたが、こちらは1階ロビーの客間という感じです。
(小林一三記念館 書斎、書斎の向かいの応接間)
©miyakogu,2015
おおーーー!こちらが一三先生の書斎!miyakoguが一番心打たれた部屋です。
この机でいろいろな構想を練ったり、宝塚歌劇初期の脚本を執筆されたりしたのかと思うと感無量です。後ろの本棚には蔵書の一部が飾られているようですが、書画や日本美術に関するシリーズの本が多かったように思いました。娘はとりあえず、「拝んでおこう」と各所を拝んでおりました。
また、奥様のコウさんのお部屋もあるのですが、そこに飾られていたお写真を拝見したところ、確かにとても素敵な方でした。そして、ご家族写真の中のコウさんはドラマで演じておられる瀧本美織さんとよく似ておられました。
もちろんドラマの方が同様の髪型にされているのだと思いますが、とてもよく似ておられるお写真が1枚あるのです。美しい方だったんですねぇ。
2.小林一三記念館 白梅館
宝塚歌劇関連が展示されていたのは、玄関から出て茶室の横を奥に進んだ白梅館でした。
ここでは、1914年に初めて上演された『浮かれ達磨』『ドンブラコ』『胡蝶』の脚本や資料、当時の写真の一部が映像で紹介されています。100周年記念事業で再演された『ドンブラコ』だけでなく、3本立てで上演されたのですね。
そして気づきました! ドラマに出てくる「借金ダルマ」って、この「浮かれ達磨」から来ているようなのです。画像が紹介映像の中に出てきて、ドラマの「借金ダルマ」とそっくり。なぜこんな変なダルマが出てくるのかな?と思っていたのですが、歌劇に出てきたものの再現なのかな?と納得した次第です。
誰よりも感激したのは娘。中学生以下は無料で入館できますので、小林一三先生の息吹を感じたくなったら、この素敵な建物にいつでも来ることができます。いろいろなところで、とりあえず拝む娘です。良かったね!(^-^)。
さて、今日夜、NHKドラマにこのご自宅は出てくるでしょうか? 楽しみに待ちたいと思います。