代取マザー、時々おとめ

宝塚の観劇感想メインのブログ。たまたま代取(代表取締役)になったワーキングマザーの日々と哲学。

宙組・全国ツアー メランコリック・ジゴロ まじめに感想3 お芝居ポイントと小学高学年娘の高評価

皆様、こんばんは。梅田芸術劇場の初日に続き、2日目お昼公演を観劇してきました。宙組さんのお芝居「メランコリック・ジゴロ」の感想のうち、いろいろな萌えや、素敵や、くすくすのポイントについて、本日は書きたいと思いますよ。既に書いたところは省いて、細かなところを中心に!ただ、どうしても一部ネタバレしてしまいますので、これからご観劇の方、初見の方で気になる方は、お読みにならないで下さいね。

今日は小学高学年娘と2階席から観劇。1階を練り歩くまぁ様の「ちゃら素敵」ぶりは拝見できませんでしたが、その分、「シトラスの風」のオープニングの水色・黄緑色・黄色の美しい色彩のグラデーションと、座っている娘役さん達のドレスの広がり具合が美しい円弧を描いている様が確認でき、新たな発見も多々ありました。客席降りが一部しか見えないのは残念ですが、2階席も楽しいですね。

本日終演後は、あちこちで「すっしーさんが!」とのお声が聞こえてきました。ショウでのダンスへの驚き満載、という組長さんのご活躍ぶりです。

(初日の感想1はこちらです←全体感想と主に御芝居)

(初日の感想2はこちらです←主にショウ) よろしければどうぞ!

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1.お芝居の様々な萌え・素敵・くすくすポイント

・オープンニング後のスーツケースに座ってのダニエルとスタン

オープニング後、しばらくすると最初の爆笑場面ですね。ダニエルがパトロンに気づかれないうちに、田舎地主の娘を振り切る場面です。

何とか振り切った後、スーツケースに座り歌うダニエルとスタン。お二人ともロングコートがお似合い。他の場面もそうなのですが、スタンは結構、荷物を持ってあげたり運んだり。なんだかんだと放っておけないんだろうなぁ、とほほえましい場面です。

 

・ボウル・ルームでのジゴロ姿の真風さん

パーティの場面に颯爽と登場するタキシードの真風さん。ほんと、かっこいい!メンズ雑誌のモデルでもいけそうです。紳士服のモデルに登場していただきたいほどのスタイリッシュな真風さんを拝見でき、大満足です。これでしばらくがんばれそう!

 

・街角での白いコートのまぁ様

パトロンを失ってしまったまぁ様。優雅な生活もアパートも大学に通う学資も全部打ち切りですね・・。そうは言ってもタキシードの上から白いロングコートを肩にかけ、哀愁が感じられる素敵なまぁ様です。ここで歌われる時の声が好きです。少し切なさを込めた透明感のある声、ダニエルが本来は純粋なところのある人間であることを示すような歌声です。

パーティでダニエルを振るレジーナを演じておられる綾瀬あきなさんは、小顔のかわいい方ですね。上流階級の女性らしい優雅さ。最後の場面で再登場されますが、その時のダニエルへの粋な「さよなら」が好きです。

 

・計画実行後のカフェでのがっかり場面でのティーナ

星吹彩翔さん演じる弁護士マチウを無理やり巻き込んで、睡眠口座からお金を引き出す計画は成功したのですが、期待どおりのお金ではなかったことで、がっかりして帰ってくるダニエルとスタン。特にスタンはがっかりのあまり、当り散らし気味です。いけませんよ、真風さん。そんなに怒っちゃ、の場面です。

ここの場面の、真風さんの相手役・ティーナがとってもかわいい!ティーナを演じておられるのは彩花まりさん。宙組さんメンバーのお名前と顔がなかなか一致しないmiyakoguですが、お姿に見覚えがあり調べたところ、バウホールの「サンクチュアリ」で、ルイーズ(侍女)を演じておられた方です。確か、アンリの味方として敵方の情報を集めていたお役の方ではなかったでしょうか?品のある立ち姿で、アンリのために働くお芝居もお上手な方と覚えていました。

今度は全く違うお役です。ショッキングピンクのはではで衣装に身を包み、愛月ひかるさん演じるバロットと対をなすような、頭は回らないんだけど可愛らしくて、一生懸命スタンを愛している役。スタンの帰りを待つ前に、いーーーっぱいお買物をしてしまい、お金がないことがわかって、買物の品を全て返す羽目になります。

そこの場面がおっかしいんですよ。丁寧に品物を返してねと迫る実羚淳さんの演技も、間がお上手で笑いを誘います。ティーナが顔を崩して泣き、スタンに怒られて帰る場面、ちょっと「吉本?」って感じで楽しかったです(^-^)。

 

・ダニエルの優しさ

そして、ここでも優しいまぁ様!ティーナを気遣います。さすが、宝塚№1のちゃらお様。息をするかのように、女子に優しいまぁ様です。あ、お芝居のダニエルでした(^-^)。

ダニエルはフェリシアのことも結局、「お兄ちゃんなんだから」とスタンに押し付けられ、ホテルまで送っていきます。

そこに至るまでのダニエルとスタンの掛け合いも最高におかしかったですね。スタンはその場、その場ですぐに態度や方針を豹変。それを一向に気にしていないところが、まぁ、詐欺師というか天然というか。真風さんが粋だけれどちょっと小ずるい、でも嫌味ではない大人の男を軽妙に演じておられることに感動するmiyakoguです。

一方、スタンほど調子よく自分を変えていけなさそうなダニエル。フェリシアを送っていきます。そこでのフェリシアの「一人って嫌ね」というセリフから、一層、フェリシアを放っておけなくなるダニエル女子には絶対に冷たくできないまぁ様です。あ、お芝居のダニエルでしたね(^-^)。

そして、フェリシアの小さい頃からの「愚図だった」というコンプレックスや境遇を、素敵な言葉で言い換えてくれるまぁ様ダニエル。

この場面は、まぁ様の優しさが漂う演技はもちろんのこと、正塚先生の書かれたセリフが素敵です。「嫌な目にあったり、ついていなかったりしたやつは他人の気持ちがよくわかる。そういうやつは人に嫌なことはしない」という趣旨のセリフ。正塚先生は一体、どういう人生経験から、これらのセリフを書かれているのでしょうか?夜の街角でのお二人の素敵な場面でした。

(もしかすると、上記のセリフは閉じ込められた場面だったかもしれません。以下の「でこぱっちん」を含めて、場面がごっちゃになってたら、ごめんなさい。いずれにしても、素敵なまぁ様とみりおんさんのやり取りです) 

 

・でこぱっちん

そんな素敵なセリフで人生について、しみじみと感じ入っているところへの、まぁ様の「ばかだな」的な”でこぱっちん”。はぁーーーー(-_-) 。

恐らく、劇場中が「なんちゅうこと、すんねん!(大阪バージョン)」と喜びのため息をついたことでしょう。隣の娘と顔を見合わせ、アイコンタクトで伝え合うmiyakoguです。

 

・逃げる準備のスタン

その後、怪しげな一味の登場でいろいろまずそうな事態に発展、追われるのはごめんだと、一人だけとっとと逃げる準備をするスタン。トランクに服やタオルを詰めているのですが、真風さんがきちんとたたんでいかれるのをご覧になりましたか?お掃除や整理整頓がお得意な方だったはず。「ちゃんとしてはるなぁ」と変なところで感心するmiyakoguです。

ここのダニエルとスタンの掛け合いも笑いを誘う場面。でも実はまぁ様ダニエルが一枚上手で、今度はスタンが丸め込まれて一緒に逃げようとします(結局、失敗して、スタンだけが逃げるんですけどね)。ティーナの荷物も持っていってあげる真風スタン。何やかんや言っても、大事にしているんですねぇ。可愛いかったです。

 

・衝撃の「お前が好きだ!」発言

そして、いろいろあり、フェリシアは実の父との再会を果たし、結局、本当の兄妹ではないことがばれます。隠されていた財産を二人で見つけ、自分のまちに帰ることになるフェリシア。

見送りに来たところで、レジーナとの再会もありますが振り切り、汽車が出る間際、フェリシアを引きとめ、ダニエルはいきなり叫ぶのですよ。

「お前が好きだ!」と。

ひゃーーー!! いきなりの告白にこちらは赤面ですよ、ほんまにもう。そして、その言葉に、フェリシアは抱きつくのです。小さい頃のエピソードや図書館での勤務振りから察するに、「愚図」とからかわれ「すみません」が口癖になってしまっていた女の子の心を、まぁ様が溶かしてくれる、とても素敵な瞬間です。あ、お芝居のダニエルでしたね(^-^)。

これは女子のドリームじゃないですか? ハートフルな人間ドラマに見せつつ、最後にはきっちり、宝塚らしい夢を織り込んでおられる素敵な赤面のエンディングでした。観劇後に合流して一緒にお茶したヅカ仲間は、「あの告白ですべてふっとびました!」とのこと。確かになぁ。まぁ様の女子にドリームを与えるお力は、半端ないです。

 

2.小学高学年娘の高評価

娘も、お芝居もショウもどちらも非常に楽しんだそう。お芝居は「星逢一夜」の方がやや上だけれど、ショウ「シトラスの風」が素晴らしすぎて、総合点的には娘にとっての№1公演「Sall we」「コングラ」の100周年東宝幕開け公演に肉薄しているそうです。なるほど、時々かなりの辛口の娘にしては、相当高い評価です。良かった、良かった。

お芝居はストーリー展開に、ショウは場面ごとのまとまりの見事さ、一つ一つが場面で成立しているにも関わらず全体が統一したトーンがあること、爽やかなのに熱気・エネルギーが感じられること、歌い継ぎの穴の無さに感動した様子です。特にショウは、人数が少ないにも関わらず舞台をむしろ狭く見せてくる宙組さんの爽やかな熱気、岡田先生の演出に感動した様子でした。

 

いやぁ、本当に楽しかったです。

ただ、一つだけ心残りがありました。公演前にチケットを手に劇場に向かっていた時のことです。お一人でおみえになっているらしいご年配の方から「チケット、余ってないですか?」とお声をかけられました。

そうかぁ・・。梅田芸術劇場は完売でいろいろサイトをみてもチケットはほぼ無さそうです。宙組さんの人気ぶりは嬉しいのですが、ご覧になりたくても難しい方がおられるのも事実。ネットを通じて様々な申込方法にトライできる世代はいいのですが・・。うーん、お電話受付のシニア枠とか?、何か良い方法があるといいなあ。

いろいろな方に、ぜひとも全国でご覧いただけますように。私のようにある日突然、雷に打たれるように宝塚ファンになる方もおられることでしょう。どうぞご観劇をお楽しみください。