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代取マザー、時々おとめ

宝塚の観劇感想。たまたま代取(代表取締役)になったワーキングマザーの日々と哲学。

働き女子&ワーキングマザーの皆様へ 映画「マイ・インターン」から考える 自分を認め、夢を許すこと

働き女子 ワーキングマザー時間術

皆様、おはようございます。昨夕見た映画「マイ・インターン」から得た考えをお伝えできればと思います。なぜ泣けたのか、何が琴線に触れたのかをです。

 

1.かけてもらった言葉を通じて、見ているのは自分自身

アン・ハサウェイ演じる若き女性社長ジュールズ(推定30歳)は、自分が試着して選んだ服を評価して販売、そのリアリティが受けて、自宅キッチンから220人規模に急成長した会社を経営しています。カジュアルで若い人材にあふれたワンフロアの広いオフィスを自転車で移動し、分刻みのスケジュール、まだ幼い娘が一人いて、ばりばり仕事をしていた旦那さんは彼女を支えるために今では専業主夫です。

会社が急成長したことから来る"がたつき"、実母との確執、旦那さんの浮気。次々と起こる問題。その中で一杯一杯なのです。

経験豊かなCEO(候補者はやっぱり全員男性)を迎え入れて、会社を安定させ、そして家族との関係、特に旦那さんとやり直そうとするのです。

ロバート・デ・ニーロ演じるベンは、その会社にやってきたシニア・インターン。ベンはジュールズが実施するCEO候補者との面談に運転手としてつきあい、サンフランシスコへも一緒に出張します。

最初は、いろいろ難癖をつけられる候補者ですので、ジュールズは容易に決断できます。「こんな人間に会社は任せられない」と。彼女はどこかで安堵していたはずです。やっぱり自分だと。

しかし、最後に素晴らしい候補者に出会い、真の決断を迫られるのです。ジュールズはCEOを降りることを決断します。これが「皆のため」、すなわち会社のため、旦那のため、家族のためにベストな決断。でも、自分のためではないのです・・。

ベンはジュールズをそばで見てきて、一緒にいる中で彼女を認める発言を何回かしてくれます。そして、CEOを降りる決断をしたジュールズに「自分の夢を”誰かのために”諦めたらだめだ、あなたはそんな人じゃない」という趣旨のことを言ってくれるのです。はい、ここで号泣するmiyakoguです。

 

2.自分を認め、夢を許す

ベンの言葉でジュールズは勇気を得ます。それは何の勇気でしょうか?

それは自分を認め、自分の夢を自分に許すことだと私は思います。ずっとがんばってきた女子。子どもがいて夫がいて実母もいて、自分一人の時よりずっと複雑になっている人間関係。そして忙しくなる仕事。その中で、ジュールズは必死でがんばり、何とかやってきたのです。

でも、同時にジュールズは旦那さんが仕事を辞めて専業主夫になったのは「自分のせい」だと、どこかで自分を責めています。その中で、彼は浮気をしてしまうのだと。

うまくやれていないのは、自分のせいなんだと彼女は思っているのですね。

しかし、ベンは「あなたは素晴らしい、長年仕事をしてきてあなたのような人を見たことがない」と認めてくれるのです。やり手ということもあるけれど、ユーザーに送るパッキングを「贈り物のようにしたい」と倉庫担当の社員に指導する姿から、彼女が手作りでここまで育てた事業だと伝わるのですが、ベンはその姿に感心したと言ってくれます。

 

ではそれはお世辞でしょうか?いいえ、違います。

ジュールズはがんばってきたのです。立派に。ワーキングマザーはそれまで見知ってきた「素敵な女性」「良き母」「良き妻」からは、自分が遠い人物像になってしまうことが往々にしてあります。自宅でお魚を焼くのでなく、焼き魚を買ってきたりとかね。あ、それは私の話ですね・・(^-^)。

それを自分自身につい責めてしまう、そういう思考回路に陥りやすいのです。

でも、それを第三者の目で捉えなおしたとき、どう映るか?実は既に十分に立派にやっているのです。それをベンは教えてくれている。しかも長年の人生経験とビジネス経験のある第三者の目からです。

ベンはさらに、自分の夢を誰かのために諦めてはだめだと言ってくれるのです。すぱっと。そして本当は自分自身で答えは出ているはずだということを付け加えます。

ジュールズは分かっているのです、どこかで。自分の夢、自分が育てた事業を手放すのはいやで、自分以外の誰も同じだけの情熱でこの事業に当たれる人はいないことが。でも、誰かに言ってほしかったんだと思います。自分の夢を自分自身に許す。そのことができなかったのだろうと思うのです。

 

それは「わがまま」でしょうか? いえ、私はそうは思いません。

それ以上にもっとよろしくないのは、「私はあなた方のために、自分の夢を諦めたのだ」と繰り返し旦那さんや娘に言い募ることではないかと、私は思います。

考えてみると、そういう人材の交流はとても珍しいのですね。ビジネス経験の豊富なジェントルマンの男性と、若きネット世代のワーキングマザー。本当は必要な出会いなのかもしれません(ただし、暖かなジェントルマン限定でお願いします)。

 

3.そう言われてみれば・・

前の記事で書いたように、私自身もそうです。

私は「娘と一緒に過ごす時間」を一番大切に思ってきたのですが、娘が小学2年ー3年の時に突如として大学院に進学し、働き・子育てをしながら2年間学び、ますます自分を忙しくしました。まぁ、あほですね・・。でも、それは自分に必要なとても学びたいことだったのです。(この点について、詳しくはまた)

その時に多くのおじ様達に励ましていただきました。彼らいわく、「自分も大学院で学び直したかったけれど、その気力がなかったから、実行している点で本当に偉いと思う」、「学び直したいと思う人は一杯いると思うけれど、実際にそうするのはごく一握りで、そこが偉い」と。

そして今もそうです。以前から存じ上げているおじ様達に名刺を出すと、何だか皆さん、喜んでくださるのです。外からの認識で自分自身を認め直す。そんなことがあってもいいのではないかと思います。

 

4.夢に近づく=変わる自分を受け入れることが必要に

皆様は、自分を認め、自分の夢を自分に許しておられますか?

分かる方にはお分かりいただけると思いますが、ぼんやりとした夢のうちはいいのです。夢を実際に実現しようとするプロセスには困難も有頂天も含めていろいろな変化があり、「今までとは違う条件、あるいは変わっていく自分を受け入れる」必要性が必ず出てきます。その時に自分だけで考えていると、どういうわけか自分を許すことがとても難しい。それがこの映画を観て、日本だけじゃないと分かりました。

ベンのように声をかけてくれる人がいて、「それでいいんだ」と背中を押してくれる。その暖かなドリーム。そこを描いた映画だと、私は思います。

うん、やっぱり、今の自分でいいんやね!前からおもてたけど、ダイエットとかもうええんとちゃうかな?! 

あ、でもベンと恋に落ちる年配の女性フィオナを演じたレネ・ルッソさん。米国で有名なファッション・モデルだった60歳代の方、とてもとても素敵でした。とても美しいおみ足に素敵なファッション。

ううーーん。ファッションの色の組み合わせのみ、見習いたいと思います(^-^)。