代取マザー、時々おとめ

宝塚の観劇感想メインのブログ。たまたま代取(代表取締役)になったワーキングマザーの日々と哲学。

「週刊新潮11月19日号」プリンス・オブ・ブロードウェイの柚希礼音さん記事 本当に「残念なお知らせ」かな?

皆様、こんにちは。今日は柚希礼音さん「プリンス・オブ・ブロードウェイ」に関する「週刊新潮」の記事について、書いてみたいと思います。

(その後、11/29に梅田芸術劇場で観劇した感想はこちらです)

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宝塚大劇場の方は月組さん「舞音/Golden Jazz」がいよいよ開幕。原作はなかなか読み通すのが大変でしたが、宝塚の舞台ではかなり脚色されている様子。明日の観劇が楽しみです。

 

1.週刊新潮の記事概要

さて、宝塚ファンにとても悲しい思いをさせた「週刊新潮11月19日号」の吊り広告や新聞広告。タイトルだけご覧になった方も多いと思います。

ワイド特集「残念なお知らせがあります」の中の4番目の記事に以下の見出しでほぼ1ページにわたって記事が掲載されています。

「宝塚10年に1人の逸材 「柚希礼音」の芸能界船出が台無しの責任」

(出典:『週刊新潮11月19日号』第60巻第44号p41-42、2015 新潮社)

 

内容はまず、長年のファンの言として、先行予約の抽選にははずれたけれど、一般発売が始まるとどのチケットサイトでも簡単に入手でき、かつ特典がどんどん増えていったということが紹介されています。

はい。ではここで、miyakoguのケースを見てみましょう。

先行予約(梅田芸術劇場のため、観劇はまだです)で抽選にあたり、「やったわ!」と喜びも束の間。その後、確かにどんどん特典付チケットが増えていき、「おおーーーい、一番最初にすぐに買った人達はどうなるねん?」となっていましたねぇ。ま、それはいいとして。

新潮の記事に戻りますと、次に「ソロ曲は日本語詞」との小見出しと、本場ミュージカル俳優と比べるとどうしても歌唱力では見劣りしてしまう、的な内容が続きます。

そして、最後は芸能評論家の肥留間正明氏のご発言として、所属プロダクション・アミューズさんに苦言と言う形です。ちえさん自身は「宝」と比喩されており、要は所属事務所、その売り方はどうやったんやろ?という内容なのですね。

私は掲載されているちえさんのお写真が「きっれいーー」と感心いたしました。

 

2.確かに見知らぬ演目・・・

チケットはS席で14,000円、一番お安いB席でも7,000円と宝塚価格から比べるとややお高いです。

タイトルは知っていても、実際に繰り返し観たことがあるミュージカルは、多くの宝塚歌劇ファンにとってあまりなさそうです。私自身も海外ミュージカルは一時期滞在していたロンドンで観劇したため、その時はかなり集中していろいろ観劇しましたが、今回の演目の中では「オペラ座の怪人」くらいしか観劇していません。他にタイトルは知っていても通しで劇場で観劇した演目はなく、場面場面を映像で観たことがあるくらいです。

なかなか「チケット買うわ!、今すぐ!」となるには厳しい内容ですね、実際には。

 

3.英国版ミュージカル「TOPHAT」でも同じ現象→結果はブラボー!

さて、では実際にはどうなりそうでしょうか?

既に「プリンス・オブ・ブロードウェイ」をご観劇になった方のレポートからは、皆様、見知らぬ演目の詰まったシンプルなショウ形式にやや戸惑いながらも、その歌・ダンスと歌に載せた感情表現に驚きの声が伝わってきます。

実はね、梅田芸術劇場における英国版「TOPHAT」でも同じ現象がみられました。

チケットはS席13,000円/A席9,000円/B席5,000円とお高め。知らない演者達、オリジナルキャストとも異なり、どうかなぁーーという印象は否めません。

迷っていたところ、あるサイトからの「抽選で今なら8-10列目が取れます」というメールに「まぁ、あたらなさそうだけど」と申し込んだところ、直後に「当選!」とのご連絡。ほぅ、前方席が余ってたんかい!と思ったことを覚えています。そして、後から後から特典付チケットがわんさか。何の特典もないチケットを早めにつかんだのですね。我々は!

 

では、結果的にどうだったか?と言いますと・・。

圧巻、迫力、ブラボーの素晴らしい舞台でした。端っこの席こそ少し空いていましたが、ほぼ満席の観客からは熱狂的な拍手の渦でした。鋭い切れの圧巻のダンス、軽妙な演技、心情が伝わる歌唱、心地良いオーケストラの生演奏。トランペットが「ぷふぁー」となることもありません。

「劇場を楽しんだ!!」という満足感が、帰り道も翌日も余韻を残す素敵な舞台でした。素晴らしい舞台というのは、翌日にも幸福な余韻をもたらすものだと私は思います。

もともと、ロンドンでロングランにはせず、ファー・イーストの日本に持ってくるくらいですから(著作権のからみもあったとは思います)、果たしてどうか?と思っていた演目でしたが、とても楽しかったのです。必ずしも超一流の方々というわけではなかっただろうと推察しますが、幸せな観劇でした。

 ※その時の感想はこちらです。

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4.本場スターの歌唱をどうぞ

さて、今回の「プリンス・オブ・ブロードウェイ」。ミュージカルの本場の一つであるブロードウェイで主役を張っておられる方、トニー賞を受賞された方、トニー賞候補の方。こういった方々が揃うショウです。これ多分、ものすごいことになっていると思うのですよ、レベル的には。ショウスタイルのため、舞台装置などはシンプルなようですが主役を張る方が端役やコーラスも兼ねるというゴージャスさ。単なるファー・イースト巡業とは違うのです。

私自身は柚希さんのダンスと『オペラ座の怪人 25周年記念ロンドン公演』でファントムを演じたラミン・カリムルーさんがもともとのお目当てですが、トニー・ヤズベックさんが素晴らしいといろいろな記事で拝読し、とても楽しみにしています。

キャストの紹介では「今最も旬なブロードウェイスター、歌、ダンス、芝居と3拍子揃った超一流キャスト。2012年『CHICAGO』招聘版ビリー・フリン役で来日。」とのこと。2015年のトニー賞候補でもあった方で、まさに旬!

バレエでもそうですが、旬を過ぎた方が日本で出稼ぎというのは結構あっても、今まさにブロードウェイで旬の方を見られるというのはなかなかない機会です。

そして、先日、英国版「TOPHAT」を見た後で、星組「パッショネイト宝塚」を映像で観たのですが、改めて柚希さんのダンスが宝塚の中で群を抜いていたことがわかりました。英語の歌は、どうしても発音という壁(歌詞の意味が伝わらない)があります。先日、特番で観た「王様と私」の主演・渡辺謙さんも大変なご苦労をなさっていて、ブロードウエイでの評価も発音に関しては厳しいようでした。

しかし、ダンスについては、柚希さんは今回の出演者と並ぶ、あるいは上回るものをお持ちだろうと期待しています。歌がお上手な方は必ずしもダンスもできるとは限りませんから。また、宝塚のように美が伴うわけでもないのです。←ここ、大事。

加えて、この程度の記事に影響されるような柚希さんではないでしょう!そんなレベルの方ではないと思います。 外の世界に漕ぎ出し、また種類の違う努力を一歩ずつなさる方だと思います。彼女の「努力する才能」は、すごいものがあると私は拝見しています。

 ※以前に共演者のラミンさんについて書いた記事はこちらです。

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さぁ、宝塚ファンの皆様。ご一緒に本場のミュージカル歌唱を経験してみましょう!そして、ご観劇後、私とともに以下の経緯をたどってみませんか?(^-^)

本場ミュージカル俳優の歌唱と声に乗せた感情表現、ダンスに酔いしれる

・宝塚歌劇団との歌唱・感情表現の力の違いに愕然とする(除く歌うまトップさんや専科さん、柚希さんレベルのダンス等)

・少しがっかりしながらも、宝塚歌劇を再び観に行って「やっぱり、これこれ!」と再認識する

何が「やっぱりこれなのか?」、戸惑いながら考えてみる

「萌えか、結局、萌えなのか?!(≧∇≦)」と気づく ←このあたりからあほなゾーンに突入。萌え以外にも「若き美しい女性の集団が放つパワー」もあります。

・宝塚歌劇のご贔屓出演演目のチケットを複数枚取り、内1枚は前方席を力づくでもぎ取る(≧∇≦)

前方席でご贔屓にロックオン、目線・ウィンク等をもらい、「あわわぁーー」となる(≧∇≦) ※時々、他の方に舞台から見つめられあわわとなることも・・

・終演後、ものすごい幸福感に包まれながら帰る(≧∇≦)

・翌日もその幸福感に包まれ、思い出しにやにや笑いをする不気味な人になる(≧∇≦)

ジェンヌさんはがんばっておられるのだから、自分も日々を一生懸命生きようと誓う←ここは宝塚特有の力!

うん!良質な舞台を観たときの翌日に余韻を残す幸福感。海外ミュージカルでも宝塚歌劇でも結局は同じ、ばっちりです!(≧∇≦)。新潮記事からは随分遠いところに来ているような気もうっすらしますが、結論はそこで!

あのね、気がつけばうっかり半世紀生きてきた大阪のおばちゃんからお伝えしておきます。

「あほになれる何か」を見つけられたというのは、本当に素敵なこと。これは真剣な話、いろいろ関連の本も読んでみましたが心の健康維持に不可欠なものです。

その魅力が何なのかを探る旅に出るためにも、時に他の舞台もどうぞご観劇下さい。多分ね、もんのすごいレベルやと思うから!