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代取マザー、時々おとめ

宝塚の観劇感想。たまたま代取(代表取締役)になったワーキングマザーの日々と哲学。

月組・舞音(マノン)/Golden Jazz まじめに感想2 真咲さんが歌い、ちゃぴちゃんが舞う 現代的デュエダンの提示

皆様、雨の秋の日。お元気ですか?今日は、日曜日に観劇した月組さんの「舞音~マノン~/Golden Jazz」のまじめに感想2を今度はショウを中心にお送りします!

こちらは花の道に咲いていた八重の寒椿。「舞音」の鍵を握るモチーフとなる蓮の花に少し似た美しい花でした。

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1.タンバリンはどこに?

さて、前の記事で書いたミニタンバリン。miyakoguは幕間、のんびりとお弁当を食べていたのです。

miyakoguの前には、膝に小さな女の子(推定2歳半)を乗せて観劇されていた若きお母様。ママはご自分用のオペグラに加えて、トイレットペーパーの芯を2つくっつけた双眼鏡とおぼしき素敵な物体(娘さんのですね)を胸元に吊っておられます。

幕間しばらくして戻ってこられた親子連れさん。後ろを振り返って娘ちゃんがにこっ。miyakoguもにこっ。小さなタンバリンをたんたんと楽しそうに叩いておられます。かわいいーー。

あ、え、ちょ待て!!そういえば、振付がどうとか、タンバリンがどうとか、観た気がするぞ、スカステで。

お弁当を食べている場合やないわっ!! 

そう、miyakoguの席はありがたいことに1階通路側。ジェンヌさんが観客をおそらくお誘いになるであろう振付に参加せねばなりません!ショウを盛り上げるべく、使命感を帯びたmiyakogu。お弁当はふたをし、キャトルレーヴに急ぎます。

プログラムとかタンバリンとか、客席に売りに来てくれはるといいんだけどなぁ・・。多分、もっと売れまっせ、歌劇団様。

お姉さんに聞くと、キャトルレーヴのレジで販売とのこと。な、無くなってたらどうするぅぅーーー?!と焦って行きましたが、ございました・・。良かった。600円です。結構いい音しますよ。

1階階段右手下くらいにあるモニターで、ジェンヌさんのご指導による振付指導も拝見し、準備OKです。さぁ、ショウに参加するで!!出演するかのような意気込みです@(^-^)。←ばか。

 

2.いきなりドラムで開幕!

びっくりしました。観客席が明るいまま、3人のドラムを抱えた方々が上手に座り楽しそうに太鼓を叩き始めます。千海華蘭さん、 朝美 絢さん、暁千星さんの3人さん。舞台では数名が踊り始めます。

ええ?!も、もう始まるの??と焦る客席。アナウンスが入り、ここでようやく暗くなります。

なので、皆様、席にはお早めにお着きくださいね(^-^)。タンバリンを持ってね!では、以下、印象に残ったシーンについて書きます。

このショウは、歌う龍真咲さん、踊る愛希れいかさん、二人で「舞」と「音」のようなイメージ、まるでお芝居のタイトルのようなそれぞれのお得意分野での実力発揮です。さすが現在の宝塚歌劇団で最長トップコンビ。安定の充実ぶりです。

 

3.ニューオーリンズのカーニバルの幕開け

ぱあっと明るくなって、大勢の方々が踊り始めます。楽しい賑やかなカーニバルのパレード。ここの記憶があまりないのは、なぜかというと、衣装の柄にものすごく注目していたから。確か白と紫、黄緑に黄色の混じったチェック、細かなチェックでなくひし形柄の布がちらちらして、色彩が全体にとても派手。

お芝居の「舞音」で水墨画のような舞台を見ていた目への刺激が強いのです。楽しい楽しいマーチングバンドのパレードです。

そして、結構すぐにいきなり客席降りです(^-^)。ここでタンバリンですね。客席降りで私が把握できたのは、21列目と22列目の間の71番付近に凪七瑠海さん、81番付近に朝美 絢さんが立っておられたことくらい・・。後は記憶がさっぱり・・(-_-)。

なぜなら・・、私の隣まで朝美さんがさらに進んできてくれはったから!(≧▽≦)

だんだん近づいてくる光きらめくアーサー。緊張と期待が高まる一帯の客席、あちこちから差し出される手にハイタッチ。優しい方ですね、アーサーは。近くの方には手を、席が遠い方には視線を送っておられました。

 

4.レイニー・オーケストラのたまきち主人公

たまきちさんはチェロを手にした若者。賑やかなカーニバルに参加できなくて残念そうです。しかし・・。

突然の雨の中、濃い青い色の衣装を身にまとった雨粒たちが現れ、楽しく音楽を奏で踊り始めます。ここのシーンが軽やかで美しく、珠城りょうさんが真ん中の人!というのがよく伝わります。

拝見していて嬉しくなるのは、珠城りょうさんから伝わってくる自然な静かな自信と充実。こういう人は観ていて気持ちいいですね。ばーんといったってや、任したで!と言いたくなる貫禄の研9です。

 

5.ミラージ

龍真咲さんが夜の孤独をさまよう旅人、寄り添う影が美弥るりかさんという設定です。お芝居もそうですが、美弥るりかさんは少し影のあるピュアな色気のある方ですね。

ただ、ここのねぇ・・。ミラージの一人がねぇ・・。そうなのです。細くひんやりとした指でハイタッチしてくださったアーサー様がねぇ、先ほど自分が客席降りした方向にとんでもなく色気たっぷりの目線を送り込んでこられまして・・。あれ、絶対、意図的にしてはりますわ、あの方。お若いのに怖いわ。宝塚歌劇のファンが求めるものをよく理解してはるような気がします。

遠いのに、オペグラ越しなのに、客席降りで来たあたり一帯の観客席皆様に「め、目線?!(≧▽≦)」という勘違いをさせるアーサー・ビーム!びびったわ。

 

6.場面が変わって銀橋からラグジュアリークラブへ

さて、場面は変わり銀橋に出てくるちょっとださげな3人組がクラブに乗り込もうと張り切っています。凪七瑠海さん、紫門ゆりやさん、煌月爽矢さんの3人組。いや、あなた達、もっとスタイルいいでしょう?おばちゃんはだまされへんで、そんな詰めもんしてもな!

そして、クラブの支配人らしき星条海斗さんがコミカルにお断り。古巣で活き活きと活躍するマギーさんです。

ラグジュアリークラブで始まる華やかなSing Sing Sing。もちろん真咲龍さんがどーんとひかえて歌い始めます。高低差を使った舞台装置でゴージャスな場面です。

こういう場面の団体が創り出すパワー!これは月組さんが一番だとかねてより、実は思っています。私がとても好きだったのはクリスタル宝塚の「しずく」の場面。その場面が好きで、贔屓組以外では初めてDVDを買ったほどです。

(ここ、Sing Sing Singの歌が、退団されたまっつさんのファンだった皆様には胸が少しばかり思い出し痛みに襲われる場面かもしれません・・)

ロケットでは、研1の天紫珠季さんかな?とても楽しそうな華やかな笑顔の方がおられますよね。最初の方でセンター右の方がそうかな?と思います。

 

7.いよいよ来ましたリズム!

原始アフリカとの設定。ここで、アフリカンディアナ(月の女神という設定でしょうか)の愛希れいかさんが登場

アフリカンの男の珠城りょうさん、宇月颯さんたちと一緒に踊ります。星組さんのカポイエラを彷彿とさせる場面。土を踏みしめる力強いリズム。力強い踊りが空を鋭く切り裂くようだった柚希さんに比べて、女性的によりしなやかに宙を舞うちゃぴちゃん。似ているといえば似ている。しかし、似て非なるもののような気もします。

柚希礼音さんの後継者って・・、ちゃぴこ?!となる場面です。この場面のちゃぴちゃんと、おとこまえな裸足の皆様を観るために通ってもいいかなぁ、と思うほどです。

 

8.フィナーレ

少し飛ばしますが、そしてフィナーレです。このフィナーレがなぁ、スーツにネクタイやねん、ちょっと派手目の!!かっこよすぎるやろ。

そして、その中でも最もーツの似合う男T」。それがたまきちさん

頼れる旦那、家にいてほしい超絶かっこいいパパ、会社にいてほしい青年部長。そうかといって、真面目一徹では決してなく、夜の色気も振り撒いておられますよ。ネクタイがあんなに似合うジェンヌ、知らんわ!!(喜びのあまり、切れ気味)

 

9.最後にやってくれます、現代的デュエダン

そして、印象に強く残ったデュエダンです。龍真咲さんが歌い、ちゃぴちゃんが踊る、踊る、踊る。

これこそ、月組トップスターの「今」。素敵なコンビですそれぞれの得意分野を発揮し、お互いに認め合う。

そうなんです。それはまるでそれぞれのキャリアを追求するプロフェショナル職どうしのカップルのよう。背後からそっと寄り添うだけのお嫁ちゃんばかりでもないのです、世の中は(=うちは)。

お互いの世界を尊重し(=それぞれが自由に仕事に生き)、そして共に手を取り寄り添って休む(=夜には家族で集合)。現代の働き女子を反映した新たなカップル像を提案するデュエダン。私は素敵だと思いました。

やるやん、龍さん!男役と娘役が並び立つ新しいトップ像、その心意気を感じるかのようです。

単に、大阪のおばちゃんの勝手な解釈かもしれません。でも、「そのように思える」ということこそ舞台ではある意味、真実。私はそう思います。