代取マザー、時々おとめ

宝塚の観劇感想メインのブログ。たまたま代取(代表取締役)になったワーキングマザーの日々と哲学。

宙組・ショウ「Hot Eyes!!」大階段について考えてみる

皆様、こんにちは。金曜夜、お元気ですか?さて、今日は宙組さんのショウ「Hot Eyes!!」について、特に大階段の意義について考えてみたいと思います。ただ、できるだけ冷静に振り返ってみたのですが、途中、まあまかのいけない場面の衝撃波により意識が飛んでいる時間帯がかなりあり(^^)、切れ切れであることを最初にお詫びしておきます。

miyakoguは今週は、「下町ロケット」の神谷弁護士のモデルになられた鮫島正洋弁護士とご一緒する機会があり、大変光栄でした。非常にロジカルな頭のいい冷静な方、同時に気さくな中に情熱と信念を感じさせる方。当たり前に思っていることに疑問を投げかけ、特許の権利範囲を決める短い文章(請求項)の一つ一つを文節単位で吟味し、ロジカルに考え続けてこられた方の迫力を感じました。先生を見習って、冷静に考えてみたいと思います(^^)d。

 

1.総論としての大階段の意義

「全場・大階段」を打ち出してきたこのショウですが、全場を通じて大階段がよりこのショウの効果を増した存在になっていたかと?と聞かれると、難しいところです。ただ、以前に比べて労務面の管理もおそらく厳しくなっているでしょう。大階段を全面的に活用して宙組の生徒さんの怪我が多発されたらと思うと、この程度の活用で済ませていただく方が無難かなと思います。

では、このショウ自体についてどうだったのか?と聞かれるなら、「楽しかった!!」と間違いなく答えられます。

つまり、「”全場”大階段の意味はなかったかもしれない、けれど大階段がよく映えた場面もあり、全体としてはとても楽しかった」ということが、私のこのショウに関する感想(総論)です。

 

2.大介先生のミューズ探しの旅

そしてもう一つ思ったのは、藤井大介先生は柚希礼音さん退団後、彼のミューズを探しておられる旅の途中なのではないかということ。

今作品の公演案内を拝見する限り、おそらく、まぁ様にミューズを見出されようとした。けれど、まぁ様の上品なすらっとした持ち味が大介先生の求めておられる何かとは少し合っていなかったのかもしれません。

前髪を乱してまぁ様がソロで踊る美しい場面をはじめ、十分にまぁ様の魅力を引き出されていると思います。ただ、大介先生が探しておられる何かとは、少しばかり違っていたのではないかと思われます。まぁ様&宙組は上品なちゃらさ。この品のあるちゃらさは失ってほしくないものです。(何だか妙な日本語ですね)

大介先生の作品はもう少し熱く、もう少しぎらぎらした色気。

大介先生の次のミューズは、どなたになるでしょうか?

 

3.大階段が映える場面

今回のショウで、大階段が映える見事な場面がいくつかあると思います。

 

・Black Eyesの場面の朝夏まなと様の見事なシルエット

大階段を活かした究極の場面です。この場面はみりおんさんが娘役さん達を引き連れて踊る「Charming Eyes」のすぐ後、ショウが始まってすぐにやってきます。

階段一面が暗めの赤色の照明で彩られる中、降りてくる黒い美しいシルエット。階段の真ん中に立つまぁ様の細長いシルエットの頭身バランスにご注目ください。

そしてぱっと照明がつくと黒い衣装のまぁ様がご登場。後ろの照明の色も確か青色に変わったと思います。ここのまぁ様の目がセクシーですね。さすが「Hot Eyes!!」の幕開けです。

そして歌い始める美穂様と沙央くらまさん。迫力ある美穂様の歌唱、色気のある二人組です。

 

・Jumping Eyesの幕開け場面

階段に散りばめられた人型のシルエット。その中の一つにまぁ様の帽子がかけられていて、小粋な場面のスタートです。

この後、展開するTop Hatを思わせる場面、宙組さんの楽しい小粋な場面で、観ている側までうきうきする楽しさです。

 

・終盤のLoving Eyes

白い衣装に身を包んだ美穂様が降臨される場面です。ここは大階段があるために圧巻の立体的な舞台となっています。美穂様をあがめるように群がるジャガーの宙組のみなさん。

ただ、いつもここでmiyakoguは、「まかちゃん、だめでしょ、まぁ様の目を傷つけて、そんな何も知らないような顔してもだめですよ」と真風さんに注意したくなります。←役ですよ、役の演出ですからね、miyakoguさん・・。

 

4.階段の中段を活かしたExotic Eyes

ここはまぁ様率いる男役さんのフィナーレ直前、真風さんの「エキゾチック・アァーーイィ(吐息)」が聞ける場面です。娘役さんをはべらせて階段中ほどの踊り場でお色気むんむんの真風さん。

真風さんはこうみると、ほんとにおっきい方ですね。お芝居でのおひげの似合いっぷりといい、本当にあの方は女子なんでしょうか・・?

あのおひげでは、唇の下中央にある小さなおひげがツボ!!!皆様、ぜひご確認を。

 

5.物足りなさはおそらく

「歌劇」の座談会で触れられていたと思いますが、ショウで盆が使われない分、お芝居で活用されたようです。

すなわち、大階段が鎮座されているので、その分、せり上がり・盆が銀橋の両側以外、使われていない。これが、動きのある立体的な演出を見慣れた宝塚歌劇ファンが感じる若干の物足りなさへとつながっていると思われます。

大階段は動きませんので、その分、やや舞台が狭くなっているのも事実。舞台全体にわぁーーーと広がる生徒さんの迫力が出にくいかもしれませんね。

 

6.ショウのツボ!!

とはいえ、場面場面は好きなのですよ。ものすごく!!

まぁまかのいけない場面を筆頭に、私の大好きな「熱Eye美男」チームの切れのいいダンス。風馬さんと美月さんが、左右の中段踊り場で踊っておられるのを拝見するだけでかなり幸せです!!ええわぁ、あの方達。まあまかシーン、まあ様の美しいソロダンス等の感想について詳しくは感想2、感想4をよろしければご覧下さいね(^^)

 

そしてショウのいたるところで目がひきつけられる澄輝さやとさんの素敵な柔らかな笑顔。きらきらとした優しげな笑顔が上品な綺麗な方ですよね。いつも微笑を浮かべておられるのですが、男役さんの最後のフィナーレのダンスでは鋭い色気のある目線を繰り出してこられ、とても印象に残りました。

歌謡曲歌い継ぎ場面は、打ち込みっぽい音楽がややせわしない印象を与えますが、耳に馴染みのある曲が出てきて、初めて宝塚を観劇されるようなお客様には大いに受けるはずです。うちの小学高学年娘も世代は全く違うはずですが「め組のひと」が気にいったようですよ(^^)。

 

7.灰になったmiyakogu

前方席にて、銀橋に来られた真風さんの線上に座っておりましたmiyakogu。「キッスは目にして」で真風さんに指差しをくらい、その後、すぐ再度念押しの指差しをくらって灰・・。まぁまかの場面でそもそも、灰になりかけていたというのに、さらさらと座席から散っていったのですよ(・。・)

はっ、劇場で灰になっているばやいではありません!仕事もあるし、娘の受験もあるし、立ち直らねば。というわけで、気合で原型を取り戻しました。ちょっと原型より細めにしておけばよかったわ、ちっ。

皆様、miyakoguは新しい体験をしました。

真風さんの映像を脳に取り込むべく、全注意力が「視覚」に振り向けられたのだろうと思います。「キッスは目にして」の音楽がずっと思い出せなくて困りました。脳の作用というのはすごいものですね・・。

 

生田先生が新たに創作されたミュージカルの新しい佳作、宙組「シェイクスピア」。そしてツボを抑えた楽しくも妖しい場面が次々と観客席を襲うショウ「Hot Eyes!!」、大階段を使った見栄えのあるシーンをどうぞお楽しみください。

劇場に行きたいぜ!!!! ←娘受験が終わるまでお預け中(^^)