代取マザー、時々おとめ

宝塚の観劇感想メインのブログ。たまたま代取(代表取締役)になったワーキングマザーの日々と哲学。時々呟きます。@miyakogu5

雪組・るろうに剣心 原作を全く知らずに観た宝塚ファンのざっくり感想1(^^) 激動の時代を生きた男達の物語

皆様、雪組「るろうに剣心」観劇してまいりましたmiykogu母娘です。さて、私達は「るろうに剣心」を全く知らない、おまけに宝塚もわずか3年弱の新米ファン。そういうコンビが観た感想をお届けします。公式HPとまとめサイトでのOVAを含めた概ねのるろ剣のキャラクター設定のみ把握して、観劇に臨みました。

ただ、私のお仕事が忙しい中、あたふたと観てまいりましたので、本日はざっくりとお届けいたします。中学受験終了直後の娘もややお疲れ気味です。

今日は、男性トイレにも若干の列を拝見しました。中高生くらいの男子を連れた家族連れ、男性陣が嬉々としてパネルのお写真を撮っておられましたよ(^^)。さすがのるろ剣ファンの多さです!素晴らしいです。

 

 1.ポイント感想

・パンフレットがやたらと豪華

題字がことごとく筆文字!!表紙の「Takarazuka」も「第一幕」も「稽古場」も。おまけにお写真は小池先生にいたるまでレスリー・キー氏。折込の主要人物一覧写真を含めて、とても美しいです。

「物語」という見開きページの早霧せいな様のドアップの横顔。頬の傷をフィーチャーしていますが、本当に美しい横顔のラインです。びっくりしますわ。

 

・映像と照明に感服!

背景の映像表現、照明の効果的な使い方。これらがとても素敵でした。盆の回し方といい、このあたりは小池先生がぴか一ですね。感服いたしました。

 

・宝塚でしかできそうにない美しい和物ミュージカル

以前から思っておりますが、これは宝塚でしかできない、宝塚でこそできる和物ミュージカルの一つだと思います。いやほんとに。

新撰組、明治維新、文明開化、洋装。宝塚でこそ見せることができる歌と衣装。1幕はかなりの部分を音楽と歌で進行したのではないでしょうか?さすが、小池先生。盆の活用、舞台美術、音楽を含めてミュージカルに仕立て上げてこられる手法、素晴らしかったと思います。

「るろうに剣心」をよくご存知の方は登場人物の説明っぽいとひょっとしたら思われたような場面、全くの初心者の私たちには効果的でありがたかったです。

 

・早霧せいなさんの殺陣が美しい

一番感心したのは早霧せいなさんの殺陣とそこに合わせる雪組の皆様。ぐるっと回転してなぎ倒す場面が何回かありますが、その回転にあわせて倒れていく雪組の皆様。タイミングが見事に合っていました。皆さん、練習されたんだろうなぁと思うと感涙です。

 

・望海風斗さんが美声

物語の中で、切なさややるせなさ、「何か」を感じさせるお役を担われたのが望海さん演じる加納惣三郎(維新後はジェラール山下)だったように思います。その「何か」を劇場に伸びる美声で響かせるだいもんさん、左側に長い前髪とあわせて、とても素敵でした。

 

・彩風咲奈さんがかっこいい

登場シーンから低音ボイス。一人だけやや肌を黒くされていて、スレンダーな身体に紺の警察の制服がお似合いです。かっこよかったっす!

 

・彩凪翔さんがおもしろ上手い

彩凪翔さんはかなり笑いをとられていました。ガトリング砲への執着は恋のようでしたね。ふっきれた演技で素晴らしかったっす! 

 

・鳳翔大さんの歌舞伎風自己紹介がいけてる

相楽左之助の斬馬刀、扱うの大変そうです。自己紹介場面、決まってました。何気に仲間や女性・子どもに優しそうな印象を上手に出しておられたように思います。

 

・月城かなとさんと御庭番衆でオペグラあがる、あがる、あがる

いやはや、月城かなと様の蒼紫・・。美しかったです。ロングコートを翻し、黒髪で常にクール・・。剣術で負けた剣心を最後、助けるところがありますが独特の美学を感じました。

御庭番衆の4名の皆様の白塗りっぽいメイク。すごかったです。フィナーレで浮かび上がってはりましたね。透真かずきさん、真那春人さん、久城あすさん、煌羽レオさんの4名さんです。

 

・咲妃みゆさんの銀橋歌の背景が、ずばり!過ぎ

笑うところではないと思うのですが・・(^^)。

みゆちゃんが剣心への思いを歌い銀橋を渡る場面、ちぎさんの剣心の映像がまぁ、ドアップで背景に映し出されましてね・・。これってゆうみちゃんの日常的なちぎさん愛の反映でしょうか??と少し驚き、微笑ましく、素敵でした。

 

他にも剣心の影を演じられた永久輝せあさん、黒髪が美しい大湖せしるさん、桂小五郎で登場されるいなせな蓮城まことさん、フランス人ダンス講師の香綾しずるさん、お屋敷の従僕の中で目立つ縣千さん、永久輝さんとともにロケットでの表情が豊かな真地佑果さん等、お伝えしたい方々はもちろん、いろいろございますが、本日はこれくらいでまた今度!(^^) 

で、お芝居としてはどうだったのか?を最後に申します。

 

2.感想総論

今作品は宝塚でしかできない和物ミュージカルとして、非常によくできた作品だと思います。映像、照明、舞台機構の使い方も半端ない

話題作としてぜひご覧いただきたい、タイトルにありますとおりの「浪漫活劇」です。2階席から見えないと話題になっていた1階客席降りでの対決シーンも銀橋を使われるようになっておりますので、肝心な部分は2階席からも見えます。どうぞご安心を(^^)。※ただし、もちろん1階席の方が断然お得でしょうね。

雪組の皆様のビジュアルの作りこみ、それぞれのキャラの作りこみもとても素晴らしいものでした。原作との調整等も必要になるだろうと思われる中、限られた時間での雪組生の皆様のおそらく超絶的ながんばりに心から敬意を表したいと思います。

 

「少年ジャンプ」に連載されていた本作品の原作。では、宝塚歌劇の世界とぴたっとあった物語になっていたか?と問われると、やや回答に困るのは事実。それが、初日開けて3日目現時点での限定とした上での、私の本音感想です。

夢、希望、涙、感動、切なさ、萌え。これらが女子の心を震わせ、明日からやっぱりお仕事がんばるわ、という「物語」であったかというと、やや難しいかなと私自身は思いました。ただ、原作を存じ上げないため、原作ファンの皆様や「少年ジャンプ」で原作をお読みであった男子の皆様がどう思われたかはわかりません。

おそらく、もともとの宝塚ファン以外に宝塚歌劇をアピールするという意味では、大変成功している可能性がとても高いと思います。

※2度めの観劇で、私なりのツボができました。最新感想も含めて以下です。

mothercoenote.hatenablog.com

 

その中で、剣心を演じる早霧せいなさんの明るさと優しさに満ちたセリフの声、これには大きな救いを感じました。加えて、加納を演じる望海風斗さんの美声からにじみ出る切なさここが一番物語を感じさせるものでした。

観劇しながら一番思ったのは、「明治維新」前後とはどういう時代であったのだろう?ということです。

激動に乗れた側、乗れなかった側。それぞれが辛い記憶、過去を乗り越え、新しい時代を懸命に生きようとしている。

その中の一人としての「るろうに」である剣心。別の生き方を選び、しかし同じく激動の中を生き延びてきた加納、斎藤、蒼紫等の登場人物。

道は違いながらも、共通する彼らの生きようとする姿勢、必死さ、そして切なさ。それが本作品の真髄であったのかもしれない。江戸末期から明治という日本の激動の時代を生きた男達の物語。彼らは別々のように見えて実は「剣」でつながっている。根底には同志愛があるように見えなくもないのです。

これまでの宝塚歌劇作品とはやや違う点もある、しかしそれ故の新しさもある。しかもビジュアルは超一流!!そういう作品ではないかと思います。美しいのでリピートして観るんです、もっちろん!!美は正義なのです。

 

来週末、新人公演、後半でと観劇いたしますので、感想はまた変わるかもしれません。まずはざっくりと感想をお届けいたします(^^)。といいつつ、長くなりましたね(^^)。