代取マザー、時々おとめ

宝塚の観劇感想メインのブログ。たまたま代取(代表取締役)になったワーキングマザーの日々と哲学。時々呟きます。@miyakogu5

宙組・ヴァンパイアサクセション 感想続き3 真風さん熱演への感動、和希そらさんお芝居への感心

皆さま、こんばんは。本日、梅田芸術劇場にて2度目の観劇をした後、初めて真風さんのお茶会にお邪魔してきました。少しだけお茶会のご発言をぼんやりと引用しつつ(レポは禁止されていないようですね)、それは多くの方がレポされると思いますので、観劇感想を書きます!とっても良かったから。真風さんが!

 

1.熱演!真風さん

今日はねぇ、とっても良かったです。真風さん。お茶会ということもあるとは思いますが、さすが2番手さん。「この舞台は、自分はこれでいく」というものを確立されたように思いました。迫力が増しており、熱演です。

お茶会で真風さんも語っておられたのですが、この舞台はヴァンパイアであるアルカードが様々な「人間」、そして「人間界」と出会う中で、それぞれに影響を受け、変わり成長していくお話なのでしょう。そのように受け止めると、とってもすっきりします。

京三沙さん演じるマーサおばあちゃんとの心の交流、愛ちゃん演じるヘルシングとの友情、うららさんが演じる派遣の死神カーミラとの同じ立場からの友情めいた感情、まどかちゃんが演じるルーシーとの恋。和希そらさん演じるランディとの間にもお互いを認め合うような心の交流を感じました。

あくまで真風さんアルカードを軸とした「成長物語」ととらえた方が良さそうであり、真風さんがどーーんとそこを思い切って演じておられたように思いました。真風さんが一本の大きな軸となることで、場面場面が初日よりもつながっています。

ええとね、正直、私がストーリーを概ね把握したため、ちょこちょことしたおじ様の主張やつながりがよく分からない点は薄目で軽く流し、真風さんと場面場面における周りの人との交流に集中したとも言えます(すいません)。石田先生は「人間界」を真風さんヴァンパイアに説明し伝えたかったのだと、好意的に受け止めようと思います。はい(^^)。

 

2.心打たれた歌と観客席の涙

あのね、真風さんは歌による表現をつかまれたと思いますよ!!

真風さんはぐんぐんお歌が大変お上手になられ、オペラファンの旦那はんもようやく王家で「これなら、いけるで」と認めてくれたのですが、それでも朗々と歌い上げる歌が中心だったと思います。

しかしながら、これは朝夏様の影響があるように思うのですが、今作品では心情を示す歌を小さく細く歌い始められた場面があり、私も涙、周囲からも複数の「ずずっ」という音が!!ついに来ましたよ、この日が!!(T-T)

 

真風さんがマーサおばあちゃまの歌を自分も歌う場面です。

「人は永遠の命を得ることよりも、愛に包まれ死ぬことを願っている」

(歌詞は正確ではないかもしれませんが)

この歌い出しの小さな声、そして「愛」を歌われる時の声。アルカードの感情が色彩を持って伝わってくるかのような歌でした。

真風さんはついに歌でも、人の心を動かし始められたのではないかと、miyakogu、大変に感動いたしました。もちろん、歌のレベルは海外の優れたミュージカルスターと比べられるものではないですが(これは宝塚全般に)、「お芝居+歌の力」を手に入れられたと思います。ブラボー!!

 

3.和希そらさんの「ザ・ベスト・オブ・幼馴染」!!に感心

和希そらさんは、とても心のある演技をされる方ですね。本当に彼女はおもしろい!目が離せません。うっかり、真風さんがセンターにおられる場面でも和希さんを見てしまったほどです。

アルカードとルーシーが出会い、パーティで「この人とつきあってるの」とルーシーにとっさに言われ(ふりなのですが)、やさぐれて下手テーブルでやけ酒、やけ食です。

サザーランド博士におそらく頼まれて(博士にはある目的があるのですが)、ワイングラスを、ルーシーと一緒にいるアルカードに嫌そうに運ぶランディそらさん。表情がお見事です。アルカードもランディのことを、「いいやつだな」と思っているのですね。

マーサおばあちゃまのお葬式にルーシーを送り届けてばったり出会ったアルカードに、ルーシーを連れて一礼をして去っていく姿。ルーシーを助けるためにアルカードに頼みに来るときの慌てようと率直さ。ルーシーにはあなたが必要だと相手を認めて、彼女を手離す姿。

和希そらさんの演技は心をぐっとつかんでくるものがあります。アルカードが出会い影響を受ける人間界の重要なお一人になっておられると感心いたしました。

最後の場面で、皆がそれぞれの相手と愛を歌い上げている場面、自分の相手がいなくて、「え?俺は?ちぇっ」という感じを出されているのですが、それでもルーシーを暖かく送り出して見守っている感じが、「ザ・ベスト・オブ・幼馴染」!!

男役さんとしては少し背が低い和希さんですが、彼女はそれを上回るような目を引く存在感がおありになり、今後のご活躍におおいに期待いたします。

 

というわけで、和希そらさんのランディも含めた周囲の人々との出会いによる真風さんの成長物語。熱演をどうぞお楽しみください。確実に仕上がってきています!