代取マザー、時々おとめ

宝塚の観劇感想メインのブログ。たまたま代取(代表取締役)になったワーキングマザーの日々と哲学。時々呟きます。@miyakogu5

宙組・バウ Singing Workshop 感想1 見事だった留依蒔世さんと宙組の皆さま

皆さま、こんにちは。本日は宝塚バウホール 11時半公演の宙組さん「Bow Singing Workshop」を観劇してまいりましたので、その感想をお届けします。

今回のシンギング・ワークショップは94期以下の皆様の歌の実力向上として、開催されているとのこと。歌がお上手でいらっしゃるのに、なかなか大劇場ではソロの場面がない下級生さんにはまたとない機会かと存じます。

トップバッターの宙組さん、お見事!予想以上でした。かなりの歌上手メンバーを厳選されているのでしょうか。宙組さんにもともと、かなりのメンバーが揃っておられると考えた方が良さそうですね。

 

1.長の美月悠さんのさすがの色気と存在感

今回、94期から唯一、ご出演され「長」としてのお役目を果たしておられるのが美月悠さん。なお、開演のアナウンスは星風まどかさんです。

開幕すぐにミュージカル『RENT』より「Seasons of Love」を皆さんで歌われます。幕があがり、「誰、このイケメン?!」とセンター付近におられる横顔に惹きつけられましたが、もちろん美月悠さんでした。

美月さんは「カサブランカの夜霧」を1幕の最後から2人目、そして、『スカーレット・ピンパーネル』より、「目の前の君」を2幕トリで歌われます。

彼女は抜群に歌上手さんというわけではないかもしれません。しかし、登場される際の表情が色気たっぷり、とても見せ方がお上手です。さすが最上級生の男役さんです。表情、身のこなし、数少ないダンス場面でのダンスの切れ、他の出演者とはやはり格が違います。物語を思わせる歌もお見事でした。立派な長でいらっしゃったと思います。

 

2.驚きの留依蒔世さん

97期の首席入団で、しばらく怪我で休演され、『ヴァンパイア・サクセション』で復帰された留依さん。既にtwitterや口コミで伝わっていると思いますが、低音が見事に響く素晴らしい歌声でした。アルトの女性歌手に若干テノールの男性歌手の声が入ったかのような歌声です。

今回、ご自分の好きな楽曲をいくつか挙げた上で選曲されているとのことですが、貴重な場面だけに歌い上げる曲が多いため、ややもすると高音が少しきんきんとなってしまうこともみられた中で、留依さんは音がまろやかに聞こえました。

オペラ『トゥーランドット』より「誰も寝てはならぬ」、『ロミオとジュリエット』より「僕は怖い」。お見事で、聞いている方が「怖いわぁ、この子!!」と驚きました。

髪型もすっと見え、歌の表情からお芝居のお力もおありになると推察いたしました。今後のご活躍が大変楽しみになる方です。素晴らしい低音の美しい歌声、一度ぜひ、宙組公演にてご確認ください。

 

3.和希そらさんの魅力的な低音ボイス

和希そらさんは、『モーツアルト』より「僕こそミュージック」、『ロミオとジュリエット』より「どうやって伝えよう」です。

和希さんも留依さんと同じく素敵な低音ボイス。開幕後、和希さんが「僕こそミュージック」を歌われて、ソロのトップバッターです。すっと物語の世界に入り、空気をガラッと変える歌声、この楽曲を私が好きというのもありますが、ほろほろ来たmiyakogu。隣の娘に「開始5分で泣いてるわ、この人!」と呆れられました。2幕では留依さんの「僕は怖い」のすぐ後に「どうやって伝えよう」を歌われ、物語が始まるかのようです。

和希さんは後述する桜木みなとさんと同じく、余裕を感じさせ、一生懸命正確に歌を歌っていますという以上の物語性を感じさせます。

 

4.小春乃さよさんの物語が広がる歌唱

小春乃さよさんは歌上手さんとは聞いておりましたが、今回のWSで留依さんとともに、一番驚かされた方だったかもしれません。

『Never Say Goodbye』より「愛の真実」、『ファントム』より「Home」を歌われました。歌い始めの表情から、既に彼女が物語の中の人物になっている様子がうかがえるかのようです。歌い上げるパートは見事に歌い上げておられますが、むしろ私はいずれも歌い始めの、物語を語り始めるかのような歌唱がミュージカルの中の歌唱として好きです。この方も今後のご活躍を楽しみに注目してまいりたいと思います。

(では、その2に続きます)

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