代取マザー、時々おとめ

宝塚の観劇感想メインのブログ。たまたま代取(代表取締役)になったワーキングマザーの日々と哲学。朝夏まなとさんご卒業によるロス真っ只中。しばらくはtwitterにて(@miyakogu5)

宝塚雪組・梅芸「ドン・ジュアン」 感想3 美しい下級生さんによる雪組の熱 そして若干の懸念と不思議

急激に暑さが増していますが、皆さま、お元気ですか?水分補給、気をつけないとね。

さて、昨夜、急遽観劇できることになりました梅田芸術劇場 雪組さんの公演「ドン・ジュアン」、感想3にてラストとしたいと思います。

 

1.超絶美形の永久輝せあさんと美しい兵士達

永久輝せあさんはね・・。あの人、王子様なの?!

長めの金髪をかっこよく分けて、細身で背が高くて、スタイルが良くて。きれいな太刀さばきで。

いやまぁ、「仕事やめろ」みたいなこと、言われるのは困るけど。マリアちゃんの彫刻家の才能を断ち切る必要はないなぁと思って観てたけど。

それから、正直、だいもんさんと二人で剣でフェンシングのように戦っているのを観たときは、「あなたたち、二人とも源太・・(永久輝さんは新公)」と思ったのは事実でございます(^^)。あ、ごめん、余計なことを考えてて・・。

とにかく、ひとこさんが超絶美しくて、フィギュアのようだということはお伝えしておきます。その内、ジャニーズ事務所さんからスカウトが来るのではないかと心配です。少し声が高めですが歌も歌えて美形!ほんまに97期?のひとこさんです。

 

2.美しい兵士達

あのねぇーー。「Shall we dance?」の「社交男子」ユニットの頃から、思ってはいました。雪組の下級生さんって、美形が多すぎない??組み分け帽か何かで、美形度で雪組に振り分けてます?もしかして。

兵士の皆さまがね、美しすぎ。

生腹の腹筋割れを見せてくださる煌羽レオさん、どこにいても目力で目立つ縣千さん、「るろうに剣心」新人公演で美しい歌声を聞かせてくださった諏訪さきさんをはじめ、入隊試験に絶対に「顔」があるに違いないとにらんでおります。

永久輝せあさんが、縣千さん・諏訪さきさんとそれぞれ向かい合う場面があったのですが、めっちゃ俺得でした。向かい合う美形に美形・・。いや、こんな美形ばっかりおらんやろ。

あ、それか、あれ?!! おばちゃん、今、気がついたわ!(膝を打つmiyakogu)

セビリアで兵士→ホセ。そっかぁ~~。なら、しょうがないな!(何が?)

 

3.煌羽レオさんのアンダルシアの美女と下級生さんの成長

うっわ、なんか色っぽい人来たわーーと思っていたら、話題の煌羽レオさんの美女でした。すっごい腹筋です。美しいアスリートの肉体とくびれ。蠱惑的なまなざしの美女です。

レオさん(と腹筋)に見とれていたところ、「アンダルシア~の美女~」と突然、大きな歌声が聞こえてきたので、ええ?とみるとジプシー歌手の諏訪さきさんでした。舞咲りんお姉さまを相手に堂々と渡り合っておられて、お見事です。下級生さんって着々と成長されていくんですねぇ。すごいわ、タカラジェンヌ!ビバやわ!

そして、今回、フラメンコからとった様々なステップなのでしょうか?床を踏み鳴らす様々なステップを、見事な熱量をもって皆さんが届けてくださっています。熱いわ、雪組。ものすごい熱量です。

だいもんさんがこのカンパニー全体に及ぼしたであろう情熱のほとばしりが伝わってくるかのようです。

専科からのお二人に加えて、皆さんがきちんと歌えて、お芝居をされて、ステップを踏んで。とてもすばらしかった雪組・下級生さんのがんばりでした。

 

4.若干の懸念

この公演で若干一つだけ、懸念材料があるとしたら?このようなことを申し上げるのは恐縮ですが、これは期待の裏返しとどうぞご理解ください。

望海風斗さんの見事な過剰なほどの演技と情熱。それが時にやや一本調子に見えるところがあったのです。時にベネディクト、時にブロンソンを彷彿とさせるかのような。

情熱をこれまで以上に振り切っておられる歌唱と演技にはもちろん、圧倒されました。圧巻です。しかし、同時に、これまで観たことがあるだいもんさんの、最大級の振り切り方であったかのような印象も持ちました。

逆に言うと、望海風斗さんでなければ、このような欲張りなことは思わないのだと思います。だってこれほど歌えて、これほど感情を振り切って出されていて、圧巻だったのですから。

見るからに宝塚の舞台を愛していてストイックな方。きっとこれから、振り切った感情を出す以外の様々な引き算の演技も見せてくださるのではないかとおおいに期待しております。もちろん、そういう場面は今公演でも既に見せ始めてくださっています。ただ、今まで見たことがないようなそんな表情を様々に見せてほしい。

もしかしたら、それには化学反応を起こせる相手役が必要なのかもしれません。

欲張りな故のおおいなる期待だとご理解ください。彼女はそこを越えられる方だと思うのです。

 

5.実はね・・

今公演が始まってすぐ、実は「まずいな」と思ったことがあります。

バレエ、フラメンコ、オペラ、様々な要素が感じられる舞台。優れた海外ミュージカル作品(あくまで「優れた」です)における、一つの作品を一人の作曲家が貫く作品の強さを感じ取ったからです。

まずい。この公演をみると、宝塚への関心を急激に低下させるかもしれないと思いました。結局、宝塚は潤色には優れていても、オリジナルではこういった作品はつくれないのかと、比較し残念に思いそうだったからです。

舞台は始まって間もなかったのですが、そういう予感がしました。

 

で、終わってどうだったでしょう?

実は今公演、呆気にとられて見事な作品を口をあんぐりと眺めていたからというのもありますが、超絶涙もろい私がほとんど泣きませんでした。作品としては見事でした。だいもんさんの熱量も歌唱も、ひりひりとぎりぎりと魂を揺さぶられるようで素晴らしかった。けれど、です。不思議でした。

そして、帰り道、それでもやっぱり思い出したのは現在、宝塚大劇場で公演中の月組さんのショウの白の場面の壮大な音楽でした。私はここで毎回、号泣しているのです。よほど、私の琴線に触れる音楽なのだと思います。私はやっぱり宝塚のショウとタカラジェンヌさんの集団のありようが好きなんですね。

加えて、決してお芝居の「NOBUNAGA」のことを比べて悪く思うこともありませんでした。なぜなら、大野先生が「信長を演じたい」という退団公演の真咲さんのためにおそらく、精魂を傾け、歴史オタクのすべてを突っ込んで創られた作品ではないかと思うからです。退団公演のそういった暖かさは宝塚にしかないものだと思います。

不思議な場所です、宝塚歌劇団。それが感想の締めくくりです。