皆さま、こんにちは!miyakogu@宝塚です。
今日11時公演が、月組さん「信長」のmy楽でした。
火曜日に観劇した時に、珍しく真咲さんが音程を調整して歌っておられて心配していましたが、本日の真咲さんは絶好調。立見席も出ています。
真咲さんがアドリブと白のハーフアフロ?(白いモワモワを部分的につけておられる感じです)で大いに客席を沸かせてくださってました。楽しく拝見、ショウでは泣いてきました(T-T)。
1.信長の「敦盛」の舞
本日、miyakogu史上、最も近く珠城りょうさんににじり寄ってみたため、皆さまのお芝居の細かな表情がオペグラなしで把握できました。
ロックのリズムがオーケストラピットからダイレクトに伝わるため、こちらのテンションもアゲアゲです(^^)。
冒頭の幸若舞の「敦盛」。真咲さんのええ声が朗々と響く場面ですが、音楽がロックに転じて真咲さんがせりさがる時のことです。
ここ、私は気づいていませんでしたが、真咲さんはにやっと笑っておられたのですね。
勝手なイメージとしては本能寺で舞って散るというものがありますが、おそらく日頃から宴で舞うこともあったかと思うと、今から信長の戦いの物語が始まると告げているようにも見えました。
2.逡巡する家臣たちの表情
物語のクライマックス、「時は今だ~‼」と徐々に信長への造反の機運が強まっていく場面です。
ありちゃんが声量豊かに歌い上げておられるのですが、恋人の妻木を斬られた恨みを表情にばーんと出しておられました。
この作品で、暁千星さんが演じておられる前田利家の弟・信之と朝美絢さん演じる妻木の恋は、戦国時代における甘い清涼剤のような存在です。
若い恋人達のかわいらしい場面の瑞瑞しい暁さんの表情。しかし、信長に切りかかる時の恨みに駆られた男としての表情。その変化が見事でした。
そして弟を斬られた後、造反に転じる前田利家や家臣たち。近くで見てよく分かりましたが、家臣たちは実はためらいの表情を見せつつ、迷いながらも信長を囲んで行きます。
美弥るりかさんの秀吉のためらいは最初から伝わりやすかったのですが、家臣たちの多くも迷いがありながら、「今がその時なのか」確信を持てないまま、限界に達していること。そして、今がまさに緊張の沸点だと伝わってくる演技でした。
熱いです!開幕2日めに観た舞台とは全く違うぜ、ベイビ!です(^^)。
こまちゃんの足利義昭もさらに磨きがかかっています。惚れ惚れしますわ。
また、これまで書ききれていませんでしたが、光月るうさんの今川義元の刀を握る手を震わせた演技と歌、蓮つかささんの信長弟の演技と声も素敵でした。
今川義元は信長の先を行っていた憧れだった武将。憧れた人を討ち前に進んだ自分にもいつか同様の相手が現れる。信長はそのことを誰よりも知っていたのではないか。そう思わせる場面でした。
3.盛り上がる真咲さんのアドリブとハーフアフロ?
かちゃさんとのアムールの掛け合いの場面です。
かちゃさんが待ってるのに、なかなか始めない真咲さん(^^)。
おもむろに「ねえ、待ってるのってどんな感じ?」と尋ね、かちゃさんが「ぞくぞくするわ!」と答え、真咲さんがさらに「かちゃって、そうなんだ・・」と続けておられました。
また白のハーフアフロと言えばいいのかな?(^^)
かぶって出てこられる場面があり、客席は盛り上がります。真咲さん会なのかな、控えめですが、ひゅ~という掛け声もあったような。真咲さんらしい茶目っ気を感じました。
4.たまには珠城も
さあ、たまちゃんが来たよ!
たまには珠城もよろしくね!で拍手が起きる下手前方席の一帯。
miyakoguも手でも降ってアピール!と待ち構えてましたが、珠ちゃんは2階席を見上げておられましたよ(^^)
珠ちゃん、いつも2階席を見上げておられるあなたのそういうところ、素敵です。
でもね、あの辺り一帯は多分、かなりの確率で珠ちゃんファン。2階席とさらに1階もごっそり釣ってってね。たまにはよろしくね!(^^)。
5.ショウで泣く
はい、安定の泣き、入りました。
今日は冒頭で真咲さんが「愛を感じ過ぎると、泣いてしまいそうだし」とピンクのモフモフに埋もれて歌っておられる時点で既に泣きです。
左右、後方からもずずっと聞こえてきました。しかし、リカちゃん人形みたいなあの衣装、着こなす真咲さんってすごいですね(^^)。
もちろん、私がしつこく書いている白と金の場面では涙、涙💧涙💧(T-T)。退団者の方々の、美しく切ない場面でした。
細かなお芝居が熟してきた「信長」。
伸び伸びとした真咲さんの茶目っ気が伝わると同時に、泣けるショウ「Forever Love」。
宝塚大劇場は後2日、そして東宝での公演をどうぞお楽しみ下さい。