代取マザー、時々おとめ

宝塚の観劇感想メインのブログ。たまたま代取(代表取締役)になったワーキングマザーの日々と哲学。twitterは@miyakogu5。

宙組・全国ツアー バレンシアの熱い花 シルヴィアはなぜ亡くなったのか?について(ネタバレありの推察です) 

皆さま、こんにちは。快晴から雨の週末になりました関西です。

さて、宙組さんの全国ツアー「バレンシアの熱い花/HOT EYES!!」も後1週間です。本日、福岡公演が終わると、後はまぁ様出身地の佐賀、佐世保、鹿児島を残すのみ。そろそろ、ネタバレしてもいいですかね?(^^)。

宙組トップスター・朝夏まなとさんの出身地である佐賀は大盛り上がりになるでしょうね!まぁ様、凱旋おめでとうございます。真風さんも泣きはるかしら?(^^)

 

ネタバレというか、もちろん正解というのはないでしょうし、あくまで、劇中のセリフと歌からの、以下は私の推察です。

最後の場面で、ロドリーゴの声によって告げられるシルヴィアの死。

なぜシルヴィアは亡くなったのでしょうか? 私も初観劇時は、え?と思いつつ、ある意味、濃厚に漂っていた悲劇的な予感からすっと受け止めることはできました。

 

再演ものですのでお分かりの方も多いと思いますが、遥羽ららさんが演じておられるシルヴィアは、地下の秘密の通路の鍵を開けに行く場面で、セリフのような感じで歌っておられるのですね。ちゃんと。

以前に、コメント欄でのお問合せに対して返させてもらったのが以下の内容です。

 

シルヴィアはね、「汚れてしまった私ではあの方の愛を受け入れるわけにはいかない。夫の元へお導きする役割を終えたら、私は・・」(正確なセリフではなく、概ねそういう趣旨です)と歌っておられます。

彼女は父の命乞いとの引き換えとはいえ、ルカノールの妻になった=自分が汚れてしまった(もう、おとめではないということでもありますね)、だからロドリーゴたちの復讐を助けて、その役目を終えたら、ただ一度、ロドリーゴと抱き合ったぬくもりを幸せな思い出として私は自害する、ということを告げておられるのだと思います。あの場面で。

 

シルヴィアは、ある意味、清らかなマルガリータが大人になったようなお嬢さん育ちの奥様だと思うのです。若く美しく、意に反して嫁がなければならなかった・・。

父を助けてくれたルカノールには恩がある。卑怯とはいえ、恩人であり夫です。しかし、心はロドリーゴを愛していて、バレンシアのためにもロドリーゴのためにも、ルカノール殺害に加担する。ある意味、恩人を殺すことになってしまう自分です。

そして、清らかな身ではない自分は、ロドリーゴからの清らかな愛を受けるには値しない。だから、役目を終えたら自害する。ただ一度、抱き合ったあの喜びを胸に。

ということだと、私は思いました。もちろん、異なる見方がそれぞれにおありになると思います。初めてご観劇になって、もしかすると、もやもやっとされたかもしれない方に、あくまで推察ではありますが、何かほんの少しでもお役に立てば幸いです。

正直な、おばちゃんな、そんなに考え込まんでもええんとちゃう?もうええんやんか、二人で幸せになりや!!と思ったけどな・・。←柴田先生の世界が台無しになるので、やめてください、miyakoguさん。

あとね、バレンシアって、サン・ホセの火祭りのまちって、既にご存知でした?

雪組さん「ラ・エスメラルダ」で連呼され、「サン・ホセって誰やねん?!」と宝塚ファンが心の中で突っ込んだであろうサン・ホセ様。スペインの有名な火祭りの主人公であるとは気づいておりましたが、まさにバレンシアが舞台。バレンシアの守護聖人サン・ジョゼップ様(スペイン語でサン・ホセ)でした。

 

それにしても、宙組さんのショウ、各地できゃぁきゃぁがすごいようで何よりです。まぁ様の盛り上げのお力、握手、目、素晴らしいです。

各地で宙組のメンバーに落ちた皆さま。ぜひ2月の以下の宝塚大劇場公演にお越しください。今度はコメディです。宙組さんのコメディはねぇ、おもしろいですよ!

全国ツアーに行っていない他美形メンバーも多いですからねーーー。うふふ。

そ・れ・に、何といっても、ショウがあります!(≧▽≦) 

 

■宝塚歌劇団宙組 宝塚大劇場公演

2017年2月3日(金)~ 3月6日(月)

ミュージカル・コメディ『王妃の館 -Château de la Reine-』

スーパー・レビュー『VIVA! FESTA!』

kageki.hankyu.co.jp

 

大劇場にて、お待ちしております!!(^^)