代取マザー、時々おとめ

宝塚の観劇感想メインのブログ。たまたま代取(代表取締役)になったワーキングマザーの日々と哲学。twitterは@miyakogu5。

宝塚音楽学校文化祭を初観劇 103期生さんの舞台の感想をお届け(^^)

皆さま、こんにちは。宝塚音楽学校第103期生さんの文化祭を本日12時公演にて観劇してまいりました。その感想をお届けいたします。

4月22日(土)11時公演のショー感想はこちらです。ラインダンスについて書いておりますので、よろしければどうぞ!

mothercoenote.hatenablog.com

お芝居感想はこちらです。よろしければどうぞ!

mothercoenote.hatenablog.com

 

さぁ、いくわよーー!!

って、あれ?miyakoguさん?今、超絶忙しいんじゃなかったでしたっけ?と思われたそこのあなた!

私もそう思う・・。2月の一番忙しいこの時期に、なぜこれほど劇場に通っているのか、本人にも意味不明ではございますが、その活力こそ、明日への希望、生きる力なのでございます。これこそが、miyakoguに定められた活動にございますれば・・(注 「星逢一夜」で鈴虫が晴興に言うセリフの雰囲気でお願いします)。

席に着こうと通路を進むと目の前には尚すみれ先生と思われる方、近くの列に植田紳爾先生、幕間には第1部、第3部を構成・演出された三木章雄先生をお見かけしました(^^)。初日第1回目の公演、やはり関係者の皆さまが多くご観劇のご様子です。

こちらが予科生の104期生さんがてきぱきと販売してくださったパンフレットです。

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 ※以下、公演を観なくても購入可能なパンフレットに掲載されているため、宝塚歌劇団の公表情報と判断して、お名前を出させていただいております。

1.第1部は日本舞踊、予科生さんコーラス、ヴォーカル

幕開けは「清く正しく美しく」の日本舞踏で始まります。芹澤佳夏さんという娘役さんが美しい声で朗々とソロを。

103期さんは娘役さんが成績上位のようで、2日間4回公演のご挨拶はすべて娘役さんです。芹澤さんも26日16時公演のご挨拶の方。真ん中で踊られるのも娘役さんの方が随所で目立ちました。

 

予科生さんのコーラスをはさんで、クラシック・ヴォーカル、宝塚のテーマソングを歌われるポピュラー・ボーカルへと続きます。

ここで、ソロで歌われた男役さんが美和優理花さんと、奥切愛美さん。美和さんは背が高くスマートな方で、ふりふりの白いブラウスにすっと綺麗に伸びた長い脚で初々しく。

その次の奥切愛美さんが「トゥーランドット」より「誰も寝てはならぬ」です。この歌唱が本日の注目その1さんです。

奥切さんはパンフレットにピアノを弾いておられる横顔の写真があるのですが、鼻が高く、まつげが長く、憂いを少し秘めたような美しい横顔。なんというか、出てくるだけで会場に「あ」と思わせるようなお力がある方のように私は思いました。もう一曲、「丘の上のジョニー」もソロで歌われます。入学式の映像でも、「あ、誰、この人?!」と記憶に残った横顔の方でした。

また、背が高く、すらっとしていて、9頭身?!と会場を驚かせたのが大川真奈さん。この方も本日の注目その2さんでソロがあり、第2部の演劇では主役です。

「ハロー・タカラヅカ」では4人が出てこられますが、ここで勝間爽さん、川添紗世さん、雑賀ミウさん、長崎里保さんの美形の方々が。あ、みんな、美形か・・。

川添紗世さんは音楽学校生さん募集のポスターで最前列センターにおられた方かと思います。美形!今回はあまり前に出てこられるほどではなかったのですが、目力が強く、何か爽やかな色気がおありになるようにお見受けいたしましたよ。

長崎さんは、中学生娘がパンフレットの写真で「この人!」と注目。第2部の演劇ではB組で主役の人物の「影」を演じられる方です。

男役さんの永野ひなさん、娘役さんでは小川あき野さん、田中琴之さんがソロがおありになりました。

 

2.第2部は正塚先生の演劇

若い俳優達がお稽古場から劇の世界に迷い込んだかのようなストーリーです。

本日の注目その2さんの大川真奈さんが主役のロベール、その影を白石彩果さん、ヒロインを本日ご挨拶をされた山本彩加さん。

山本さんは明確なセリフ、通る澄んだ声、第3部のバレエでも思いましたが可憐なヒロインらしさと女性の強さも感じられる方。うん、これはもう将来、ご活躍されそうですね。何でもできそうで、可愛らしくてって完璧ですやん。

役者がお稽古している設定ですので、服は現代ぽくですが、王国の姫・リディアは西田侑蘭さん。(正確には「価」の人偏抜きの字です)

やんちゃそうな王女でありくすくすと笑いと取っておられました。舞台度胸のある方だと拝見しておりましたところ、第3部のダンス・コンサートで踊りまくり!!めちゃ上手!ジブシー女Sです。(詳しくは後で)

うん、ここはさすがに下級生さんだけではなかなかお芝居にはなりません。ちょこっとばかり寝そうになりました(^^)。ごめんね。

ただ、9頭身の大川さんと可憐な山本さんが抱き合うシーンは、めちゃくちゃ絵になってます!!お二人ともセリフも明快、立っているだけで華があり、美って素晴らしいですね。

ジェラールであってるかなぁ、主役・ロベールの父役だと思うのですが、今本すずさんのセリフがお上手だと私は思いました。落ち着いたたたずまい、物語を生み出すセリフを語れる方ではないかと思います。ダンスでも生き生きと踊っておられます。

私達は本日12時公演のA組しか拝見していませんが、16時公演B組の主役は広田有希乃さん。パンフレットのお写真では優しげで品のある雰囲気。佐賀のご出身と拝見して、「将来有望!」とそれだけで確信するmiyakogu&中学生娘です(^^)。

 

3.第3部はダンス・コンサート

ここはさすがにお若い皆様ならではのエネルギーが炸裂しています。モダン・バレエ、ジャズダンス、タップダンス、ヒップホップと次から次へ。全員の方が次々とご登場されて、目移りいたしました。

抜群のバレエで驚かせてくださったのが、ジプシー男Sを踊られた鈴木舞子さんと、ジプシー娘Sの西田侑蘭さんのお二人。

鈴木舞子さんの男性バレエダンサーかのような、ものすごいジャンプ。見とれるとともに驚きでした。すごいわ。西田さんは美しい回転。いやはや、このお二人には驚かされました。やはり、バレエを長年されていた方が宝塚歌劇団を目指されることが多いでしょうしね。お見事でした。

ダンスの場面で、一際目を惹かれたのが樋口令奈さんの笑顔。とってもキュートです!「タソみたいなかわいい笑顔の子がいたやん、ちょっと小柄な」と娘に言うと、「あーー、いたいた!」とすぐにわかってくれましたよ(^^)。

 

初めて観劇した宝塚音楽学校文化祭でした。

少し退屈するかな?と観る前は思いましたが、さすがに美しくお若い皆様が踊り歌うだけあって、2回の休憩をはさんでの2時間45分がそれほど長く感じませんでした。楽しかった!

こうやって次のスターさんが生まれていくんですねぇ。しみじみ。

成績上位の方が必ずしもトップさんになられるわけでもないのが、宝塚のおもしろいところでもあります。その人なりにぐんと伸びる時期がそれぞれにおありになるだろうと、これからのご活躍を楽しみにさせていただきます。

初舞台、今からとても楽しみにお待ち申し上げますね(^^)。