皆さま、お元気でしたか?大劇場前楽で拝見したサヨナラショーの直前、「クラシカルビジュー」でまぁ様の黒燕尾を拝見しながら、涙ほろほろで考えていたことがあり、本日はそこをお届けしたいと思います。黒燕尾で銀橋に出て歌うまぁ様に一つだけ、「朝夏さん、それは違う。そうじゃないの!」とお伝えしたかったことがあるのです。そこをずっと書きたいと思っていました。
私、miyakogu、ようやく週末ごとのイベント関係お仕事がすべて終了し、今週末はホームスティ生さん受け入れからほぼ1ヶ月後、初めての何もない週末。爆睡しましたよ!
宝塚グラフでのまぁ様のヨーロッパの映画女優ですか?!というグラビアと、まぁまか・いちゃこら対談についても書きたいことは山のようにあります。ええ!(≧∀≦)
くわ~~~っ! ですよ!!(≧∀≦) (対談で真風さんが「くわ~~~っ!」という謎の発言をされている場面があります)
昨夜、中学生娘とひとしきり、わぁわぁ言いながら宝塚グラフを拝読、Lettersの珠ちゃんについてもあわわ!だし、「はいからさんが通る」観劇後には柚香光さんのフォトブも購入。miyakogu、仕事の合間を縫って大忙しですよ!
しかし、時間がようやくでき、11月の三連休に向けて宙組東京遠征 母娘二人旅の手配も全て終えた今、ずっと書きたかったことを書きますわね! ←え?miyakoguさん、今、何て?
お稽古場でまぁ様が涙をこぼされたシーンが映っていたというスカイステージのサヨナラ特番はまだ拝見できておりませんが、書きたい気持ちを優先します。
1.愛に気づく才能
私は真風涼帆さんが宙組に組替えされてから、まぁ様に注目した本当に新しいファンに過ぎません。ただ、twitter等を拝見したり、お茶会の人数の増加ぶりをみていると、「王家に捧ぐ歌」以降、全国ツアーでの「メランコリック・ジゴロ」や「エリザベート」で新しくファンになられた方もたくさんおられる様子。
まぁ様の大劇場千秋楽の記者会見を覚えておられる方も多いと思います。
「以前から応援してくださっているファンの方」に加えて、「新しくファンになってくださった方」とおっしゃたのが、とても嬉しく思いました。
この方は、自分に注がれる想いに相当 ”広い角度で” 気づくことができる方だと思ったのです。
自分の周りにある一番身近な熱い輪からの愛はもちろん、その外にある輪の人たち。さらには輪の一番外から、そっとまぁ様を見ているファンからも、かすかに届く電波のような愛にも気づく才能があり、気づいていることを言葉で返す才能がある方ですね。
まぁ、モテる男性特有の才能と似てはおりますね!(^^)
2.愛を受けとめる才能
「A Motion」を拝見していたときもそうでしたが、ディナーショーの様子を伝え聞いても、まぁ様は、組子がこう言ってほしいというのをずばっと全部してくださるのですよね。ずばっとした割には、どや顔の直後、自分でも方を震わせて笑ってしまうようなところがおありにもなりますね(^^)。
「クラシカル・ビジュー」で、黒燕尾のまぁ様がラスト、ただ一人で銀橋に出て歌われる場面。以前の記事でも書きましたが、まぁ様はこう歌われます。
「私の光など一人だけでは強くなくて
愛してくれる人がいたから
大きな輝き 放つことができた」
(歌詞 稲葉太地氏)
出典:宝塚歌劇団「神々の土地/クラシカルビジュー公演プログラム」
私が一つだけ、「それは違う、違うの、まぁ様。そうじゃないの!」と涙ほろほろになりながら思ったのは、この歌詞のことでした。
作詞者である稲葉先生は、まぁ様のお気持ちを代弁するように、この歌詞を書かれたと思います。そして、まぁ様は文字通りの気持ちを込めて、銀橋で歌われていると思います。ラストの歌い上げは素晴らしい声量でした。
私が、宙の太陽である朝夏まなとさんにお伝えしたかったこと。
まぁ様、あなたの光はそもそも「私の光など」というものではなくて、「一人だけでは強くなくて」なんてことは全くなくて。
あなたの光は、お一人で立っておられても、最初からとても強いものだったと思います。おそらくは音楽学校の時代から。後輩のジェンヌさんに慕われておられるように。
ただ、ご自身は「愛してくれる人がいたから」大きな輝きになったと思っておられるでしょう。もちろん、確かにそうなのですが・・。
しかし、ファンからまぁ様へ愛を送るには、欠かせないものがあるのです。
多くの人の愛を、まっすぐに受けとめることができる、とても大きくてしなやかな強さをもった器、すなわ「愛を受けとめる才能」が必要なのです。
どれだけの愛を私達がそれぞれの強さで勝手に送ったとしても、あの方は微笑んで全て受けとめてくれ、そこを自分の力に変えてくれるのだという安心感。そこが男女関係とは全く違う、宝塚の良きことだと私は思います。
熱心なファンからの強くて熱いまぁ様への愛も、時々しか観劇できない方からの気持ちも、遠くからそっと送る微かな電波のような想いであったとしても。
まぁ様はすべてあの長い手を大きく広げたような、大きなアンテナでキャッチしてくださっているという絶対的安心感。私達ファンの思いが確かに届いていて、まぁ様はご自身の力に変えてくれるという安心感があるのですね。
それは、人の助言を素直に聞ける才能と近いものがあるかもしれません。助言を取り入れる入れないはその人の自由です。しかし、ひとまず、心を開いて受けとめられるかどうか、取捨選択しながらも自分の行動を変えていけるかどうか。仕事においても、その力があるかどうかは、その人の成長を大きく変えるものだと、やや長く仕事をしてきた私は自らの反省を込めて感じるものがあります。
まぁ様のそのお力が、生まれもってのものなのか、ご家庭で育まれたものなのか、後天的に伸ばしてこられたものなのか。おそらくは、そのすべてによるものだろうと想像します。
でもね、それは持っている人には、ある。ない人には残念ながら、ない。
そういう種類の才能であり、かつ持っているだけでもだめなのだと、私は思います。
朝夏まなとさんの素敵さは、もともとお持ちだったであろう才能を、自分との戦いの中で見つけて磨いて大きな花束にして、私達に惜しげもなく毎公演、目に見えない花として、劇場中に振り撒いてくださっている点にあると思います。
ファンは何も、返してもらおうと思って愛を送っているわけではありません。しかし、まぁ様にはその愛を受けとめ自分の力に変え、目に見えない花として確実に返してくださるという安心感があるのです。長くからのファンにも、新規ファンにも、初見の方にもたっぷりと、ふんだんに。
不思議な方です。
黒燕尾の最初、まぁ様が幾筋もの光の中で振り返り、にこっと微笑まれる瞬間は、生まれたばかりの素のまぁ様の柔らかな笑顔に触れるようで、観ていてとても好きな瞬間です。
そこからの流れは、宙から落ちてきた輝きを持った原石が磨かれ、強い光を放ち、再び宙へ帰る物語のよう・・(T_T)
後1ヶ月を切ったまぁ様の退団公演。最後まで無事に皆さまが駆け抜けられますように。
こちらはその願いを込めて撮影した、まぁ様クラフトホリックとmiyakoguアイコンとの記念写真です。えへへ。 ←ツーショットのつもりらしい・・。ばか。娘からは自分も入れろとの抗議がありますが、無視する所存(^^)。