代取マザー、時々おとめ

宝塚の観劇感想メインのブログ。たまたま代取(代表取締役)になったワーキングマザーの日々と哲学。朝夏まなとさん退団後のロスから、少し息を吹き返し中。

宙組・神々の土地/クラシカルビジュー 東京感想1 まぁ様宙組、熱きお芝居の完成

皆さま、こんばんは。本日は東京宝塚劇場に遠征。宙組さんの「神々の土地/クラシカルビジュー」を観劇いたしました。
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いやあ~、遠征って本当に素敵ですね。今日は東京の大親友と久しぶりにゆっくり話せて、本当に楽しかった!🍷
私の友人は専門職で長く働いてきた人が多く、中学生娘には良いお手本になってもらえて、ありがたい限りです😊


さて、感想1はお芝居「神々の土地」について。今日、私が感じた宙組さんの変化について書きたいと思います。

朝夏まなと様。今作品においてまぁ様が率いてこられた宙組のお芝居の力は完成したと、私は本日思いました。
本日初見の方のご感想では、やはり人間関係の把握が難しく迷子になることもあったとのこと。確かになぁ。迫力ある印象的な場面が多いものの、そういう側面は正直ある作品だと思います。

ただ、宝塚から複数回観劇してきた私が本日思ったのは、宙組の皆さんは舞台の端っこの方に至るまで、今作品の中で“生きている”ということです。

お気づきのように、「神々の土地」は滅び行くロマノフ皇室とロシア貴族、軍の高官、ラスプーチン側に多くの主要メンバーが配され、宮廷を舞台にお話は進んで行きます。
そして、少なくとも主要メンバーの皆さまのお芝居は宝塚後半で完成されていたと思います。宮廷以外でも、ゾバール等の主要メンバーは同じく。

本日感じた一番大きな変化。
それはロマノフは内部から滅びただけでなく、名もなき民衆のエネルギーこそがロシア革命を突き動かしたのだという実感です。
宝塚大劇場の段階では、ロマノフはラスプーチンと共に自滅したように見えました。

しかし。主要メンバーのお芝居と拮抗するエネルギーを、下級生さんの皆さんが発しておられたからこその本日の変化。
民衆やツインカで発せられるセリフのクリアで生き生きとした響き、ダンスの表現の熱。名もなき民衆の力によって、確かに革命が起こったのだという実感があったのです。まぁ様の語りで伝えられるだけでなく。

宙組の下級生さんが今作品によって、お芝居の中で生きることを何らかの形で“つかんだ”瞬間が東京のどこかであったはずだと私は思います。沸点を超えた時点が。

少し前から、今の宙組は人気が爆発する直前の雪組に、雰囲気が似ていると思うことがありました。お芝居の熱と勢いにおいて。
宙組は長身でスタイリッシュで素敵な組。ただ、すこーし薄味あっさりなのかな?宝塚を観るようになって短い経験で申し訳ないのですが、これまではそう思うことがありました。

もちろん、これまでのトップスターさんが築いてこられた力が地層のように重なり、組創設20年のスタイルとなっているはず。
そこに今、まぁ様がもたらされた娘役を褒める花組のフレーバー、まぁ様ご自身の太陽のような資質の明るさとお芝居への深い想い、情熱、そして星組から来られた真風さんの濃厚な色気。

多くの方のお力の上に、まぁ様の率いてこられた宙組さんは完成したのではないかと、私は思います。

素直で一生懸命で明るくてすかっとしていて、熱い。
隅々までの熱さはソーラン宙組でも濃厚に感じたのですが、本日、その熱さをお芝居でも隅々に至るまで感じたのです。それは嬉しい驚きでした。

その熱いエネルギーが民衆の端っこにいる下級生さんに至るまで満ち、ロマノフ側と拮抗し凌駕してこそ初めて、ああ、革命は確かに起こったのだと観客は納得が行くのだと私は思います。

まぁ様、あなたが率いてこられた宙組の一つの完成した形を本日、見せていただきました。舞台の端に至るまで、それぞれの立場で皆さんがお芝居に熱を持って入り込んでおられることが伝わってきました。本当にありがとう‼

黒燕尾では音もなく軽やかに踏まれるステップの数々に感動いたしました。「これは何の夢だろう?」と途中で思った美しさ。ショー感想は改めて!