代取マザー、時々おとめ

宝塚の観劇感想メインのブログ。たまたま代取(代表取締役)になったワーキングマザーの日々と哲学。twitterは@miyakogu5。

タカラヅカスペシャル2017 感想 パリ推しのレビュー90周年、ほんわかトップさん達でした (^^)

皆さま、こんばんは。本日は冬休みに突入している中学生娘と一緒に「タカラヅカスペシャル2017 ジュテーム・レビュー ーモン・パリ誕生90周年」のライブ中継を見てまいりましたので、感想をお届けするのであります! (^^)

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かぼちゃ、煮ながらね。冬至やん?風邪予防にね。

いや、おばちゃんな、朝夏まなとさん退団後のロスの上に、土日仕事が続いて大変だったわけ。実際問題、この20日間ほどずっとお仕事で。でも、今振り返ったらその間に、バウ2回、梅芸で4Stars、ビリー・エリオットのDVD、そして本日ライブ中継と結局一杯観てましたわ!案外な、てへっ。

さて、そんな超久しぶりの宝塚。真風さんの劇場でのトップお披露目、珠ちゃんが最下級生トップさんと、私が好きなお二人が一つの画面で見られるという、私の人生最大のチャンスなのです。そりゃ、見にいくでしょ?感想も書くでしょう?!ってなもんですよ!

 

1.真風さんと珠城さんが同時に!

ばんっ!(注 立ち上がるmiyakogu)

皆さま、見てくれはった?一番新米トップのはずなのに、真風さんの堂々ぶりを?トップさん4人揃って腰をぐるっとされた時にだだ漏れたお色気を?あの長身脚長イケメンを?!

そして、見てくれはった?真風さんより先にトップになって月組公演ではベテラン風味をすっかり醸し出しているのに、いきなり最下級生さんで、他の方々にいじられまくるかわいらしい珠城りょうちゃんを?サラリーマンやります!とぐいぐい推してくるわ、パリに行ったことがないのをいじられて、一生懸命、「通りから通りを散歩したくなるんですよね」とか話に入ろうとするりょうりょう。かわい過ぎる!

おばちゃんな、珠ちゃんってほんとはそういう立場でのびのびしてても良い時期に、ものすごい勢いでトップにならはったんやなぁとじーんときましたわ、ほんとに(感涙)。

 

2.ふれあいコーナーのシシィ

まぁ様のようなちゃらっとしたキャラがおられない今年のタカスペ。用意された台本を読みながらも、さすがにラスト公演、少し慣れてこられてアドリブも入ったのでしょうか?

トップさん4人の客席とのふれあいコーナーで、本日は望海風斗さんがトートを、お客様から選ばれたお一人がシシィをされての「死ねばいい!」の決め台詞、のぞさんが見事に決めてドヤ顔です。そこからの皆さんのトークがとっても楽しかったです。

エリザベートで演じるなら何がいい?という話の流れで、珠ちゃんが私はシシィをとなって、他のトップさんに無言の否定をされる中(おもな理由はおそらく肩幅と胸板)、真風さんも「シシィを、遠近法で」とか言い出すし (^^)。

遠近法で演じるシシィって、何ですの?真風さんは・・。確かにひときわ背が高いんだなと改めて本日思いました。

そこから、望海さんもシシィがいいと言い出されて、シシィが3人に。明日海りおさんがまとめてトートでお相手役かな?と思ったら、みりおさんが私はゾフィー!と言いだされて、3人もシシィがいたら大変ですよとなり (^^)。

あー、本当だ、みりおさんがゾフィーされて真風シシィに珠城シシィ、うわ、こりゃ大変だわと思っていたら、みりおさんが気にされていたのは「朝から3人起こすんでしょ?4時40分頃から一人ずつ起こさないといけないから、それだと私は3時台に起きないと」(間違ってたらごめんね)と言い出されて、そこ?!と盛大に心の中でつっこみました。おもしろいね、みりおさんは。

それから、望海さんの白雪号について、みりおさんが「いいなぁと思って、私も昨晩、考えたんですよ」からの「何も思いつきませんでした」も。すごいなぁ、みりおさんは。

 

3.印象に残った場面

・2幕冒頭、轟悠さんの「夢の花すみれ」

足の長い人来たーー!と思ったら轟さんでした。確か、私とあまり違わない年代でいらっしゃるはず。うつむかれた場面の美しい横顔のラインが、すっきりとまぶし過ぎる!

 

・明日海りおさんの「愛の旅立ち」

本日のタカスペで一番素晴らしいなと思った歌唱は、そのみりおさんが2幕ほぼラストで歌われた「愛の旅立ち」(ザ・レビューⅢ)でした。さすがに轟さん以外では最長トップさんの貫禄でした。「アデュー・マルセイユ」も含めて、声量も歌声も素晴らしかったです。

 

・1幕ラストの「デュエット」での真風さんの「Home」

「ファントム」より「Home」をちゃぴさんと一緒に歌われた真風さん。真風さんは半拍ほど歌が遅れることがおありになるかな?とこれまで拝見してきたのですが、そこを克服されたように思えた今回の歌唱でした。これはウエスト・サイド・ストーリーも期待大ですよーー。

 

・1幕ラストの「デュエット」での望海さんの「あなたがいるから」

「仮面のロマネスク」より「あなたがいるから」を仙名彩世さんと一緒に歌われた望海さん。このお二人はぐぐぐっとアダルティに物語にひきこんでくる歌唱でした。さすがの歌上手さんです。

 

・1幕月組コーナー冒頭の珠城さんの「長崎しぐれ坂」

博多座ぶりに聞きましたが、声の厚みがあり明瞭でした。珠城りょうさんの年下大型犬が急に大人の男に大変身。歌や演技に入ると、すっと雰囲気が変わるりょうちゃんですね。ご本人も後は刀くらいとおっしゃっていたと思うのですが、ぜひ日本ものを見たいですね。

 

以下はトップさん以外で記憶に残った方々を順不同で。私が宙組を一番多く観ているので宙組さんが多目な点、ご容赦くださいね。

 

・トップ娘役さん達

4人ともそれぞれ異なる魅力のある方ですが、何と言ってもお歌が全員、お上手。ちゃぴさんはキュートに、仙名彩世さんはしっとりと、真彩希帆さんは澄んだ歌声、まどかちゃんは愛らしく。

星風まどかさんは低い声も迫力があり、可愛らしい時は可愛らしく。さすがに宙組生え抜き初のトップ就任です。

 

・華形ひかるさん

みつるさんが出てこられると、「兄貴!」と言いたくなる何かをお持ちですよね。“いなせ”ですよね、あの方はどこか。お芝居、好きです。

 

・沙央くらまさん

星条海斗さんも、みつるさんもそうなんですが、1幕「シャンパーニュ」の場面、ハチマキも衣装の着こなしも、悠然と着こなしてますが何か?という余裕を感じます。ハチマキが似合うように髪型を整えてこられるところがさすが。宙組「シェイクスピア」でのお芝居、本当に好きでした。

 

・柚香光さん

力の抜けた洒脱なダンス、さりげない色気を映像に映る瞬間的に出してこられる方だなと拝見。昨年度の公演のうち、残念ながらDVDが出ないものの中では、おそらく最も映像化が待望される「はいからさんが通る」、素敵でした。

 

・芹香斗亜さんと鳳月杏さん

ああ、なんか、足の長いイケメンがいる!と私のイケメン脚長センサーが反応したのはこのお二人でした。え、キキちゃん?あら、キキちゃん?ああ、ちなつさんね、そりゃそうだ、という感じです。私はこれまで、それほどキキちゃんに注目していたわけではなかったのですが、これは宙組新体制も楽しみになってきました。

 

・月城かなとさんと愛月ひかるさん

黒目が大きなイケメンが、今、映像に映った!と思うと、決まって月城かなとさんでした。そして、色白のイケメンがいる!と思うと愛ちゃん。

 

・和希そらさんと蒼羽りくさん

私が宙組ファンというのがもちろん大きな要素ですが、和希そらさんはFNSもそうでしたが、何気に映りこまれますよね?そして、映りこんだときに目を惹くというのはどういうことなのだろう?といつも思います。気になるあの子ポジ。おそらく、ダンスの切れの差がそうさせるのかなと思います。

蒼羽りくさんもそうなのですが、私は彼女の暖かみのある演技と笑顔が好きなんですね。「相続人の肖像」も「王妃の館」も、「シェイクスピア」でウィルに「また何か書いたのか」と呆れずに友人として声をかける演技も好きでした。ちらっと映るりくさんの笑顔は癒し!

 

・遥羽ららさんと彩みちるさん

髪型やしぐさでかわいい!と目を惹いたのがららちゃんでした。

彩みちるさんは、全体のしぐさや雰囲気が可愛らしい方。「ひかりふる路」でのカミーユの妻の役は印象に残りました。

 

いろいろ書きましたが、全体を通しての印象は、実は次の2点に尽きました。

・真風さんがおっきい!

・楽曲で一番耳に残ったのは、実は雪組さんの「スーパー・ボイジャー♪♪」。帰り道、シャンソンもパリも何のその、口ずさんで帰りました。これは、野口先生の勝利かな? (^^)

(番外)彩風咲奈さんの「マトカ~」のインパクトはすごい。梅芸で娘は3回、私は1回観たのですが、何となくもう一回観たい演目かもしれません。恐るべし、マトカです。(注 公演名はマトカではなく「キャプテン・ネモ」です。しかし「マトカ」の方が記憶に残りますよね・・)

 

いやぁ、タカスペって本当にいいですね。

今日まで、おれは・・、仕事をしてきて・・、良かった・・(涙)となりました。思い残すことはございません!(注 年内後9日限定ね。あ、年賀状はこれから)

では、風邪予防にかぼちゃを食べて寝ますわね。実は明日午前もまだお仕事です。

がんばれ、私。タカスペでかなーーり、栄養補給できました。ありがとう、宝塚歌劇団の皆さま。