代取マザー、時々おとめ

宝塚の観劇感想メインのブログ。たまたま代取(代表取締役)になったワーキングマザーの日々と哲学。twitterは@miyakogu5。

宙組・ウエストサイドストーリー初日感想1 真風さんの心の叫びに泣き、まかまど身長差に萌え

梅芸WSSの感想記事はこちらです。よろしければどうぞ!
感想1 まかまど、ダンスと音楽についてはこちら
mothercoenote.hatenablog.com
感想2 愛ちゃん、ずんちゃん、あっきーさんの新キャストの感想はこちら
mothercoenote.hatenablog.com


皆さま、こんばんは。本日、国際フォーラムにて宙組トップコンビ 真風涼帆さんと星風まどかさんのプレ御披露目公演「ウエストサイドストーリー」初日を観劇いたしましたので、感想をお送りします!
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私がアメリカ社会におけるプエルト・リコからの移民への強い蔑視に最初に気づいたのは、1980年公開の映画「フェーム」でした。一方、「ウエストサイドストーリー」の舞台初演は1957年とのこと。さらにより根強い蔑視があっただろうと思います。
社会からはみ出てしまった貧しい下町の白人少年達(トニーはポーランド系)、アメリカに憧れてプエルト・リコからやって来た移民の家族の少年達。いずれも社会からの疎外感があり、不安をかきたてるような音楽が、彼らが生きる社会の緊張感、やり場のない苛立ちを示すようです。

以下の内容は、どうしても一部ネタバレします。お嫌な方はお読みにならないで下さい。

1.真風涼帆さんのトニー

登場場面からして激かわ!😆
ペンキを丁寧に一生懸命塗る真風さんトニー。周りの方のオペラが一斉に上ります。若く素直そうな青年、彼はいち早く不良グループ・ジェッツ団から卒業したのだと分かりました。
金髪の真風さんのジーンズにラフなシャツ姿。かわい過ぎる!😆

ロミジュリの現代版ですから、ご想像いただけるように、ダンスパーティでマリアと電撃的に恋に落ちる真風さんトニー。恋に浮き足立ち、二人の幸福を夢見る真風さんトニー、若くて夢見ていてかわい過ぎる!😆

彼は人生を一変させる女の子マリアと出会います。真風さんが優しく「女の子」という破壊力ときたら!おおらかで優しくて一途です。
その恋には大きな障壁があるのに・・(T-T)

真風さんが膝を屈めてまどかちゃんマリアの顔をのぞきこみ目線を合わせ、膝を伸ばすと身長差。萌え過ぎる!😆

その真風さんトニーが、ロミジュリのロミオのようにマリアが亡くなったと思い込み、まちを一人で彷徨うシーン。号泣しました!(T-T)(T-T)(T-T)

マリアと結婚予定になっていたチノを蒼羽りくさんがいい味で演じておられるのですが、そのチノに俺を撃て!、チノ、どこにいるんだ!と叫ぶシーン。
最近のインタビューで真風さんのキーワードだった叫び。私の心にズドーンと届きました。

ああ、真風さんが頑張ってはる、という涙ではなく、トニーの渾身の叫びへの涙でした💧
星逢一夜のちぎみゆ、桜華に舞えの北翔さんと紅さん、クラシカル・ビジュー黒燕尾の朝夏まなとさんに続く涙となりました。素晴らしかったです。

抜擢が続く中、無邪気に話しておられた下級生さん時代から、真風さんはある時期を境にナウオン等であまり多くを語られなくなったと拝見していました。私は新しいファンですが過去映像を見ると、彼女は用心深く賢く心にある腫のベールをかけたように見えたのです。

宙組に組替えされ、まぁ様のもとで伸び伸びと、おそらく響き合うお芝居の楽しさを感じていかれたであろう時期、熊本の震災、そして次期トップの決定。

その中で、おそらくはご自身を守るためにいつしか身に着けてしまった殻を、遂に破られたのではないかと私は拝見しています。巴里祭で歌われた「希望という名の光」では、彼女の「生の心」を感じました。

今日、真風さんの心の叫びは確かに届きました!アラフィフの世間ずれしたおばちゃんのmiyakoguを号泣させた心の叫びでした。
プレ御披露目、おめでとうございます✨

2.萌えシーンを生み出すまどかちゃん

真風さんまどかちゃんの身長差はもちろんのこと、私がオペラでがん見したのは、もちのろんろん、ラブシーンですがな!そのために東京まで来たんですから!(あ、出張ついででしたっけ。もうどっちでもいい!😆)
真風さん&まどかちゃん、キス長いっす😆
真風さん、ベッドで上から優しく覆い被さりましたよね!😆真風さんの広い背中が、背中が💓
真風さん、まどかちゃんの肩に手を回してお休みになってましたよね⁉😆

ドリーム・ターーーーイッム!😆
ありがとうございました。

星風まどかさんは真風さんの身長差といい、愛らしい純粋な少女らしさといい、真風さんトニーの「女の子」でした。
まどかちゃんマリアが愛らしいからこそ、トニーの死の後、黒いベールを被ったマリアが一気に人生の苦さを知ってしまった大人になったことが伝わってきました。真風さんと声の相性もいいように思います。
プレ御披露目、おめでとうございます✨


女性が演じるには宝塚ファンが観るには、「うっ」というシーンもあるこの作品、バーンスタイン氏の音楽も独特で、私にとって抜群に好きな作品ではありません。
おばちゃんな、途中で「あんたら、アニータになんちゅうことすんねん!やめい!」「お芝居とはいえ、劇団、ジェンヌさんになんちゅうこと、させるねん⁉(男役さんも含めてです)」と怒りのあまり立ち上りかけました。⬅ものすごく迷惑なんで、miyakoguさん?

ただ、語りかけてくるようなダンス、宙組のコーラス、演出、出演者の迫真の演技に拍手を送ります。
その中で最も素晴らしかった和希そらさんのアニータについては次の記事で。

※書きました。よろしければどうぞ!
mothercoenote.hatenablog.com