代取マザー、時々おとめ

宝塚の観劇感想メインのブログ。たまたま代取(代表取締役)になったワーキングマザーの日々と哲学。朝夏まなとさん退団後のロスから、少し息を吹き返し中。

宙組・天河/シトラスの風 感想 サンライズの意味と真風さんの癒しの風について考えた(^^)

皆さま、こんにちは。爽やかな新緑の週末、お元気ですか?この時期の日中は少し暑いけれど爽やかな気候が一番好きです。こちらは大阪都心の公園。新緑が綺麗でした。

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さて、昨日土曜日、宙組公演を観劇してまいりました。実は今日も行くけどね。へっへっへ。←3月に3枚、チケットを手放した分、浮かれているとご理解ください。

月曜日が千秋楽ですので、真風さんロックオンで観劇しました。やや後方ですがセンター席でしたので、オペラ越しの勘違い目線でし・あ・わ・せでしたーーーっ!ええねん、勘違いでも。スターさんはそう思わせてなんぼ!

 

1.天は赤い河のほとりへの率直感想

さて。率直に申し上げますと「天は赤い河のほとり」は、原作を読まずに観劇した方がいいかもしれません。はい。

あくまで個人の感想ですが、篠原先生に敬意を表するためにほぼ1万円を投じて原作を購入、数回読んだ上でそう思いました。原作漫画は後半になるにつれ壮大かつ見事な歴史ロマンとなり、闘う少女の成長と二人の愛が伝わってきました。ぜひお芝居を観てから、原作漫画もお読みください。

原作ファンの皆さまは、「名場面と名セリフをいくつか散りばめた外伝的な何か」として宝塚ならではのビジュアルや豪華な衣装、迫力ある音楽と舞台装置を中心に、お楽しみいただければ嬉しく思います。

宝塚版舞台は一つの物語としてちゃんとまとまっていて、カイルとユーリの対極にあるナキアとウルヒの物語が少年少女時代を含めて見事ではあるのです。ユーリを取り合うカイルとラムセスの展開に?、カイルに「会いたかった!」と走り寄るユーリに??が浮かぶくらいのことは宝塚お約束とご理解ください。

※まどかちゃんは好きです。早口になりがちなセリフも落ち着いてきましたよ。

 

また、出ておられる時間は短いのですが、澄輝さやとさんが演じておられるネフェルティティはお見事です。こちらは原作以上の威厳と迫力。セリフの声の明晰さと迫力がお見事です。

原作を読んでからご覧になると、ザナンザの桜木みなとさん、カッシュの和希そらさん、目が見えない設定のネビスの結乃かなりさん(カイルの姉で高位の神官)をはじめ、演者の工夫がわかるという楽しみがありますが、今度は舞台が物足りなくなる側面があります。

原作28巻ですからね、無理があるのは当然、皆さま、よくがんばっておられますよ、本当に。小柳先生もご苦労があっただろうとしのばれます・・。

 

2.サンライズの意味

さて、本日の主題は天河ではなく、「シトラスの風」のサンライズの場面についてです。あの新しい歌を歌いこなされた時、この「シトラスの風 ~Sunrise~」は完成すると私は思っておりました。

真風さんは、大劇場公演終盤の土曜日、ゆったりと大きな自信をもって真ん中に立っておられ、すくっと立つ姿からは強いオーラを感じました。

この歌いにくそうな歌も迫力を持って歌っておられます。途中から歌を引き継がれる芹香斗亜さんが当初から歌いこなしていてくださったこともあり、新生・宙組の「サンライズ」、一定の完成をみたと思います。迫力は今後さらに増すでしょう。期待しています。※2番手さんの歌がいい、というのも幕間聞こえてきましたよ~。

 

今日、歌詞を聞いていて思ったことは「日はまた昇る」についてです。

太陽は沈み、また昇ります。ただ、この歌詞にある「日」というのは、ひょっとしてまぁ様のことだったのかなと。←既に同様に思われた方も当然、一杯おられるでしょうね(^^)。

朝夏まなとさんは「宙の太陽」と称された見事なトップスターさんでした。まぁ様の退団、それは宙組にとってファンにとって、太陽が沈んでしまったようなことだったのですね。

しかし、大丈夫だよ、タイプは違うけれど宙組には真風という新しい日が昇るんだよ、そういう岡田先生からのメッセージを頂戴したような気持ちになったのです(涙)。

私はこの「シトラスの風」の華やかで多彩な色彩が好きです。新しく追加されたSoul Spiritsに漂う哀感も見事でした。この場面のラスト、ポーズを決めた宙組のダンス上手さんたちの計算された見事な構図。美しい音楽とともに、ぜひご覧ください。

また、古くさいと言われるかもしれませんが、「ステート・フェア」の場面の星風まどかさんは激かわ!!!超絶かわ!!!ここの真風さんは長身の育ちのいいアメリカ青年という感じで、優しいまなざしでまどかちゃんを包み込みマックス!!!

もう、見るだけで「きゃーー!」となる宝塚にしかない”夢”でしょう。

今時、ドラマにも映画にも登場しない、クラシカルにまっすぐなロマンチック王道。こんなもん、宝塚以外、他で観られますかっての?! ←落ち着いて、miyaoguさん。

 

昨日の貸し切り公演、お芝居への客席の反応は若干微妙ではなかったかと思います。幕間では、名前が多すぎて話がわからなかったわ、という声が聞こえてきました。まぁなぁぁーー、シュッピルリウマ1世やもんなぁ・・。

しかし、お隣にお座りだった男性客も思わず拍手されたように、さすがに明日へのエナジーの熱量は客席を揺さぶったようで、ショーの後は皆さま、満足そうでした。良かった、良かった。

実はその微妙だったお芝居の途中、空気をぐっと変えたように思ったのが風馬翔さんのタロスの演技です。「力だぁーー!」とものすごい形相と豊かな声量で歌われた時、客席の集中度があがったように思いました。純矢さん、澄輝さん、松風さん、凛城さん、美月さんをはじめ、こういう上級生さんが複数名おられることも今の宙組の力だろうと、私は思います。今回、下級生さんのご活躍も光りますね!

多様な多彩なメンバーの力に支えられて、日はまた昇り、輝いています。東京でお待ちの皆さま、どうぞお楽しみに。

 

3.浄化する癒しの風

うちの中学生娘が先日、観劇後につぶやいたのは「シトラスの風を観ていると浄化されるように思う」ということ。←あんた、中学生にして既に浄化が必要とは・・。

中学生娘ですら浄化されるなら、miyakogu@アラフィフ大阪のおばちゃんへの浄化作用は絶大なるものがあります!

月組「BADDY」は、私たちの心の底にしまいこんだ叫びを解放するようなショーでした。

宙組「シトラスの風」は、私たちの心の中にある純粋で美しいものに優しく触れるようなショーだと私は思います。絵本や古い映画でみた夢のようなワンシーンがリアルに立ち上がり、その登場人物と優しく交流しているような。

真風さんは、「歌劇」で言葉を寄せられた小池先生には「静謐なカリスマ」と、上田久美子先生には「トトロのよう」と評されておられました。

朝夏まなとさんから吹く「シトラスの風」は、ノーブルで清新な爽やかな風だったように思います。明るく私たちを励ましてくれるような。

真風涼帆さんから吹く「シトラスの風」は、優しくそよぐ暖かな春風のように思えました。おおらかに私たちを包み込んでくれるような。

真風さんは色気のある目線とシャープな外見を持ちながら、どこかおおらかでゆったりとした癒しを感じさせる面も本質的にお持ちなのだと思います。「ステート・フェア」でまどかちゃんの目を優しく覗き込む微笑み。いつまでも見ていたいような優しさでした。

というわけで、いい!!!ってことです。

ま、一行で言えますわね。おほほ。でも、それがどういうことなのか、言葉で表現したい妙な欲があるおばちゃんなの、miyakoguは!(^^)

では、午後観劇、行ってまいりまーーす。