代取マザー、時々おとめ

宝塚の観劇感想メインのブログ。たまたま代取(代表取締役)になったワーキングマザーの日々と哲学。twitterは@miyakogu5。

宙組・オーシャンズ11 感想3 上質なエンタメとしての宝塚への思いと、ごく若干ですが感じたこと

最後に、宙組・オーシャンズ11感想3というか、miyakoguの個人的な思いを最後に少しだけ。

あ、フィナーレの記述ができていないのはですねぇ、うん・・・

真風さん素敵ファイルのメモリー容量がオーバーしたから!前作に続き、娘役さんを引き連れて真風さんが踊る場面で「真風さん、かっこいい」が押し寄せてきて、フィナーレの頃は記憶を脳が放棄したと思われます(^^)。

フィナーレで、りくちゃんとあっきーさんが真風さんの左右で対で踊っておられたのは覚えています。また書きますね、フィナーレについては。

※スーツ祭り!という感想1はこちらです。

mothercoenote.hatenablog.com

 

11.上質なエンタメとしての宝塚

さて、初日開けて2回目の宙組「オーシャンズ11」4月20日11時公演を観劇。

とっても楽しかったのです!素敵な真風さんにぽーーっとなり、アドリブでくすっとなり爆笑したり。twitterでも書きましたとおり、女性の多くが仕事、家事、育児、介護、学生さんは勉強や試験、就活とそれぞれの事情や悩みがある中で、大劇場に行けば笑って萌えてちょっぴり泣いて勇気ももらえるのです。

こんな素敵な勇気をもらえるエンタメ、あるかしら? ばんばんばんっ!

宝塚が提供してきた真髄とも言えるからっとした上質なエンターテインメント、華麗でかっこよくて楽しい。こういう作品を世に送り出し、時代に合わせて更新されていく小池先生のお力はさすがでした。

私は舞台を観てあれこれ考察するのが好きです。(というか、知りたいことがあるとずっと考えてしまうタイプ)

けれど、週末にわくわくどきどきと大劇場に行って、からっと笑って涙して、「楽しかったねー、かっこよかったねー、素敵だったねー、可愛かったねー、ゴージャスやったねー」とただただ言って、スキップしながらうっとりと帰りたい日もある。というか、宝塚で観たいのはそういうものだと改めて思いました。

この「オーシャンズ11」の小池先生のパンフご挨拶を拝読したのですが、この作品を創られた当時、少し前にお母様を亡くされたとのことです・・。

”ご覧になった方が落ち込んだ時に思わず「NEVER GIVE UP」や「JUMP」を口ずさんでいる、そんな作品創りを目指し”との一文、そう!そうなんです!とパンフレットに「いいね!」を100回押したい気分です。

「JUMP」は確かにそういう歌なのですね。思い通りに行かなくて当然、だから? そんなの何度だって立ち上がればいいよ、俺はそうしてきたよと、笑い飛ばすようです。

飛べる!と11全員で一緒に歌う。勇気付けられるとともに、ほら、肩の力を抜いて笑おうよ、飛んでみようよと言われているような素敵な応援歌。

これはあくまで私にとっての宝塚ですが、私はそういうものを宝塚で観たいのだと思います。うっとりできる美しい夢のような舞台、そして錯覚でもいい、ジェンヌさんとともに生きているような感覚、応援し、演者に応援してもらっている感覚をも得られる場所。

そういう舞台の創り手として、小池先生はやはり素敵な才能をお持ちの方だなと改めて思います。このような「乙女心」を感じさせる演出家が今後、お続きになられるかどうか。今、そういう方は少ないのかもしれませんね。新たな才能の登場を楽しみにお待ちしたいと思います。

 

12.ごく若干ですが

ごく若干ですが、本日の舞台に少しばかりの物足りなさを感じたことも事実です。

ただ、初日開けて2回目の公演ですから、若干の不足があって当たり前、今後の舞台の進化を楽しみにお待ちしています。

その物足りなさは何だろう?と帰宅してから、星組さんの「オーシャンズ11」を見返しました。

あくまで、もしかするとですが。柚希さん率いる星組「オーシャンズ11」は、強弱はもちろんあるのですが、11人の物語がそれぞれに明確に見えるように思いました。本日の公演は、まかまどとまかきき、ここを主軸に展開された物語で、他の仲間やベネディクトチームはこの3人に付随しているような感覚です。宙組版はそういう物語として創られたのかな?という気もします。

どこが違うのかな?と拝見すると、たとえば未沙のえるさんのような存在や、当時の紅さんや真風さんのポジションにより、ダニーとベネディクト、ライナスとソール、ベネディクトとテスというような「誰かと誰かの掛け算の小さな物語」が、星組さんの同作品においては、より多くあるように見えました。

比較的お若い方が多いように思う宙組の11メンバー(きちんと調べていないので、そう思い込んでいるだけかもしれませんが)。今はまだ物足りない面が少しあるかもしれない、そういう演出意図かもしれない。けれど、だからこそ、大きく飛躍するタイミングがあると期待もいたします。

そのJump!と舞台の進化を見守ることもまた、宝塚を拝見する醍醐味。楽しみに観劇したいと思います。

 

ふぅぅ。書けたわ!(^^)

miyakoguもね、真風さんの開襟とお尻のラインしか観てないのでは?とそろそろ思われかねないので、最後に少しだけ書きました。

まぁ、正直、オペラでがん見してるけどね!もちろん(^^)。ありがとう、真風さん、宙組の皆さま、歌劇団さま。

次は高校生娘と観劇です(^^)

※二度目の観劇で既にぐぐぐっと進化していました!という記事を書きました。よろしければどうぞ!

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