こんにちは。今日が雪組・星逢一夜見納めのmiyakogu。ようやく、ラ・エスメラルダも把握できました。ありがとう、雪組の皆様!
※お越しいただき、ありがとうございます。勢いのあまり、「星逢一夜」について、結局16個もの記事を書いていました。そのまとめがこちらです。よろしければご覧下さい(^-^)。
1.新人公演後に感じる星逢一夜トリデンテの鮮やかさ
新人公演は非常に素晴らしいできだったのです。下級生さんが演じるには大変難しかったであろうこの作品を、非常に上手に演じておられ、会場も涙、涙でした。
しかし、新人公演を経て本日の観劇で本役さんの「鮮やかさ」を感じました。何がどう違うのでしょうか?
子ども時代、青年時代、そして少し中年の入り口へとさしかかる時の変化を映し出す演技、声、しぐさの鮮やかさ。ここが新人公演にはまだなかなか難しいものだったのだろうと思います。月城かなとさんはさすがに研7、その点も演じられていたようには感じました。
しかし・・。
●早霧せいなさん
・少年時代の少し寂しげだけれど、純粋で無邪気な明るさと率直な振る舞いにかいまみえる聡明さ
・青年武士として帰郷した際に見せる戸惑いながらも真っ直ぐに溢れ出る恋情の瑞々しさ
・権力を身にまとってからの冷たくも感じる強さと、しかし夢に立ちかえろうとする純真さ
●咲妃みゆさん
・少女時代の負けん気の強さと健気さ、源太を頼りにするかわいらしさ
・少女から大人へと変わる時代の純朴な美しさと切なさ
・母となってからの控えめな強さと大人の女性の哀切
●望海風斗さん
・少年時代の頼りにされたら応えてあげる優しさ、大きさ
・青年時代の控えめな強さ、泉を想い自分でなく晴興にと望む優しさ(今日、気がつきましたが、源太は泉の顔を覗き込み、にっこりしてから晴興に嫁にもらってやってくれと頼むのですね・・。泣けました!)
・父となり一揆のリーダーとなってからの意地をみせるかのような強さ
これらの移り変わりの鮮やかさを3人がそれぞれに見せてくれる。
これはもう今の雪組さんトリデンテの非常に大きな強みだと感じ入りました。その変化の様が鮮やかに見えるのです。おぼろげにつかめるのでなく。
ストーリーを追えば変化を見せることはできるでしょう。しかし、その鮮やかさを出せるかどうか。これは新人公演ではまだ難しいものなのですね。
2.専科・英真さんと美形揃いの雪組さん
英真なおきさんの権力の中枢に君臨する周囲を威圧するような声がお見事です。そして、晴興が自分のもとに帰ってこないとわかった時の最後の、「愚かな山の案山子よ」というセリフと去っていく姿。自分と理想を分かちあったはずの青年が自分のもとを去っていく、それを見送る吉宗としての切なさ、無念さが出ておられます。
しかし、雪組、いたるところに美形あり!ですね。誰、この武士?!と思うと、朝風れいさんだったり、央雅光希さんだったり。天文方にしては無駄に美形すぎやろ?といいたくなる彩凪翔さん。
そうかと思えば、蛍村も美形揃いで、鳳翔大さん、いなせすぎる?と怪しい蓮城まことさんに煌羽レオさん、短髪がお似合いの真那春人さん。皆さん、かっこよすぎの村人です。へたれながらも意地を見せる役柄が印象に残る彩風咲奈さんは、ショウでは男前でした。
主役を含めて、セットでNHKあたりで時代劇に出ていただきたいものです。
3.ラ・エスメラルダ
本日、miyakoguの後ろはご夫婦らしきカップル。終盤、女性の方が号泣しておられ、はっきりと嗚咽が聞こえてきます。うんうん、わかりますよ、その気持ち!!男性の方も鼻水をすすっておられ、源太が最後に切られる場面では「うわーー」と無念そうな小声が聞こえました。うんうん、わかりますとも!
そして、幕間。「ラ・エスメラルダ」の文字が見えたとたんに・・。男性から発せられたのは、「うわ、だっさ」。今、3回繰り返されましたね。
はい。miyakogu推察するに、おそらく斎藤先生は号泣・嗚咽でうめつくされるであろう観客席を思って、皆さんをほぐしてあげようとあのタイトル照明をつくられたのだと思いますよ・・。多分、確信犯ではないかと・・。
以下が印象に残った場面です。
●第6場
下級生さんによるレーサーの場面。初見時、レースクイーンの皆様はミニスカートでほっとしました。中心の彩凪翔さん、永久輝せあさんはじめ、背の高い真地佑果さん、叶ゆうりさん、諏訪さきさん等の皆様、レーサーの衣装がよく似合っておられます。
ここに、注目の研一生さん、縣千さんが入っておられるのですね。何となくしぐさや目線に早くも男役らしい色気が漂っておられるような印象で、miyakogu、がん見してきました。今後に注目しております。
●第7場から
何といっても「ホープ」という役名の望海風斗さんが銀橋で何度かみせてくれる、上着脱ぎ! 本領発揮といわんばかりで、楽しそう。英真なおきさんが「ドアボーイ」というのも、ええ??という感じでおもしろく、場を盛り上げてくださいます。
そして、ジョセフィン・ベーカー役 透水さらささん。色っぽくキュートで、まさかのぴっちぴっちのダルマ姿。踊り子さん達の衣装もセクシーで、まぁ、華やかなこと。楽しい素敵な場面です。
他にも御織先生がおっしゃていたとおり「ノンストップ」のショー。星逢の余韻にひたっている間に、わわわわーーと終わります。退団される此花いのりさんも随所でご活躍。日本物でのお姿が、色っぽくて好きやったのになぁ。
4.ちぎちゃんの美しさてんこ盛りのル・サンク
8月7日発行という「ル・サンク」をキャトルで購入。電車で読みながら帰ってきたのですが、読んでいるうちに、なぜかだんだん腹が立ってきました。
ちぎちゃんの余りの美しさに、です。
この方、どこの場面のどの瞬間をどう切り取っても美しいのではないですか?それって、何だか卑怯ちゃいますのん?!と言いたくなるほどです。(褒めています)
表紙の「戦隊?マーキューシオ?」という衣装のちぎちゃんの瞳の色。神秘的な鳶色です。そして青年武士の端整な美しさ。武士として日常を送ってるんではないのかと疑うほどです。いや、こんな人いたら、吉宗も貴姫もそりゃあ、うっとり、引き立てるわ!!
源太を切り捨てた後の写真では、うつむく晴興の伏目の美しさ。そして、戦いの中での源太と背中合わせの場面の微笑み(日によって異なるようですが、ル・サンクではばっちり微笑みが写っています)。極めつけは、泉を後ろから抱えてのお二人の写真での、涙の筋。
宝塚の美形トップスターの威力に恐れ入るばかりです。参りました。