皆様、こんにちは。この連休後半を実家で過ごしたmiyakoguです。
一方、娘はガイズ&ドールズを宝塚仲間のお姉さん(社会人の方)と宝塚でランチをした後、観劇。その率直感想を本日はお届けします。宝塚仲間のお姉さま、いつもお世話になり、大変ありがとうございます。
miyakoguはこの秋晴れの絶好の行楽日和を実家の大掃除、不用品片付けという連休最大のミッションに費やしてしまいましたよ…(-.-)。泣きそう…。
母親世代は物がない時代から、一気に好きな物を選べる消費時代に突入した世代。物を捨てるのはできないけれど、新しく物を買うのが喜びだったのでしょう、まあ、いろんな物が溢れています。
最初の日に夕食だけ付き合って、娘は旦那はんと一緒にとっとと帰ってしまい、ガイズ&ドールズ観劇を優先。しょうがないですね、連休ですものね。
1.娘にとっての宝塚での共感とは?
娘いわく、娘にとっての「宝塚を観た!」という満足感は、以下のいずれかからもたらされるそうです。
1)主人公応援型(主役級の誰か、対決しているいずれの側にもという場合もあります)
2)主人公共感型(主に娘役、男役のこともあります)
3)圧倒的世界観への感動型(時代や設定は現実とはかけ離れているけれど、 圧倒されるような世界観がある場合)
最近の作品でいけば、「星逢一夜」は1)と2)いずれにも。そして、「王家に捧ぐ歌」は主に3)(私はアムネリス様への2)も)、「エリザベート」は1)と3)だそうです。
エリザベートは「ゾフィーに負けるな」とエリザベートを応援したり、「トート、かわいそう」と思うそうです。いや、まぁ、小学生に応援されてもなぁ、とお思いになるとはおもいますが、トート閣下も・・。
2.ミュージカル作品としてはいいけれど
そして、残念ながら「ガイズ&ドールズ」は、皆さん、歌がとても上手でミュージカルとしては「すごいなぁ」と思うけれど、誰にも共感せず終わってしまったとのこと。
ざっくり言ってしまうと、上手いんだけど、終始「さいでっかぁ」。自分のこととして、「うぅっ」となるところがなく、「宝塚を観た!」という満足感があまりなかったようです。いい意味では「ミュージカルを観た!」ということでもあるのですが・・。
ご関係者の皆様、本当にすいません、すいません!人生の何たるかもまだわかっていない、極東ジャパーーーンの小学生女子の感想なので、どうかお許しください。
まぁ、小学生女子に分かれといっても無理な話なんですけどね。キリストの教えで世の中を変えたいという救世軍の女の子に、耳慣れないクラップシューター。そもそも「救世軍」って何?って話ですよね・・。
「非現実的なんだけれど、現実的。」とも言われましたよ、お母さんは。
どういうことかと補足しますとね。
「非現実的」=自分の身近な世界でなく、自己投影できない。
でも「現実的」=現代人のお話で、王様とか王子・王女とか、将軍とか闇の帝王ではない。
そういうことだそうです。うーん。
3.主役級の芸はもちろん絶賛
みっちゃんの心地よい歌声、風ちゃんのかわいらしさ、紅さんの洒脱さ、礼真琴さんの歌と踊りに感心はしているのです。感心しつつ、「さいでっかぁ」となってしまうということは、やはり原作のストーリーなんでしょうか?
当時の米国社会ではよくわかる話であっても、現代の極東ジャパーーン!!の小学生にはわからないですわねぇ。NYではむしろ男性がくすっと苦笑しつつ、受けたお話なのかもしれませんね。ほんと、すいません!よく解説しておきます。私自身はスカイの純情を表現する北翔さんの歌声に感動しました。
しかし、どうもやっぱり「柚希礼音さんがいない星組」を始めてみた娘。どうしても違和感があったようで、これは柚希さんの圧倒的な存在感がもたらすものとして、お許しください。そりゃぁ、あの高身長揃いの1、2、3にねねちゃん。他にはないゴージャスさでした。
しかし、宝塚は新陳代謝があってのもの。娘と一緒に新生・星組さんを宝塚きっての「歌上手組」として、応援していきたいと思います。