代取マザー、時々おとめ

宝塚の観劇感想メインのブログ。たまたま代取(代表取締役)になったワーキングマザーの日々と哲学。twitterは@miyakogu5。

宙組・全国ツアー メランコリック・ジゴロ感想4 朝夏ドリーム「全方位女子包容力」に関する考察

皆様、こんばんは。特急電車による日帰り出張帰りのmiyakoguです。

 

1.口内炎をも治すまぁ様のドリーム

実はmiyakogu、ここ2週間というもの、娘の運動会に加えてお仕事多忙で、肩こりから来る頭痛、さらに口内炎に悩まされておりました。人前でお話しするお仕事もあったのですが、口内炎がある時に話すのって結構、たいへんです。

対策として、マッサージに通い、枕を変え、お風呂には「きき湯」、ビタミン剤も摂取し、食事もお野菜多めとあらゆる対策を取りましたよ! 働くアラフィフマザーはたいへんです(--;)。

しかーーーし! あら、不思議。

宙組さん「メランコリック・ジゴロ」を梅芸で2回観劇したところ、ぐっすり眠るわ、頭痛はとれてるわ、口内炎もあら不思議、すっかり治っているではありませんか!

これは冷静に考えるともちろん、もろもろの対策がようやく実ったということでもありますが、同時に「メランコリック・ジゴロ」観劇効果がやはり大だと思うのです。

爆笑するというだけで随分、健康にはプラスでしょうし、おまけにハートフルな朝夏様ドリーム。体調もよくなりますわ。

真風さんを久しぶりに拝見できたということに加えて、これはやはり、まぁ様の癒しのお力ではないかと。アラフィフ小太りおばちゃんの口内炎をも治す、朝夏まなとさんのドリームです。

 

2.一族の当主のような存在

思い起こせば、「王家に捧ぐ歌」でもそうでした。

ラダメスが銀橋で「アイーダ」と呼びかける場面、まぁ様があの長い腕を広げて名前を呼んでくれはったら、大概の女子は、当然、飛び込みますわね。アイーダももちろんです。

加えて、今回の演目のメランコリック・ジゴロ。まぁ様のさりげない優しさが全開です。

確かグラフの記事にもあったと思いますが、まぁ様は花組時代からの伝統なのか、娘役さんに「かわいいね」等のお言葉を日常的におかけになっているご様子。おそらくそれがご自分の務めと思ってもおられるでしょうし、かつ本来お持ちのお人柄がそうなのではないかと思います。

miyakoguは以前に、中国ご出身のある一族の当主という方にお目にかかったことがあります。

ある姓の一族の始祖であるおうちのご当主なのですが(全世界のものすごい人口が連なっているとお考えください)、この方に教えていただいたことがあります。

それは、一族が集まってくる時に(確か数年に1回、大会みたいなものです)、「私の家族にはこういう良いことがありました」という話を順番に聞き、「それは良かったですね、素晴らしかったですね」と声をかけることが、当主のお役目だそうです。

その方に言われたのが「大人になるとね、誰にも褒めてもらえないでしょう? でも、褒めてもらったら嬉しいでしょう。だから、それが私の役目なんです。」ということでした。なるほど!!

まぁ様には、そのご当主に通じるものを感じます。

あの方は女子全般に自ずとお優しい方なのではないでしょうか?おそらく、子どもやご高齢の方にも同様に。また、だいもんさんのブリドリ等から拝見するに、下級生さんから、とても慕われていますよね。

勝手な想像で恐縮ですが、ご出身の中学校(国立大学の附属中学校)から察するに、子どもの頃から聡明で、自ずとリーダーになってしまうような、全方位に優しい、自然な自信に満ちた方のように拝察いたします。

皆様、ご自分が不遇だったり、自分のことを不幸だと思っていたとしたら、人を褒められます? それは難しいことですよね。

もちろん、まぁ様だって何かご自身に不足を感じるようなところもお持ちでしょう。しかし、自分自身に対する基本的な信頼が根底にあり、それ故に他の方を褒めることができる力量と余裕がおありになるように思います。トップとして考えるに、自然体の大きな包容力を持った非常に優れたあり方だと感心いたしました。

 

3.ショウ終盤で観客席に連発する「my girl」のドリーム

まぁ様は日常的に娘役さんを褒めるように、観客席にも「my girl」を連発されているとしか考えられませんね。本気で観客席の女子全員を「my girl」と思っていてくださるのではないか、そういうドリームを抱かせる方だと思います。

いや、ほんまにありがたい。まぁ、もう少し率直に申し上げると「なんちゅーーこと、すんねん!(満面の笑み)」ということでもありますが。

 

4.少しの強引さのスパイス!

以前、前方センター付近にて「王家に捧ぐ歌」を観劇していたときのこと。フィナーレで銀橋に男役スターさん達が並ばれる場面で、真風さんファンの私はちょうどやや斜め前の真風さんのことを、うっとりと拝見していたわけです。

その後、最後に一人残ったまぁ様が、こちら方面にものすごい強烈な目線とバチコーン・ウィンクを飛ばしていかれました。

それはあたかも、「宙組のトップスターは、わ・た・し。わかってますね、そこの人?」という強烈な目線であり、「ははぁーー、すいませんでした!」と思わせる強烈な自信が伝わってきました。

メラコリの観劇後、ヅカ仲間からも同様のメールが来ていたのですが、時に舞台上でお見せになるそういう強気な爆発ぶり、あるいは情熱の発露も、女子をとりこにするお力ではないかと思います。

ダニエルを演じるまぁ様は、スタンとのやり取りやカフェで騒ぐシーン以外、劇の前半はスタンのやりたい放題(真風さん、ええ味出してはります)に比べると、比較的、抑え気味の演技です。

しかし、一件落着し、フェリシアがまちに帰るとなると何度も「電話しろよ」としつこく言い始め、最後に「お前が好きだ!」と一気に爆発! 優しいと見せつつ、行くところはぐいぃっと行く。少女漫画のヒーロー以外の何者でもありませんわ。ほんまにドリームですなぁ。

梅芸で「メランコリック・ジゴロ」1ヶ月くらい上演してくれないですかね・・。あ、でも全国の皆様に観劇していただかないといけないから、あかんか・・。

人生半世紀・大阪の小太りおばちゃんの口内炎をも治してくれる、まぁ様の全方位女子包容力。素晴らしいです! おかげ様でしつこい口内炎が治り、今週のセミナーでのしゃべりは大丈夫そうです。ありがとうございました!!

まぁ様、並びにまぁ様のファンの皆様。最初、まぁ様のあの全方位への優しさに満ちた包容力を形容する言葉として、「ちゃらい」という言葉しか思いつかなくて、本当にすいませんでした。

おばちゃん、一生懸命、他のもっといい言い方考えてみたで!