代取マザー、時々おとめ

宝塚の観劇感想メインのブログ。たまたま代取(代表取締役)になったワーキングマザーの日々と哲学。twitterは@miyakogu5。

何がどうしてこうなった・・ 月組全国ツアー「激情」以後の珠城りょうさん沼について考える

皆さま、こんにちは。

いやはや・・。梅田芸術劇場における月組さん全国ツアー初日「激情」の観劇以来、全ツ名古屋観劇もはさんでの激動の2週間でした。「激情」の珠城りょうさんホセの記事を書き続けたmiyakogu。星組さん「こうもり」の記事のおかげでようやく冷静さを取り戻しつつあります。

ただ、今日、お仕事でほぼ桜が満開になりかけの京都まで行っておりましたが、危うく名古屋周りで三重県の津市(全ツの本日の公演地)に行ってしまうところでした。近いんですよ、これがまた。←電車もチケットも確認済み。

頭の中で凪七瑠海さんが「舞音」から「理性と感情」をずっと歌ってくれていたおかげで、踏みとどまりました。ありがとう、凪七さん・・。

 

1.何がどうしてこうなった?珠城りょう

本日のお題は「何がどうしてこうなった?珠城りょう」です。

3月の激務が終わった本日、この点について考えてみたいと思います。ちなみに、先日、大劇場で観劇した時に月組さんの「舞音/Golden Jazz」ブルーレイは購入してきました。ええとね、研究材料として・・です(大嘘)

 

月組さんの全国ツアー「激情」観劇以後、私はずっと、珠城りょうさんホセの幻影に悩まされているわけです。

おまけに「Golden Jazz」のフィナーレの黒スーツの珠城りょうさん、めっちゃかっこいいですやん!男役を率いて踊る姿、リズムを取っている斜め後ろからの後姿・・。確かに、以前の感想記事で「スーツの似合う男T」とか書いてたのは事実です。

しかし、私のご贔屓さんは紛れもなく宙組の真風涼帆さんなのです。私が宝塚歌劇団にはまり、このブログを開設するにまでいたった、そもそもの原因は真風さんなのです。

miyakoguの中で、まかちゃん派 vs たまちゃん派の戦い勃発です。えらいこっちゃです。

 

まかちゃん派は、こう主張してきます。

「真風さんはね、どんな衣装でも着こなせる長身スタイリッシュ。耳の下からあごのラインのシャープさ。手足が長くて、面長で典型的な男役顔。首筋から出るフェロモンが最大の魅力。迫力あるセリフも上手になりはったの。」

たしかに・・。銀髪のロミジュリの「死」、破壊的な美しさと極めて雄弁なダンスでした。私はあのダンスに驚嘆して宝塚歌劇ファンになったのです。シェイクスピアのお髭真風に、まぁまか。破壊的な萌えです。

 

しかし、新興勢力であるたまちゃん派も、こんなふうに言ってきます。

「珠城さんはね、あの背中に肩幅、胸板。黒スーツがおそろしく似合う背中。黒髪の前髪から覗くきっと見上げるような強い視線、時に漂う哀愁。背中からフェロモンが出ているの。理知的な声も魅力なの。」

たしかに・・。「激情」の「ホセ」、まっすぐな青年が激しい恋に感情をむき出しにして、嫉妬と絶望に堕ちていく揺らめくような演技。私はあの演技に驚嘆して、珠城りょうさんのことをシリーズで書いているわけです。

 

その上・・。

まかちゃん派は「思いがけないへたれ真風さんのほっこりした魅力」を、たまちゃん派は「あの、「はーーーい!」、みたやろ?」と意外な母性本能をくすぐるかわいらしさを主張してくるのです。

私はもちろん知っています。ジェンヌさんを見て「かわいい」と言い出したら、それはとっても危険な兆候だと。

いったい、どうしたら・・。

 

2.共通点があるはず

ただ、よくよく考えてみると、お二人ともロミジュリの「死」を演じた役者。何か共通点があるはずなのです。ここ数日、お仕事の時以外に一生懸命考えた結果、暫定ですがそうかもしれない、とわかったことがありました。

第一に言えることは、「お二人それぞれの当たり役を観てしまった」ということです。「ロミジュリ」の「死」を演じた真風さん、「激情」の「ホセ」を演じた珠城りょうさん、それぞれの当たり役だったのではないかと思うのです。だから、しょうがないのです!!

 

そしてもう一つわかったことがあります。

どうも、私は宝塚歌劇団にある「リアル男子フェロモン沼」という謎の沼にずぼずぼとはまっているのかもしれないと・・。その大きな沼の割と近いところに「真風さん深み」と「珠城さん深み」があったのではないかと思うのです。

その沼にはね、以前にコメント蘭でちーこさんにもご指摘いただいたように、ウエスタンなセクシーさを持つ真風さんと、昭和の映画スター風のワイルドさを持つ珠城さんが微笑んでいたり、かっこよく決めていたりするわけです。だから、しょうがないのです!!

でも、「Golden Jazz」の黒スーツ珠城りょうさんには、スタイリッシュさや軽やかな粋もあり、和製ジェームス・ボンド?という感じもあります。チェロの場面もかわいいですね・・。

はっ、正気を取り戻すために宙組さんの「Hot Eyes」を見ないと。

 

3.様々な沼

先日のことです。月城かなとさんのお茶会の写真が送られてきたらしい宝塚仲間のSさんがお写真を見せてくれました。「美しすぎて、訳わからんわ」と返信しておきました。

すると、娘のところに同じく月城さんのお茶会に参加していた別の宝塚仲間のIさんから、「こんなに動揺したお茶会写真は初めてです」というメールが。

どうやら、そこには「美しすぎてびびる沼」というものがありそうです。

そして「お耽美フェアリー沼」「きらきら私のこと好きやろ沼」「熱血美形沼」「美声エンターティナー沼」「超絶脚長ちゃら爽やか沼」とか、宝塚歌劇団には様々な沼が不気味な美しさをたたえて私達を待っているのですね・・。よくわかりました。

皆さまもお気をつけて。いつなんどき、このような事態にならないとも限りません。宝塚歌劇団、恐ろしくも美しくも楽しい場所です。

 

最後に一ついいですか?

珠城りょうさんがバーテンダーをしていて、真風さんがスーツで常連でやって来る。そんなバー、どこかにないですか??!!珠城りょうさんはネクタイなしの開襟シャツ、ベストでお願いします。

時々、真風さんは朝夏CEOと一緒にやってくるんです。少し遅い時間になると、鳳月杏さんがバーテンダーで入ってくる、そんなバーです。

もちろん照明は落としてありますから、陰影の中で珠城りょうさんがふっと微笑んだり、真風さんが高いスツールに座って夜景を見ながら飲んでいる静かなバーです。でも時々、朝夏CEOがやってきて、その時だけ、妙に爽やかで明るくなる、そういうバーです。

うん、完璧です。どこにあるの?!そのバー!!!

スカステ様、何らかの形でご検討ください。どうぞよろしくお願いします。

 

延々と書き連ねた感想はこちらにまとめております。あのね、梅芸→名古屋、そして福岡千秋楽も行っちゃうんだよ。(福岡はいけませんでした、残念)

月組・全ツ「激情」感想まとめ 「月雲の皇子」感想を交えて振り返る珠城りょうさんと私(^^) - 代取マザー、時々おとめ

半年後、珠城りょうさんの魅力について、何とかたどりついた結論はこちらです。よろしければどうぞ。

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