代取マザー、時々おとめ

宝塚の観劇感想メインのブログ。たまたま代取(代表取締役)になったワーキングマザーの日々と哲学。twitterは@miyakogu5。

働き女子の皆様へ 関西経営者のお言葉 朗らかな”保育園じぃじ”社長さんの「どうってことないです」

皆さま、お元気ですか?

さて、働き女子の皆様は、いろいろお取引先の方とお会いになったり、お電話やメールで連絡を取り合うことが多い方もおられると思います。

お仕事を受けたり、お仕事を依頼したり。年配だったり、お若い方だったり。

私もそういう方がたくさんおられる訳ですが、お仕事を相談させていただく相手のお一人に、とても朗らかな印刷屋さんのおじ様社長さんがおられます。

 

この方は常に朗らかで、「どうってことないです」とよくおっしゃいます。

大ベテランの印刷屋さんですから、だいたい急ぎだったり、困ったことの相談だったり、何か特殊なことを持ちかけるのですが、その時に「あ、それはこうしたらできるんとちゃうかなぁ」とアドバイスをしてくださるのです。そして、「本当にありがとうございます。急ぎですいません!」と申し上げると、「どうってことないです」とおっしゃるのです。

 

実は、このおじ様と私は子育て保育園仲間。といっても同じ保育園ではありませんでした。あるとき、超多忙な息子さんご夫婦に代わり、その方が「保育園じぃじ」としてお孫さんの送り迎えをされていることがわかったのです。

二人で、保育園について良き点はこうだ、こういう点が苦労だとわぁわぁ。すっかり意気投合です。「子育ては本当に体力いりますねぇ」とご高齢のその方と、若干高齢マザーであった私はたいへん盛り上がりました。ある意味、非常に珍しい形の戦友です。

 

実は先日。

ある案件で至急対応が必要なことがあり、私は朝から四苦八苦。今から振り返ると、誰かスタッフにやってもらえれば良かったのですが、スタッフも皆、忙しくしており、私も乗りかかった船。これくらい「自分で」やれるわ!と思ったのですが、意外と手間がかかることがわかりました。

 

くぅぅぅーーーー。困ったなぁ・・。

こういう時、「誰か、HELP!」とすっと頼めばいいのです。ただ、働き女子にありがちな姿勢ですが、私も意地っ張りで人に頼るのがとっても苦手

何であれ、自分が「できない」ことを認めるのが超嫌なんですねぇ・・。器がとっても小さい、ほんとにおばかさんです(^^)。情けないわぁ。確か宝塚OGの柚希礼音さんのエッセイ本にも同じようなこと書いてあったやん?と思い出します。知識として頭ではわかっていても、行動できないのですね。

で、しばらく苦戦した後、「超ばかげている!」と今度はおかしくなってきました。自分が期待されているのは全く別のこと。それ以外のちょっとした作業でこれだけ苦戦しているとはね!しかも、アラフィフなのにね!

くくくく(^^)。←情けなさのあまりの笑い。

 

そこで、今度は白旗を揚げ、その社長さんにお頼りすることにいたしました。社長さんはのんびりと「これさえできればいいんですけれどねぇ。ほんとにちょっとしたことなんですけれどねぇ」とおっしゃって下さり。

ではと、再びチャレンジをしている最中に・・。社長さんからお電話がかかってきました。

 

私があるサイトをみて理解できなかったことを、その社長さんが自分でわざわざ見に行ってくださり、「こういうことだと思う」と教えてくださったのです。

実は・・。そのサイトでのサービスを私が利用してしまうと、その社長さんの会社に依頼はしなくなることがお互いにわかっていました。ご自分にはメリットゼロ、むしろビジネスはよそに行ってしまいます。それなのに、わざわざ調べてお電話をしてきて下さったのです。

miyakogu、驚くとともに大変感動いたしました!ありがたかったなぁ・・。

 

結果的に、お値段と手間ひまをきちんと比較考慮した上で、その社長さんにお仕事をお願いしたところ、あっという間に問題は解決。最終的には私も助かり、先方様にもメリットがあるという結果に終わりました。

 

こういうことがWin-Winなんだと心底、感じ入りました。ごくごく小さな出来事ですが、皆さまにも、この嬉しい気持ちをお裾分けしたいと思います。

 

社長さんがのんびりとおっしゃる「どうってことないです」

「あ、そんなたいそうなことじゃないんだなぁ、今、私が慌てていることは」とふわっと切り替えてくださる魔法の言葉です。自分で自分自身にも時々、そんなふうに声をかけてみたくなる、そういう嬉しい出来事でした。

皆さまもよろしければ、どうぞお使いください(^^)。

そして、世代を超えた交流というこの”素敵話”には、超悔しいながらも大変に的を得たうちの中学生娘の”ダメ出し”という続編がなんとあるのですね・・。また今度ね・・。(続く)