代取マザー、時々おとめ

宝塚の観劇感想メインのブログ。たまたま代取(代表取締役)になったワーキングマザーの日々と哲学。twitterは@miyakogu5。

宝塚月組・NOBUNAGA(信長)/Forever LOVE!!  感想:ショウ編2 かっこよさと壮大さ、月組さん団体の迫力と美

皆さま、急に暑くなってきましたね。7月最初の週末、いかがお過ごしですか?もしかして、「NOBUNAGA」東宝公演のチケット争奪の真っ最中かしら・・??

miyakoguはですね、珠ちゃんに「激情」でホセ落ちする前から、実は結構、月組さんのショウが好きだったのです。新米ファンですので、劇場で観たショウの演目が限られているため恐縮ですが、映像も含めて真風さんのおられた星組さんの熱いショウを一番回数は多くみている一方、月組さんのショウも好きだったのですね。

なぜだろう?とずっと考えてきたのです。昨日の観劇でようやくわかった気がしますので、書きますよ!!ばんばん!!(注 キーボードを叩くmiyakogu)

 (7/16 11時公演の感想はこちらです) 

mothercoenote.hatenablog.com

1.月組さんのかっこいい群舞の迫力

「宝塚をどり」の華やかな色彩のオープニング、珠城りょうさんがセンターで男前ぶりを発揮されていたよさこい、「クリスタル・タカラヅカ」で私がとても好きだったしずくの場面、そして、「Golden Jazz」で千海華蘭さんが不思議な歌を歌い、ちゃぴさんが見事な跳躍を見せられたRhythmの場面。

少し失礼な言い方になることをお許しいただきたいのですが、月組さんは歌の龍真咲さん、ダンスの愛希れいかさんというトップスターコンビの他に、「これぞ、ショウスター」という方がそれほどおられる組かというと、そうではなかったかと存じます。

もちろん、専科に移られたマギーさん、こまちゃんに、品のある凪七瑠海さん、低音ボイスが魅力でアピール力の高い美弥るりかさん、光月るうさん、宇月颯さん、貴澄隼人さんといった方々は目をひきつけるものをお持ちです。

一方、運動会で2位になられたように群舞や団体での演技になると、とても強さを発揮されるように拝見しております。

これはおそらく、月組の皆さまが団体で見せる場面において、お一人お一人が発揮される力の粒が、ほんの少しずつ他組を上回り、結果として大きな力を結集して発揮されるタイプの組なのだろうかと思います。

今作品のショウ「Forever LOVE!!」でもそのお力は遺憾なく発揮されているように受け止めました。”かっこよさ”が圧巻だったのは以下の場面です。

 

・第13場から15場のSexy Love

EXILEの「Make Love」、三代目 J Soul Brothersの楽曲(ポッキーのCMに使われたShare The Loveという曲でしょうか?)、EXILEの「What is love?」をこまちゃん、白雪さちかさん(幕開けすぐの観劇時は憧花ゆりのさんでしたが、喉を痛められたのかな)、光月るうさん・輝城みつるさん・輝月ゆうまさんが歌い継がれます。

いずれもセンターは真咲さんです。男役さんが燕尾と白ベスト(黒い襟、サスペンダー)で歌い踊るEXILE、娘役さんが赤いドレスで踊る三代目 J Soul Brothers。どれもめちゃくちゃ新鮮で超かっこいい!

いずれも宝塚のショウでは歌われていないタイプの楽曲ですから、歌詞は確かに聞き取れない箇所があるのですが、もうこれは雰囲気で!!押す!!

miyakogu、このシーンの楽曲の元歌が知りたくて、ダウンロードしましたよ。買い換えたばかりのスマホにはただ今、EXILEさんのこの2曲のみ搭載しておりますよ、ええ。きっぱり(o^-’)b。だって、珠ちゃんがしゃがみながら「L・O・V・E」って歌ってはるので、これはもうね!

 

2.壮大な楽曲に乗せた退団公演らしい場面の美しさ

そして、”壮大さ”が圧巻だったのは以下の場面です。

 

・第20場から21場のMemory LOVE

白のお衣装にターバンで皆様が出てこられる場面です。

ここの音楽がとても美しい印象的なものなのです。初見後、ずっと頭の中で鳴り響いていたメロディがあり、昨日、確認しました。真咲さんが歌われた後、皆さまが一人ずつ真咲さんを送り出すかのような歌詞を、繰り返されるメロディに乗せて歌われる箇所です。

たとえば同期退団の萌花ゆりあさん。初見時も彼女の歌が一番印象に残りました。おそらく歌や表情を含めて、こちらに迫ってくるものがあるのだと思います。このように歌われます。

月の光を浴びた あなたの背中見つめ ひたすら追いかけた日々」

(細部が少し間違っていたら、ごめんなさい)

 

もうね、このあたりから号泣です。ここは斉藤恒芳先生の作曲、羽山先生の振付です。真ん中に向かって皆が集まり歌う、とても美しい場面。

斉藤先生は「激情」の音楽を手がけられた方なのですね。納得!私が「激情」を好きな理由の一つに、物語に沿って流れるように出てくる音楽があったのです。

この場面は、静かな満月の夜、静かだけれど大きなエネルギーに満ちた月の光と照らされた大地を観ているかのような迫力を感じました。

 

3.珠城りょうさんへの心の声

珠城りょうさんが青い衣装に前髪はらりで登場される「第12場 Fresh LOVE」な!

あかんで、あの人。黒のフリルのついたブラウス、青いスーツなのですが、ちゃぴさんを見つけて、「お?、いい女、みっけ!」という表情をした後、ちゃぴさんに手を差し出す場面。ばんばんばん!(注 キーボードを叩くmiyakogu)

珠ちゃんはね・・・。

髪をすっと両手で撫でつけ、スーツをびしっとしてから行きはりますねんて!!観ていたmiyakogu、「ひうっ・・!」と小さく叫びましたね。心の中で。手はもちろん口元です(≧∇≦)。。おっそろしいわ。

 

それと、念願の白ベスト・サスペンダー背中ね!

広い背中、幅広の肩から伸びる腕、大きな手。右手を斜め上に上げて高くジャンプ!されるのですが、滞空時間が長くとても綺麗に決まります。右足を斜め上に上げる場面も一際高くあがる脚。あ、長いからか?!心拍数が上がりまくるmiyakogu。手はもちろん前で組んでましたよ、心臓を守るためにね。

それにしても、珠ちゃん、痩せはりましたね・・。しゅっとした顎のラインです。珠ちゃんが節制されているのであれば、私もこの夏、がんばるしかないわと、昨日、観劇後にジムで走りました。せいぜい40分にマシーンで運動しただけですが、ショウの脳内上演で乗り切りましたよ。

 

今日は旦那はんとうちのばっさり中学娘と、家族3人で観劇です。さてはて、初見の二人はすっとお芝居を理解できるでしょうか?

内容は説明せず臨んでみたいと思います。実験台に使ってごめんよ!!(^^)