代取マザー、時々おとめ

宝塚の観劇感想メインのブログ。たまたま代取(代表取締役)になったワーキングマザーの日々と哲学。時々呟きます。@miyakogu5

土砂降りの日に思い出す 「日の当たる方へ」梅芸千秋楽 真風さんの挨拶

こんばんは。娘がSASUKEに食いついて、動きません。普段は長風呂なのに、今日はシャワーです。いえ、もう小学生は寝る時間だと思うのですが・・。いや、わかります。SASUKEを見ていると、いかなる世界にも必ずトップに立つスターがいるんだなぁと思うmiyakoguです。

今日は日中、関西ではかなりの土砂降りでした。こんな激しい雨の日にはいつも思い出します。そう、「日の当たる方へ -私という名の他者」梅芸千秋楽の真風さんのご挨拶です。真風さんも本日、梅芸におられたようですね。

 

1.遅れていった千秋楽

miyakoguは普段、何かよほどの事情がない限り、平日は宝塚を観劇しません。週末の土日がお休みで、平日はお仕事だからです。

勤続年数が長く有給は一杯あるし、根が丈夫なのであまりお休みを使うこともないのでお休みしたらいいのです。でも、何だか一生懸命なジェンヌさんに後ろめたくて、自分が何かをやり遂げた後でないと心底楽しめなくて。そんなこと、思う必要ないのはよぉくわかっているのですが・・。貧乏性ですね・・。でも宝塚の千秋楽は平日です、関西では。

真風さんの初DC主演。これだけはどうしてもご挨拶が聞いてみたかったのです。何しろ、マイディアニューオリンズ、ランスロット、映像で見る真風さんはいっつも、ご挨拶で下を向いて泣いておられ、こちらまでおろおろです。そのおろおろを共有したい。日本語として何だか妙な気もしますが、それが宝塚ファンというものなのでしょう。

しかーーし、台風が近づいて激しい雨のその日。私はお仕事上のある手続きのために梅田にいるのですが、梅芸にはまだ到達していませんでした。会社を出た後、念のためある資料を取りに帰り、手続きに行った頃には、1幕が始まる時間。

でも、仕事を後回しにして真風さんに会いに行くことはできません。miyakoguは腹を決め、お仕事を終え、そうして激しい雨の中、梅芸に改めて向かったのです。

ちょうど1幕が終わり、休憩が始まったところでした。真風さんが1幕最後、あの長い手足で客席を走っていかれる姿を見逃し、とても残念です。しかし、今日はやるべきことをもう終えたのです。後は2幕を見るだけです。

 

2.号泣のご挨拶

私の席は5列目の下手一番端で、1幕の間、ここが空いていたのは申し訳なかったなぁと思いました。お隣のお二人は、上品なおばあ様達。このおばあ様のお一人が、真風さんが何かセリフを言うたびに、「うんうん、わかってるわよ」とでもいうふうに、うなずかれるのです。miyakoguは、1幕を見られなかった残念さと苛立ちが消え、だんだん愉快になってきました。

舞台では真風さんが熱演!まぁ、この人の衣装の似合うこと。スーツも長いコートも白衣もパジャマも。なぜ、真風さんはこれほど、衣装が似合うのか。いつも不思議に思います。

 

そして、2幕が終わり、片手一つのダイナミック・リフトも終わり、ご挨拶です。会場は万雷の拍手、拍手、拍手。真風さんが話し始めてもしばらく拍手。

どうしましょう?と真風さんが天寿さんを見て、一樹さんを見て、万理さんを見て、でも全員、涙涙です。私は一樹さんが泣いておられるのを拝見して、よほどこのお芝居を消化するのが難しかったのではないかと思いました。精神疾患を扱い、およそ宝塚らしくなく難しいお芝居だったのではないかと。チケットもばか売れというわけではなかったその中で、千秋楽を迎え拍手に迎えられた安堵を舞台から感じました

そして、真風さんが舞台に一人残り、ご挨拶をしようとしたその時。下を向いて、「うわぁーん(;Д;)」と泣かれたのです。miyakoguの思い込みかもしれませんが、確かにあれは「うわぁん」でした。

大人がそのように泣かれるのを初めて見たように思います。お隣のおばあ様もmiyakoguも、もちろん涙、涙。おばあ様がこちらを向いて、うんうんとうなずきながら拍手をされ、私も涙しながら笑顔でうなずき返す何を了解しあっているのか、全く謎ですが、通じ合う二人です。

真風さんは抜擢が続く中で、おそらく上級生さんへの遠慮もあり、星組さんの中でかなり賢く、用心深く行動されているように思うことがありました。Now on等を見ると、最初は無邪気にお話をされていたようですが、いつしか一歩ひいて、あまりご自分からは話をされなくなったような。ただの私の勝手な憶測かもしれませんが・・。

でもご自分の主演の舞台では、その遠慮がなくなって、というより、おそらくそんな余裕もなく、身体は大きいのにとても可愛らしいお姿がつい出てしまうのではないかと思います。鎧を取って生のままの姿をすぱっと出せる、それも一つの強さだと思います。

舞台が終わり、出口に向かう方の中から、「これだから応援したくなっちゃうのよねぇ」というお声が聞こえました。miyakoguもうんうん、そうなのよねぇ、と思いながら劇場を後にしました。

当時、多くの方がレポされていたとおり、再び幕が上がった時、真風さんは「よし、立ち直ってきたぞ。と両手をぐぅに握り締めながら、何を言われるのか身構える私達に向かって、絞り出すように「台風が・・(客席 笑)、近づいているようなので・・(客席 爆笑)、お気をつけてお帰りください」とおっしゃたのでした。身構えていた観客席はずこーーっ。号泣の後の、ゆる~~い吉本新喜劇のような展開に爆笑する客席。幸せに幕を閉じたのでした。

雨の日の思い出、そんな感じです・・。(こちらは東京千秋楽ですね)

 

あ、SASUKEの完全制覇を見届け、娘は瞬間的に寝ました。良かった、良かった。でも明日は多分、なかなか起きないぞ・・・。