代取マザー、時々おとめ

宝塚の観劇感想メインのブログ。たまたま代取(代表取締役)になったワーキングマザーの日々と哲学。twitterは@miyakogu5。

NHK助けて!きわめびと「時間が足りない」  正直な感想を申し上げますとね。

皆様、こんにちは。本日の大変ハードだったお仕事を終えたmiyakoguです。ふぅ。おわたわ・・。

さて、先日来、アクセスが急増することがあって見てみると、「きわめびと 時間が足りない」での検索が多いことがわかりました。どなたかがツィートして下さったかなぁ? ありがとうございます。

そうやんねぇ、みんな困ってるのよね、わかるわぁ。そこで、この番組を私が半分、家事をしながら(この時点で既に時間がそもそも足りてません、ワーキングマザー・・)拝見した正直な感想を申し上げたいと思います。(途中、洗濯物を干したり、食器を洗っていたので、不足があると思います。その点はお許しください)

 

1.微妙なお母様の反応

実は、番組で紹介されたシングルマザーのお母様。最後に感想を求められて、「・・・」だったのです・・。MCの方も「いえ、番組的にはここは何か」的なつっこみを入れておられれ、その後、確かコメントもされました。しかし、この「・・・」に大いなる哀が感じられたのです・・。わかりますとも!!(涙)

おそらく様々な想いがおありになり、特に娘への自分の対応を映像で見てのショック(そんな口うるさく言ってるつもりなんて、ないんですよ、みんなもちろん)や、もろもろの反省や、渋滞学の権威でおられる東京大学の西成先生からのご指摘への驚きなど、一杯ありすぎてとっさの反応が難しくていらっしゃったのかな?と思います。

しかし、同時に、若干納得いかない風情が感じ取られたのも、事実だったのです・・・。

 いえ、西成先生はとても真摯なお優しそうなすばらしい方で、渋滞学という新たなジャンルを切り開かれた独創的な方なのです。ご指摘も柔らかで穏やかで、ありがたい限り。

解決策としての1)スタートダッシュ流れをつくる、2)好きな仕事ではずみをつけて、苦手意識のある他の仕事にも乗っていく、ということ自体、すんばらしいご提案なのです。しかも渋滞学を応用して、ほんの少しの減速が全体に大きな影響を及ぼすのだと、ご専門分野の応用も完璧です。これで家事の時間短縮が可能そうというのも、期待をもたらします。

でも、4時半起きが5時になって、睡眠が30分長くなって4時間半から5時間になって、もちろん大幅な改善だけど、効率アップだけ本当に大丈夫かな??とも思ったのです。

 

2.改善ではなく改革が必要ではないかと

それで、不詳、miyakoguは思ったのです。動線や効率の改善ではなく、改革を求めておられたのではないかと。もちろん得意なパソコン仕事で家計簿をつけて、その後、他の家事をという流れをつくるのもわかるのです。

でも、朝本当にそこまでいろんなことをする必要があるのかしら?
もっと言えば、そんなに家事に一生懸命ならはれんでも、ええんとちゃうかな?
自分、もうすで今の状況で立派過ぎのお母さんやで!
というのがmiyakoguの問いかけなのです。ええと、7時にご出勤されるなら6時かちょっと前に起きたらいいやんか。寝て!お願いやから、お母様。病気になったらもとも子もないから。

 

3.得意なことにフォーカス

miyakoguはええと、正直に申し上げますとですね、家事全般がお好きでなく、できれば誰かにやっていただきたい。私が働き続けて、代表取締役にまでうっかり就任してしまった理由の一つは、家事がお仕事になってしまうのは私には厳しいかも・・。という点があるからです。「miyakoguさん、私生活では役立たず」(一句)というのは友人達や娘の習い事の先生達には知られております・・。

miyakoguの周囲には、とても素敵なライフを送っておられる、やさしくてかわいいママ友がいて、miyakoguもそういうママ友が大好き。ぜひ、お嫁にほしいくらいです。優しくて、話を聴いてくれて、ゆったりとされていて。

独身時代、長時間労働・睡眠不足の薄れゆく意識の中でよく思いました。「私に必要なのは、お嫁ちゃんではないか・・」と。あ、3回に1回くらいは、二日酔いの頭だったかもしれません。正直に申告します。

しかし、私にも一つだけ得意なことがあったのです!それが育児。私はなぜかおちびちゃん達が今何をしたいのか、なんでわぁわぁ言ってるのかが推察できる能力があるようなのです。私の家でのお仕事のメインテーマは育児。それがちゃんとできていれば、それ以外はたいしたこっちゃない。その哲学です。

 

4.ええとね、簡単な朝ごはんでいいやんな

お母様、朝食づくりがお好きでないなら、もう朝ごはん、ごく簡単でいいやん?

私の実母もmiyakoguと同じく、家事に向いていない人でした。朝早くやや遠方の高校に片道30分、自転車で通っていたmiyakoguの当時の朝ごはんときたら、白ご飯に梅干です。しかもお弁当は自作。いやはや、あれでよう勉強してたわ、ほんま感心するわ、自分。それでも問題なく、三人姉弟とも丈夫に育ち無事に全員、大学に進学したのです。だから、人間、多分、そこそこの朝ごはんでも生きていけるはず。少ないサンプルで申し訳ないです・・。

 

5.メインテーマは何ですか? 譲れないものは何ですか?

番組にご登場のお母様へ。家事の中のメインテーマは何ですか?これをちゃんとやってるから、自分はちゃんとしたお母さんなんだと、満足できるテーマです
それを満たしているか、そうでないか。加えて、一方で譲れないものを確保できているかどうかの組み合わせで、人生の満足度は随分変わってくると思います。

ワーキングマザー、24時間平等だもの。(こぐを)

 

皆様にとって、お母さん業のメインテーマは何ですか?人生のではなく、仕事でもなく、マザー業のメインテーマです。そして、譲れないものは何ですか?絶対にこれだけは自分のために確保したいものです。これだけは嫌だということでもあります。これは適職を見つける際にも、重要なキーワードと書かれていることがあります。人間、好きなこともしたいけれど、嫌なことをしなくて済むというのは、非常に重要な幸せの鍵だと思います。

miyakoguの場合、お母さん業のメインテーマは娘をひたすらかわいがること。そして譲れないことは睡眠時間。機嫌の良いお母さんでいるためにも、プロとして働くためにもこれは絶対に譲れません。

そろそろがんばらずに自由に生きませんかね、日本のワーキングマザー達。自分だけのちゃんとしたお母さん像、それで十分だとmiyakoguは思います。

みんな、ようやってるねんて!自分をもっと誇っていいで!