代取マザー、時々おとめ

宝塚の観劇感想メインのブログ。たまたま代取(代表取締役)になったワーキングマザーの日々と哲学。朝夏まなとさんご卒業によるロス真っ只中。しばらくはtwitterにて(@miyakogu5)

宝塚宙組・エリザベート感想 みりおん、真風さん、愛月さんの変化と日本一美しい集団のフィナーレ、悶絶グラフ

皆さま、こんにちは。日差しの強い夏の日です。お元気ですか?夏ばてにはお気をつけて。

さて、宝塚大劇場はいよいよ明日月曜日が千秋楽。この1ヶ月で大きな変化をとげたように拝見した土曜日の宙組さんの「エリザベート」でした。

 

1.宙組エリザベートの変化

もうね、書きたいことがありすぎて、どこまでシリーズ化するねん?となりそうなので、主要キャストのみ、ざっと書くわ!!

 

・朝夏まなとさんのトート

前記事に書いたとおり、妖艶なトート像を確立されています。もう少しはっきり言うと、嬉しくなるほどにエロい!!

mothercoenote.hatenablog.com

 

・実咲凜音さんの歌声
「夜のボート」では諦念を含むかのような、透明感のある歌声の魅力が増しているように思いました。

あくまで私個人の感想ですが、以前、彼女の歌がお上手だと思いつつ、それほど好きではなかったのは、声の芯が揺れ、ぶれがあるように感じられるためでした。

が、今回の「エリザベート」は少女時代の澄んだ明るい歌声、諦めない強さを表現する声、女王としての艶然たる強さの声、フランツの裏切りに切望する声、晩年の何かを諦めていくかのような声。それらの変化が見事に表現され、最後に再び少女の明るい澄んだ声に戻られます。

透明な芯の通った声を強弱で、明るさと絶望の間で見事に調整されていて、とても感心いたしました。素晴らしいシシィになっていると私は思います。

 

・真風涼帆さんのフランツ

以前、「ロスト・グローリー」に関する記事の中で、植田景子先生が「真風さんは芝居心のある人なので」という趣旨の発言をされていたことが、記憶に残っています。

真風さんは今回、ビジュアルに加えて、声と歩き方でフランツが徐々に年老いていく様子を見事に表現されています。また、相対する人への対応を変える中で、フランツを取り巻く人間関係が浮き彫りになるかのようです。

若き皇帝として母ゾフィーへの抵抗のできなさ、青年期から晩年までシシィへの愛があったことが伝わる演技、息子ルドルフには厳しい父であったこと。

今回、私が感心したのは声の表現でした。晩年のフランツは低くしわがれたような声になるのですが、最終答弁で一気に若き皇帝の姿に戻ると、シシィを取り合う一人の青年の声になります。ここの早替わりはすごいですね。

私はもともと、ロミジュリの「死」を観て真風さんのファンになり、宝塚歌劇団のファンになったわけですが、ビジュアルに堕ちたのはもちろんのこと、彼女の「死」のダンスの表現に驚いたのです。

この長身の美しい方の中に秘められた可能性が花開くのを見たいと思いました。真風さんが内に秘めておられた資質は、星組の柚希礼音さんのもとで育ち、そして今、宙組の朝夏まなとさんのもとで花開いたように思います。

ありがとう、朝夏様と宙組の皆様・・(感涙)。

で、まぁ様との間に何があったん?!教えて、真風さん!(落ち着いて、miyakoguさん。ジェンヌさんとして、頑張っておられるだけなんで。)

 

・愛月ひかるさんのルキーニ

愛ちゃんのルキーニも観劇するたびにどんどん歌声の迫力が増しておられます。

愛ちゃんのルキーニは、どこか「抜け感」があるルキーニで、愛ちゃんならではの人物造型をものにされたように思いました。肩の力がどこか抜けた、へらへらっとした雰囲気。物語が進むのを、トート以外には誰にも肩入れせずにおもしろがりつつ冷静にみているストーリーテラー。ハプスブルク家の崩壊を、トートの手下として、自分は最後までは関与せずに見守っています。なるほど、と昨日観劇して思いました。

ルキーニがひょうひょうとしている分、よりくっきりとトートとシシィ、フランツ、ルドルフの物語が浮き彫りになるかのようだったのです。絶妙な物語への寄り添い方や控え方、立ち位置をものにされたと思いました。

 

2.今、日本で一番美しい集団だと思ったフィナーレ

昨日11時公演が素晴らしく、フィナーレの男役さんの群舞を観ていて「この方たちは今、日本で一番美しい集団ではなかろうか?」とmiyakogu、真剣に思いましたね。

おおげさだと思うでしょう?でも、本当にそう思いました。すごいわ、宙組さん。どうかしてるぜ、というレベルです。

朝夏さんがデュエダンの準備のために抜けられた後、真風さんを中心に両手を挙げ、真ん中に集まってくる男役さん。

真風さんがそもそもとびっきりの長身美形なところに、黒塗で精悍な色気のある愛月ひかるさん、ノーブルな澄輝さやとさん、端整な桜木みなとさん、目力の強い蒼羽りくさん、長髪めがねのイケメン革命家の凛城きらさん、ジュラを演じきった春瀬央季さん。

重臣達をコミカルに演じられたイケメン組長の寿つかささん、独特の色気のある天玲美音さん、もみあげが可愛かった松風輝さん、軍人にしては色っぽい美月悠さん、イケメン重臣の星月梨旺さん。

風馬翔さん率いる、和希そらさんはじめ、黒天使の皆様がメイクはそのままで参加。

その男役さん群舞の集団が、とてもとても美しかったのです。美貌、スタイルに加えて、おそらく千秋楽間近の皆さんの充実感が、一層強い輝きを放っていたのだと思います。

そして、最後にとどめを刺しに来るまぁ様とみりおんさんのデュエダン。観客席をうっとりとさせる力のある、大人の見事なデュエダンでした。みりおんさんの腕をねっとりとなでおろすまぁ様の手が放つ色気。みりおんさんの表情も以前に比べて、より妖艶になっていると思います。

まぁ様やね、やっぱり。まぁ様との間に何があったん?!教えて、みりおんちゃん!(落ち着いて、miyakoguさん。ジェンヌさんとして、皆さま、切磋琢磨しておられるだけなんで。)

 

3.帰りに悶絶したグラフ

ふぅ・・。まったく宙組さんには参ったわ。

そう思って娘と合流した駅の本屋さんで購入したグラフ。かなりヤ・ヴァ・イとは聞いていたので、真風さんと愛月さんの表紙とポートの衝撃波に耐えながら、悶絶しておりました。

真風さんはさぁ、今、日本で何番目かに美しい生き物だと思うの!!!あの人、天然記念物とかに登録しなくていいのかしら?(落ち着いて、miyakoguさん)

 

衝撃波に耐えたのも束の間、少し気が緩んだところで登場したまぁ様とにゃんこ・・

あなた、あの色気だだ漏れのトートやってる人?!

何、この口元のきゅっとした上がり具合の可愛さって。ぷるぷるぷる。ジェンヌさんとは必ず抱き合う、観劇のジェンヌさんにウィンクを飛ばす、舞台では色気だだ漏れ、全方位に愛を振り撒き、ちゃらかったり、優しかったり。

まぁ様ってほんと、すごいですね。そのまぁ様をめろめろにさせるちびにゃんこ。

そうか、宙組の頂点にはこのにゃんこが君臨?!

凝視するmiyakoguです。

(miyakoguさん、落ち着いて。撮影用に借りてこられたにゃんこです。)

 

以上、宝塚歌劇団・宙組「エリザベート」2016の宝塚大劇場の感想を終わります。まさか、にゃんこで締めくくるとは思いもよりませんでした・・。