皆様、おはようございます。miyakoguは時々、朝、起きた時に「あ、そうか!」というひらめきがあります。平日はお仕事のこと、お休みは宝塚のこと(特に観劇後)。多分、レム睡眠中に情報を整理しているんでしょうね、脳が。
皆様も「危ない相続人」「相続人の肖像」というタイトルから、「相続人つながり?」と思われたと思います。観劇中にも、あ!そうかと思った場面が多々ありました。
おそらくは田渕先生の茶目っ気。以下、miyakoguの深読みもあるかもしれませんが、気づいた点を書いてみますね。全ツをご覧になった方や、メラコリをかつてご覧になった方は2倍楽しめそうです。
それにしてもバウって、いいですねぇ。座席が高くなっていくので後ろでも見やすく、小さなホールで銀橋がない分、ジェンヌさん達の目線も近くばっちり、下級生さんもわんさかで、楽しいです!(^-^)。
・タイトルは共通、相続人の正体は対比
まずはタイトル。「メランコリック・ジゴロ ー危ない相続人ー」と「相続人の肖像」です。
そして、メラコリは嘘っこの相続人のダニエルが主人公ですが、バウは正統な青年貴族の相続人のチャーリーという対比がまずあります。
メラコリのダニエルはどうも一人ぽっちの境遇のようですが、普段はジゴロ。バウのチャーリーは両親には先立たれ、貴族の体面と屋敷の維持を重んじるおばあ様はいるものの、愛を知らず、父や後妻さんに憎しみを持っています。
憎しみの感情、裏返せばその分、愛を求めている度合いが強いのはチャーリー。ジゴロという職業もあってか、もともとなのか、息を吐くかのように女性に優しいのはまぁ様。あ、ダニエルでしたね、お芝居、お芝居(^-^)。
・相棒はどちらも
相棒的存在は両方ともおられますね。そして、両方ともイケメン!!これ大事!!蒼羽りくさんが気になる方は、まじでご観劇をお勧め。素晴らしい存在感です。垂らしている金髪前髪の縮れ具合に白の衣装の似合いっぷりをぜひ!!
メラコリでは、自分だけ逃げた割には、最後に助けに来てくれる真風スタン。うんうん、真風さん、ええやつやってんね、おばちゃんは知ってるで!(涙)。あ、役でした、役。
バウの蒼羽ハロルドは、まっすぐないいやつ。最後のセリフ、お姉さんのための一発だというところは、素敵でした。おねぇちゃん思いやねぇ。うんうん。
・お兄ちゃんとお兄様
メラコリはフェリシアがダニエルを「お兄ちゃん」と呼びます。対して、バウでは「お兄様」。いずれも血がつながっていないところがみそですね!
素敵なおにいちゃん、でも血はつながっていないまぁ様。ドリーム過ぎるやろ!あ、ダニエルでしたね、お芝居、お芝居(^-^)。
桜木さんは弟的な存在かなと思っていましたが、愛らしい星風まどかさんだと、何、このお人形さんのような美しい愛らしいカップルは!!と叫びたくなるような可愛らしさです。フィギュアにして眺めていたいお二人ですね。
・心を溶かす存在
メラコリでは、一人ぼっちで愚図と言われてきた、おそらくは人生に少しおどおどしたところのある天然少女のフェリシアの心を柔らかく溶かすのは、優しさに満ちたまぁ様です。あ、ダニエルね、ダニエル(^-^)。
これに対して、頑なに父を憎んできたバウのチャーリーの心を溶かしてくれるのは、星風まどかさん演じるイザベルです。お母さんから聞いたお父さんとのロマンチックな出会い、そのロマンをまっすぐに信じている、生き生きとした快活な美しい少女。まぁ、可愛いからですね、すべては!へえへぇ。
メラコリのカフェでの楽しいダンスシーンは、バウでは召使達の無礼講パーティシーンでしょうか。召使達が出てくるたびに、スカステでもおっしゃってましたが、「お色気担当」の春瀬央季さんに目を奪われます。召使チームの皆様、とても素敵でした。
フィナーレでは、男役さんどおしのデュエットなの?!という場面も少しあり、眼福・満足のバウ公演です。
(楽しいお話だよ!と書いた記事はこちらです)