代取マザー、時々おとめ

宝塚の観劇感想メインのブログ。たまたま代取(代表取締役)になったワーキングマザーの日々と哲学。朝夏まなとさんご卒業によるロス真っ只中。しばらくはtwitterにて(@miyakogu5)

花組・雪華抄/金色の砂漠 感想1 絢爛たる色彩豊かなショウに酔いしれる美しい時間

皆さま、こんばんは。秋晴れの本日、宝塚大劇場にて公演中の宝塚歌劇団花組「雪華抄/金色の砂漠」を観劇してまいりましたので、感想をお届けします!

(お芝居の感想はこちらです)

mothercoenote.hatenablog.com

こちらは公演オリジナルカクテルの「春」。甘めの優しいお味です。まずはショウの感想から。

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1.絢爛豪華な宝塚舞踏詩「雪華抄」

美しい、大変華やかな、絢爛豪華なショウです。とても華やか!お見事でした。パンフレットを詳しく読む前にショウが始まったのですが、45分から50分があっという間に過ぎ、「これは演出家に確固たる目指している世界がある」ということが見事に伝わってきた日本物のショウでした。一つの世界が、いくつかの角度から描かれている、豪華絢爛に。直感的にそう思ったのです。

原田諒先生のご挨拶には以下の言葉があります。

すべては花のもとに見た春の日の夢 ー宝塚でしか味わえない、贅沢で美しい夢を堪能して頂ければ、作者としてこれ以上の幸せはない。」

出典:原田諒氏のご挨拶より、宝塚大劇場花組公演「雪華抄 金色の砂漠」公演パンフレット

そう、いかにも花組さんらしく、うたかたの春の日に、桜の下で見た美しい夢のようなショウでした。これはぜひとも劇場にてご観劇ください。

 

2.色彩の華やかさと衣装、舞台美術も見所満載

「はーるのおどーりは、よいやさぁーー」の掛け声でぱっと明るくなる舞台。見事に豪華に華やかな色彩の渦。そして、尾形光琳の屏風を思わせるかのような豪華絢爛たる舞台美術。このショウは衣装に加えて、場面を支える舞台美術もお見事でした。

冒頭の紅白の大きな梅、フィナーレで垂れ下がるピンクの桜。七夕の星。日本の民謡メドレーでの青、白。真ん中にある黒白の川の流れを示す大きな絵。明るく景気が良く、華やかで、豪奢。見事でした。

一転、清姫綺譚の場面は清姫と安珍の情念の世界を示す黒と赤を基調とする世界もあります。

 

3.明日海りおさん、松本先生、花組の皆さんの艶やかな美

とにかく、明日海りおさんの声が艶やかでお顔が美しく、舞台を光輝かせます。あの方は、何か白い強い光に包まれていますよね? 柚香光さんとぶつかり合う「第3場 鷲と鷺」の場面は、「うぉーー、美形on美形!!!」と眼福、眼福。お見事でした。

松本悠里先生は、ご登場されるだけで、「あ!」と思わせる、あたりを払うかのような威厳のある美です。清姫の場面からぐっと桜の世界に導く「桜の女神」としてご登場されます。場面を一気に変えていかれます。

 

少し場面を戻りますと、「第4場 七夕幻想」は鳳月杏さんのいなせな青天姿で始まります。ここは、雅やかな世界というより、町の若い男女の明るい世界です。そして、彦星の芹香斗亜さんと次期娘役トップの仙名彩世さんが織姫としてご登場。優しげな芹香さんと、たおやかな表情の仙名さんの世界が美しく広がります。周囲を男女のカップルが取り巻き、そのまま盆が回るのですが、スモークの中で、天上の世界のような美しい光景でした。

「第5場 波の華」は日本の民謡メドレーで、瀬戸かずやさん、明日海りおさん、花乃まりあさん、芹香斗亜さんがそれぞれ歌い継ぎ。いなせな表情の皆さんです。日本の民謡っていいですね!華やかで軽やかで、少しだけ哀愁もあって。ただ、少し長かったかなあ。月組さんのよさこいの方が私は好きです。

「第6場 清姫綺譚」は明日海りおさんと花乃まりあさんの場面。衣装をぐるっと替え、表情も優しげな切なげな表情から、狂おしい切なさにがらっと変えた花乃まりあさんの清姫の情念が伝わってきました。見事な場面でした。

ここで、おおおーーと思わせてくれたのが、銀橋に出て歌われた和海しょうさんの歌声でした。なんという美しい切なげな歌声!「風に 風に 散りゆく 雪の華」と確か歌われたと思うのですが、そこの「風に」というところの哀しげな声。この方の歌をもっと聞きたいと思わせてくれました。

最後は、松本先生に導かれて、圧巻の華やかな桜の世界のフィナーレへ。

 

もうね、見事見事見事。美しかった!!このショウはぜひともご覧いただきたいと思います。非日常の宝塚らしい日本ものとバイオリン等の西洋音楽が出会った世界。

ただただ、ほぅぅぅっと明日海りおさんと花組の皆様、衣装、舞台美術が創り出す世界に酔いしれる美しい時間です。

音楽が軽快なんですね、意外にも。日本ものの軽やかな色彩豊かなショウ。日本文化の華やかな色彩のある世界を、私達は今一度、自信を持って見つめ直した方がいいのではないかとさえ、思いました。

リズム感よく、あっという間に進みます。どうぞご観劇ください。

 

次はお芝居の感想ね!

花組・雪華抄/金色の砂漠 感想2 明日海りおさんと花乃まりあさんの見事な熱演!ただし結末はうーん?でした - 代取マザー、時々おとめ