代取マザー、時々おとめ

宝塚の観劇感想メインのブログ。たまたま代取(代表取締役)になったワーキングマザーの日々と哲学。twitterは@miyakogu5。

宙組・王妃の館/VIVA!FESTA! 感想 爆笑と涙の熱演 明日海りおさんもご観劇(^^)

※検索でこちらが出てしまうようです。千秋楽感想はこちらです。よろしければどうぞ!

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皆さま、こんにちは。春めく本日の宝塚。千秋楽を月曜日に控えた本日土曜日11時公演を観劇して来ました。その感想をお届けします。

こちらは花の道に咲いていたスミレ(パンジーかな?)。故・春日野八千代さん邸のお庭から移植されたとのことです。

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1.ノリノリの熱演です

いやー、爆発してました。熱演宙組さんです。素晴らしかった!3週間ぶりに拝見しましたが、盛り上がっています。

明日海りおさん、仙名彩世さんの花組トップコンビさんもご観劇で、アドリブもノリノリ(^^)。前方席で奏乃はるとさんもお二人とご一緒に、他に雪組の方々もおられたようですね。

幕間、みりおさんがジャケットを着ようとされているのを後ろからそっとお手伝いされる仙名さん。良くできたお嫁さんのようです。すごいわあ。

本日のお芝居はノリノリ、泣かせるところはぐぐっと。ショーはあっついあっつい。
東京でお待ちの皆さま、どうぞお楽しみに。抜群に仕上がっています。

私、最初の頃、佳品と書きましたが「秀作」です。すごいわ、宙組さん!(〃∇〃)気のせいか、オーケストラまでノリノリのように感じた本日の11時公演でした。

 

朝夏まなとさん

物語の天使が降りてキターの場面、さらにくねくねと。シャトー・ドゥ・ラレーヌに向かう場面でのイライラは大げさな貧乏ゆすりで。

傑作だったのはルイを呼び出したい場面です。両腕を揃え手のひらをぐっと開いて放ったのは「エキサイター!」(^^)。客席から拍手でした。朝夏さんとみりおんさんの思い出の作品でもありますよね。

最高だったのは、ウルトラマンのように手のひらをぐっと上げて走って行かれる場面。
漫画のような動きを取ってみせるまぁ様。もともと、スタイルがほぼ漫画のようなものでいらっしゃいますので、しっくりきます。

人生を振り返る歌と笑いを取る場面。メリハリが一層くっきりの朝夏さんです。ショーでは、デュエダンで優しくきりりと、みりおんさんを守り包み込むかのような朝夏まなとさん。本当に素敵です。左右に大きく広げられるロングアームに包まれるみりおんさん。至福のデュエダン。素晴らしいです。

 

実咲凜音さん

とっても素敵でした!初日あけて間もない時期に観劇した時よりぐぐぐっと玲子さんらしさが伝わります。

玲子さんのみりおんさんは一生懸命、しゃかりきに仕事をして来て、ウキウキしたり怒ったり感動したり、人間として根はキュートなのが伝わって来ました(^^)。北白川さんと玲子さんの近づいていく心。玲子さんとの会話が北白川の物語を始めさせていくのだと、舞台から伝わるみりおんさんの本日の演技です。

本日、前方下手のmiyakogu。周辺にはおそらくみりおんさんファン。お芝居冒頭から涙をふきながらご観劇の方もおられました。

ショーのソーラン節の娘役さんの場面。センターでしなやかに踊られるみりおんさんを拝見して「ああ、大輪の艶やかな花を咲かせられたんだなあ」と、新米ファンながらも感慨深いものがありました。

硬い蕾のような時期もおそらくおありになったと思うのです。やや硬質な歌声でいらっしゃったかと思うのですが、等身大の一生懸命でキュートな玲子さんは、柔らかさが加わり、みりおんさんご自身の魅力が感じられるかのようなお役だと思います(^^)。

 

真風涼帆さん

真風さんのルイは、根底にある王の哀しみがぐっと出ておられ、ロン毛の似合うビジュアルが引き立ちます。まぁ様とみりおんさんと歌われる場面がありますが、伸びやかに気持ち良さそうに歌っておられます。松風さんとはほんとにいいコンビ!まかちゃんについては、かっこいい!とかわいい!しか言葉が出てきませんわ(^^)。

 

蒼羽りくさん

爆発してます、最高でした❗(〃∇〃)。勢いあるわぁ。ノリノリやわぁ。すごいわ。クレヨンはピュアで素敵な女子だということが伝わってきます。ハートがあったかい。笑いを取られるところは爆笑なんですが、私はりくちゃんの暖かみが感じられる演技が好きなのです。必見よ!(^^)

 

一樹千尋さんの「笑え」でほろほろ来るmiyakogu。専科の一樹さんと上級生さんの4人での場面は迫力があります。

愛月ひかるさんの金沢はベガスのホテルの総支配人に丹野夫妻(りんきらさんと彩花さん)を口説いた後で、「まだ、ベガス行ったことないんやけどな」と、客席の笑いを誘います。

澄輝さやとさんの近藤も美形なのに、おもしろいわぁ。お堅い人が、りくちゃんクレヨンにどんどん惹かれていくのが、何となく伝わるんですよね。最後は「結婚しよう」って言ってはりましたよね?!あなた?!

桜木みなとさんの戸川の寝癖は一層くっきり(^^)。”情けな芸”を極めてはりますねぇ。本日のアドリブは明日海さんにちなんでか、「バスティーユ広場でオスカルとアンドレごっこしましょう」と。他の日でもおっしゃってたかな?(^^)

純矢ちとせさん和希そらさんコンビ、特にせーこさんの酔っ払い演技が爆発しています。おもしろいわぁ、あのお二人。酔っ払い場面では額にスカーフを巻いておられます。

 

2.お芝居のリズム

一番変わったように感じたのは、お芝居のリズムです。

初日開けてすぐに観劇した時にも、とても楽しいし、ほっこりもするし、あったかくていいお芝居だなと思ったのですが、原作を読んでいたためか、少し物足りないような感じもありました。

しかし、本日の観劇で驚かされたお芝居のリズム。テンポ良く、ぽんぽんと軽やかなキャッチボールのように、場面場面でやり取りがあります。

とてもいいリズム感があるため、お芝居もすすすっとめりはりをつけながら進んでいきます。これは宙組さんのお力と、やはり田渕先生の脚本のお力だと私は思います。

「主人公のいない物語」を書いてきた(=生きてきた)かのように感じている北白川、「エトランゼ」のようだと感じていた玲子さん。その二人をルイ14世と出会わせ、「描きたかった物語」として3人がつながれていくかのように思えました。素晴らしい翻案でした。

「誰かのために笑えたら、自分のために笑えたら」と歌う3人。岩波先生と下田夫妻のやりとりに自分たち自身もからみながら、影響を受けて変わっていく・・。じーんときました。

 

3.まぁまかを見逃しました・・

皆さま・・。がっくし・・。(机につっぷすmiyakogu)

本日のお席は実は貴重な下手。私は本日こそ!ソーラン節のまぁまか肩組みを観る予定だったのですよ(泣)。←まだ劇場では一度も見られていない・・。

朝からテンション高く、やる気満々で劇場を訪れたmiyakogu。「今日こそ、その日」ですよ!

しかし・・。あまりのお芝居の楽しさとショウの盛り上がりで、すべて忘れてたんですよ!(泣)幕間に飲んでもいたけど! ←原因はそこでは?miyakoguさん?

「ビーバ ビバビバ フェスタ」と口ずさみながらの帰り道、「あ”」と気がつきました・・。

皆さま、どこくらいから注視しておけば、まぁまか肩組みが見られるの?!話題の「まかざんまい」はどのあたりで待機しておられるの?下手で合ってます?

本日、なぜ私はまたもや見逃したのでしょうか?にっこにこの風馬翔さんがちょうど前方におられて、ついつい見つめ合ってしまったからでしょうか?!

↑ 風馬のかけちゃん、ソーランの決めポーズ、歌舞伎の見得のようでした。かっこよかったです。

まぁまか場面、どう注意していたら見られるのか、お分かりになる方は明日観劇のmiyakoguに教えてやってください・・。。

明日は幸運にも前楽を拝見予定です。

※勘違いしていました。娘役さんのサヨナラショーは千秋楽だけなのですね。明日、ご観劇の方、どうぞお楽しみに。

娘を持つ母である皆さまと、父を亡くした娘である皆さまへ お雛様と仏様

皆さま、こんばんは。お元気ですか?本日はテスト勉強中の中学生娘につきあって、おうちにお篭りのmiyakoguです。いやー、久しぶりに拭き掃除したわぁーー。←ここのところ、ほぼ、旦那はんがやってましたので。わはは(^^)。

 

1.女性人形師さんのほっこりお雛様

ふぅ。ようやくお雛様も出せて、やれやれです。毎年、あたふたと出してあたふたと片付けています。皆さまはいかがですか?(^^)

こちらが我が家のこぢんまりとしたお雛様。飾る手間もささっとね。えへへ。

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娘の初節句の時、実家よりお祝いが届き、どうしようかなと人形店に選びに行ったのですが、すっとしたお顔立ちのお雛様が多く、どうみてもにこちゃんマークのような顔のうちの娘には似合わないなぁと思っていたところ・・。

お?!ほっこりとまぁるいお顔立ちのお雛様を見つけて、即決です。女性人形師さんによる優しいお顔立ちのお雛様です。

娘も、このシンプルでかわいらしいお雛様が気に入っているそう(^^)。良かった、良かった。

 

2.彫ってもらった仏様

父は3月に初節句のお祝いに我が家に来て、このお雛様を見て、そして、その年の7月に亡くなりました。父から私の娘への思い出のお雛様です(涙)。

実は、お雛様の隣におられるのがこちらの木彫りの仏様。普段は真ん中におられます。

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グラスを見て「あ!」と思われたそこのあなた(=宝塚ファンの方)。そう、こちらにお供えしております切子の酒杯こそ、私がずっと父のために探していた青紫のもの。宝塚歌劇団からこのお正月に発売された宙組さんカラー。お正月に買いましたとも!

 

私は古いまちで育ちましたので、実家にはお仏壇がどーーん。「日曜学校」と称して、当時、子ども達がお寺に集められ、毎週、お経をあげるという仏教が生活に身近な地域でした。そういう幼少期を過ごしていますとね、やっぱり、何か父を弔うものが、自分のところにも欲しかったのです。

ある日のこと、たまたまテレビで高山の旅番組が放映されていて、高山の仏師の方のアトリエが紹介されていました。早速、検索して発見。お問合せフォームから、「かくかくしかじかで、父のために私が手元に置ける小さな仏様が欲しいのです。」とおそるおそる連絡してみたところ、ご返信いただき、彫っていただけることに。嬉しかったなぁ。

そして届いた木彫りの仏様です。

娘の中学受験の際には毎晩、お線香をあげてお参りです。ちなみに掛けられている数珠のようなものは、当時、小学生だった娘が手作りでつくったもの。そして、前に置いてある象2匹のお線香立ては私が仕事で行ったラオスで見つけて買ってきたもの。加えて宝塚の酒杯と結構なカオスぶりではありますね(^^)。すいません、仏様。

 

そして、実はここのコーナーはこうなっているのです。どーん。

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ある作家さんによる陶板の干支。家族3人分の干支ですね。お父さんの龍がユーモラスでちょっと羨ましい巳年のmiyakoguです(^^)。

 

皆さまは、もうとっくにお雛様を出されました?

あのね、miyakogu、子どものころ、「嫁き遅れるから」と言われて毎年律儀に3月3日にせっせと仕舞ってました。30代後半でなんとか結婚できたのは、実家お雛様のお力かもしれませんね(^^)。

宝塚音楽学校文化祭を初観劇 103期生さんの舞台の感想をお届け(^^)

皆さま、こんにちは。宝塚音楽学校第103期生さんの文化祭を本日12時公演にて観劇してまいりました。その感想をお届けいたします。

4月22日(土)11時公演のショー感想はこちらです。ラインダンスについて書いておりますので、よろしければどうぞ!

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お芝居感想はこちらです。よろしければどうぞ!

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さぁ、いくわよーー!!

って、あれ?miyakoguさん?今、超絶忙しいんじゃなかったでしたっけ?と思われたそこのあなた!

私もそう思う・・。2月の一番忙しいこの時期に、なぜこれほど劇場に通っているのか、本人にも意味不明ではございますが、その活力こそ、明日への希望、生きる力なのでございます。これこそが、miyakoguに定められた活動にございますれば・・(注 「星逢一夜」で鈴虫が晴興に言うセリフの雰囲気でお願いします)。

席に着こうと通路を進むと目の前には尚すみれ先生と思われる方、近くの列に植田紳爾先生、幕間には第1部、第3部を構成・演出された三木章雄先生をお見かけしました(^^)。初日第1回目の公演、やはり関係者の皆さまが多くご観劇のご様子です。

こちらが予科生の104期生さんがてきぱきと販売してくださったパンフレットです。

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 ※以下、公演を観なくても購入可能なパンフレットに掲載されているため、宝塚歌劇団の公表情報と判断して、お名前を出させていただいております。

1.第1部は日本舞踊、予科生さんコーラス、ヴォーカル

幕開けは「清く正しく美しく」の日本舞踏で始まります。芹澤佳夏さんという娘役さんが美しい声で朗々とソロを。

103期さんは娘役さんが成績上位のようで、2日間4回公演のご挨拶はすべて娘役さんです。芹澤さんも26日16時公演のご挨拶の方。真ん中で踊られるのも娘役さんの方が随所で目立ちました。

 

予科生さんのコーラスをはさんで、クラシック・ヴォーカル、宝塚のテーマソングを歌われるポピュラー・ボーカルへと続きます。

ここで、ソロで歌われた男役さんが美和優理花さんと、奥切愛美さん。美和さんは背が高くスマートな方で、ふりふりの白いブラウスにすっと綺麗に伸びた長い脚で初々しく。

その次の奥切愛美さんが「トゥーランドット」より「誰も寝てはならぬ」です。この歌唱が本日の注目その1さんです。

奥切さんはパンフレットにピアノを弾いておられる横顔の写真があるのですが、鼻が高く、まつげが長く、憂いを少し秘めたような美しい横顔。なんというか、出てくるだけで会場に「あ」と思わせるようなお力がある方のように私は思いました。もう一曲、「丘の上のジョニー」もソロで歌われます。入学式の映像でも、「あ、誰、この人?!」と記憶に残った横顔の方でした。

また、背が高く、すらっとしていて、9頭身?!と会場を驚かせたのが大川真奈さん。この方も本日の注目その2さんでソロがあり、第2部の演劇では主役です。

「ハロー・タカラヅカ」では4人が出てこられますが、ここで勝間爽さん、川添紗世さん、雑賀ミウさん、長崎里保さんの美形の方々が。あ、みんな、美形か・・。

川添紗世さんは音楽学校生さん募集のポスターで最前列センターにおられた方かと思います。美形!今回はあまり前に出てこられるほどではなかったのですが、目力が強く、何か爽やかな色気がおありになるようにお見受けいたしましたよ。

長崎さんは、中学生娘がパンフレットの写真で「この人!」と注目。第2部の演劇ではB組で主役の人物の「影」を演じられる方です。

男役さんの永野ひなさん、娘役さんでは小川あき野さん、田中琴之さんがソロがおありになりました。

 

2.第2部は正塚先生の演劇

若い俳優達がお稽古場から劇の世界に迷い込んだかのようなストーリーです。

本日の注目その2さんの大川真奈さんが主役のロベール、その影を白石彩果さん、ヒロインを本日ご挨拶をされた山本彩加さん。

山本さんは明確なセリフ、通る澄んだ声、第3部のバレエでも思いましたが可憐なヒロインらしさと女性の強さも感じられる方。うん、これはもう将来、ご活躍されそうですね。何でもできそうで、可愛らしくてって完璧ですやん。

役者がお稽古している設定ですので、服は現代ぽくですが、王国の姫・リディアは西田侑蘭さん。(正確には「価」の人偏抜きの字です)

やんちゃそうな王女でありくすくすと笑いと取っておられました。舞台度胸のある方だと拝見しておりましたところ、第3部のダンス・コンサートで踊りまくり!!めちゃ上手!ジブシー女Sです。(詳しくは後で)

うん、ここはさすがに下級生さんだけではなかなかお芝居にはなりません。ちょこっとばかり寝そうになりました(^^)。ごめんね。

ただ、9頭身の大川さんと可憐な山本さんが抱き合うシーンは、めちゃくちゃ絵になってます!!お二人ともセリフも明快、立っているだけで華があり、美って素晴らしいですね。

ジェラールであってるかなぁ、主役・ロベールの父役だと思うのですが、今本すずさんのセリフがお上手だと私は思いました。落ち着いたたたずまい、物語を生み出すセリフを語れる方ではないかと思います。ダンスでも生き生きと踊っておられます。

私達は本日12時公演のA組しか拝見していませんが、16時公演B組の主役は広田有希乃さん。パンフレットのお写真では優しげで品のある雰囲気。佐賀のご出身と拝見して、「将来有望!」とそれだけで確信するmiyakogu&中学生娘です(^^)。

 

3.第3部はダンス・コンサート

ここはさすがにお若い皆様ならではのエネルギーが炸裂しています。モダン・バレエ、ジャズダンス、タップダンス、ヒップホップと次から次へ。全員の方が次々とご登場されて、目移りいたしました。

抜群のバレエで驚かせてくださったのが、ジプシー男Sを踊られた鈴木舞子さんと、ジプシー娘Sの西田侑蘭さんのお二人。

鈴木舞子さんの男性バレエダンサーかのような、ものすごいジャンプ。見とれるとともに驚きでした。すごいわ。西田さんは美しい回転。いやはや、このお二人には驚かされました。やはり、バレエを長年されていた方が宝塚歌劇団を目指されることが多いでしょうしね。お見事でした。

ダンスの場面で、一際目を惹かれたのが樋口令奈さんの笑顔。とってもキュートです!「タソみたいなかわいい笑顔の子がいたやん、ちょっと小柄な」と娘に言うと、「あーー、いたいた!」とすぐにわかってくれましたよ(^^)。

 

初めて観劇した宝塚音楽学校文化祭でした。

少し退屈するかな?と観る前は思いましたが、さすがに美しくお若い皆様が踊り歌うだけあって、2回の休憩をはさんでの2時間45分がそれほど長く感じませんでした。楽しかった!

こうやって次のスターさんが生まれていくんですねぇ。しみじみ。

成績上位の方が必ずしもトップさんになられるわけでもないのが、宝塚のおもしろいところでもあります。その人なりにぐんと伸びる時期がそれぞれにおありになるだろうと、これからのご活躍を楽しみにさせていただきます。

初舞台、今からとても楽しみにお待ち申し上げますね(^^)。

真風さん、巴里祭って?!まぁ様コンサートには出られないのか・・。

皆さま、こんにちは。喜びつつも打ちひしがれているmiyakogu@今日も新幹線です。

真風涼帆さんはなんと「宝塚巴里祭2017」にご出演だったのですね・・。シャトー・ド・ラレーヌに住み着いて、そのままパリ祭という訳ですね(^^)。

ニュースを拝見し、真風さんのためにはお喜び申し上げるとともに、まぁ様のコンサート「A Motsion(エース・モーション)には出演されないのか・・、と結構打ちひしがれておりますよ!!(もろもろ複雑に、喜びと残念さで涙出そう)。

見たかったなぁ、まぁまかの並びでの煽りまくるであろうコンサート。

でも、真風さんにとっては、ご自分が主役のディナーショー形式は初めてですもの。これはお喜び申し上げたいと思います。真風さんは柚希さんのもとでコンサートにディナーショーもと、結構な経験を着実に踏んでおられて、善きことかな、です(^^)。巴里祭も楽しみにお待ち申し上げます。

 

しかし、これチケット、取れるのかしら??うーーん。関西人脈にフルにお頼り申し上げるしかない、遂にその日が来たのかしら?がんばるしかないわ!(^^)

 

ということで、皆様、真風さんは巴里祭です。ニュースはこちら!

kageki.hankyu.co.jp

宙組・王妃の館 新人公演感想 歌上手さん勢ぞろいの新公、留依蒔世さんの見事な主演です

皆さま、こんにちは。宙組さん「王妃の館」新人公演を観劇してまいりましたので、感想をお届けしますよ!

さぁーー、いくわよーー!!

って、あれ?miyakoguさん、ただいま超絶忙しいんじゃなかったっけ? ええとまぁ、何つーの、別口ですよ、別口(「バレンシアの熱い花」でドンファン・カルデロが言うセリフでお願いします)

何のために日曜働いてるって、すべてこのためですんで(^^)。 

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1.留依蒔世さんの北白川右京

ええ声でした。歌上手さんの留依さん。本領発揮です。お見事、お見事!

最初、少し緊張されているかなと思ったのですが、「きたきたきたーー!」の場面で爆笑を取られてからはぐんと乗っていかれて、歌われるたびに劇場を掌握している自信をもたれたのではないでしょうか?

感心いたしましたのが、感情表現でした。北白川右京が、自分自身ではのぞきこみたくなかった心の淵をのぞきこむかのような歌。「空っぽの心」と歌い始めるところ、まぁ様はぐっと世界を創ってこられますが、瑠依さんの歌唱も見事で驚かされました。

彼女の声は耳にとても心地良い低音で、高音が伸びやかなまぁ様とは少し違う魅力をお持ちです。

今回の新人公演で、さすがに一番、自分らしい役を創ってこられたと拝見しました。本役さんに学びつつ、留依さんの北白川でした。お見事、お見事!

最後のご挨拶も立派でしたが、少し声が震えておられた場面も。初主演、無事に終えられて、おめでとうございました。

 

2.瑠風輝さん

さすがに新人公演主演を務めてこられただけのことはあります。最初から一番思い切った演技を出されてきて、本日、一番の笑いをかっさらっていかれたのではないでしょうか?(^^)

北白川に最後に「ずれてる」と指摘を受けて、「にぃちゃん、最後までありがとうな~」と去っていく場面、思わず客席から拍手です。

というか、瑠風さんが出てこられると、観客席がそれだけでくすくすし始めるのですね。笑いは瑠風さんが持っていかれましたヨ!(^^)

 

3.遥羽ららさん

かわいいなぁ。外国製のお人形さんみたいなお顔立ちです。声がお綺麗なんですよね。彼女は。抜群に歌上手ではないかもしれないのですが、すっとこちらの心に届く歌唱。私はとても好きです。

本役の実咲さんは、文字通り「シャカリキ・ツアー・ガイド」として、肩に力が入っていて、同時に少し頼りなげなところもあるのですが、遥羽ららさんは窮するあまりこんなツアーを考えてしまったんだろうなぁという頼りなさがありました。ツアー会社の社長にしてはちょっとかわい過ぎたかな。ふふふ。

でもなぁ、アラフィフのおばちゃんががしがし商売してても、話にならへんしなぁ・・。おばちゃん、演技指導で何か役に立つかしら? ←話が腹黒くなりそうなので、自粛してください、miyakoguさん?

 

4.歌上手さん勢揃いです

ええわ、宙組さん下級生さん!!歌上手な方、勢ぞろいです。

 

・鷹翔千空さんのルイ、水香依千さんのムノン

鷹翔さんはルイ14世です。なかなか気品がある王らしい佇まいに加えて、歌が始まるとぐっと存在感が増します。ルイ14世が持っている哀しさや孤独が立っておられるだけで伝わってくるような鷹翔さん。これはもう彼女の資質なのかな。

ただし、本役の真風さんの間が絶品なんですねぇ。新公を観て改めて思いました。真風さんって、出てくるだけで面白いんですよ。あの人。何なんだろう?

ムノンは水香依千さん。水香さんも飄々となかなかお上手でいい味を出しておられます。

ただ、こちらも本役の松風さんが上手すぎて、これはどうしようもないですね。ルイと北白川が踊っているところに急にムノンが出てくる場面がありますが、あそこのムノンの「ちょこちょこ、ずん!」という感じの出方が、松風さんは絶品です。

コメディって難しいわぁ。

 

・穂稀せりさんの岩波先生

お上手でした。よく通る声で、この難しい役をこなしておられて、天晴れです。いい声なんですね、穂稀さんは。

 

・秋奈るいさんと天瀬はつひさんの下田夫妻

秋奈るいさんは若さは隠しきれないものの、なかなかしっとりと。天瀬はつひさんがめちゃくちゃ演技がお上手で驚きました!本日の「この人、誰だろう?」さんその1です。表情も声も素敵です。これから注目いたしますね。

 

・小春乃さよさんの早見リツ子

瑠風さんに続く「笑いをとってましたさん」その2です。酔っ払い演技はなかなか。

北白川先生が「きたきたきたーーー!!」となる場面、片方の手をまっすぐ下にもう片方をまっすぐ頭の上に持っていかれたのですが、「早見君、ペンと紙を」と言われて、上下それぞれに渡されて、客席も爆笑です。ここは本日のアイスブレイク・ポイントだったのではないかと。楽しかった(^^)。

 

・優希しおんさんの近藤、愛海ひかるさんのクレヨン

優希さんはいかにも警官らしい風情。本役のあっきーさんが「いや、あなた、そんな警官おったら、交番連日人だかりよ?」という美形さんなので、無骨そうな役作りにされたのかな?クレヨンさんとの小芝居にいろいろ工夫が感じられ、好感大ですね。

愛海ひかるさんのクレヨンは、可愛い女子でした(^^)。美脚に美貌で、ちょっと美しく可愛らしすぎたかなぁ。最後のキス場面は、脚をがしっと開いて、「んぅーーーっぱ」という感じでニューハーフさんぽさがようやく出ていて良かったですよ。

お二人の小芝居や、愛海ひかるさんの身振り等、がんばって工夫をされているのが、とてもよく伝わりました(^^)。

ただ、これはなぁ。本役のあっきーさんとりくちゃんがものすごいカップルぶりを発揮しておられるので、なかなか及びません。特にりくちゃんのクレヨンは、このお芝居の結構な鍵。笑いは、金沢のかつらと、このカップルにかかっているのですよね。

りくちゃんがノリノリだからなぁ。りくさんはもっとくねくねしていて、がしっと脚を開いていて、声が急に低くドスが効くんですよね。下級生さんには難しいかもですが、がんばれ!

 

・潤奈すばるさんと雪乃かさりさんの丹野夫妻

潤奈すばるさんはめっちゃイケメン!かっこよかったです。この夫妻は、なかなか良いアクセントになっていました。カバンを盗み出そうとして見つかって、でも抵抗しようとする潤奈さんのパントマイムのような動きが、とても楽しかった。

 

・星風まどかさんのディアナ

さすがに存在感がありますねぇ。彼女の大人の女性としての声が私は好きなんですよ。少女っぽい容姿でいらっしゃるのに不思議なんですが。

鷹翔さんとのカップルは、愛らしい一対のお人形さんのようで、本役さんのゴージャスカップルとはまた違った魅力がありました。

 

・華妃まいあさんのミチル

ええ子なんやろうなぁというのがすっと伝わってくるミチルさんです。原作のミチルはなかなかの苦労人なんですが、華妃まいあさんのミチルは金沢のことが好きでついてきた可愛らしさを感じました。もう少し、はじけても良かったかなぁ。原作は少しお下品で派手派手なんですね。

 

・希峰かなたさんの戸川、真名瀬みらさんのピエール

お二人とも可愛かったし、お上手でした。ずんちゃんの戸川がはまっているだけに難しかったと思いますが、顔芸で希峰さんらしさを出されていたと思います。真名瀬さんのピエールが、すっとしてかっこよかった!金髪がよくお似合いです。

 

・朝比奈蒼さんのデュラン

鹿児島の飛行機での出会いから注目している朝比奈さんです。デュランとして、ホテル従業員の真ん中に立っておられて、生き生きとした表情。おおーーー。セリフも明確で、通る声をされていて、おおおーーーー!です。本役の美月さんが色っぽい支配人ですが、朝比奈さんは人の良さそうな元気の良さそうな支配人でした。

 

・本日最大の「この人、誰だろう?」さんその2だった若翔りつさん

カンカンの歌手の若翔りつさんが、本日最大の「この人、誰だろう?」さんでした。はつらつとした歌声、声量があり、姿勢が良く、出てこられたときにぴかっと光っておられました。カンカンの場を盛り上げておられます。ふぅむ、99期生さんなのか。身長174センチか、なるほど。おばちゃん、覚えるわな!

 

というわけで、皆さま、歌がお上手やわ!! 感心、感心。

ただし。コメディは難しいですね、やっぱり。痛感しました。

まぁ様と真風さんの絶妙の間、みりおんさんのしゃかりきツアーガイド、純矢ちとせさんの軽みのあるオールドミス演技、あっきーさんとりくさんの絶妙なカップル感。これらと比べるのは酷ですね。

実は脚本で途中、「ん?ちょっと間が持ちにくいかな?」という場面があるのですが、そこをぐぐぐっと持っていくまぁ様のお力はさすがです。

そういう結論となった新人公演でした。皆さま、お疲れ様。東京ではさらにがんばって、くっきりと個性を出されますように。おばちゃんな、書き上げたから、もう寝るわね!!

桜木みなとさんの「恋する季節」の残像と、中日劇場でご退団の彩波けいとさんの晴れやかな笑顔

皆さま、こんばんは。お元気ですか?

miyakogu、ただいま、激烈に忙しくしております。明日も再び新幹線ですが、午後は大阪に戻る必要があり。ほんまにとんぼ帰りやなぁ。

そんなオフィスでの日々の支えは、珠城りょうさんのカレンダーと真風さんのカレンダー。

ちなみに珠城りょうさんのカレンダーは既に3月(スーツ姿)、真風さんのカレンダーは昨年12月のまま(「王家に捧ぐ歌」の黒燕尾)です。

カレンダーの意味は全くございません。うん(きっぱり)。

ヅカファンってそんなもんですよね?皆さまもそうですよね?(同意を求めるmiyakogu)。ぐっと見つめてくるお二人からの目線のおかげで、本日、絶対に上げないといけない資料も作成できました。ありがとう!!(涙)

 

さて、蒲郡クラシックホテルでは、珠城りょうさんのスーツ姿への妄想、中日劇場では美しい早霧せいなさんの武士姿での客席降りの目線をまともに浴びてしまった衝撃波が残っております。ほんと、ジェンヌさんって罪よね!いや、みゆちゃん、すごいわ。あのお姿のちぎさんの目をまっすぐに見てお芝居できるって。美って慣れるのかしら?

 ↑ あの、miyakoguさん。そういうのをはさんでいるから、忙しいのでは?(理性miyakogu 心の疑問)

 

一方、宙組・大劇場「王妃の館」の残像はもちろん真風さんのソーラン節と美しい黒燕尾、デュエダンのまぁ様の左右に広げられる手でした。

その中で、予想外の残像は桜木みなとさんが銀橋で歌われる「恋する季節」です。ナオト・インティライミさん作詞・作曲の「恋する季節」。おばちゃんもな、YouTubeで観たわ。

ずんちゃんが銀橋で低音で歌い出す場面。「なぜだろう」の直後から、バイオリンの音が心臓のドキドキ音のように効果的に入ってきます。ごく一部だけ歌詞を引用してみます。(全部は著作権法的にだめですからね。)

 

「なぜだろう 今夜はうまく呼吸ができない」

「それはまるでポップコーンのよう 宇宙(そら)へとハジケトブ」

作詞:ナオト・インティライミさん 「恋する季節」より

 

「そら」が入っていたのか・・、歌詞に。

ずんちゃんの「王妃の館」での戸川さんがあまりに寝癖がぴんぴんしていて、リュック姿でのおろおろがかわいらしくて、思わず笑ってしまいます。ただ、ショウでは、いきなり男役全開でこられるのです。少しハスキーな低音ボイスの魅力。ぜひご注目下さいね。

 

中日劇場では、彩波けいとさんの晴れやかな笑顔もとても印象に残りました。

「歌劇」の退団ご挨拶で、「決して楽しいことばかりではなかったのですが」という趣旨のことを書いておられた彩波さん。

ご挨拶を拝見した時、「そうかぁ、そりゃ、そうだよなぁ」ととっさに思いました。私達が想像するよりも激しく厳しい競争社会でしょうから・・。

背が高い方が好きなmiyakoguは、よく目を惹きつけられた方でした。中日劇場のフィナーレ、大劇場よりは随分小さめですが階段を降りてこられるとき、5人組のセンターで降りてこられます。なんだか観ている私まで嬉しく思えるような、生き生きとしたとても素敵な笑顔。良かった。どうぞ、健やかに千秋楽を迎えられますように。

 

1月の大劇場月組さんの直後に宙組さん。そして中日劇場にバウホール公演。忙しい2月の観劇でした。とどめは今週末、初観劇の音楽学校文化祭です。

バウホールの「New Wave!雪」では、月組の前トップスター・龍真咲さんの退団公演「Forever Love!!」で使われていたお衣装がありました。

うん、自動的に「Forever Love!!」のDVDを観るわね。じゃぁ、珠ちゃんの白ベストを観ながら、娘の塾が終わるまでお仕事いたしますわ。

残像って困るよね。なんだかいろいろ無限にループしているような気がします。こわいわ、宝塚歌劇団(^^)。

中日劇場 雪組・星逢一夜 感想 恐らくの違和感の正体 お芝居に泣き、客席降りできゃあ(//∇//)

皆さま、こんにちは。miyakogu@中日劇場ようやく観劇です(^^)。
水曜日以来、名古屋出張で劇場付近をうろちょろ、挙げ句の果てに蒲郡で金曜夜を過ごして、ようやく観劇です。以下、スマホでてこて書いたので、読みにくいかもですが、感想をお届けいたします(^^)

1.お芝居に泣く

素晴らしかった。何回観ても泣く演目です。比較的クールな娘も涙腺決壊です。
子ども時代の場面から既に泣くmiyakogu。早霧せいなさんの少年、望海風斗さんの優しい声、負けん気でようやく自分を保っているかのような泉の咲妃みゆさん。素晴らしいトリデンテです。

子ども時代はよりくっきりと、そして、大劇場版より若い。青年時代の青さがそれぞれに見える、瑞瑞しくもためらいのある演技でした。特にちぎさんの晴興が。

大劇場版の晴興は、様々な使命を背負う中で、一人だけ先に老成せざるを得なかったように見えました。無邪気な少年時代の自分と、江戸で吉宗に引き上げられる中で急いで成長させざるを得なかった自分。
二人の自分に引き裂かれて行くような晴興の悲劇にはひりひりとした痛みがありました。その中で、彼の心に灯る暖かな星が泉であったと、大劇場版で私は思いました。

中日劇場版では、彼は迷いや揺らぎの中にいることがセリフからも伝わってきました。
晴興はまだ老成していないのです。いつかふっと三日月藩のかつての友の側についてしまいそうな危うさがある。そしてそれは大劇場版よりも若い吉宗に見破られています。まだ青さの残る晴興が中心にいる物語であり、登場人物が少しずつ若い、青年の物語だと私は感じました。

その分、少しばかり運命の苛烈さは和らぎ、この運命を1日2回も生きるって、だ、大丈夫なん?!というこちらの勝手な心配も減っています。ほっ(^^)。

もう頼むから止めてあげて!と号泣しながら思うのでなく、苦しくも美しい物語に酔える。そういう舞台だと言えます。
香綾しずるさんの若い吉宗、色っぽいわあ。月見の場面での姫達への声かけも、後で個別にお呼びだししてませんよね?!という現役感ばりばり。
桃花ひなさんの貴姫も美しく、頑張っておられます。髪に笹の葉つけてるかわいらしい方は桜路薫さんであってますかね?ローマの休日のキザキザジェラート売りの方ですよね。役作りに工夫がおありになって素晴らしいです(^^)。

あ、お芝居でちぎさんと翔ちゃんが客席を通り、星逢の祭りでもだいもんさんと蛍村の皆さまが客席を通らはります。少し離れたところでしたが、比較的近くでちぎさんの武士姿を観て、あわわわあとなったmiyakoguです。The・美やわ❤

2.客席降りできゃあ(//∇//)のショウ!

ショウはめちゃくちゃ楽しい。特に一階!(^^) ←ごめんね、2階席の皆さま。
プロローグでの客席降りと二度目の客席降りを含めて、14列目はめちゃお得❗
私と娘は少し後ろでしたが、幸いにもばっちり。目の前に彩凪翔さんが立ち客席を釣る、釣る。望海さんもちぎさんも走って来られ、一帯はきゃあきゃあです(//∇//)。
特にちぎさんが行く先々できゃあ(//∇//)。ちぎさんって実在してはるね。確認しました。うん。
私の大好きなゴーストバスターズも、真地さんのきゅっと手首を曲げた決めポーズを観られて幸せです。可愛いわあ。←大柄で可愛いらしい方に軒並み弱い(^^)。


3.大劇場版との違いへの違和感は恐らく・・

中日劇場版も素晴らしいお芝居です。皆さま、どうぞ安心してご観劇下さい。
ただ、大劇場版との違いから違和感を感じる方がおられるのも、とてもよく分かりました。
そもそも、演出の上田久美子先生ご自身もそうパンフレットに書いておられます。
2年前、初めて大劇場での演出を担当された上田先生とスタート間もない雪組の皆さま。そこにあったであろう必死さ、揺らぎ、不安定さ。

奇跡のような巡り合わせが、上田先生が書いておられる通り、怖いような力を作品に与えたのではないかと、私も思います。
そして、それは二年前の夏の雪組さんだからこそではなかったかと。
ひりひりするような魂の痛みがまっすぐに伝わる舞台でした。その分、観るのがしんどい方もおられたはずです。中日劇場版では、そのひりひりは和らぎ、息を詰めつつも「哀しくも美しい物語だ」と少し安心して眺めていられます。

当時から二年たち、宝塚を牽引する人気組、人気コンビになられた雪組さんとちぎみゆ、そしてだいもんさんとの確固たるトリデンテが今では完成していると言っていいのではないでしょうか?
雪組さんは美しい雪の結晶を作り出した。ということは、破綻も揺らぎも不安定さも今はほぼないのです。少なくともトリデンテについては。

今回の中日劇場版で、晴興が青い人物として描かれ、吉宗が兄であるかのようになったのは、もちろん演者の違いもあるのですが、演者側に成熟と安定があるが故の必然ではなかったかと。私はそう思います。

大劇場版での英真さんの吉宗は見事でした。
どっしりと揺らぎがなく、為政者としての冷たさがあり、晴興を引き立て可愛がると同時に、高みを共に目指すことを強く求める厳しさもありました。英真さんの吉宗はいくら、若者が揺らいでも大丈夫な基盤を舞台に作っておられたと思います。
一方、中日劇場版のがおりさんの演じる吉宗は兄のようであり、晴興と共に語らい、改革をすることに喜びがあると感じられた、言わば
揺らぎの感じられる、人間味ある吉宗だったと、私は思います。

成熟し安定した雪組さんには、今度は物語としての青さや揺らぎを加える必要があっただろうと思うのですね。
今の雪組のトリデンテは完成し安定し、上手いのです。文句なく。観客席も安心して物語に酔える。
二年前の雪組さんの演技は、観客席も運命の奔流と苛烈さに巻き込まれるようで、それは観る方によっては、時に苦しいものだったと思います。ただ、怖いようなエネルギー、ひりひりするような痛みは減っています。それは誰のせいでもなく、時が過ぎた、そのためだと私は思います。吉宗の沙汰による「救い」がある分、全体としては少しだけ甘くなったように私自身は思いました。

今の雪組さんだからこそ創り出される、美しく哀しく、「救い」も加わった物語の完成した世界。中日劇場版も、どうぞ観劇をお楽しみ下さい。

何より、客席降りが多いねんてば!!
ショウに加えて、ちぎさんの美しい武士姿を近くで観る機会なんてそうそうございませんよ!(//∇//)。ぜひどうぞご観劇ください。

ボンジュール、朝です(^^)

皆さま、おはようございます!(^^)
ボンジュール、朝です。

朝食はこんな感じです。
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朝食の席でテンションが上がり、三島由紀夫先生「春の雪」における鎌倉の海の波の描写について熱く語る娘。
途中、精神の少年性についての話になる中、なぜか男子が棒切れをすぐに持ちたがる話に(^^)。
「男子・・」、頭を抱える中学生娘です。
「遠足とかでさぁ、なんでかすぐに長い木の棒を持ってひきずるねん、男子は!エネルギーを温存しようという発想はないんかな。何でそんな非効率なことすんのか、さっぱり理解できないねん!」
憤慨する娘です(^^)。
私が今、読んでいる「ホモ・サピエンス全史」に、人類は狩猟採集の時代が一番長かったと書いてあるから、いかにも役に立ちそうな木の棒を持ちたがるのもしょうがないで、となぐさめておきました(^^)。
高尚な文学の話から、男子の棒の話まで、話題は幅広くね(^^)。
では、行ってまいりまーす。
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蒲郡クラシックホテルの王道感 珠城りょうさんの故郷の海風

皆さま、こんばんは!! ←テンション高いmiyakoguでお届けしまっす。

くくくく。いやーー、ええとこだす、ここ蒲郡クラシックホテル。昭和9年建築、皇室の方々もご宿泊になったというクラシカルで王道感のあるどっしりとしたホテル。月組トップスター・珠城りょうさんのようです。

さぁ、皆さま、ご一緒に!

 

まずは外観から。ここは三島由紀夫さん著「春の雪」の松枝侯爵邸ですかっての?!本多の珠ちゃんが「松枝はいますか?」って来た玄関、ということでお願いします。

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階段をあがりますよ。グランドホテルで歌われる「ベルベット・ステアーズ」(原曲の方ではそのように、要は階段)です。ようこそ、本多様。あ、男爵か。うんうん。

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ああーー、グランドホテルのロビーですかっての?!(やや小規模なですが)

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やっぱり、ロビーには椅子が! 

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そして、「きらめくシャンデリア」ですよ。男爵ですよ!←落ち着いて。

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2階のテラス席です。

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テラスから見える海。「う・みーーー!!」 ←テンション高いので放っておいてあげてくださいね・・。

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そして夜も更けて・・・、ドクターが歌う「ビハインド・ザ・ドア~」ですね。

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皆さま。お仕事や家事や育児をがんばっていると、たまにはこんな素敵なこともあっていいかな?海風のまち、蒲郡。珠城りょうさんの故郷です。

 

おばちゃんもな、テラスで歌うわ!!

「花が咲き香りて 月も誇り高く

 雪は清らに 星は永遠(とわ)に 宙に抱かれ」

出典:「愛する故郷」作詞・稲葉大地先生 宝塚歌劇団月組公演「カルーセル輪舞曲」より

蒲郡には、実は娘も合流、テンションあがっております。娘の感想はこちら。

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このホテルは松枝侯爵邸なの?!みゆちゃんの聡子さんはどこから走ってくるの?!」←親子で思うところは一緒。

「何というかなぁ、この建物は労働とは関係のない一生を送った人が、何も生まずただ人生を贅沢に無為に生きた。そういう人の物語の香りがする」

 

ほぅぅ。三島由紀夫先生か、グランド・ホテルの男爵の世界だと、そういうことですね。

なかなか素晴らしい建築です。もちろんお部屋はややレトロ。実は温泉はないのですが、しばらく滞在したくなるような、懐かしいが日常とは別世界のクラシカルなホテルです。

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皆さまも機会があれば、どうぞお越しください。ええと、ほら、名古屋出張だけれど、ホテルが取りにくい時なんかに、どうかなぁーー??(注 JRで45分ほどかかります)

 

娘の到着時刻が読めなかったため、残念ながらホテルのメインダイニングではなく、夕食はまちの方で。

駅に戻る道すがら、「こんな海辺のまちから10代で宝塚に来て、トップになって。うううう(涙)」と感動するmiyakogu。横で「はいはい、わかりましたからねぇ~。はい、良かったですね~」。適当な相槌を打つ中学生娘です。

 

最初に駅に着いた直後、すぐに「あ、海の風だ」と感じました。山と海に抱かれた、クラシカルでどっしりとしたホテルがあるまち。珠ちゃんのダイナミックでいて、クラシカルな男役さんの姿は、この海と山から来ているのかもしれませんね。

では、明日は中日劇場!名古屋に再び戻ります。←まぁ、冷静に考えるとあほですね(^^)。

こちら中日劇場です 土曜までお仕事、がんばるよ、蒲郡になぜか泊まるよ(^^)

皆さま、こんばんは。お元気ですか?

miyakogu、ただいま、名古屋のホテルにチェックイーーーン(^^)。グランドホテルでも、シャトー・ドゥ・ラ・レーヌでもないけどね。

はい、こちらが中日劇場。ただーーし!!miyakoguはお仕事なのですだぁーーー(泣)。観劇は土曜日までお預けです。

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でもね、土曜日には観劇するよ。だから、それまでお仕事するよ、がんばるよ!

 

ところで、皆さま、ただいま名古屋は、結構なホテルの予約難なのでした。

大阪が一番予約が厳しいようなのですが、名古屋も。まさか、中日劇場にヅカファンが押し寄せているから??と思ったのですが、ジャニーズWESTさんのコンサートもあるからかな?全国的に大都市圏はホテル不足ですものね。

急に決まったこともあり、連泊する今のホテルも金曜日は一杯。他もなかなか確保できず、あったとしても、どうしても高くなりがちです。ほんの2週間前に来た時には、お得に楽勝で取れただけに、休前日の高いお値段を払う気にもなれず。関西人ですからコストパフォーマンスにはうるさいですしねぇ。ええ。まぁ。 ←ここらあたりから、何かを感じ取られたそこのあなた!(=中学生娘)その予感、合ってます。

 

名古屋で難しければねぇ、そりゃ、まぁねぇ。名古屋近郊に泊まろうかな、できれば温泉のあるところ、ってなりますよね。うんうん。

土曜日には中日劇場ですから、名古屋から離れるのもちょっとどうかとは思いますが、ホテルがこれじゃぁねぇ。←いや、miyakoguさん、普通にあるでしょう?取ろうと思えば? 

「理性miyakogu 心の疑問」はきっぱり無視するとして、そりゃぁ、やっぱり どう考えても蒲郡に 泊まりますわよね!うん、決まってる! ←どう考えても、ものすごーーく無理がある展開だと思いますよ、miyakoguさん?

 

ぶぉん!(注 感情miyakoguが理性miyakoguをぶっ飛ばした音)

というわけで、お仕事の後、蒲郡にて宿泊。そして中日劇場観劇という謎のスケジュールにより、私、ついに蒲郡に足を踏み入れますわ!!

ほーーほっほっほっほっほっ。月組・珠城りょうさんの故郷に滞在してまいりますよ~。うん、完璧な週末プランです。

ということを、土曜日に中日劇場にて合流予定の旦那はんはまだ知らないのです。くくく。

こういう小さな野心って、何て楽しいんでしょうね。うふふふ。働き女子のやる気の源だと気がつきました。

小さな野心。皆さまは何かおありになりますか?皆さまの小さな野心も、どうぞ実現しますように!