代取マザー、時々おとめ

宝塚の観劇感想メインのブログ。たまたま代取(代表取締役)になったワーキングマザーの日々と哲学。twitterは@miyakogu5。

月組・カンパニー/BADDY 感想1 面白かった!反骨精神に満ちた斬新なショー 日本の女子は変わっていくよ、宝塚もね(^^)

皆さま、お元気でしたか?さて、本日は宝塚大劇場にて、初日開けて2回目の月組「カンパニー/BADDY」を観劇してきましたので、その感想を早速お送りします!ぜひこれは一度は観劇いただきたいショーです。

ネタバレはできるだけ避けつつ、どうしてもある程度はネタが出てきますので、お嫌な方はお読みにならないでくださいね。まずはショーからまいります。

※お芝居感想はこちらです。よろしければどうぞ。

mothercoenote.hatenablog.com

 

タイトルどおり、103年目を迎えた宝塚でチャレンジされた新しい斬新なショーでした。宝塚の娘役さんといえば、可憐でキュート、あなたについていくわという優しさと女性のかわいらしく素敵な「粋」を集めたような存在。

しかし、このショーはそうではない女子が登場します。私が一番驚き、「ブラーボー!」と立ち上がりたかったのは、愛希れいかさんがセンターで踊られた「グッディの怒り」のロケット。これが面白かった(^^)、斬新だった!

小林一三先生、宝塚歌劇団はこうやって新しい歴史を紡いでいくのですね。ということでホワイエでぱちり。

f:id:miyakogu:20180210182809j:plain

 

1.すごいわ、ピースフルプラネット地球

憧花ゆりかさん演じる「女王」が登場した瞬間に驚きで笑いが。ものすごい鬘です。まぁ、マリー・アントワネットも船とか載せてはったしなぁ。付き従う綾月せりさんは「公爵」。あくまで統治者は女王。

かわいい王子が暁千星さん、王女が早乙女わかばさん。わかばさんは、お芝居「カンパニー」で演じられたお嬢様プリマがとっても良かった!ショーでは可憐に可愛らしく。

地球をピースフルに、犯罪ゼロに守っているのは愛希れいかさん演じる凄腕の女性捜査官グッディ。きらきらのサンバイザー、綺麗な足でプリキュアの登場人物のようです。

彼女に憧れているポッキー巡査が月城かなとさん。れいこちゃんは情けなさそうなお役なんですよ。ぷぷぷ(^^)。マールエビの被り物シーンもあるから・・。←謎でしょう?ぜひみてね。

話題沸騰の輝月ゆうまさんは出向銀行員(宇宙人)です。あっと驚くビジュアルですが、「ドン・ジュアン」で香綾しずるさんが演じる「亡霊」をご覧になった方は、まぁ、そういうもんだとご理解ください(笑)。輝月ゆうまさんは、一場面、ソロもあり、ええ声を響かせておられました。(と思うのですが、合ってます?)

 

2.あかんやろ、月からやってきた珠城バッディ達

そこに、バッディが月からやってきちゃうんですよーー!わるーーいのがね。

ぷっくぷくの宇宙服を着て登場する珠城りょうさん、ものすごい悪いお顔ですよー。ぷぷぷと思っていると、ばーーんと宇宙服を脱ぎ捨て、バッドボーイ達も現れて一気に場面は悪そうに&かっこよく。バッドボーイ達がかっこいいねん、文句なしにね。

美弥るりかさんは「スィートハート」、宇月颯さんは「クール」、紫門ゆりやさんは「ホット」です。美弥さんは濃いピンクのお衣装で、垂らした長髪。お美しいです。宇月さんはある場面で銃のホルダーを背中につけて踊る姿が最高にホットでした。早乙女わかばさんとの切ない恋物語も、サイドストーリーのようにショーの中で流れていきますのでご注目を!

そして、開幕アナウンスはなんとここで(幕開けしてからしばらくしてから)。ぷぷぷの内容でした。ぜひ観劇のお楽しみに!

「ははは」と体をそらしてせりさがってくる珠ちゃん。無駄におもしろい・・(^^)。ショーで何回も「ははは」と珠城りょうさんが笑うのですが、そのたびになぜか吹き出すmiyakogu。

珠城りょうさんは酔っぱらってお土産持って帰ってきたり、ちょい悪指南の指示を出したり。実際には美弥さんとか任せで、銀橋で寝そべったり、指揮者さんから指揮棒を取っちゃったりと大活躍の珠城りょうさん。ちょっと昭和の石原軍団のような珠ちゃん、かわいいですね。

頭取夫人が誰だろう?と思っていたら、まさかの佳城葵さんだったのですね。かわいかったですよー。

 

3.ポッキー巡査は片思い

ポッキー巡査の月城かなとさんがまぁ、情けないんだ、一生懸命でかわいい!「ローマの休日」マリオ・ヴェッラーニさんの情けない年下バージョンと思っていただければ。

グッディさんに片思い。いつも彼女を追いかけてばかりいるのですね。でも、ポッキー巡査は悪の道へ。ある場面でグッディさんとの関係性が逆転するところ(逆転したように思えるところ)があります。

そこのれいこちゃんの「うふふ、あはは」スキップがまぁ、あほっぽくて楽しくて笑えます。

しかし、実はポッキーさんは・・。これはどうぞ観劇のお楽しみに(^^)

 

4.怒りのグッディ

このロケットの場面が、このショーの真骨頂ではないかと、私は本日、思いました。

ピースフルで無犯罪だった地球をめちゃくちゃにされ、気になっていたバッディ珠ちゃんに対する怒りがついに炸裂するグッディちゃぴさん。

彼女はバッディさんに惹かれていく気持ち以上に、自分の「使命」を邪魔されたことに怒りが爆発します。

この「怒りのロケット」が新しかった。斬新だった!

もちろん他の場面も斬新です。ただ、ジゴロにしろギャングにしろ「悪くて、同時にかっこいい男」は宝塚の舞台には繰り返し登場してきたと思います。

きちんと綺麗に美しく、時に少し窮屈なくらいに正確にちゃんとロケットを踊り続けてきたであろう宝塚歌劇団、それをちゃんと拍手で静かに応援してきた宝塚の観客。

そのまじめなきちんと感に感動すると同時に、私は時々うっすらとした反感も感じてきました。もっと自由にお行儀良くばかりでなく、はみ出して観劇したっていいのに、という気持ちがあったのですね。

グッディーズの女子を率いてセンターで踊るちゃぴこさん。立ち上がれ!日本女子!とまさに思った胸のすくような瞬間でした。※舞台上ではあくまで「地球女子」ですね(^^)。

考えてみれば、セーラームーン、プリキュアとアニメでは戦う「かっこかわいい女子」を女の子たちが支持して久しいのに、E-girlsや韓国の少女グループ等、TVで見聞きする女子グループもかっこよくクールで挑発的なのに。

「怒りのグッデイ」の場面の女子は、正義のために怒り、立ち上がる女子。かっこよかった、素敵だった。ラップ調というか、ヒップホップ系と言えばいいかな?音楽に乗ってステップを踏む月組の皆さんは Coooooooool! でした。

この場面をはじめ、私のように快哉を覚えるファンもいれば、反対にこのショーにはおそらく反感も異論も出るでしょう。品がないというご意見もあるでしょう。

でも、そういうきちんとした女子であること、一歩控えた女子であること、良妻賢母であることを求められることへの息苦しさ、鬱積、怒りが渦巻いている今の日本で、こういう場面が宝塚歌劇団でつくられたこと。

それはとてもクールなチャレンジだったと私は思います。そして、全面的に私は支持したい。

もちろん上田久美子先生の意図は、そんなところにはなかったかもしれません。パンフレットにあるように、喫煙に代表される「悪いこと」が舞台上で見せることができなくなるかもしれないということへの反骨があったのではないかと思います。政治的な正しさを含めて、漂白されていくような社会、そしてそこを反映せざるを得ない舞台。

しかし、皆さま、ご存知のように世界経済フォーラム(WEF)が2017年11月に発表した2017年版「ジェンダー・ギャップ指数」では、日本は調査対象144カ国のうち114位、それは前年より3つ後退しています。2016年に女性活躍推進法が我が国では成立しているというのに。

長年の清く正しく美しくを打ち破って、「立ち上がれ、ガールズ」怒りでぶっ飛ばせ!」という勢いをこのショーに感じたのです。怒りを覚えた=生きている!と感じる不思議な喜びもあると思います。同時に「いい子でいたい、悪いことしたい」という葛藤もその後ろにはあるのです。そこがけなげでやっぱり宝塚であり、日本女子でもあります。

いち早く時代を読んで次の事業を興していかれた小林一三先生が生きておられたら、喝さいを贈られたのではないかと私は思います。miyakoguも隣でぱちぱちぱちとね。

 

.炎のデュエダン

いろいろあって、物語は終わろうとしていきます。ここは内緒にしておくね!

炎の映像を背景に始まる異色のデュエダン、グッディとバッディの対決であり、愛であり、憎しみであり、最後には・・。

たまちゃぴのコンビならではの迫力と物語性がそこにはありました。このショーはちゃぴさんがトップ娘役の今の月組だからこそ、説得力があるのです。強くてキュートで使命に燃える女子、だけど敵役に惹かれていく・・。

ラスト、どうなるかは劇場でお確かめください。

 

.フィナーレへ

フィナーレも傑作でした。既に新聞記事やニュースサイトでご覧になった方もおられるでしょう。珠城りょうさんはサングラスをかけ、蹴散らすようにセンターに出てこられます。何と言われていて具体的にどうなるかは観劇のお楽しみにね!

白い衣装に身を包んで煙草を吹かす珠城りょうさん。その隣でクールに妖艶に構える性別不明そうな美弥るりかさんもとても素敵でした。補正をせずにほっそりとした美しい姿を生かした白いお姿。途中、女性姿でも登場されますが、お綺麗です。

あ、ショーの途中での女装といえば、月城かなとさんも・・・。ぷぷぷですので、ぜひご注目を!

ご退団者の皆さまはお芝居、ショーとご活躍。その中で、他の方と比べるとあまりスポットライトがあたったわけではなかったかもしれないバッディの一員のクールな表情の優ひかるさん、グッディの一員として生き生きとした表情で踊っておられた早桃さつきさん。素敵でした。

私は優ひかるさんの整った素敵な髪形が好きで、必ずチェックしてきた方でした。千秋楽までどうぞ生き生きと!

 

.ショー作家 上田久美子先生

今回のショーは演出の上田先生のチャレンジ精神、反骨精神、豊かなアイディアに感嘆するとともに、そこを通した劇団も素晴らしかったと思います。クールだわ。

ただ、若干やり過ぎ感もあったかとは思います。そこまですべてを壊してかからなくてもいいのにな、という微笑みを観ている側が浮かべてしまうような側面も。また、ショーが全体として流れるような構成ではなく、少しがちゃがちゃした印象もありました。上田先生のお芝居と比べて、です。

しかし、それくらい振り切らないと、打ち壊せないほど強固なスタイルを宝塚歌劇団が確立してきた103年の歴史だったのだろうというのもわかります。こういった歴史の中で名を残してきた先生方に改めて敬意を。

とにかく楽しかった、新しかった!

ぜひ一度、ご観劇ください。宝塚歌劇団、新しい歴史の1ページです。

働き女子の皆さまへ 節分でしたね

皆さま、お元気でしたか?いや、miyakoguさん、あなたこそどうだったのよーー?と自問自答する働き女子@アラフィフです。いや、それがねぇ・・。

2週間前にあるお仕事で同行していた方がインフルエンザで高熱、直後に私もやや高熱に。診断はつかないまま、状況的にはかなりインフルの疑いが濃厚です。すぐに熱は下がったものの、皆さんに移してはいけなのでしばらくは打ち合わせキャンセルやら、会社には寄らずやらでした。

一番怪しかったのが、熱はすぐ下がったのに長引くしんどさ。回復に時間を要したのは「年齢」ではないか?との疑いも濃厚ですが(^^)、皆さまもこの時期、どうぞお気をつけくださいね。

 

さて、昨日、2月3日は節分でしたね。季を分ける日。運勢もこの日を境に変わるといわれたりします。

当社も関わっている経済団体が応援してきた「堂島薬師堂お水汲み祭り」が金曜日にあり、最初の提唱者の一人でもあった創業会長のおともで堂島へ。

大阪の方はおわかりになると思いますが、堂島アバンザという近代的なビルの一角にミラーガラスと石でできた斬新なお堂があるのです。

www.avanza.co.jp

そして、この堂島の薬師堂さんは、実は古くは推古天皇の時代から当地にあったと伝えられており、およそ1400年の歴史がある地なのでした。すごいわ、大阪。世界に誇るべき都市の歴史があるのです。もっと誇っていいと思うな。

昨日の薬師堂のお水汲みでは、薬師寺からおみえの僧侶の皆さまによる声明、北新地の芸妓さんの舞の奉納、北新地のおねえさん方が仮装して鬼と龍を先頭にまちを練り歩く「鬼追い」「お化け」が夕方にありました。

声明ってもっとお経のようかと思っていたのですが、明るめの迫力あるグレゴリオ聖歌のようでした。本来、薬師寺の中でしか詠われないもののようです。

 

お水汲みの一部ご紹介でーす。

・新地クィーンのおねえさん

f:id:miyakogu:20180203213328j:plain

・浄瑠璃人形のお初と徳兵衛さん。お堂でのお参りにも参加されていました。

f:id:miyakogu:20180203213452j:plain

・新地のお姉さま方の舞の奉納、とっても素敵な帯

f:id:miyakogu:20180203213838j:plain

・龍を先頭にお化け(花街に伝わる節分の仮装)の皆様が続いてまちを練り歩きです

f:id:miyakogu:20180203213930j:plain

見るのも楽しいゴージャスなお祭り。ご関心のある方は来年、どうぞお越しください(^^)。ふるまい酒やふるまいぜんざいもございます。楽しかったですよ!

 

さて、私はただいま、お仕事で2つのウエブサイトの発信を担当しており、そちらの更新でこちらのブログはやや後回しに・・、残念なり!

仕事でのサイトの構築はもちろん専門家がしてくれますが、日々の情報の発信がやっぱり命。ご存知の方も多いと思いますが、サイトの新着記事アップは、限りなくブログ更新に近く、まさか趣味のこのブログが仕事に役立つ日が来るとは思いもよりませんでした。ただ、仕事の記事も長くなりがちで、中学生娘に「長い!」と指導を受け1つの記事を短めにしたりしています。←相変わらず手厳しい娘ですよ・・あはは。

ただーーし!アクセス数は趣味のこちらのサイトの方が断然、多いのですね。宝塚歌劇というコンテンツのおかげです。皆さま、いつもありがとうございます!

 

いよいよ、来週金曜からは月組さんの大劇場公演がスタート。私も土曜日に観劇いたしますよー。できるだけネタバレにならないように感想をお届けする所存です。

この間、阪急電鉄の特急車内にて2回、青柳さんとバッディさんにジャックされた車両に乗り合わせました。ラッキーでした。楽しみです!(〃∇〃)

f:id:miyakogu:20180203214841j:plain 

宙組・ユリカのパン屋さん うっかり妄想上演(^^)

皆さま、こんばんは。軽い風邪となり、忙しいこの時期、風邪をひどくするわけにはいかないため、一日寝ておりましたmiyakoguです。

※ゆりかさんのパン屋バイトが出てきた、FLY WITH MEの感想はこちらでーす

mothercoenote.hatenablog.com

ずっと眠っていたわけではないので、途中、いろいろ妄想もはかどります。←ばか(^^)

今回、WSSでアニータを演じておられるのを拝見して驚愕した和希そらさんの演技力。「ヴァンパイア・サクセション」でもおぼっちゃんで頼りないけれど、まどかちゃん演じるルーシーを一途に好きなことが伝わる医学生を好演されていました。真風さんとの相性も良さそうですよね。

そこで寝ながら、もしもそらさんがアルバイトの学生さんだったら、というところからたどり着いたのが「ユリカのパン屋さん」です。お花が好きなみりおさん主演の「ハンナのお花屋さん」があるなら、ぜひ、こちらもよろしくお願いしますよ!真風さんが高校時代にされていたアルバイトの経験を踏まえてです😊

では、妄想がはかどりましたので、お送りします😊

 

宙組・真風涼帆主演「ユリカのパン屋さん」

※外箱でお願いします

真風さんが演じるのは東京から故郷・熊本に戻ってきてパン屋さんを開業した青年です。かつてコンクールで賞を受賞したこともあり味が抜群、おいしくてお値段もリーズナブルとあって大人気のパン屋さん。地元の食材を使い、地域経済にも貢献している青年経営者、「イケメンパン屋さん」として取材を受けることも増えてきました。

頼れるパン職人の風馬翔さん、コロッケパンの値段を1年間ずっと打ち間違えていた和希そらさんなど、仲間も増えて、楽しくわいわいと賑やかな職場、自分の居場所を見つけた真風さんです。

星風まどかちゃんは、どこか孤独な影のある美しい若い女性。時々、仕事帰りか、閉店間際のパン屋さんにパンを買いに来るのです。

どこか寂しそうな彼女が気になり、本当は焼き立てが一番おいしいのにと、真風さん演じる主人公のイケメンパン屋さんは、少し残念に思っています。

 

ある日。

いつも金曜日にパンを買いに来る彼女のために、その日は三度目の焼き立てがちょうど夜になるようにしてみた真風さん。夜のお店に広がるおいしそうな匂い。買いに来たまどかちゃんははっとして、初めて笑顔を見せてパンを大事そうに買います。

真風さんはこの日は自らレジに立ち、彼女にパンを渡します。少し話す二人、なんと、このお店は以前はまどかちゃんのお父さんがパン屋さんをしていた店舗だったのです。

震災でお父さんをなくしていたまどかちゃん・・・、彼女が寂しそうにここにパンを買いにきていた訳を真風さんは初めて知るのでした。 

※ご家族関係はもちろんすべてフィクションですので、よろしくね!

 

また買いにきてほしい、彼女の笑顔が見たいと一生懸命にパンをこね、焼く真風さん。※このあたりはパン職人仲間と楽しくダンスでよろしくお願いいたします!😆

実は真風青年にはあるトラウマがありました。

パンの大きなコンクールに出る予定だった日に、熊本で起こった震災。その動揺から、コンクールで大失敗をし、東京から逃げるように戻ってきた故郷。でも東京のかつての仲間たちもう一度、今度は世界コンクールに出ようと誘ってきます。

そこに、人気のパン屋さんを大きくチェーン展開しよう、何なら出資を、自分が大きくしてやると誘いをかけてくる敏腕実業家の芹香斗亜さんまで現れて・・・。

さぁ、トラウマを超えてもう一度コンクールで優勝することができるのか、熊本から全国チェーンになるのか、手作りの味は保てるのか、まどかちゃんとの恋の行方は?!そして明かされる店名に込められた真風青年の思いとは・・

続きは劇場でお楽しみください😊←各自の脳内妄想劇場でね!

いやぁ、観たいわ、私が!😆

白いパン屋さんのお衣装のイケメン真風さん。パンをこねたり、切ったり、腕まくりがセクシーだと期待。レジ打ちも完璧だろうし、掃除ももちろん完璧。でも、まどかちゃんが来ると動揺してレジを打ち間違えて、そらちゃん演じるバイトの大学生に冷やかされるとか、どうですか?!😆熊本のためにもぜひ。

妄想が止まらないのですが、まだ風邪の身ですので、このあたりでとどめて寝ることにいたします😊

宙組・ウエストサイドストーリー初日感想3 クール&ホットな宙組のダンス

皆さま、こんにちは。今朝起きてみると、昨日の宙組「ウエストサイドストーリー」初日の真風さんが、頭の中でジーンズ姿でトゥナイトを歌っておられました。こういうのはいい観劇だった証拠。ですので、引き続き感想を書くのであります!わははー😆

 

5.クール&ホットな宙組のダンス

昨日初日にお越しだった演出・振付のジョシュア・ベルガッセさんがパンフレットで語っておられるとおり、本作品の肝はやはりダンス!ここを書いておきたいと思いますよ😊

 

・1幕第1場の「午後5:00 街の通り」

冒頭、わりと長い間、ずっとダンスでこの物語の構造が表現されるかのようでした。ダンスによって対立する二つのグループの様子がわかります。上手い演出だなと思うのと、ジーンズとTシャツ、羽織ったシャツで軽快に踊り、足を上げる宙組の皆様に驚かされました💓

この場面に限らず全編を通じて、あ、と思うと蒼羽りくさん。しなやかでふわっと軽いジャンプです。また、優希しおんさんは力強く高いジャンプ。この方々に加えて、今回セリフも多かった潤奈すばるさんや秋音光さんに目をひきつけられました。

 

・1幕第4場の「午後10:00 体育館」

華やかで圧巻、見事なダンスパーティのシーンです。マンボのリズムに乗って、白人集団のジェッツ、プエルト・リコ集団のシャークスが一緒に踊りましょうという司会を無視して、それぞれのグループで踊り、ホットなダンス対決のようになります。

それぞれの女子グループを率いる綾瀬あきなさん vs 和希そらさん。そらさんは前の記事で書きまくってますが、対するえびちゃんもつんとした表情がクールでかっこいい!

 

・2幕第6場の「午前0:00 ドラッグストア」

ここのジェッツ団のテーマが「クール」。リーダーの桜木みなとさんリフが指を鳴らして、グループの皆に「クールに」と諭す場面。クールに踊る皆様がかっこいいし、ずんちゃんの指を鳴らすの、ええ音です😊。そこに決闘の申込にやってくる芹香斗亜さんベルナルド

決闘の武器っていうから、何かと思ったら「レンガ」って。私、途中で盛大に噴き出しましたよ。ぷぷぷ。

ただ、握手を求められていやそうに握手に応じて、その手を払う芹香斗亜さんが超絶いやそうで、プエルト・リコ側の気持ちが伝わってきます。

 

・2幕第9場「午後9:00 高速道路の下」

この場面だと思います。フェンスを次々と軽々と越え、体を回転させて降りてくるジェンヌさん達。これは必見!身体能力高いわぁ。

走るのがお嫌いな真風さんもフェンスを越えられてきて、「おおーー」と思いました。そういうキャラではないですものね。がんばった!👍

今、パンフレトットを拝見していて思いましたが、ずっとこの作品が動いていくのは夕方から夜の時間帯だけです。そういう世界でしか生きられない少年達なのですね・・。かつ、周りにいる大人は夜、不在だったり仕事があったりして、彼らのことをあまり気にかけていないことがわかります。

その中で、一人だけ星風まどかちゃんのマリアは、兄のベルナルドと兄の恋人・アニタによって家族の中でがっちりと大切に守られている少女。その少女が初めてのダンスパーティで恋に落ちてしまうのですね。

 

6.印象に残った方々

いわゆる不良少年達のグループの彼ら。ビジュアルのつくりこみが素敵で、皆さん、それぞれに粋な髪型で、大人になりきれない少年感がよく出ていました。秋音光さんもとても素敵な髪型でよくお似合いです。

ただ、ジェンヌさんが演じるとやっぱりどこか品が良いままだったかな?社会から阻害された少年・青年達というふうにはなかなか見えませんでした。

あ、優希しおんさんが、男性の立っての用足し場面を演じておられて(不良ですからね)、おおー、がんばってるなぁと感心しました。お疲れ様です。

桜木みなとさんのリフもぼっちゃんぽくて、かわいい。根はいい子なんだろうなぁ、一緒に住んでいるトニーが大好きなんだろうなぁというのがよく伝わります。

その中にあって、ベルナルドを演じた芹香斗亜さんは、少し異なる色を出されていました。そういう役だというのもありますが、鋭い目つき、不機嫌そうなオーラ、裏の仕事をしているのかも?と思わせる凄みが漂います。さすがに花組・2番手で場数を踏んでおられるだけのことはあります。

チノを演じる蒼羽りくさんは、もともと私が好きな方でもありますが、マリアと結婚したら良きパパになっただろうという優しい雰囲気。ダンスも素敵でした。

少し気になりましたのが、桜木さんと瑠風輝さんの声。ダンスの稽古が大変だったのか、いつもと比べてやや枯れ気味のような・・。最初はホール音響のせいかと思ったのです。しかし、グループの中で星吹彩翔さんが話し始めるとクリアに声が通ったため、やっぱりお稽古疲れかな?と思ったり。私の気のせいだといいのですが、桜木さんも瑠風さんもお歌がお上手なだけに少し気になりました。ずんちゃんの低い歌声が私は好きなので。

ある場面で、声の通りがそこまで良くないかな?という方が続けて話される場面があり、うん?と一瞬心配に(本当に少しだけのことです😊)。朝夏さーーん!と思った場面でもあります。でも初日でしたし、これからどんどんよくなるでしょう!別箱メンバーもおられますし、大劇場公演を期待してお待ちしたいと思います😊

まぁ様は本日、ご観劇だったようで、皆さんも嬉しいだろうなぁ。真風さん、よかったですね!(涙)

 

コーラスになるとさすが、宙組さん!😊一気に声が強くなります。コーラスの声はぱーんとよく通り、気持ちいいものでした。トニーとマリアが「サムウェア」を夢見る場面のカゲソロ、小春乃さよさんの歌声が素晴らしい!単に上手いというだけでなく、二人が夢を見ている世界を優しく表現した歌声だったと思います。お見事!

これから観劇の皆さま、宙組さんのクール&ホットなダンス、コーラスの声をどうぞお楽しみください。

宙組・ウエストサイドストーリー初日感想2 和希そらさんのアニータ、見事なミュージカルスターに拍手!

※梅芸の感想はこちらです。よろしければどうぞ!

mothercoenote.hatenablog.com

皆さま、こんばんは。自宅に戻りましたので、引き続き、国際フォーラム・宙組「ウエストサイドストーリー」初日の観劇感想2をお送りします!和希そらさんのアニータについて、書かずにおられますかいな!ということで。

こちらは、帰りに東京駅八重洲口周辺でお見かけしたイルミネーション。「クラシカル・ビジュー」の娘役さんの袖のぼんぼんを思わせるまぁるい電球と配色でした。一気に朝夏まなとさんを思い出しました。和希そらさんのお芝居の力の背景にまぁ様の影響を感じたのです。

f:id:miyakogu:20180112224300j:plain

 (以下、見出しタイトルの№は感想1からの続きです)

3.和希そらさんの女役さんの迫力

お見事でした、驚きました!

宙組ファンの皆さまはスカイステージ「ドリーム・タイム」でご覧になった方もおられると思いますが、和希そらさんと言えばお風呂の温度を気にして、ずんちゃんと一緒にけらけら笑っていて、語彙力があまりないかもしれない? (^^)と思わせる明るい弟キャラ。

そんなところに、だまされてちゃ、だめだったんですよ!!!我々は。

 

仕事をしていて時々気づくのですが、言葉があまり出てこないタイプの方の中に、空間把握能力が高く、言葉よりもビジュアルでイメージがすっと頭の中に浮かぶ直感力と美意識が高い人がおられます。

勝手で恐縮ですが、和希そらさんはもしかすると、そういう方ではないかと思いました。

 

まずねぇ、なんといってもねぇ。

お胸でしょう?! ←え、まずそこ?!miyakoguさん?

お自前のお胸のお谷間がお見事に。←動揺して若干、日本語が妙なmiyakoguでお送りしております。

加えて、ガーターベルトのそらちゃんでしょう?! ←落ち着いて。

 

4.見事なミュージカル・スターの誕生

この作品の音楽は、私にはもう一つ、しっくりきませんでした。名作なのに残念残念。ただ、真風さんは激かわやし、まどかちゃんもいけてるし、ダンスはかっこいいなぁ、うーん?と思っていたところへのアニータ、どーーん!ですよ。

皆さま、和希そらさんのアニータは、もう絶対に観劇していただきたいっす!

ダンスはきっれきれ、歌えて、声が良くて、セリフが明瞭。いや、何でもできる方だとわかってはいました。でも、そこに予想以上にお芝居の力を出してこられたんですよ、高い技術とともに。

これはもう、見事なミュージカル・スターが今夜誕生したと言っても過言ではないと思うのです。

娘役さんと群舞で踊るシーン、センターで踊るそらちゃん。誰よりも腰の上げ下げの切れがあります。

ロミジュリで言うところのティボルトに該当するベルナルドが恋人で、彼をトニーに刺されてしまうアニータ。ベルナルドの妹・まどかちゃんマリアが、それでもトニーを愛していると歌うのを聞いている時、ベッドに腰掛けるそらさんアニータの表情、姿勢、全身の表現にご注目ください。

男役さんなのに、そらさんの足は女性ぽい斜めの線を取り、全身から立ち昇る亡きベルナルドへの思いとマリアへの共感。なんというか、セクシーで力強くて土の匂いがして野生味があって、人情味があって、強く優しい。最高にかっこいい、いい女ですやんか?

 

そのアニータが恐れを押さえて、マリアからトニーへの伝言を伝えるためにジェッツ団のたまり場に来たときには、全身からおびえが感じられました。本来は強くてかっこいい女性なのに・・。プエルト・リコからの移民の方が、白人社会に乗り込んでいくことが大変なことだっただろうと見事に伝わったのです。

そのアニータが、かわいそうで守ってあげたくて、彼女を取り囲んでいくジェッツ団への怒りがこみあげて、まじでおばちゃん、立ち上がりそうになったわ!!(激怒)

観ていて激怒したということは、それだけそらさんの表現が素晴らしかったということでもあります。

もちろんお芝居とはわかっています。けれど、宝塚歌劇団ということで、もう少し間接的な表現にしていただけたらありがたかったです。男役さんの側についても、ジェンヌさんにあんなことをさせるなんて・・、という気持ちも・・。

ただ、そのシーンがあるからこそ、湧き上がる憎しみ・怒り・恐れを表現した和希そらさんの演技のすごさが出てきたのもわかります。必要な場面なのだろうとわかってはいるのですが・・。

 

大人の強く優しい女性の粋、ベルナルドへの愛の肉感的な表現、土の匂いのする野生的なセクシーさ、哀しみ、怒り、憎しみ。アニータのすべてを表現しきった和希そらさんの演技。そこを伝えられる高い技術。

そらさんの強みは、表現したいことを「高い技術で表現できる」ところにあると思います。朝夏まなとさんが歌について語られ大切にされていたことと共通しているように思えます。彼女の表現、たとえばうつむいて斜め下を見ている横顔に、どこか朝夏まなとさんの表情を感じました。

表現したいことはおそらくあるのだろうけれど、時に技術がついていかないジェンヌさんもおられるでしょう。そこが逆に魅力になりファンから愛されるのが、宝塚の不思議であり面白さでもありますが、今日観た和希そらさんはすべてが見事に揃った見事な見事なミュージカル・スターでした。

いや、ほんとに、どうしますの?!宝塚歌劇団さん?

和希そらさんをミュージカル・スターとして大事に大事に育て、世に送り出すべきでしょう。宝塚版トニー賞なら、助演女優賞間違いなしではないかと。

もしも、チケットがあればですが、和希そらさんのアニータを観るために、ぜひ、「ウエストサイドストーリー」をご観劇ください。

梅芸でも、そらさんがアニータをされるでしょうか?それとも、違う舞台で主演されるかもしれませんね。そらさんの今後の一層のご活躍を、応援したいと思います。

本当に本当に素晴らしかった。ブラーボー!!です。

宙組・ウエストサイドストーリー初日感想1 真風さんの心の叫びに泣き、まかまど身長差に萌え

梅芸WSSの感想記事はこちらです。よろしければどうぞ!
感想1 まかまど、ダンスと音楽についてはこちら
mothercoenote.hatenablog.com
感想2 愛ちゃん、ずんちゃん、あっきーさんの新キャストの感想はこちら
mothercoenote.hatenablog.com


皆さま、こんばんは。本日、国際フォーラムにて宙組トップコンビ 真風涼帆さんと星風まどかさんのプレ御披露目公演「ウエストサイドストーリー」初日を観劇いたしましたので、感想をお送りします!
f:id:miyakogu:20180112201801j:plain

私がアメリカ社会におけるプエルト・リコからの移民への強い蔑視に最初に気づいたのは、1980年公開の映画「フェーム」でした。一方、「ウエストサイドストーリー」の舞台初演は1957年とのこと。さらにより根強い蔑視があっただろうと思います。
社会からはみ出てしまった貧しい下町の白人少年達(トニーはポーランド系)、アメリカに憧れてプエルト・リコからやって来た移民の家族の少年達。いずれも社会からの疎外感があり、不安をかきたてるような音楽が、彼らが生きる社会の緊張感、やり場のない苛立ちを示すようです。

以下の内容は、どうしても一部ネタバレします。お嫌な方はお読みにならないで下さい。

1.真風涼帆さんのトニー

登場場面からして激かわ!😆
ペンキを丁寧に一生懸命塗る真風さんトニー。周りの方のオペラが一斉に上ります。若く素直そうな青年、彼はいち早く不良グループ・ジェッツ団から卒業したのだと分かりました。
金髪の真風さんのジーンズにラフなシャツ姿。かわい過ぎる!😆

ロミジュリの現代版ですから、ご想像いただけるように、ダンスパーティでマリアと電撃的に恋に落ちる真風さんトニー。恋に浮き足立ち、二人の幸福を夢見る真風さんトニー、若くて夢見ていてかわい過ぎる!😆

彼は人生を一変させる女の子マリアと出会います。真風さんが優しく「女の子」という破壊力ときたら!おおらかで優しくて一途です。
その恋には大きな障壁があるのに・・(T-T)

真風さんが膝を屈めてまどかちゃんマリアの顔をのぞきこみ目線を合わせ、膝を伸ばすと身長差。萌え過ぎる!😆

その真風さんトニーが、ロミジュリのロミオのようにマリアが亡くなったと思い込み、まちを一人で彷徨うシーン。号泣しました!(T-T)(T-T)(T-T)

マリアと結婚予定になっていたチノを蒼羽りくさんがいい味で演じておられるのですが、そのチノに俺を撃て!、チノ、どこにいるんだ!と叫ぶシーン。
最近のインタビューで真風さんのキーワードだった叫び。私の心にズドーンと届きました。

ああ、真風さんが頑張ってはる、という涙ではなく、トニーの渾身の叫びへの涙でした💧
星逢一夜のちぎみゆ、桜華に舞えの北翔さんと紅さん、クラシカル・ビジュー黒燕尾の朝夏まなとさんに続く涙となりました。素晴らしかったです。

抜擢が続く中、無邪気に話しておられた下級生さん時代から、真風さんはある時期を境にナウオン等であまり多くを語られなくなったと拝見していました。私は新しいファンですが過去映像を見ると、彼女は用心深く賢く心にある腫のベールをかけたように見えたのです。

宙組に組替えされ、まぁ様のもとで伸び伸びと、おそらく響き合うお芝居の楽しさを感じていかれたであろう時期、熊本の震災、そして次期トップの決定。

その中で、おそらくはご自身を守るためにいつしか身に着けてしまった殻を、遂に破られたのではないかと私は拝見しています。巴里祭で歌われた「希望という名の光」では、彼女の「生の心」を感じました。

今日、真風さんの心の叫びは確かに届きました!アラフィフの世間ずれしたおばちゃんのmiyakoguを号泣させた心の叫びでした。
プレ御披露目、おめでとうございます✨

2.萌えシーンを生み出すまどかちゃん

真風さんまどかちゃんの身長差はもちろんのこと、私がオペラでがん見したのは、もちのろんろん、ラブシーンですがな!そのために東京まで来たんですから!(あ、出張ついででしたっけ。もうどっちでもいい!😆)
真風さん&まどかちゃん、キス長いっす😆
真風さん、ベッドで上から優しく覆い被さりましたよね!😆真風さんの広い背中が、背中が💓
真風さん、まどかちゃんの肩に手を回してお休みになってましたよね⁉😆

ドリーム・ターーーーイッム!😆
ありがとうございました。

星風まどかさんは真風さんの身長差といい、愛らしい純粋な少女らしさといい、真風さんトニーの「女の子」でした。
まどかちゃんマリアが愛らしいからこそ、トニーの死の後、黒いベールを被ったマリアが一気に人生の苦さを知ってしまった大人になったことが伝わってきました。真風さんと声の相性もいいように思います。
プレ御披露目、おめでとうございます✨


女性が演じるには宝塚ファンが観るには、「うっ」というシーンもあるこの作品、バーンスタイン氏の音楽も独特で、私にとって抜群に好きな作品ではありません。
おばちゃんな、途中で「あんたら、アニータになんちゅうことすんねん!やめい!」「お芝居とはいえ、劇団、ジェンヌさんになんちゅうこと、させるねん⁉(男役さんも含めてです)」と怒りのあまり立ち上りかけました。⬅ものすごく迷惑なんで、miyakoguさん?

ただ、語りかけてくるようなダンス、宙組のコーラス、演出、出演者の迫真の演技に拍手を送ります。
その中で最も素晴らしかった和希そらさんのアニータについては次の記事で。

※書きました。よろしければどうぞ!
mothercoenote.hatenablog.com

2017年観劇時に最大にあせった事件 月組バウ・アルカディアで拾い上げたもの

皆さま、こんにちは。お正月三が日最後の夜、いかがお過ごしですか?私は母と二人きりのお正月休暇も終わり、実家まで届けて再び帰ってきました。写真には写っていませんが、細かな雪が舞っていてとても寒かったです。

f:id:miyakogu:20180103213335j:plain

「ドミトリー、ここは寒いわ・・」とつぶやいてみましたが、ドミトリーは現れませんでした。残念!(^^) かわりに中学生娘からLINEで「白い」「愛」のロシア語が送られてきました、ありがとう・・・。

 

さて、一昨年の12月、宙組さん全国ツアー千秋楽の遠征帰り、鹿児島でまさかの宙組さんと遭遇したmiyakogu母娘。記事を覚えていただいている方もおられるかと存じます。実は帰りの飛行機に加えて、ホテルも一緒だったのでした。ホテルのエレベータで生徒さんに遭遇し慌てていたところ、空港でまさか飛行機も同じ?!と気づいた時の驚きと言ったら。

どういうわけか、私はそういう奇遇に時々見舞われます。なぜか12月が多いのも特徴。せっせと走っていたからかしら?師でもないのに。

そして、昨年2017年12月にmiyakoguが遭遇したのは、月組さんバウ公演「アルカディア」のフィナーレにおける出来事でした。

主演の暁千星さんが道端で拾われるという設定のこの演目。帰り道にありちゃんが落ちておられたら拾うわ!と楽しみに観劇した2回めのことです。フィナーレで豪快に回転された主演の暁千星さんから、あるものがぽとっと落ち、それは偶然にも私の足元に・・。

隣に座っていた中学生娘は放物線の軌跡を確認したようですが、あれ?と思った次の瞬間、キラキラと輝く物体が私の足元に・・。正確には、お隣のおじ様と私の足元のちょうど中間から、やや私寄りにそのキラキラは輝いていて。

めちゃくちゃ焦るmiyakogu!フィナーレで本来、ありちゃんの耳元を飾っているはずのキラキラのイヤーカフでした。その時のmiyakoguの1分間くらいの葛藤を以下、お届けします!

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・

イヤーカフを呆然と見つめるmiyakogu、お隣のおじ様も気づいて見ておられます。

ありちゃんも何となくこちらを見て、「あそこに落ちてる」と確認されたっぽい。ありちゃん、おじ様、私。何となく微妙な三人の間。

これからデュエダンもあるのに、どうしたら?!大事なものでしょうに!(゚ロ゚;)

しかもキラキラはどう見ても若干、miyakoguの領土内にあります! ←領土じゃないんで、miyakoguさん。カーペットなんで。落ち着いて。

あーー、もう!暗転、暗転はないの?!(゚ロ゚;) ←フィナーレなんで、ありません

拾い上げて、舞台に今すぐ届けたい! ←ものすごくご迷惑なんで、miyakoguさん?

拾い上げて「届けます」とメモとともに舞台上のありちゃんにお見せするとか?! ←舞台上の皆さまの集中を妨げてはまずいし、どなたかの笑いのツボに入ってはお邪魔もいいところ

あーー、そうだ、ハンカチ!ハンカチの上に載せて、大事に持って「大丈夫です、このばあやが後ほど、お届けします」と念を送るとか?!あーー!ハンカチ、さっきお手洗いで手を拭いてもうたわ、この大事なキラキラを載せるわけにはいかないわ!(゚ロ゚;)

ティッシュ?!でも、仮に低い姿勢でも今、拾いに行くわけにはいかないし。

ど、どうしたら?!がんばれ、miyakogu!(miyakogu心の葛藤)

(この間、およそ30秒くらいです)

 

ええいっ、何とかしてお役に立たなくては!

暁千星さんのお役に立つということは、ひいては月組、ひいては珠城りょうさんのお役に立つということでもあります。ここはばあやとして、がんばるしかないわ! ←瞬時にありちゃんのばあやの変身

一番、お邪魔にならなそうなのは、終演後、静かに拾って、そもそもそれほど多くの方が気づいたわけでもないでしょうし、慌てず騒がず静かーーに客席係のおねえさんに渡すことではないかという結論にたどりつきました。

そこからは、必死でにこにこと「大丈夫です。私miyakogu、このお席に座っているということは生粋のヅカファン。大事なものだとちゃんと理解しておりますゆえ、ご安心めされぃ!あなた様のばあやとなり、必ずやお手元にお返しいたします!」とひたすら”念”を送ることにしました。←ものすごい解決策ですが、それしかなかったのですよ、本当に!(゚ロ゚;)

後で中学生娘に聞くと、幕が降りる時に「何となく頼みますよ、という念が自分に来た気がする」とのことでしたが、終演後、さささと拾い上げ、バウホールのおねえさんにお届け。ふぅぅ。

その際、とっさに聞かれたのが「どなたにも当たりませんでしたか?」とのこと。あ、そうか、劇場側としてはそこを気にされるのか。それは全く問題なかった旨お伝えして、私もほっと一息です。とにかく、午後の公演までにちゃんとお手元に戻るようにするには、おねえさんにお届けするのが一番だっただろうと思います。ほっ。

年末、ばたばたと忙しくしていましたので、千秋楽映像を見そびれていましたが、先日、スカステで月組クロニクルを拝見した時、「あ、そういえば!」と思い、フィナーレを踊るありちゃんの耳元に注目。画質がもう一つでしたが、確かにキラキラと輝くモノがそこにはあり、ばあやは安堵したのでございまする・・・・。※千秋楽映像にはありませんでした、残念

・・・・・・・・・・・・・・・・

 

ということが、実は12月にあったのでした。人生には上り坂、下り坂、”まさか”の3つの坂があると言いますが、ヅカライフでの”まさか”でした。「持ってますよね」と言っていただくことがありますが、一体何を持っているのか?は謎(^^)。できれば、友会SS神席当選とかをお待ちしております!

どうやら、12月に起こるらしいmiyakoguの”まさか”。今年は何が起こるやら、少し楽しみにお待ちしておきます。ただし、”まさか”ですので、その瞬間はめちゃくちゃ焦っているのでした(^^)

働き女子とヅカファンの皆さま、今年もよろしくお願いいたします(^^) 介護話もね

皆さま、明けましておめでとうございます。

旧年中はお世話になり、ありがとうございます。昨年は私が「朝夏まなとさんの扉」を開いてしまい、ばんばんっ!と熱い記事を書きなぐったおかげで、お初のコメントをいただくことが増え、新しい出会いに感謝でした。

今年はいよいよ宙組・真風涼帆さんの大劇場お披露目。また異なる角度から熱い記事を書きなぐることになりそうです!

それにしても真風さんのお披露目は何種類あるの?という勢い。地上波、タカスペ、WSS、大劇場。宙組全員が揃う大劇場でのお披露目こそ、拝見したいもの。あの手この手でチケット確保中です(^^)

また、珠城りょうさん率いる月組さんの次公演「カンパニー」とショー「BADDY(バッディ)-悪党(ヤツ)は月からやって来る-」も楽しみにお待ちしております。「カンパニー」の原作は瑞々しい小説で、映像がさっと頭に思い浮かぶ描写が素敵。ショーもこれまでにないタイプのものとのこと。動き出す恋心にどぎまぎする珠ちゃん、悪いヤツの珠ちゃん、いずれも楽しみですね!としさん、わかばさん始めご卒業の方も多い公演、見届けなくては。

今週末の三連休ラストは「ポーの一族」を観劇予定。漫画原作は今回、アラフィフで初めて読んだため、ぴんときませんでした。吸血鬼もの特有の不滅の命、永遠の孤独にロマンを感じるセンサーは、どうやら私にはないようです(^^)。私は萩尾先生の作品では「11人いる!」が好きなのですね。

しかし、「るろうに剣心」も原作を一切知らないまま観劇、娘と二人で「蒼紫?!」となりましたので、原作者ご自身太鼓判と聞く明日海りおさんと柚香光さんをはじめ、花組の皆さまの漫画再現度を楽しみにお待ちしております!

中学生娘からは「ヴァンパネラに興味がないっ?!ロマンとか感じないの?」と呆れられています。うーん。思春期の君とは違うのだよ、おばちゃんはね。あはは。

 

さて。ただ今、私は自宅に実家母と二人のお正月休暇中。私と交替で帰省予定だった弟一家がインフルエンザに倒れ、頼りの姉は孫に夢中なため、私が一緒に過ごすことに。

盟友の中学生娘(母娘というより、もはや”盟友”)は元旦以降、父方の実家に移動してしまい、高齢の母と二人きりというのは初めてのお正月です。

娘がいないと一気に高齢化する我が家。何となく空気もグレーっぽくなっている感じがします。むーすーめー、カムバーーック!!

もちろん、娘がいない、旦那はんもいない、母はすぐにうたた寝となると、私も好き放題。ウィーンフィルの中継をのんびり観たり、雪組さんのBS放送を観たりと、自分のペースでゆったりまったりできるのも事実です。

 

ただ、それにしても・・・・。高齢の方って、寝まくるのね?!

少し心配して、高齢の義母と同居している姉にLINEしたところ、「そんなもんよ、冬眠のようなもん」とのありがたいご宣託をいただきました(^^)。かつて同居していた祖母もそうだったような気がします。

母は以前は、遠方でもカルチャーセンターに通っていましたが、以前より足腰が弱り外出が減って外からの刺激も減っている様子。宝塚に連れて行きたいとも思うのですが、隣でいびきをかいて寝てしまったら、周囲のファンの皆さまにものすごく恨まれそうです(^^)。

 

私の周囲にはワーキングマザーが何人かいて、その苦労は私も実感を持って理解でき、参観にPTAと私自身が会社を抜けることもあり、十分ではないにせよ、「こういう一言があれば」ということをサポートできていたかもしれません。

一方、介護の必要がある方も複数名いて、在宅でお仕事という話や、病院に連れていきたいのでお休みという話も、比較的切り出しやすい雰囲気はあったかもしれませんが、真に気持ちや事情を汲んでいなかったかも、とふと気づきました。

みんな、いろいろな事情を持ちつつ、生きているのですものね。

ふぅむ・・。まったりとした不思議な今年のお正月、そんなことを考えるひとときです。

宝塚大劇場に駆けつける多くの女性客。その方々の背景にも様々な風景が広がっているのだろうなぁ。その人たちに愛と勇気と感動を与えてくれる宝塚。やはり、Forever宝塚ですね(^^)。

ということで、今年も観劇を入れつつ、お仕事と家族に向き合う所存。楽しいひと時もあれば、時にどんよりもし時にうきうきもするだろうこの一年、共に元気に過ごせますように!

 

というか。むーすーめー、カムバーーック!家がグレーになっていってるよー。思春期のきらめきが必要だわ。

と書いていたら、母が目を覚ましました。お風呂でシャンプーを手伝ってまいりましたよ。たまには親孝行しないとね!(^^)

お疲れ年末モードのところ、朝夏まなとさんマイ・フェア・レディの全国ツアーで元気が!


梅田芸術劇場での観劇しました。まぁ様ーー!(T-T)、よがっだーー!という感想はこちらです。よろしければどうぞ!

http://mothercoenote.hatenablog.com/entry/2018/10/28/233038

皆さま、こんにちは。年末、お元気ですか?

私は遅まきながら年賀状の準備中・・。あれ?今年の年賀状をじっくり見たのは、もしかして今が初めてかも?と気づきました。

我ながら情けないですわぁーー。

おまけに、実家の相続書類の関係で印鑑証明も取りにいかないといけないのですが、姉も弟も準備済みで、平日に時間がある人、または平日に時間がある人がついている人はいいなぁと、少しばかりやっかみ中です。

こちらも情けないですわぁーー。普段はあまりそんなこと、思わないのにね(^_^)。

明日は自宅を大掃除(らしきことをしてみるという趣旨)、年末は実家大掃除(こちらはまじで大変)。毎年、元旦に私の実家から旦那はん実家に大移動しているのですが、さすがに今年はパスかなぁ・・。ちょっとお疲れモードの年末です。

いろいろ、情けないですわぁーー。なんだかかっこ悪くて、いやですね(^_^)

 

さて、そんな弱り気味のところに・・!

朝夏まなとさんのマイ・フェア・レディ。中学生娘と東京遠征のつもりでしたが、なんと、福岡(久留米)、広島、大阪、愛知、大分を回られるとのこと!(≧▽≦)

笑いが止まりませんわーー、わはははーーー。

ご出身の佐賀がないのは残念ながら、見事な九州推し2ヵ所で、素敵すぎます!これは久留米の公演は佐賀から応援の皆さまが来られるのではないかな?素敵です。

http://www.tohostage.com/myfairlady/ 

私が朝夏まなとさんの演技について注目したきっかけは、「風と共に去りぬ」のスカーレットでした。私自身は朝夏さんスカーレットを観ていないのに、です。

古典芸能をプロのレベルで嗜まれるとても知的でご活躍のあるおじ様が、しみじみと「朝夏のスカーレットが良かった!」とおっしゃったことがとても印象に残り、それ以来、あの方がそうおっしゃるなら、と関心を持ちました。

うちの旦那はんもいつもまぁ様の演技を褒めていて、お誘いした男性陣もそう。朝夏まなとさんは、素晴らしい形で男役さんを全うされた素敵なハンサム・ウーマンだと思いますが、同時に、異性もひきつける爽やかでいて、たおやかな魅力がおありになるのではないかと、拝見しています。

 

私達もチケットを確保できたら梅田で観劇したいと思います。梅芸会員の先行抽選を見逃さないようにしないと!東京はチケット難すぎますしね。

それと、正直申し上げて東京におられると思うと、何となくやっぱり少し遠くに感じます。ご活躍が期待できるのはとても嬉しいことですが、遠くの方になっていかれるのかなぁ・・。首都圏の方はまぁ様が近くにおられるかと思うと、嬉しいですよね、きっと。

そう考えると、大劇場の半径おそらく1キロ圏内に数多くのスタイルのいい綺麗な方がおられるまち・宝塚って、奇跡です(^^)

では、重い腰を上げて印鑑証明、取りにいってきます・・。

タカラヅカスペシャル2017 感想 パリ推しのレビュー90周年、ほんわかトップさん達でした (^^)

皆さま、こんばんは。本日は冬休みに突入している中学生娘と一緒に「タカラヅカスペシャル2017 ジュテーム・レビュー ーモン・パリ誕生90周年」のライブ中継を見てまいりましたので、感想をお届けするのであります! (^^)

f:id:miyakogu:20171222223403j:plain

かぼちゃ、煮ながらね。冬至やん?風邪予防にね。

いや、おばちゃんな、朝夏まなとさん退団後のロスの上に、土日仕事が続いて大変だったわけ。実際問題、この20日間ほどずっとお仕事で。でも、今振り返ったらその間に、バウ2回、梅芸で4Stars、ビリー・エリオットのDVD、そして本日ライブ中継と結局一杯観てましたわ!案外な、てへっ。

さて、そんな超久しぶりの宝塚。真風さんの劇場でのトップお披露目、珠ちゃんが最下級生トップさんと、私が好きなお二人が一つの画面で見られるという、私の人生最大のチャンスなのです。そりゃ、見にいくでしょ?感想も書くでしょう?!ってなもんですよ!

 

1.真風さんと珠城さんが同時に!

ばんっ!(注 立ち上がるmiyakogu)

皆さま、見てくれはった?一番新米トップのはずなのに、真風さんの堂々ぶりを?トップさん4人揃って腰をぐるっとされた時にだだ漏れたお色気を?あの長身脚長イケメンを?!

そして、見てくれはった?真風さんより先にトップになって月組公演ではベテラン風味をすっかり醸し出しているのに、いきなり最下級生さんで、他の方々にいじられまくるかわいらしい珠城りょうちゃんを?サラリーマンやります!とぐいぐい推してくるわ、パリに行ったことがないのをいじられて、一生懸命、「通りから通りを散歩したくなるんですよね」とか話に入ろうとするりょうりょう。かわい過ぎる!

おばちゃんな、珠ちゃんってほんとはそういう立場でのびのびしてても良い時期に、ものすごい勢いでトップにならはったんやなぁとじーんときましたわ、ほんとに(感涙)。

 

2.ふれあいコーナーのシシィ

まぁ様のようなちゃらっとしたキャラがおられない今年のタカスペ。用意された台本を読みながらも、さすがにラスト公演、少し慣れてこられてアドリブも入ったのでしょうか?

トップさん4人の客席とのふれあいコーナーで、本日は望海風斗さんがトートを、お客様から選ばれたお一人がシシィをされての「死ねばいい!」の決め台詞、のぞさんが見事に決めてドヤ顔です。そこからの皆さんのトークがとっても楽しかったです。

エリザベートで演じるなら何がいい?という話の流れで、珠ちゃんが私はシシィをとなって、他のトップさんに無言の否定をされる中(おもな理由はおそらく肩幅と胸板)、真風さんも「シシィを、遠近法で」とか言い出すし (^^)。

遠近法で演じるシシィって、何ですの?真風さんは・・。確かにひときわ背が高いんだなと改めて本日思いました。

そこから、望海さんもシシィがいいと言い出されて、シシィが3人に。明日海りおさんがまとめてトートでお相手役かな?と思ったら、みりおさんが私はゾフィー!と言いだされて、3人もシシィがいたら大変ですよとなり (^^)。

あー、本当だ、みりおさんがゾフィーされて真風シシィに珠城シシィ、うわ、こりゃ大変だわと思っていたら、みりおさんが気にされていたのは「朝から3人起こすんでしょ?4時40分頃から一人ずつ起こさないといけないから、それだと私は3時台に起きないと」(間違ってたらごめんね)と言い出されて、そこ?!と盛大に心の中でつっこみました。おもしろいね、みりおさんは。

それから、望海さんの白雪号について、みりおさんが「いいなぁと思って、私も昨晩、考えたんですよ」からの「何も思いつきませんでした」も。すごいなぁ、みりおさんは。

 

3.印象に残った場面

・2幕冒頭、轟悠さんの「夢の花すみれ」

足の長い人来たーー!と思ったら轟さんでした。確か、私とあまり違わない年代でいらっしゃるはず。うつむかれた場面の美しい横顔のラインが、すっきりとまぶし過ぎる!

 

・明日海りおさんの「愛の旅立ち」

本日のタカスペで一番素晴らしいなと思った歌唱は、そのみりおさんが2幕ほぼラストで歌われた「愛の旅立ち」(ザ・レビューⅢ)でした。さすがに轟さん以外では最長トップさんの貫禄でした。「アデュー・マルセイユ」も含めて、声量も歌声も素晴らしかったです。

 

・1幕ラストの「デュエット」での真風さんの「Home」

「ファントム」より「Home」をちゃぴさんと一緒に歌われた真風さん。真風さんは半拍ほど歌が遅れることがおありになるかな?とこれまで拝見してきたのですが、そこを克服されたように思えた今回の歌唱でした。これはウエスト・サイド・ストーリーも期待大ですよーー。

 

・1幕ラストの「デュエット」での望海さんの「あなたがいるから」

「仮面のロマネスク」より「あなたがいるから」を仙名彩世さんと一緒に歌われた望海さん。このお二人はぐぐぐっとアダルティに物語にひきこんでくる歌唱でした。さすがの歌上手さんです。

 

・1幕月組コーナー冒頭の珠城さんの「長崎しぐれ坂」

博多座ぶりに聞きましたが、声の厚みがあり明瞭でした。珠城りょうさんの年下大型犬が急に大人の男に大変身。歌や演技に入ると、すっと雰囲気が変わるりょうちゃんですね。ご本人も後は刀くらいとおっしゃっていたと思うのですが、ぜひ日本ものを見たいですね。

 

以下はトップさん以外で記憶に残った方々を順不同で。私が宙組を一番多く観ているので宙組さんが多目な点、ご容赦くださいね。

 

・トップ娘役さん達

4人ともそれぞれ異なる魅力のある方ですが、何と言ってもお歌が全員、お上手。ちゃぴさんはキュートに、仙名彩世さんはしっとりと、真彩希帆さんは澄んだ歌声、まどかちゃんは愛らしく。

星風まどかさんは低い声も迫力があり、可愛らしい時は可愛らしく。さすがに宙組生え抜き初のトップ就任です。

 

・華形ひかるさん

みつるさんが出てこられると、「兄貴!」と言いたくなる何かをお持ちですよね。“いなせ”ですよね、あの方はどこか。お芝居、好きです。

 

・沙央くらまさん

星条海斗さんも、みつるさんもそうなんですが、1幕「シャンパーニュ」の場面、ハチマキも衣装の着こなしも、悠然と着こなしてますが何か?という余裕を感じます。ハチマキが似合うように髪型を整えてこられるところがさすが。宙組「シェイクスピア」でのお芝居、本当に好きでした。

 

・柚香光さん

力の抜けた洒脱なダンス、さりげない色気を映像に映る瞬間的に出してこられる方だなと拝見。昨年度の公演のうち、残念ながらDVDが出ないものの中では、おそらく最も映像化が待望される「はいからさんが通る」、素敵でした。

 

・芹香斗亜さんと鳳月杏さん

ああ、なんか、足の長いイケメンがいる!と私のイケメン脚長センサーが反応したのはこのお二人でした。え、キキちゃん?あら、キキちゃん?ああ、ちなつさんね、そりゃそうだ、という感じです。私はこれまで、それほどキキちゃんに注目していたわけではなかったのですが、これは宙組新体制も楽しみになってきました。

 

・月城かなとさんと愛月ひかるさん

黒目が大きなイケメンが、今、映像に映った!と思うと、決まって月城かなとさんでした。そして、色白のイケメンがいる!と思うと愛ちゃん。

 

・和希そらさんと蒼羽りくさん

私が宙組ファンというのがもちろん大きな要素ですが、和希そらさんはFNSもそうでしたが、何気に映りこまれますよね?そして、映りこんだときに目を惹くというのはどういうことなのだろう?といつも思います。気になるあの子ポジ。おそらく、ダンスの切れの差がそうさせるのかなと思います。

蒼羽りくさんもそうなのですが、私は彼女の暖かみのある演技と笑顔が好きなんですね。「相続人の肖像」も「王妃の館」も、「シェイクスピア」でウィルに「また何か書いたのか」と呆れずに友人として声をかける演技も好きでした。ちらっと映るりくさんの笑顔は癒し!

 

・遥羽ららさんと彩みちるさん

髪型やしぐさでかわいい!と目を惹いたのがららちゃんでした。

彩みちるさんは、全体のしぐさや雰囲気が可愛らしい方。「ひかりふる路」でのカミーユの妻の役は印象に残りました。

 

いろいろ書きましたが、全体を通しての印象は、実は次の2点に尽きました。

・真風さんがおっきい!

・楽曲で一番耳に残ったのは、実は雪組さんの「スーパー・ボイジャー♪♪」。帰り道、シャンソンもパリも何のその、口ずさんで帰りました。これは、野口先生の勝利かな? (^^)

(番外)彩風咲奈さんの「マトカ~」のインパクトはすごい。梅芸で娘は3回、私は1回観たのですが、何となくもう一回観たい演目かもしれません。恐るべし、マトカです。(注 公演名はマトカではなく「キャプテン・ネモ」です。しかし「マトカ」の方が記憶に残りますよね・・)

 

いやぁ、タカスペって本当にいいですね。

今日まで、おれは・・、仕事をしてきて・・、良かった・・(涙)となりました。思い残すことはございません!(注 年内後9日限定ね。あ、年賀状はこれから)

では、風邪予防にかぼちゃを食べて寝ますわね。実は明日午前もまだお仕事です。

がんばれ、私。タカスペでかなーーり、栄養補給できました。ありがとう、宝塚歌劇団の皆さま。