皆さま、こんばんは。お元気でしたか?
私、働き女子として先週は大忙し。岐阜にお泊り出張、そのまま帰ってきて夜は大阪で打合、翌日は真夏の京都訪問。代表ではなく、あっちこっち”丁稚”ですよ!!
岐阜では、「郡上おどり」で有名な郡上八幡のゲストハウスに宿泊いたしました。朝は21度で涼しく、水が冷たく気持ちよく。翌日訪れた京都は大阪より暑い37度でしたので、わずか1日で16度の気温差です。
※最初、「おわら風の盆」と書いておりましたが、それは越中八尾の踊りとコメントで教えていただきました。訂正いたします。mao_maoさん、ありがとうございました(^^)。
今回の出張は、中学生娘が「夏の小旅行」とばかりに合流。一人で大阪から名古屋経由で、美濃太田からことことと25駅、長良川鉄道に乗ってやってきました。翌日は再び別行動で、名古屋で合流です。大阪から一人でやって来た割に、追いかけてきた理由は「夜、お母さんがいないと寂しいから」。自立しているんだか甘えんぼなのか、謎の思春期のお年頃です(^^)。
こちらが長良川鉄道、1両編成の電車です。
こちらは日本家屋を改装したゲストハウス。外国の方にも人気のようです。
夜の郡上八幡。週末はまだ盆踊りがあるそうで、提灯が綺麗でした。
水が豊かでとても綺麗なまちです。
さて、その郡上八幡にて。中学生娘と語り合うのは、もちろん宝塚歌劇団のこと。
先日、娘と一緒に朝夏まなとさんの退団公演である宙組「神々の土地」を観劇しました。当ブログをお読みいただいている方はご存知のとおり、私は観劇時、すぐ泣きます。(あ、読者登録100人になりましたね。どうもありがとうございます!)
上田久美子先生の雪組「星逢一夜」は初見の時点で、冒頭から泣いてました。哀しい予感で。もちろん花組「邪馬台国の風」だって、涙してましたよ(^^)。
ところが、とても意外なことに、この「神々の土地」はぐっと来る場面がいろいろあったにも関わらず、ほぼ泣かずでした。
対照的に、普段、隣で「ずび、ずび」とうるさい母のことを「うるさいねん!」と指摘している中学生娘が、私が膝に用意していたタオルハンカチ(注 意気込みをおわかりください)をさっと取り、私よりも早く泣き始めたのです。彼女は余程の感動シーンでないと普段、ほぼほぼ泣きません。
あれれれ??おかしいなぁ。不思議でした。他に観劇された方のtwitterやブログをちらほら拝見すると、どうも私と同世代と思われる方もやっぱり泣いておられないようです。
なぜだろう??
とても不思議に思いました。では、感動していないかというとそうではなく、とても美しい絵画を見ているようで、ただただ美しいと感動していたのですね。
そして、なぜか後でぐっと来るタイプの作品でもあるのです。
たとえば。観劇からなぜか「3日後の朝」に、死を覚悟している朝夏ドミトリーがイリナに永遠の別れを告げる場面の明るく澄んだ声がよみがえり、「ああ、やはり退団公演だな」と改めて思いました。おばちゃんやってな、まぁ様が宝塚歌劇団に入団される前のお名前で呼んでみたいわさぁーーーー!(涙)←少しだけネタバレ。観劇でご確認くださいね。
朝夏ドミトリーはもう会えないだろうイリナに、永遠の別れを告げます。それは同時に、朝夏まなとさんから宝塚への別れの挨拶のようにも思えました。
そして、最後にすっしーさん演じる(元)皇太后マリアが言う「ロシアの大地」の意味が、あたかも宝塚歌劇団のことのように思えました。
多くのスターが活躍し去っていく宝塚。王朝や体制が変わっても変わらずそこにあるロシアの大地は、まさに「宝塚歌劇団」の舞台そのものに思えたのです。
そうか、宝塚こそ神々の土地!と盛り上がるmiyakoguです。同じことをお考えになった方も多数、おられるかと思います。
しかし、泣かなかったのは事実。オリガの初々しい恋の切ない行方にはぐっと来たのですが。そこで郡上八幡の夜、娘に話してみました。
「なぜか泣けなかったのよね。なぜかなぁ。」
すると、間髪入れずにこう回答されましたよ!(^^)
↓
↓
「そんなん、決まってるやん。年齢が近いねん。私ら思春期まっただ中の方が。」
え、そこ?!
「そう!だってさ、お母さん達は、もう人生でいろいろ乗り越えてきたでしょ?」
ええ、まぁね・・。
「でも、私達、思春期の中にいる若者はね、今、その 嵐を乗り越えようとしている最中 やから。だから、ドミトリーとそこがリンクしているねん!」
わわわ、それ?!だから? まさに中二ってこと?!恋と革命と歴史のうねりのまっただ中にいるドミトリー達登場人物への共感は、思春期の人間の方が痛烈にあるというのです。
うーん・・・。確かに。娘が郡上八幡までやって来たのも理屈ではありませんものね(^^)。
「星逢一夜」で我々世代が涙したのは、事情が許せばそうしたかったのに、思い通りには歩めなかった若き日の恋へのノスタルジーや、選べなかったもう一つの人生へのほろ苦い思いがあったからかもしれません。今作品で私が一番、オリガに思い入れがあったのは、立場と母との関係ゆえに最後は家族の側に立った辛さがわかったからかもしれないのです。そうせざるを得なかった彼女の選択への共感。
いやぁ、miyakogu、てっきりオリガと年齢が近いからかと思ってたわ! ←明らかな嘘はやめてくださいね、miyakoguさん?
次の観劇時は、そのあたりをショーとともに再確認しながら、素直に歴史の嵐に身を委ねて”感じたい”と思います。ショーの稽古場映像でしたが、娘が言うところの「考えたら負け」だったのかもしれませんね、ひょっとするとね(^^)。
では明日は、まぁ様のお茶会にこっそりおうかがいしたいと思います。大劇場ラストのお茶会かぁ・・。ある出会いにより、お茶会にまで参加するようになったまぁ様との出会い。つないでいただいたご縁に感謝です。
娘がさらに分析してくれました。続編はこちらです(^^) 美しい人の昔のアルバムを見ている感覚では?との指摘です。
http://mothercoenote.hatenablog.com/entry/2017/08/27/011217