さて、引き続き、初日開けてすぐに観劇しました宝塚大劇場宙組公演「エルハポン」「アクアヴィーテ」の感想2を、ショーの感想を中心に熱くお届けしますわね!
6.お芝居感想 追加
印象に残った方、もうお一人おられましたので追加!
下手花道でずんちゃんエリアスと会話される傭兵、穂稀せりさんか希峰かなたさんかと思うのですが、よくあの親父のもとで働いているなと言われたのに対して、他に選べないからという趣旨のセリフを言う方。一瞬のセリフなのですが、傭兵の背景の運命のようなものを感じさせました。こういうお芝居が、全体を押し上げるのですよね。
7.ショー!!せり上がる真風さん!
今日観劇した娘も、「ショー、まじで神やったわ!」との感想です。
幕開けすぐの第2章ジェントルマン・クラブ(紳士の社交場)の場面。
真風さんがスツールに座り、ウィスキーグラスを片手にせりあがってくるんですよ、これが!!!私のドリームがここに結実! ←落ち着いて、miyakoguさん
続いて、舞台奥のカウンターから次々と出てくる宙組の皆様。ひょいひょいと身軽。うわーー、一杯いる、素敵な人が一杯いる、可愛い子も色っぽいお姉さまも、きゃーーーとなる場面ですよ!斬新でした。うんうん。大介先生、ありがとう!
真風さんのせり上がりで、はい!もうこのショーの見せ場はいただきました!と思ってたんですが・・。
がうぅ的な音が入ってからの第4章 ダフタウン・ビースト(ダフタウンの猛獣)で登場する次の場面が、またもや最高の見せ場なのです!
8.実羚淳さんの超絶長い美脚!
いやはや、どないなってますのん、宝塚は?!
実羚淳さんのあのものすんごく長---い美脚、もう本当に絶対に観てくださいね。脚をね、上げておられるんですが、手を離してもそのままキープ、そいで、つま先のある位置が明らかにおかしい!
美しく優雅に堂々とバレエを踊る実羚淳さん。今公演でご退団のきらめき、本当に素晴らしかったです。この場面をリードする芹香斗亜さんも素敵でした。
ここで、このショーはこの場面が最高!と書けばいいかと思っていたのですが・・。はい、お次です!
9.まどかちゃーーん、ガーターストッキングーー!
大介先生なのか、有村先生なのか、誰にお礼を言えばいいのかわからないのですが、誰?!まどかちゃんにあの露出多めのピンクの衣装にガーターベルトストッキングをはかせて、酒場の看板娘に育て上げたのは?! ←落ち着いて、miyakoguさん。まどちは役でやっておられるんで・・。
あーーー、今気付いたわ!真風さん、スカウトマンなんでしょーーー?! ←落ち着いて・・。
お色気衣装なのに、可愛く品良く収まるところが、まどかちゃんの不思議さであり魅力なんだと思います。本当にキュートでした。
10.春瀬さん、七生さん、和希さんのダルマ!
まず、春瀬央季さんと七生眞希さんが黒のダルマで妖艶にご登場!謎めいた微笑を浮かべる春瀬さん、ちょっと挑発的な七生さんの美脚でした。
今日、娘が少し前の方の席で観劇したのですが(あき様、りくちゃんと一緒の回・・、譲るんじゃなかった・・)、春瀬さんと目が合ったとき、「ひぇーーー!」と悲鳴ものだったようです。
この後、白い衣装、白のシルクハットで宙組の皆さまが勢ぞろい。真風さん、シルクハット似合うわー、素敵、素敵と思っていたところ、きゃーー、誰?あのコケティッシュなタコ足ダルマの人?と思っていたら、きゃーー!和希そらちゃんなの?このキラキラとしたエネルギーの固まりのような方?!となりますので、要チェックですわ、皆さま。
うん、ここでもう既に見せ場は何個め?客席降りも確か、白のお衣装だったと思います。
11.爆笑のきめきめセリフ!
もう、ここは劇場で観て!銀橋に残った宙組男役123が、甘甘のセリフを大真面目に語って、客席が爆笑するから。
多分、最初にセリフを見た時、はぁ?!ってなったと思うんですよ、演じられる方も。でも、堂々と開き直って演じておられると思います。ここもはい、必見ね!
大介先生、あれ、大真面目に考えたか、酔っ払って翌朝書いてあるの見つけたか、どちらかですね・・。
12.ウィスキー・マンボ(第15場)
ぱーんと、真ん中でさらりと軽快に、きれきれで踊る和希そらさんがご登場。いや、ほんとにあの子のダンスはすごいわ!観ている方が踊りだしたくなるような、そういうところがあるんですよ。あまりに軽々と踊るから。この場面もぜひ。
直前の場面で、銀橋で桜音れいさんが他の娘役さんと少し違った衣装だなと、ドレスでなくてパンツルックがよくお似合いでマイクを持っていらっしゃったのに気付きました。
この場面では、和希そらさんがセンターで踊り、星吹彩翔さんと桜音れいさんがマイクを手に歌われます。お二人とも楽しそうで、声が素敵で、いい場面でした。大介先生には本当に生徒さんへの愛を感じます。大野先生にもです。素敵でした。
13.ここで真風さんタンゴ!
見所ばっかやーーん!と思っているところへ、やってくるタンゴの場面です。
ここが素晴らしかった!(注 ここ”も”)
真風さんと凛城きらさん以下、上級生さんから鷹翔千空さんまで帽子を目深にかぶった宙組の男役さんがクールに、トゥー・クールにタバコをくわえて踊る中、奥のドアが開いて秋音クール光さんがご登場ですよ!!!(役名はミマ)
クーーールな光おねえ様、かっこいいーーー!身のこなしが綺麗なんですよね、あの方。さすが、劇団の奨励賞をずっと取り続けているだけの努力の成果だと感心いたしました。綺麗で滑らかで、きちんと女性として存在する秋音さんです。
その後、一人舞台に残った真風さん・・・。
まぁ様退団公演で毎回私が泣いていたジュピターの時と同じような、星がちりばめられたような青い照明の中、真風さんは独りでタンゴを踊るのです。
もうここにはいない誰かを抱えているように、その人を強く今も思っていることがわかるかのように、そして、もう二度とその人に会えないことを知っているかのように。
低音で響くチェロが印象的な場面でした。短いシーンなのに、背景となる物語が伝わってくるように私は拝見しました。音楽とともに、本当に素晴らしい場面だったと思います。(まぁ様と二人で踊るようだと私が勝手に思ったのは内緒ね!)
14.来たわ、芸術!の場面
見所につぐ見所です。タンゴの後に始まるのが第9章、大地から最高のウィスキーを創り出すという感じの場面なのですね。アクアヴィーテ=命の水が今、生まれるのだという力強さがストレートに伝わりました。
ここの宙組さんのダンスと音楽が素晴らしかった!。星組「エクレール・ブリアン」の黒燕尾でファンを号泣させた三味線に続く「和の音楽とモダンダンスの融合」のような場面でした。
琴の音、尺八(または笛)、太鼓のリズム。ああ、日本の大地から生まれるウィスキーなのだろうと、そのエネルギーに感動し、一人静かに泣くmiyakogu。アラフィフの大阪のおばちゃんを泣かせてくるだけの強いエネルギー、舞台への宙組さんの想い。
エネルギーの頂点でぱーんと登場する真風さん。素敵な堂々たるトップになられたなと感動、泣けました!
15.最高だった大階段、感じる宙組の新たなカラー
大階段もこれまた、本当に素敵でした。男役さんが大階段におられるのはもちろんなんですが、娘役さんが綺麗なばら色のドレスを身にまとい、ポーズをとって登場されているのも嬉しくなりました。大人の男女の素敵な場面です。
宙組は真風さんの組替えで観劇するようになったとき、爽やかで仲良しそうで楽しそうな組だと好意的に拝見していたのですが、まぁ様時代に感じた舞台への情熱や厳しさに加えて、今、新しく濃厚な大人の色気をまとい始めたように思います。
いえ、色気にとどまらない「胆力」のようなものが生まれているように思うのです。
「これが、今の私達宙組のカラーです」と皆さんが胸を張って、誇りにされているような力が生まれていると感じたのですね。「胆力」と呼びたくなるような、多彩な魅力の強さ。
娘役さんでは、まどかちゃん、ららちゃん、みねりちゃんの三人娘がいて、男役さんでは123の異なる魅力に加えて上級生さんと、そらちゃん、星月さん、春瀬さん、留風さん、留依さん、秋音さんといった方々、下級生の皆さま。
よりくっきりと、より多彩に。今、熱く宙組の皆さまの魅力が花開いていると思います。
素晴らしいショー、どうぞご観劇をお楽しみください!
コメントをお寄せてくださって熊本でお目にかかれた方に、今回、大劇場で再会できたのも嬉しいできごとでした😊熊本の方という時点で既に親近感です。ご連絡、ありがとうございました✨