皆さま、こんにちは。GW最終日、お元気ですか?お仕事の方は繁忙期、お疲れ様でした。
本日は月組「カンパニー/BADDY」千秋楽。随分進化したと噂の作品をライビューで拝見したいと思います。それにしても宇月颯さんと早乙女わかばさんの退団はまだ実感がないですね・・。BADDYのお二人の物語、映像でも切なく拝見いたしました・・。宇月さんのダンス、とてもお綺麗でした。
さて、その前に。
宙組による宝塚版「天は赤い河のほとり」をご覧になった皆さまは、最後、不思議に思われませんでしたか?なぜ、製鉄技術を手にして、賢く強いカイル皇子とユーリが平和を築いたヒッタイト王国がその治世の150年後に忽然と歴史から姿を消すのか?
私もそう思いました。古代オリエント史についてきちんと調べてみたいとも思うのですが、観劇中にmiyakogu脳に突然降臨した洗濯女が物語を始めてしまいましたので、お届けします。←miyakoguさん、それ、いつもの妄想では・・?
こちらはうちにたまたまあった鉄の馬の細工品です。
(始めるmiyakogu)
クルヌギアから脱出したカイル皇子。夜の河に飛び込み、濁流に押し流されつつも、ユーリとともに生きる!必ず国を守る!と強い意志で泳ぐのです。しかし、力尽き・・。
水にのまれ、流されていくカイル皇子。いつしかぐったりと水の流れにのせられ、都から少し離れた下流のまちはずれの岸辺に打ち上げられます。
そこに朝、やってくるのが洗濯女のmiyakogu。アラフィフのちんまるこいおばちゃんです。朝日にきらめくカイル皇子の金色がかった栗色の髪・・。慌ててカイル皇子を助けるおばちゃん。息はしているようです。
「この方は・・?」
美しいカイル皇子にどきっとするmiyakogu(注 美形好き)。とても高価そうなトルコ石の大きなペンダントが朝日にきらめき、身にまとう水色の布地も金色の糸の刺繍が見事です。
「ふぅむ。訳ありのようだね・・」考え込むmiyaokgu。他の洗濯女たちに手伝ってもらい、大きめの洗濯板に乗せて家に運びます。イケメンですからね、みんな、興味津々なんですよ!
女達は協力して、お湯を沸かし、冷え切った手足をこすってあたため、お酒を口に含ませて何とか介抱するのでした。目を覚ましたカイル皇子は憔悴していて、何とか食事をするのですが、再び眠りにつきました。
そこに帰ってきたのが金細工職人の夫です。←うちの旦那はんも特別出演で。
「この方は・・?」
訳を話すmiyakogu。とにかく放っておくわけにはいかないと、しばらくうちに滞在してもらうことになりました。
せっせと美味しく体にいいごはんをつくるmiyakogu。美形ですからね・・。ただ、高価な薬は時々しか買うことができません。
カイル皇子が少し回復し、ベッドに身を起こして風にふかれていたある日のこと。
「そなたには世話になって、すまない。礼を言う」←真風さんボイスで再生中。
「これを市場で売って、そのお金をお礼に受け取ってもらいたい」
差し出された青い石のペンダント。とても高価そうなものです。
金細工職人の夫に見せると、見事な細工に驚きます。そして、ペンダントの裏には見覚えのある職人のサインがあり、どうやら、夫の友人の師匠、王宮に出入りしている匠のサインのようです。
匠の家を訪問するmiyakogu夫婦。高齢の師匠は病に伏せっているのですが、ペンダントを一目みて驚き身を起こします。
「こ、これは・・?これはまぎれもないカイル皇子のもの。お前たちはこれをどこで・・。おほっ、おほっ」
「カイル皇子は生きておられるのか・・?ならば、その人に会わせてほしい」
涙がつつーと匠の頬を伝うのでした。急に頬に赤みがさす匠です。匠をお連れすると、まぎれもないカイル皇子とわかりました。
秘密を守り、ナキア皇太后からカイル皇子を守らないといけません。まちにも王宮のできごとは伝わっています。
匠を通じて王宮の兵に取次を願い、隊長のルサファとミッタンナワに会うmiyakogu夫婦。二人を家に連れていくのでした。涙の再会を果たすカイル皇子とルサファ達。作戦を立て、「赤い獅子」の隊をひそかにつくることにするのです。
秘密の拠点となるmiyakogu宅。兵と民はともに協力し王宮の兵との秘密の伝達もひそかに行われます。ちんまるこいおばちゃんですからね、王宮に出入りしても怪しまれないのです。
そして、ついにヒッタイト軍と「赤い獅子」が合流する日がきました。
馬上のカイル皇子。風にたなびく栗色の髪、ひるがえる水色のマント。それは、丹精込めてmiyakoguが洗濯したものでした。
「そなたたちには世話になった。いつかこの恩は返す」
強い目線できっぱりと言うカイル皇子です ←注 目線キター!!と喜ぶ洗濯おばちゃんず。今では立派な伝令部隊です。
そして、数か月後。カイル皇子が皇位につき平和が築かれたヒッタイト王国。王宮からカイル皇帝の印のついた粘土板が届きます。(注 ハートマークはない)
王宮に仕えることになるmiyaogu夫婦。手先の器用な夫は製鉄技術を身に着け、兵器以外にも鉄の加工品を様々に工夫して製造、周辺諸国に輸出することでヒッタイト王国は繁栄の時を迎えます。
しかし。製鉄技術の一番重要なところは男子のみへの一子相伝。miyaokgu夫婦には一人娘しかなく、その娘も遠くエジプトに嫁いでいるのでした。(注 多分、技能集団の部族とかに受け継がれて一子相伝とかではないでしょうけれど、とりあえずフィクションね!)
鉄器の輸出が徐々に衰え、周辺国との争いの中で時代の移り変わりとともに国は衰え、ヒッタイト王国は150年後に滅亡、後は風が吹くばかりです・・(完)。
と、ここまで考えて、「え?うちのせい?!」と阪急のフレッズカフェではたと気づいたmiyakogu。←ゼロベースから間違ってますよ、miyakoguさん?
娘にこの物語を聞かせたところ、結末で同様に「え?私のせい・・?」となった娘。母娘そろってばかです(^^)。あっははは。
では、GW最終日、すこーーしばかり仕事をした後、ライビューを拝見したいと思います。 栄養吸収して明日から「誰も 俺を止めーられない」の心意気でがんばりますか!(^^)