代取マザー、時々おとめ

宝塚の観劇感想メインのブログ。たまたま代取(代表取締役)になったワーキングマザーの日々と哲学。朝夏まなとさんご卒業によるロス真っ只中。しばらくはtwitterにて(@miyakogu5)

月組バウ・アルカディア 中学生娘感想 がちで観た方がいい!むき出しの心が伝わるダンス

皆さま、本日、うちの中学生娘が早速、月組バウ公演「アルカディア」を観劇し、感激して帰ってまいりました。その感想をお届けします。

 

いや、これほんま、がちで観た方がいいって!

ありちゃん、まじでやばいって!

と先ほどから連呼しております。

 

中学生娘いわく・・

ありちゃんのむき出しの心が傷を抱えて震えているのが伝わってくるダンス

その震えがこちらに伝わることで、こちらの心が震え出すような、

そういうダンス!だったとのこと。

 

むき出しの心が震えているダンスが美しくて、このまま観ていたいような、

でも、ありちゃんミネットの心の傷を観ていられないから、このダンスを止めないといけない!と思わせるような、

そういうダンス!だったとのこと。ただ上手いとか、そういうことではないのです。

 

二人でスーパーで買物をしながら、わぁわぁと語りまくるmiyakogu母娘。(注 スーパーで語るのを正直、はばかれる内容)

白雪さち花姐さんを後ろからハグ、踊り始める瞬間については、中学生娘いわく

自分の肉体が美しくて魅力的なことを知っている目、それを利用するための目つきに瞬間的に変わるねん

でも、自分自身が求められているわけではなくて、自分の美しくて若い肉体だけに価値があるから、その哀しさがあるねん、とのこと。

ああーー、だから、自分の居場所を探しているんやね!と二人で意見が一致しました。

この場面は、まじで中学生の自分が観ていていいのか?!と焦ったそうです。確かになぁ。というか、あんた、いくつ?!ちょっと、育て上げ過ぎたかしら・・?

ここが往年のフランス映画のようですね、確かに。年上の美貌の人生に疲れたお金持ちの女性に美しい肉体を持った少年→青年の時期の男性が近づこうとする・・。

 

というわけで、私達母娘はもう一度、週末に二人揃って観ることにしました。

一人ではこの暁千星さんに立ち向かえないと判断、ありちゃんの色気と心の震えが伝わるダンス、二人で立ち向かうことにします!

月組バウ・アルカディア 感想3 若き不完全さの持つ魅力

皆さま、こんばんは。本日14時半の月組バウホール公演「アルカディア」観劇の感想3です。

 

4.とても良かったオープニング

ストーリーテラーの風間柚乃さんにスポットライトがあたり物語が始まってすぐの場面。お話の舞台になる「Arkadia」のアルファベットが高さをもって配置されたところに登場人物が立ち歌いこれから始まる物語にぞくぞくっと素敵な予感がしました。

期待大なところに、コケティッシュに美園さくらさんが見事に歌い、盛り上がります。美しく踊るありちゃん。お見事、お見事!これはすごいことになりそう!と期待いたしました。

 

5.2幕であらら・・?でしたが、若さで突破

1幕が終わり、これはすごいぞと期待した2幕途中から、あらら・・?

いたしかたない事情のあった育児放棄かな?と思わせる内容、幼いありちゃんミネットの家出、母親と息子の確執、実の父との邂逅、知らなかった妹との出会い。

個々のエピソードはわーー、これは感動どころに?!と思わせる芽があちこちにあり、期待が高まり、皆さまの場面場面の演技もお見事で、うわ、これはどうなるの?名作か!と思わせておいて、まさかの時間切れでした。

いや、意気込みも伏線も良かったと思います、樫畑先生。ありちゃんのあのダンスが観られただけでもう素晴らしい公演でした。本当に。私、多分、もう一回何とかチケットをと考えておりますし、期末テストが終わり時間に余裕がある娘のためにも「観た方がいい。とにかくありちゃんのダンスがすごいから」と先ほど、チケットお譲りお願いのご連絡をしたところです(定価以下のみのサイトでね!)。

それくらい、ダンス好きの方には自信を持ってお勧めいたします。

ただ、美園さんダリアがクラブ・アルカディアを去る場面のショーが息切れだったかな・・。あそこ、期待したんですよ、私。

月組さん「Puck」へのオマージュのような場面設定、輝く月のオブジェを持って踊る妖精達。完璧でした、舞台設定は。途中の歌も良かったのになぁ、ちょっぴり残念なりですね。でも、それも良しかなと思わせるものがあった舞台だったと思います。若さのパワーかな。

あら・・?と思っている観客を受け止めてくれるのが風間柚乃さんの探偵。「少々、釈然としない思いを・・」と語る風間さん。ほんまにやで!と心で突っ込む観客。

そしてラスト、楽屋口でまさかの出待ちをする暁千星さんの姿、出会えた若い二人に「うんうん、良かったね、あんたら!幸せになるんやで、離れたらあかんで!」と涙ぐむおばちゃんです。

若いってええわーー!すべてちゃらよ、すべて。

もうね、ええねん、少々の疑問も不満もふっとばす力。若いってすごいわ!おばちゃん、なんか納得したわ。日当たりのいい部屋で拾ってきたありちゃんと一緒に住み、いろいろなことが動き出すドリーム!働き女子の夢よ、これ!😆

 

6.暁千星さんの不完全さの魅力

暁千星さんはバレエを長らくされて、ダンスがもともと素晴らしいレベルにある方ですよね。今公演、素晴らしいダンスを見せてくださいました。正確でエレガントなダンスに、新たにこの年代ならではの鮮烈な色気にダイナミックさも加わり、歌唱力もぐんぐん伸びておられる過程におられると拝見しました。

月組さんを頻繁に観るようになった最初の頃、お若い故にセリフが甘いかなぁと観ておりましたが、今公演、そこは気にならなくなってきました。

ダンス以外で一番驚いたのは、ありちゃんの歌唱での感情表現です。バウホールの大きさだからということもあるとは思いますが、細く静かに歌いながらも切ない感情を乗せて客席に届ける歌唱。素晴らしいお力をつけてこられていると、本当に期待いたします。ブラボーですよ、ありちゃん。

このように変わっていかれる姿を見せてくださることこそ、やはり宝塚を観る喜びなのでしょう。「完全でないからこそ見える魅力」があるのだと、改めて思いました。

今、暁さんは完璧な男役を目指して、日々、いろいろな挑戦をされていると思います。ダンス、歌、スタイル、容姿、髪型。これから完成への追求がさらに楽しみな方です。

ただ、何か突出した魅力をお持ちの方が、一方で何か欠落している部分をお持ちの時、観る人は一層、その欠落ゆえにその人を愛するものだと私は思います。ありちゃんは理想の男役を目指す過程の真っ只中におられる方ですが、人はなぜか不完全さを愛するものだと、知っておいていただければと思いました。

暁千星さん。今のあなたは、あなたのままで十分に美しく、力がある。その不完全さはむしろ魅力です。ありちゃんは、ありのままで美しい。(注 これが言いたかったのでは?miyakoguさん)

その上で、どうぞ、これからも成長を見せてくださいね。

 暁千星さんのエレガントでダイナミックな美しいダンス。皆さまも、もしチケットがあればぜひどうぞ、ご観劇ください。

月組バウ・アルカディア 感想2 お芝居上手のさすがの上級生さんと気になる下級生さん

皆さま、こんばんは。本日14時半の月組バウホール公演「アルカディア」観劇の感想2です。

3.月組の皆さんはお芝居が好きなんだろうなぁ

・美園さくらさん

コケティッシュで、粋で、軽やかでした。もっと重くなる話かと思いましたが、彼女は軽やかに夢を追ってパリに行くのですね。さすが、ありちゃんより少し年上ですが、本当に若い設定です!夢が一番大切な時期なのですね。ただ、最後はハッピーエンドで、この場面、再会するありちゃんは年相応の明るさなのです。

暁さん演じるミネット(子猫ちゃんの意味)は、さくらさん演じるダリアのもとで、傷を癒し自分の居場所を見つけられたのだとほっこりするラストでした。彼を年相応に戻す力があったダリアをちゃんと演じておられたと思います。

声が澄んで美しく、お歌も綺麗に。金髪のかつら(かな?)がよくお似合いでした。All for Oneでマザリネットのお一人を演じておられていた時も、表情豊かで注目していました😊。

 

・光月るうさん

茶色ゴールド系というのかな、少し光るスーツがとってもお似合いで、ダンディで男の色気や欲が見える演技でした。さすが上手い。クラブ「アルカディア」に出資するお金持ちの事業主です。いろいろ鍵を握る人物。

 

・夏月都さん、白雪さち花さん

お二人が出てこられると、ぐっと「芝居感」が高まります。お二人は本当にすごいなぁ。さち花姐さんの両サイドのスリットの入ったワンピースの美脚、がん見です。

夏月さんはもと高級娼婦のお役。気位の高さ、落ちてなお生きるのに必死だった女の強さと弱さ、亡くなった夫(ありちゃん演じるミネットの父親のはずなのですが・・)との昔の恋を想像させる演技でした。

 

・貴澄隼人さん

クラブ「アルカディア」の頼りない支配人。コインを入れるような小さなバケツ?を頭にかぶってセンターで踊るシーン、最高に楽しかった!こういう役をさらりとできる方が複数名おられるのが月組の強さかな、と思いました。

 

・晴音アキさん

「アルカディア」の元ダンサーで衣装係りですが、裏でとりしきるしっかり者です。セリフが明晰で、ちゃきちゃきしていて、優しい個性が伝わってきました。とっても良かった。

 

・輝生かなでさん

樫畑亜依子先生脚本・演出のこのお芝居は、ところどころ、正塚先生の脚本の流れを思わせる部分がありました。そこを担っておられたのが輝生さん。ありちゃんとのお二人の場面での感情表現は、こちらにぐっと伝わってくるものがありました。

ありちゃん演じるミネットが、幼馴染のダリアの部屋にころがりこんで、嫉妬と心配とでいらいらしているアルカディアのダンサー役です。幼馴染のダリアを大切に思っていていつも心配している役。

若者らしく、その焦りやいらいらが伝わりすぎるくらいわかりやすい演技でした。明晰といえますが、もう一つ、二つ含みがある演技を今後、期待したいと思います。

フィナーレで真ん中で踊る姿に、少しずつ龍真咲さんと珠城りょうさん両方の雰囲気を感じました。楽しみな方だと思います。

 

・風間柚乃さん

ストーリーテラーで探偵?どういう役だろうと思ったのですが、幕開け、一人で語り出される場面から、ぐっと観客をお芝居の世界に引き込みます。

そして、ラストも「え、あれ、これでお芝居が、ええ?」と思っているところを再度、ぐっと終わらせる力(ちょっと強引にね)がある語りでした。上手い。All for One初日すぐはどういう演技か探っておられたような印象があったのですが、さすが、2ヶ月にわたり本公演で重要な役をされてきただけのことはありました。フィナーレのおらおらはもちろん健在❗

 

・結愛かれんさん

輝生かなでさんを一途に好きなアルカディアのダンサーのお役。自分の感情に正直な等身大の若い女の子。正塚先生のお芝居に似ているなと思った役の一つです。

 

・清華蘭さん

ありちゃんの10歳の妹役です(ただ、ありちゃんはその存在を知りませんでした)。兄を訪ねて三千里、ありを訪ねて三千里(注 不正確ですがうまいこと言えたわ!とご満悦なmiyakoguさんなので放っておいてあげてください・・)。

おばちゃん、泣いたで、あんたの演技に!!良かったで。

 

・蘭尚樹さん、礼華はるさん、瑠皇りあさん

蘭尚樹さんはアルカディアでウエイターとして働いていますがダンサーにもなりたいナルシス役。練習を繰り返すミネットありちゃんを認めていきます。その人の良さが、すっと出ていた演技でした。

礼華はるさんは探偵に憧れ、いつしか、アルカディアのウエイターから風間さんの部下の見習い探偵に。最初、ウエイターの衣装がとってもお似合いで目を惹きます。風間さんに若者らしくつっこみつつぼけるような役を軽妙に。正統派の雰囲気ですが、こういうお役もできるとは驚きました。

瑠皇りあさんは、花束をクラブの華であるダリアに差し出す場面でダリアに選んでもらえる客や花屋さんとして随所で目立ちます。金髪がとてもよくお似合いの美形さん。パンフレットのスチール写真も綺麗で、セルフプロデュース力の高い方ではないかと推察します。

(感想3に続きます)

月組バウ・アルカディア 感想1 美しくエレガントな色気 暁千星さんにブラボー!

皆さま、こんばんは。本日14時半の月組バウホール公演「アルカディア」を観劇してまいりましたので、その感想をお届けします。

 

1.生気を取り戻したヅカファン

ブログでもこれまでその予感を書いてきましたし、twitterにも書きましたが、私miyakogu、宙組前トップスター・朝夏まなとさんの宝塚歌劇団ご卒業後、宝塚を観る気もブログを更新する意欲も喪失していたわけです(T-T)。

ま、ヅカファンとしては、ここ2週間ほど気を失っていたわけですね・・。

まさかそこまでになると予測していなかった当時、たまたま取っていたバウのチケット。はっきり言って、「もうええわ・・」と、どなたかにお譲りしようかとさえ思いました。

ただ。私は珠城りょうさんを観たくて月組さんを一杯観るようになって気づいていたのです。月組下級生さんの充実ぶり、お芝居上手な面々、長身のイケメンさん達の存在に。あ、お芝居が好きなんだろうなぁ、この子達は、と思わせる何かを感じました。若者が充実している「若充」(わかじゅう、miyakogu造語)ともいえる月組さん。

中でも、博多座で発見した風間柚乃さん。ショーでのおらおらを拝見していて、思わず小さくぷっと吹き出したほどの驚きの気合。顔に気合が出まくっている風間さん。はっきり申し上げると真風さんに似ておられる風間さん。ああ、名前もややこしい・・。

 

おばちゃんな、「ヅカの傷は、ヅカで癒す!」と決めたわけ。

そして本日、見事に暁千星さんの美しくエレガントでいて、色気があるダンスにあわわわわーーー!となって帰ってきましたので、そこを書くわ!

生気を取り戻したアラフィフ・ヅカファン、再び書くわ!私にやる気をありがとう、ありちゃん。 

↑ しかし、よく考えてみるとmiyakoguさん、この間、生気は失っていたけれど正気は取り戻したともいえますが、いいのです?

いいの!!!(注 朝夏まなとさんがご消息不明なため、やけくそ気味でチケットをいろいろ取った様子・・)

 

2.正確でいて美しくエレガントな暁さんのダンス

いや、ほんとにびっくりしました!ありちゃんの色気に!

笑ってしまうほど足が長く、小顔であるため、一層、頭身バランスがわけわからんことになっている暁千星さん。この抜群のスタイルのありちゃんが、黒のシャツでサスペンダーして、踊りまくるわけです、1幕。補正が薄いのだと思うのですが、その美しい骨格が一層くっきりと。

美園さくらさんが「Cry Me a River」を見事に美しい発音で(特にvの発音)歌われたのもお見事で驚きましたが、ありちゃん。もんのすごかった!

ダンスが美しい人は、手が空中に一瞬残って見え、その分、動きが大きく見えるのかな?と思うのですが、ありちゃんは回転の軸がぶれず、手足の形を保ったまま綺麗に回転し、差し伸べた指先までが美しく。何よりも、身体そのものが美しいのですね!

切れがあるのはもちろんなのですが、エレガントな印象をより強く持ちました。いくつかの場面で、腰をぐっと使う動きがおありになったのですが、「あわわーーー!!」とアラフィフの口を抑えさせるだけの色気がばんっ!とその瞬間、出るのです。

エレガントでいて、美しい20代前半の若者にしか出せないような鮮烈な色気といいますか・・😆。驚きました。あの人、All for Oneでは、力持ちポルトスでかわいい顔して、観客をだましてはったのね! ←いや、役なんで落ち着いて、miyakoguさん。

 

2幕、お金持ちの美人奥様である白雪さち花さん演じるロズモンドを後ろから誘惑するかのようにハグし、絡みながら踊るありちゃん・・。

実はこの公演、1幕でありちゃんの素晴らしいダンスを一杯拝見して、バレエを習っている中学生娘に観せなくては!と決意したのですが、この場面で「あわわわーーー、18禁ですか?!中学生は観られないですか?!」となりました😆

ありちゃんの目つきがまた!💓生きるためにはそういう手も使ってきたのだろうと思わせる色気、いろいろなところで拾われてきた男子の少し崩れた色気が見事に出ておられまして。

あっぶなかったわ!おばちゃんな、お二人以外は暗くなった舞台の後ろにソファとかあったらどうしよう?!と、舞台を凝視したで(期待な、期待)。

ふぅぅ。途中で何とかなったので、中学生娘にも観せたいと思います。

とにかくね。暁千星さん、あの人を観て!!チケットがもし出てくることがあったら、ダンス好きな人はぜひ。

途中、あ、柚希さん?!あ、朝夏さん?!という印象を持つ場面がいくつかありました。

ただ、力強く観る側の心を沸き立たせるようだった柚希さんのダンス、夢や憧れを体現するようだった朝夏さんのダンスとも少し違う、ありちゃんのダンス”でした。正確でいてエレガントな色気があるダンスだと私は思います。これこそ、暁千星さんの新たな個性になっていくような気がします。

(その2に続く)

宙組・神々の土地/クラシカルビジュー 千秋楽ライブビューイング感想 翼ある人がくれた美しい時間

皆さま、こんばんは(涙)。本日、宙組・朝夏まなとさんの退団公演である「神々の土地/クラシカルビジュー」千秋楽 ライブビューイングを観てきましたので、その感想をお届けします!涙とともに・・(T-T)

こちらは阪急百貨店の入り口の装飾です。この公演が始まったのはお盆だったのに、本日は雪がちらつきそうな日曜日、寒いけれどまぁ様らしく晴れ渡った千秋楽でした。

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1.宙組の進化を感じたお芝居

本日、大劇場以来、久しぶりにご覧になった関西ファンも多いと思われます。私は2週間前に東京で観劇していますが、それでもなお宙組の皆さまのお芝居に進化を感じました。ご一緒していた関西ファンはお芝居直後、宙組さんのお芝居の熱量にとても驚かれていました。

何と申し上げたらいいのか。運命のどうしようもないある一点に向かって、それぞれの人生が集結していくことが伝わるお芝居になっていたと思います。

宝塚大劇場では、その一点に向かって、主役である朝夏まなとさんがお芝居を先導し突き進んでいる印象がありました。しかし、本日の千秋楽では、それぞれの方がそれぞれの立場で”生きる”ことにより、運命が綾なす様、ロマノフがどうしようもなく滅亡する様が観てとれたのです。

 

これまで、この作品では私は不思議と泣けませんでした。しかし、朝夏さんドミトリーが汽車から飛び降り、イリナに最後の別れを告げるために訪ねてくる場面において。「なぜ、ここに」と問う伶美うららさんイリナの「ここに」の声が震えていて、目に涙が光っているのが見えて・・。泣けました。その涙は、この場面に至る少しずつの変化がもたらしたものだと私は思います。

 

たとえば、冒頭の雪原の場面。朝夏さんドミトリーが言う「僕はあなたと踊るのが好きだったのに」というセリフには、ドミトリーはイリナに”触れたくて”踊るのが好きだったのではないかと思わせる清冽な官能を感じました。ドミトリーが歌う「束の間触れたぬくもり」とは、リアルにはダンスの時にこそ近づく身体のことではないかと私は思います。うーん、キスしようとしたドミトリー、避けたイリナ。もしかすると一度だけ、何かあったのかとすら思えてきました(〃∇〃)

また、イリナも。オリガとの結婚を打診されていることをドミトリーが打ち明ける場面や、ドミトリーがオリガの腕を取って舞踏会から退出するのを見送る場面など、各場面で伶美うららさんイリナが、ドミトリーへの想いに自分でも気づいていることが感じられる戸惑いが、より感じられるようになっていました。

それらの少しずつの変化が、最後の場面での「なぜ、ここに」の涙へとつながっているように思います。

真風さんフェリックスも。舞踏会で踊る二人を観ている時の嫉妬、ドミトリーを皇女オリガと結婚させたくない気持ちが、少しずつ強く出ていたように思います。

開始間もないシーンで、アリーナと婚約されたそうねとイリナに尋ねられたフェリックスが返す「(あなたがなびかないでの)やけを起こしました」もです。

イリナもフェリックスも、言葉とはうらはらにそれが嘘だと知っているような演技。フェリックスはイリナではなくドミトリーにこそ固執していると、お互いが知っているかのような演技になっていると私は思いました。

皇女オリガを演じる星風まどかさんの演技も。彼女はただきゃんきゃんとセリフを言っているのではないと私は思います。聡明な少女ゆえに、ロマノフの滅亡に向かって運命が進もうとしているのを鋭敏に感じ取り、皇帝一家の中でたった一人、その運命を変えようと必死な少女なのだという悲壮感が伝わりました。

「私達が助かるかもしれない最後の船」が出ていってしまったことを決定的に感じた後、彼女は母・アレクサンドラ皇后を守り抱きかかえ、時代の波のように見える民衆の中を、流れに逆らって舞台の奥へと消えていきます。

主要なお役の方の演技も進化し、東京遠征で私が感じたように民衆側のお芝居も進化している。そのことによって舞台は2週間前と比べてもなお、進化していたのです。お見事でした、宙組の皆さま!

 

2.ショー

黒燕尾のまぁ様がずっとにこやかだったのが、とても印象的でした。

そのほのかに白く輝くようなほほえみを観ていて、「ああ、まぁ様はご自分の目指されていた黒燕尾の完成を確信されたのだ」と、とても嬉しく思いました。

わざと足音を入れる場面以外、一切、足音を立てず、雲の上を滑るように踊られる黒燕尾の優美な動き。

目元はきりりと力強く、動きはあくまで優美に。男性的な美と、どこか女性性を感じさせる優雅で優美な黒燕尾。これこそ、宝塚の男役にしかない「宝塚にしかない唯一無二の美しい世界」だったと思います。まぁ様、あなたがご挨拶でおっしゃったとおりに。

 

3.サヨナラショー

圧巻でした、「ソーラン宙組」の熱。まぁ様、あなたが率いた宙組はここまで見事に来たのですね。私もとても嬉しく拝見いたしました。

そして、北白川先生らしい動きと声で軽やかに歌った後、暗転した一瞬を経て、一気にトート閣下の目元に。その鮮やかな切り替えに、大劇場でみた前楽の時も驚きましたが本日も改めて。見事なショーでした。ショーについては、大劇場で書き尽くしたとおりです。

 

4.ご挨拶

まぁ様に、ここまではっきりとすっぱりと爽やかに「やり切りました!」「思い残すことはありません!」と言われてしまったら、我々ファンも拍手をして送り出すしかないのです(涙)。そのようにおっしゃられる境地にまで、まぁ様がたどりつかれたことを、喜びたいと思います。

何度めかの幕が開き、袖に向かって「ゆりか」と真風さんを呼び出されたまぁ様。ぎこちない動きで出てくる真風さん。

「今日まで支えてもらって、ありがとう」とおっしゃるまぁ様に、「そんな、私の方こそ感謝しか、○△×・・」と、もごもご言葉に詰まる真風さん。

ばんっ!(立ち上がるmiyakogu)

ゆりかさんときたら、最初、「まぁ様!」とただ呼びかけられたのです!高めの声で。真風さんもまぁ様の一ファンですかっての?!(知ってます、仲間意識しかない!)

あなた!男性にしか見えない見事な黒燕尾姿なのに、すっかり素ですよ、素(^^)。とってもかわいいゆりかさんでした。

「まどか」と星風まどかさんも呼び出し、これからの宙組をお願いしますと明るくさわやかなまぁ様・・。

正直、まぁ様が去られた後、私も中学生娘も、宝塚も宙組もそれほど観劇するだろうか?と疑問に思っていました。ただ、今日の見事な引継ぎぶり、これは観ないわけにはいかないです(^^)。

後ね、まぁ様の後ろに何気に映りこむ風馬翔さんの気合の入ったダンスとお顔を観ていたら、やっぱり宙組かなと不思議と思いました(^^)。ありがとう、かけるさん。

 

5.翼に乗せてくれたまぁ様

まぁ様の黒燕尾は空の上で踊っておられるようで、私にはこの人の「翼」に乗せてもらって、まぁ様が見ている美しい夢を共に見せてくださっているように思えたのです。

美しい大きな白い鳥にまぁ様が乗っていて、観客も大勢乗せてくださって、新しいファンが「乗せてもらってもいいのかな?」と迷っていると、「あ、乗って乗って」とにっこりしてくださるような、そんな錯覚があるのです。

まぁ様がとびっきり楽しそうに、時に真剣に集中して見ている夢と風景を、一緒に見させてもらっているような感覚。観劇している時間、「この人と今、ここで確かに共に生きている!」と感じさせてくださる稀有なトップさんでいらしゃると私は思います。

真風さんが「グラフ」の対談で語っておられたように、「まぁ様」と訳もなく呼びかけたくなるような、そして「どした?」と聞いてくださるような錯覚。

退団後、どこかで偶然、会ったとして「あの、あの、ファンでした」と言えば、にっこりと「あ、知ってるよ」と言ってくださりそうな錯覚。

 

なぜそう思うのだろう?

それは、まぁ様が私達ファンに美しい時間を分けてくれていたからだと思うのです。

千秋楽のご挨拶でおっしゃった「唯一無二のこの美しい世界が、永遠に続きますように」という言葉どおり、黒燕尾という宝塚の象徴を追求することによって、私達にその世界を見せようとしてくださった。ご自身が見たかった風景、そして私達にも見せてくれようとされた美しい夢。

 

twitterでも書いたのですが、私は気づいてしまったのです、宝塚で何を観たいのかに。

もし、真にミュージカルを観たいなら私は、男性歌手も出ていて、歌手は歌手、ダンサーはダンサーと特化している海外作品等の外部作品を観ると思います。若い頃、一時期ですが住んでいたロンドンで、繰り返し私が観たのはそういう作品でした。(ただし、宝塚歌劇団が日本発オリジナルの素晴らしいミュージカル作品を生み出す可能性は相当高いと、生田先生には期待しております)

 

私は宝塚では、宝塚でしか観られない美しい世界が観たいのです。

美しい人の美しい物語、美しい人の美しいダンス、美しい人の美しい声。

その物語にダンスに声に、泣き笑い、心を震わせる美しい時間。その時間が私の人生の中にあって欲しいと願うのです。

その「美しい時間」を、朝夏まなとさんは高い技術とともに、ふんだんに私達に贈ってくださった。

その時間に感謝を込めて。朝夏まなとさん、ありがとうございました。本当に。

あなたの夢の完成を共に見られて、幸せでした。

宙組・神々の土地/クラシカルビジュー 東京感想3 黒燕尾に捧ぐ 朝夏まなとさんが見た夢、見せてくれた夢

皆さま、こんばんは。1週間後には宙組の朝夏まなとさんがご卒業となってきた今日、先週末に東京宝塚劇場で観劇した宙組「神々の土地/クラシカルビジュー」東京感想3をラストに書きたいと思います(T-T)。

こちらは大阪の万博公園内にある水族館とアートを融合させた「生きているミュージアム 二フレル」の中の展示の一部、大きな球体と床の映像の組み合わせがユニークな展示空間です。宙組にちなんでお送りします。

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1.サヨナラ特別番組でのまぁ様の涙

タカラヅカ・スカイステージで朝夏まなとさんのサヨナラ特別番組「Exciting! “A”(エース)」をご覧になった方も多いと思います。

まぁ様の舞台を振り返りつつ、宙組の皆さまから送られるまぁ様への愛に満ちたコメントが微笑ましく、まぁ様の成長の軌跡を穏やかに拝見していました。

しかし・・。番組終盤、宝塚でのお稽古最後、サヨナラショーお稽古のラストを終えたまぁ様の目の下には涙の跡が。つい先ほどまで、満面の笑みだったのに。

最後の礼をされた直後、何かを抑えようとするかのように肩で大きく息をされたそばから、大粒の涙が一つ。「あ!」と思う間もなく、左目からも右目からも大粒の涙が落ち、少女が泣きじゃくるように両手を揃えて目を押さえてしまわれたのです・・。

あれほど明るいお茶会をされていたのに。あれほど素敵に爽快な明るいサヨナラショーをされていたのに。最後にこのようなお姿を見せられるとは・・。

反則ですよ、まぁ様!!(T-T)

私達ファンの心に忘れられない傷跡を残して卒業されるなんて(T-T)。

その姿はきゃしゃな少女のようで、その時初めて、まぁ様の心の中に今も息づく”あすかさん”に気づいたのです。佐賀の全国ツアーで初めて宝塚を観劇され、宝塚を目指されたと聞く朝夏まなとさんの原点を拝見したようでした。

 

2.観客に夢を一緒に見せる黒燕尾

朝夏まなとさんの退団公演におけるショーのラストの黒燕尾。東京で2回観た内の1回は、初めて2階席から観劇しました。

光の筋の中に登場するまぁ様、まぁ様の足元に照らし出された宇宙の星の数々のような照明。空の雲の上を滑るかのようななめらかな動きのまぁ様は強い光を放つ星のようで。その星の周りを白いドレスの娘役さんが花びらのように囲む場面を観ていたときのことです。

「これは何の夢だろう?」

そう思いました。

 

私は「夢のように」美しいとは思わなかった。直感的に「これは誰かが見ている美しい夢だ」と思ったのです。

「誰かが今まさに見ている夢」を自分も同時に見ているかのような錯覚。そのような感覚を覚えたのは初めてでした。

私には、宝塚歌劇団に入られる前の”あすかさん”が、憧れをその大きな瞳一杯にたたえて見られた夢のように思えたのです。同時に、それはまぁ君時代の朝夏まなとさんが見た夢でもあり、朝夏まなとさんが自身の集大成として追求した夢なのだと。その夢を今まさに共時性を持って見ていると。

 

黒燕尾で一人で登場したまぁ様は、周りの風景を好奇心を持って探るように見回されます。上手の一番端で両腕と上半身を白鳥のようにそらせた後、舞台を斜めに下手奥に走っていかれ、そこでダン!と初めて大きな足音を立て振り返り、きりっとした強いまなざしを見せられます。

私にはそれは、宝塚を夢見て憧れを持って走り出した少女が宝塚の男役・朝夏まなとに変わった瞬間のように見えました。

娘役さんが花びらのようにまぁ様を取り囲み、舞台からはけられる中、美しい背中を見せて大階段に立つまぁ様。その背中には、少女が時を経て実現してみせた”夢の矜持”を感じました。

 

今まさに共にこの時を生き、この夢を一緒に見ていると観客に思わせるほどの強い力。私はそこに、少女が憧れを持って見た夢の強さと、千秋楽まで進化して自身の完成形を実現してみせるという男役・朝夏まなとさんの「強い意思」を感じたのです。

 

太陽のように明るく、暖かく、おおらかなまぁ様。

彼女の中にあるとても強い意思。

大粒の涙を流す少女の繊細さ。

まぁ様の中にはどれもが並存してあるのだと私は思います明るさも、強い意志も、繊細さも。

 

少女がまぁ君になり、まぁ様になる過程では、舞台上での失敗も後悔も間違いもいろいろあっただろうと思います。妙齢の女性として、プライベートで何かおありになったこともあるでしょう。

その全てをひっくるめて踏まえて、千秋楽まで進化してみせるという強い意思が私達に見せてくれた夢。一人の人間としての美しい強さがそこにはありました。

 

3.本当は書きたくなかった記事

本当は、この記事を書くのが私は嫌でした。

なぜなら、これは男役・朝夏まなとさんを劇場で拝見した最後の感想記事になってしまうからです。

宝塚ファンは次の公演が何かをわくわくどきどきと待ち、チケットを一生懸命取り、どのような舞台だろうと胸をときめかせて観劇日を待ちます。あの人にようやく会えるという喜びとときめきを胸に。

でも、私が宝塚歌劇団男役としての朝夏まなとさんの舞台を、劇場で観ることはもうない・・。

そのことに気づくのが嫌でした(T-T)。

 

というかさぁ・・。ばんっ!(注 ついに立ち上がるmiyakogu)

皆さま、好きなスターさんの退団って、どうやって乗り越えてきたのよ??!!

どーすんのよ、これ?! 後1週間しかないねんで?!

まぁ様の伸びてきた髪の襟足のカールとか、ウィンクできゃぁとか、また、まぁまかでいちゃこらして!とか、さすが娘役はべらし先輩やわ!とか、グラフでなぜ珠ちゃんのナイアガラの下からお顔出してはるの?とか、歌劇で毎号、なぜみりおさんを甘やかしてるの?とか・・。

そういうの、一切、無くなるんでしょ?!どーすんのよ、これ?!(錯乱中)

誰か、教えて!!(注 miyaokgu心の叫び)

 

タオル持参で、ライブビューイングに臨みたいと思います・・・。明日は超久しぶりにようやく大劇場観劇にて雪組さんを観劇してまいりますので、もう寝ます!(T-T) (注 最後にはふて寝)

働き女子の皆さまへ 日本の変化に期待、娘世代の男子達(^^)

皆さま、こんにちは。お元気ですか?今年は秋らしい日々がちゃんとありますね。木々も色づいています。
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本日は中学生娘の学校で朝から行事。私は本日午前中も仕事があったのですが、生徒代表で開会挨拶をする娘のスピーチを聞くために朝一は学校に(^^)。

生徒会の運営について、娘から聞くところによりますと、周囲の男子達はこう言ってくれているそうです(^^)。

「意見はいろいろ出るだろうけれど」
「最終的には**さんが決めてくれたらいい。俺らはそれに従う。」

なるほど!
中学生娘世代の男子達、素敵です。おばちゃん、心強いわ!(^^)

学生のうちはいいんですけどね、というご意見もあるだろうと思います。

ただ、私が随分年上というのもありますが、最近、30代男性と仕事を一緒にすることが多く、そこで感じるのはとても彼らはフラットだなということ。礼儀正しく尊重してくれた上で、お互いに相手にない能力を出し合う感覚があります。

考えてみれば、私は、男女の能力について大変フラットな考えの持ち主であった父のもとで育ち、当時の職場で男性上司に丁寧な指導をいただき、成果さえ出れば女性だろうと子育て中であろうと何でも良しという創業会長のもとで仕事をしてきました。

そういう出会いに恵まれ、とてもラッキーだったと思います。

彼らからかけてもらった期待によっておおらかに、必要のない縮みを感じることなく、これまでの働き女子人生を送って来られたのかもしれません
ですので、身近な男性からの期待や態度が女性を育てることがあるだろうと思うのです。その意味で娘の回りにいる男子達に大いに期待するわね、おばちゃん(^^)。将来、女性の上司、同僚、部下と、あるいは妻とフラットな関係を築いてね。


そういえば、娘は昨日のお風呂会議でこう言っておりました。

「あんなぁ、思うけど女子が人前で話す時、声と話し方って大事やと思うわ。」
うんうん。どういうふうに?

「最初が肝心やねん。少し低い声で静かだけど、ぐっと力を込めて」
ほぅ。ええと、言うなれば大阪のおばちゃんの「ええか、あんた?」という感じやね。ちょっとドスが効いてますが、ええんかな・・?

「最初がそうやったらな、何回めかの会議で間違えたこと言っても、あ、ごめーん、間違えちゃった❤ってギャップ萌えもつくれるしな( ̄ー ̄)」
おおーー!立派に育っております!

期待と気合いと愛嬌。いずれも大切そうです(^^)。

仕事を終えて再び戻ってきた学校ではただ今、大変気合いの入ったダンスで会場は大盛り上り。特に客席降りが一番の盛り上がり!
一番大切なのは、気合い。そして客席降りのようです、ね?ヅカファンの皆さま(^^)。

宙組・神々の土地/クラシカルビジュー 東京感想2 まぁ様宙組、熱きショーへの心の声感想

皆さま、こんにちは。この三連休はお天気に恵まれましたね。本日は、東京宝塚劇場での「神々の土地/クラシカルビジュー」東京感想2を心の声だだ漏れでお届けします。

東京感想3のタイトルはもう決めてあります。「まぁ様黒燕尾 宝塚への夢と憧れ」、とねぇ・・。(注 真風さんユスポフの口調でお願いします)

しかし、これを書くには相当の体力・知力・時間が必要なので、本日は心の声だだ漏れ感想からまいりますよ!

遠征時には当ブログをお読みいただいている方や東京の友人と、何人もの方にお会いでき、とても楽しかったです。ありがとうございました(^^)

こちらは夜に訪れたGINZA SIXの装飾、草間彌生さんによるアートです。これも見たかったのです。

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19日までは、柚香光さんをフィーチャーした「Joseph」様の以下の写真展も開催されていますので、ぜひどうぞ!

numero.jp

 

1.「ばんっ!」で気づく

twitterにも書いたのですが、土曜日11時公演の幕間のこと、娘が急に慌てて「お母さん、まずいって」と言い出しました。

お隣の方のスマホの画面がちらっと目に入ったらしく、「まずいって。はてなブログぽいし、お母さんのやと思う」と言うのです。

でも、はてなブログの方もいろいろおられるだろうし・・まさかねと思っていたら、「だってな、ばんっ!って青紫の文字が見えたんやもん」とのこと。

あーーー、それはかなりの確率で当ブログ(-_-)。娘が恐る恐る「あの、何のブログを読んでいらっしゃるんですか?」とお声がけしたところ、ずんずんと上にスクロールされて、「あー、この長い記事はまずい」と思っていたら、ビンゴ!でした。

二人で「すみません、すみません、あほなブログで」となぜか謝るmiyakogu&中学生娘。とてもやさしそうなにこやかな方で、「うちは息子なので、いいですね、お嬢さんとご一緒で」とにこにこと対応していただきました。急に驚かせてすみませんでした(^^)。一応、お芝居予習にはお役に立ったみたいで嬉しく思いました。

 

2.パンフレットの写真

東京のパンフレットがどのようになっているか、私はこれまで知らなかったのですが、宝塚の舞台写真が入ってるやーーーん!と気づき、即刻購入です。

開くと宝塚版と異なる写真が。椅子にもたれるように立つ力強い目線のまぁ様、コートを肩にかけた真風さん。二人とも目線が強く、かっこよすぎるでしょ!!舞台写真の方には真風さんお手触りも映っているし! ←まぁまかファンとしては重要ポイントです。

 

3.心の声だだ漏れ感想 お芝居編

娘と一番「おおーー!」と思ったのが、ラスプーチンの暗殺成功直後、真風さんユスポフの「賽は投げられた」の歌です。「誰がやったのか?」という問いに「ドミトリー・パブロヴィッチ・ロマノフ!」と力強く言い、「君とともに世界手に入れる」と歌い上げるのですが、まぁ、張り切っておられること!

いそいそと出てきて、めっちゃ張り切って歌う真風さんユスポフです。うんうん、よっぽど嬉しかったやね、オリガとの結婚を阻止できて。二人で生きていくんやね、と娘と理解する我々です。←いや、ロシアのためだと思いますよ、miyakoguさん?

ポスター撮影時は二人の関係性は出てこないと上田先生から聞いておられたようですが、舞台稽古でお手触りが入り、今ではもう公式ですか?!永遠の片思いは!!という勢いの真風さんです。

 

あとね、朝夏まなとさんが最後にイリナを訪ねてくる場面のキスシーン・・。何ですの?!そもそも最初のキスが以前より長くなっている上に、角度を変えて情熱的な二度目のキって、いったい全体、我々に何をどうしろと!(≧∀≦) ←より情緒が強調されているだけなんで。落ち着いて、miyakoguさん。素敵でした。

オリガとの婚約披露の場面、まぁ様ドミトリーは宝塚よりも楽しそうで、オリガを見守る柔らかな優しさに満ち、とても穏やかな夫婦になれただろうに、というのが一層伝わってきました。それが心底おもしろくなさそうな真風さんも。ぷぷぷ。

 

そういった細部がより明確にくっきりとなったことに加えて、一つ前の記事に書きましたように民衆を演じておられる皆さまのエネルギーの高まりこそが、大きくお芝居を変えたと思います。

ロシア革命の立役者というのは誰だろう?と娘と少し調べたことがあります。レーニンが思想的指導者であったのはわかったのですが、わかりやすい英雄はいなかったのですね。フランス革命におけるオスカル様のような人は。←miyakoguさん、史実ではないので、間違ってますよ・・。

兵士と民衆、すなわち労働者こそがやはりロシア革命を起こした人々なのですね。

そのため、民衆のエネルギーが爆発しないと、演劇のための演劇に終わりかねない素材だったと思います、このロシア革命というのは。

しかし、東京で拝見した宙組さんには、民衆の中から聞こえるクリアなセリフ、激しいダンスの熱、エネルギーがありました。どなたがおっしゃったのか、それぞれ明確にはわからなかったのですが、民衆から発せられるセリフが的確で迫力があり「まぁ様が率いてこられた宙組のお芝居」が完成したように私は思いました。

その中で、お名前がわかり注目したお一人が朝央れんさん。バウ公演「パーシャル・タイムトラベル」で目立つ役をコミカルに演じておられた長身の方で、それ以来、注目しています。「おい坊主、景気良くやれ!」とのセリフをおっしゃる方も、花売りの凰海るのさんも。一つ一つは小さなことなのですが、お一人お一人のお芝居が少しずつうまくぴしっとはまり、皆さんのエネルギーがロシア革命=ロマノフの滅亡に向かってまっすぐに集まることで、お芝居が完成したと私は思いました。

 

4.心の声だだ漏れ感想 ショー編

ショーはねぇ。もう!

「Ruby」の場面、まぁ様が「忘れられないお前」、「Ruby、迎えに行く」と手を差し出される場面のそれぞれ線上(かなり遠く)にいたmiyakogu&中学生娘。

そうかぁ、いや、ほんまにありがとう!と心の中でそれぞれに叫ぶ我々です。ちんまるこいおばちゃんルビーでもいいですか?!←全く良くないんで、miyakoguさん?

娘にいたっては、まぁ様がご卒業後、赤い車で中学校に行くのを迎えに来てくださるのではないか妄想に忙しい昨今です。←絶対に違うんで、落ち着いて。

嬉しいサプライズも!中詰めだと思うのですが、席の線上におられた桜木みなとさんを見ていたmiyakogu、じぃぃぃーーと何となく見られている感じがあり、あれれ?と思った瞬間にぱっちーーーん、ウィンク頂戴いたしました!「ええええ?!」とのけぞっていたところに、にこっと微笑まれたので、多分そうかなと思います(ということにしておく!)

 

それから、「サファイア」の場面やで、やっぱりな!! ←ほぼほぼ、ここと黒燕尾を観に行った遠征と言っても過言ではありません。

冒頭、「旅の男」たちが互い違いに向きを変えて銀橋に出てくるのがなぜか好きなのです。先頭の愛海ひかるさん、優希しおんさん、潤奈すばるさんかな?この三人の踊りが好きで、毎回、楽しみにお待ちしておりました。

さらに留依蒔世さん、瑠風輝さん、希峰かなたさん、真名瀬みらさん、鷹翔千空さんが加わり、8名が二手に別れ、真風さん登場にあわせて振り返るようにものすごーーく高いジャンプをされるのですね。ここがお見事で、身長の高い皆さんがされると迫力があり、男性ダンサーのよう!ぜひご注目ください。

真風さんがセリの上で、腰をくねりんこ、長い脚を開いたり、横座りになったり、きっとこちらをあおるような強くセクシーな目線を客席に送られて、「ま、ま、まかちゃん、あんた、公の場で何やってのぉぉぉーーーー!」となる場面です(miyakogu心の叫び。感謝しかない!)

それだけでもうくらくらしているのに、まぁ様が登場してからが、さぁ大変。まぁ様出てきて、こんにちは、ですよ。どんぐりですよ!! ←錯乱中なので、無視してください。

まぁ様、何を微笑んでおられるのですか、終始?!真風さんをあおっておられるのですか?!お二人の顔が最大限に近づく瞬間にも微笑むまぁ様。

あ”ーーー、おひょーーーー!!

(注 声無き声を発するmiyakogu、手は胸の前で合わせている)

セリの上で美しい首筋を見せて降りていかれるお二人・・。なんという美しい一対。今更ながらパンフを拝見すると、「やがて二人は一つになり闇の中に沈んでいく。」とあります。

まーーーじーーーか?!二人は一つになり、二人は一つになり・・。(withエコー)

ユスポフちゃんの片思いがここで遂に。良かったね、あんた・・・、うううう(涙)

 

最後の黒燕尾は、「これは何の夢を見ているのだろう?」と思う美しさでした。

佐賀の全国ツアーで宝塚を初めて観た少女・あすかさんが宝塚に見た夢。その夢を我々は一緒に見たかのように思えたのです。そこは東京観想3で改めて。

本当に遠征して良かった。思い残すことはございません・・。いや、思い残すことばかりです!(涙)ブルーレイとライブビューイングでがん見します!

 

東京感想3も書きました(涙)。

mothercoenote.hatenablog.com

宙組・神々の土地/クラシカルビジュー 東京感想1 まぁ様宙組、熱きお芝居の完成

皆さま、こんばんは。本日は東京宝塚劇場に遠征。宙組さんの「神々の土地/クラシカルビジュー」を観劇いたしました。
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いやあ~、遠征って本当に素敵ですね。今日は東京の大親友と久しぶりにゆっくり話せて、本当に楽しかった!🍷
私の友人は専門職で長く働いてきた人が多く、中学生娘には良いお手本になってもらえて、ありがたい限りです😊


さて、感想1はお芝居「神々の土地」について。今日、私が感じた宙組さんの変化について書きたいと思います。

朝夏まなと様。今作品においてまぁ様が率いてこられた宙組のお芝居の力は完成したと、私は本日思いました。
本日初見の方のご感想では、やはり人間関係の把握が難しく迷子になることもあったとのこと。確かになぁ。迫力ある印象的な場面が多いものの、そういう側面は正直ある作品だと思います。

ただ、宝塚から複数回観劇してきた私が本日思ったのは、宙組の皆さんは舞台の端っこの方に至るまで、今作品の中で“生きている”ということです。

お気づきのように、「神々の土地」は滅び行くロマノフ皇室とロシア貴族、軍の高官、ラスプーチン側に多くの主要メンバーが配され、宮廷を舞台にお話は進んで行きます。
そして、少なくとも主要メンバーの皆さまのお芝居は宝塚後半で完成されていたと思います。宮廷以外でも、ゾバール等の主要メンバーは同じく。

本日感じた一番大きな変化。
それはロマノフは内部から滅びただけでなく、名もなき民衆のエネルギーこそがロシア革命を突き動かしたのだという実感です。
宝塚大劇場の段階では、ロマノフはラスプーチンと共に自滅したように見えました。

しかし。主要メンバーのお芝居と拮抗するエネルギーを、下級生さんの皆さんが発しておられたからこその本日の変化。
民衆やツインカで発せられるセリフのクリアで生き生きとした響き、ダンスの表現の熱。名もなき民衆の力によって、確かに革命が起こったのだという実感があったのです。まぁ様の語りで伝えられるだけでなく。

宙組の下級生さんが今作品によって、お芝居の中で生きることを何らかの形で“つかんだ”瞬間が東京のどこかであったはずだと私は思います。沸点を超えた時点が。

少し前から、今の宙組は人気が爆発する直前の雪組に、雰囲気が似ていると思うことがありました。お芝居の熱と勢いにおいて。
宙組は長身でスタイリッシュで素敵な組。ただ、すこーし薄味あっさりなのかな?宝塚を観るようになって短い経験で申し訳ないのですが、これまではそう思うことがありました。

もちろん、これまでのトップスターさんが築いてこられた力が地層のように重なり、組創設20年のスタイルとなっているはず。
そこに今、まぁ様がもたらされた娘役を褒める花組のフレーバー、まぁ様ご自身の太陽のような資質の明るさとお芝居への深い想い、情熱、そして星組から来られた真風さんの濃厚な色気。

多くの方のお力の上に、まぁ様の率いてこられた宙組さんは完成したのではないかと、私は思います。

素直で一生懸命で明るくてすかっとしていて、熱い。
隅々までの熱さはソーラン宙組でも濃厚に感じたのですが、本日、その熱さをお芝居でも隅々に至るまで感じたのです。それは嬉しい驚きでした。

その熱いエネルギーが民衆の端っこにいる下級生さんに至るまで満ち、ロマノフ側と拮抗し凌駕してこそ初めて、ああ、革命は確かに起こったのだと観客は納得が行くのだと私は思います。

まぁ様、あなたが率いてこられた宙組の一つの完成した形を本日、見せていただきました。舞台の端に至るまで、それぞれの立場で皆さんがお芝居に熱を持って入り込んでおられることが伝わってきました。本当にありがとう‼

黒燕尾では音もなく軽やかに踏まれるステップの数々に感動いたしました。「これは何の夢だろう?」と途中で思った美しさ。ショー感想は改めて!

遠征って楽しいですね(^^)、富士山も綺麗に

皆さま、お元気ですか?
三連休初日、新幹線の中はディズニーリゾートに向かうファミリー、お二人連れ、お一人様らしき方と、静かに盛り上っております(^^)

こちらは快晴のもと、くっきり見えた富士山。綺麗な造形ですね、本当に。
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昨夜から、「え・ん・せ・い🎵」と浮かれる私&中学生娘。うっきうっきです。

今朝はホームで「もう一回、まぁ様に会えるんやで!」と涙目の娘に、「しかも二回やで!」「まぁまかやで」とへらへらする私(^^)

娘いわく、「だってな、もう会えないと思ってた人にもう一回会えると思うと・・。少尉に再会できた紅緒ちゃんの気持ちやねん」とのこと。ほんまやねぇ。しみじみ・・。

車内でJRさんの雑誌「Wedge」を読んで、様々に娘に解説していたのですが、あら?と手が止まるmiyakogu。
スマート農業がテーマのメイン記事で、リコピンが豊富な人参「京くれない」、さらに高リコピンの「こいくれない」が紹介されています。ほぅっ。
以前見つけた佐賀美人、紅ほっぺ、こいくれない。
至るところにヅカあり!ですね(^^)

さあて、もうすぐ東京🗼
まぁ様と宙組さんは、どのように進化したお芝居とショーを見せてくださるでしょうか?楽しみに、かつ切なく拝見したいと思います。
黒燕尾用タオルハンカチは持参しております・・😢