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代取マザー、時々おとめ

宝塚の観劇感想。たまたま代取(代表取締役)になったワーキングマザーの日々と哲学。

月組・NOBUNAGA(信長)/Forever LOVE!! 感想 真咲さんの愛、月組の粋が伝わる素晴らしいショウ、チャレンジングなお芝居

皆さま、こんばんは。初日開けて2日目の土曜日、11時公演(訳あってお芝居のみ)と15時公演を観劇してきました。その感想をお届けします。(少しネタバレしていますので、ご注意を)

(お芝居のあらすじは、こちらをどうぞ。観劇初回の私の戸惑いを避けていいただきたい思いから、ネタバレしていますがよろしければどうぞ。)

mothercoenote.hatenablog.com

 (また、後半で観劇した7/16 11時公演の感想はこちらです。お芝居が熟してきています)

mothercoenote.hatenablog.com

1.まずは総論から 素晴らしかったショウ

ショウが本当に素晴らしかったのですよ、皆さま!キーボードもばんばん打つよ!!

ちょっと微妙?かなと私自身もやや懸念していた今公演でしたが、その不安をふっとばすショウです。これはぜひ、どうぞご観劇ください。自信を持ってお薦めできます。
私の勝手な推測ですが、星組さんで大劇場デビューされた野口先生のショウに負けじというところが、藤井先生におありになったのではないかと思ったくらいです。

皆さまもお芝居終了後は「1回だとお話がわからないかなぁ」との声がちらほら聞こえておりましたが、ショウ終了後は「真咲さんとちゃぴちゃんが」「たまきちがそこに入って」「退団者が」と口々に感想を語っておられる熱気がありました。

男役さん全員がピンクの衣装でずらっと並び、ぱっと電気がつく非常に美しい開幕、そして真咲さんが感動的に歌われる正統派の場面から始まります。
ちゃぴさんと珠ちゃんたち若手チームが素敵でかわいい「第12場 Fresh LOVE」。そして粋で超絶かっこいい崩した黒燕尾の男役さん総ぞろいから、赤いドレスの娘約さん総ぞろいの場面。ここが、とにかくめちゃくちゃかっこいい。お見事です。

最後は、退団される方々が登場されてから、全員で歌い上げる場面での壮大なナンバー。私は月組さんの「クリスタル・タカラヅカ」の「しずく」の場面が大好きで、そのために珠ちゃんのファンになる前にDVDを持っていたくらいです。

月組さんの圧倒的な団体力、龍真咲さんの退団公演への思い、そして次の月組に進もうとする皆様の思いが伝わってくるかのような美しく迫力のある素晴らしい場面。miyakogu、予想以上に涙がほろほろ。人は美しいものを見ると泣けるのかしら?と慌てていると、お隣の方も号泣。感動的な場面でした。

 (ショウの感想はこちらです)

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2.チャレンジングなお芝居

ロック・スペキュタクラー・ショウ「信長」という感じのお芝居でした。

非常にチャレンジングです。多くの日本人がある程度知識を持っている織田信長公のストーリー。もちろん、いろいろな解釈もあれば、不明の史実もあるでしょう。これはあくまで史実をベースにした演劇ですから、どのような創作をしようと自由です。
ロックと戦国時代、中でも織田信長。目のつけどころは極めて秀逸だと思います。織田信長は前例を大胆に打ち破り、常識を疑い、先例とは異なる行動を選びとるようなロックな精神があったはずと思わせるものがありますから。

衣装が一番そうですが、ちゃぴさんのメイクも含めてかなり現代的にアレンジがされてあり、おもしろいものでした。

しかし、日本人が大好きな戦国時代の信長。信長公に心酔し、忠誠を誓い、同時に恐れもあるという中で、戦国時代でドラマや小説で見たことがあるようなクライマックスのストーリーでぐっと来たいという勝手な期待がやっぱりあるのですね。

桶狭間の戦い、信玄との戦い、本能寺の変。これらの有名な史実の前後の一部場面が出されており、ど真ん中ストレートではないため、お話の流れとしてすっと理解するのが1回目では少し難しいのかな?というお芝居になっています。ただ、冒頭の「人間五十年」はテンションあがりました。また、妻の帰蝶との別れの場面も涙です。


逆に言えば、大変斬新でチャレンジングなのです。まず、大野先生のそのチャレンジングな精神に敬意を表したいと存じます。信長を中心とする有名な場面のつなぎではなく、「歌劇」の座談会で大野先生が語っておられるように信長に憧れ囲んでいた周辺の人々それぞれの物語がある「群像劇」となっています。

話に乗れさえすれば、それぞれの演者が中心のお話があるわけですから、月組の皆様の活躍がみられて、とてもおもしろいのです。これは観る側の先入観の問題もあると思います。

また、最後の場面は組内での引き継ぎらしい、素敵な場面でした。龍真咲さんの信長は、球城りょうさん演じるロルテスに「お前はここでまだやることがあるんだろう。残って夢を果たせ、思う存分暴れてこい」(という趣旨です)と言い、ロルテスも「はっ」と言って去り、舞台には信長が一人残るのです。

私は本日2回目で、俄然おもしろく感じました。1回目は、自分の中の勝手な思い込みとの調整になってしまう可能性がややあるのです。有名な史実で様々なドラマや小説でイメージが勝手にできあがっているだけに。ただ、2回目は天下を取る者には「人の夢、恨み、重荷を背負える覚悟」が問われるのだというメッセージらしきものがずどーんと届きました。これは宝塚のトップにも通じるものがあると思うのです。

 

3.龍真咲さんの「Forever LOVE!!」に泣く

素敵な歌詞でした。藤井先生は退団者への愛が一杯ですよね。ロケットで萌花ゆりあさんがセンターで踊られたのも素敵でした。

龍さんはこのように歌われます。
「愛を感じすぎると泣いてしまいそうだし
 愛に満たされすぎると燃え上がってしまうから
 いつもと一緒 いつもの心で私はこのステージに立つ
(作詞:藤井大介)公演パンフレットより引用。

龍さんは最後まで、普段どおりに泣かずにステージを務めるという思いがおありになるのでしょうね。卒業の挨拶は「泣くと思います」とインタビューで語っておられましたが、それまではいつもと一緒ということだろうと思います。
デュエットダンスはありませんが、龍さんが歌って愛希れいかさん、珠城りょうさん、沙央くらまさん、凪七瑠海さん、美弥るりかさんが踊り、一人ずつ抜けていく場面で、最後にちゃぴさんが残られます。
また、銀橋で愛希れいかさんが「好きよ」と龍さんに歌い、龍さんがそれに答え、そして珠城りょうさんが「僕も入れて」と入り、「不思議な関係だけど」と茶目っ気を出して歌われる場面もあるのです。月組の人事をさらっと明るく紹介された場面で小粋だったと思います。 

 

4.珠ちゃんファンの皆さま!!

珠ちゃんファンの皆さま、ショウの珠ちゃんはめちゃくちゃかっこよくて、ちょっと可愛い。お芝居のロルテスもワイルドでかっこよくて、それでやっぱりちょっと可愛いのです。あのもじゃたまちゃん(娘命名、ほんまにごめん)。

もじゃたまちゃん=ロルテスはね、千海華蘭さん演じるイエズス会の宣教師と幼馴染ぽくて、このからんちゃんがね、超絶かわいいねん!!!くりくりっとした金髪巻き毛で。で、そのからんちゃんと最初からんでいるもじゃたまちゃんがね、これまた可愛いねん!!

そいで、ショウはね。もうね!!!キーボードばんばん打つよ!!
ショウでは、ちゃぴさんや若手を率いる「LOVE」の歌、ありますやん、「Lといえば、○○で」「Oはなんとかなんとかで」という歌。あそこの髪型がね、めちゃくちゃかっこいいねんって!!!ほんまに!すでにご存知とは思うけど、言わせて!!
そして、第15場でね、白いベストでかっこよくダンスをしはるんですけどね、ここでテションマックスになったmiyakogu。ノックアウトされましたね。めちゃくちゃベストが似合う、あの人!!!フォトブックの表紙の衣装と感じが似ています。明らかに頬に血の昇るmiyakogu。鼻血出そうです。

というわけで、文句なしの見事なショウ、ぜひどうぞご観劇をお楽しみください。お芝居は恐らく2回目から、ユニークな群像劇として楽しめると思います。続きはじっくりまた書きますね。浅井長政のとしさんがかっこいいとか、あーさーの娘役は美しいとか、いろいろあります!