代取マザー、時々おとめ

宝塚の観劇感想メインのブログ。たまたま代取(代表取締役)になったワーキングマザーの日々と哲学。twitterは@miyakogu5。

花組・邪馬台国の風 / Santé!! 感想おまけ! れいちゃんの恋の歌への中学生娘と私の心の声(≧▽≦)

皆さま、お元気ですか?快晴の爽やかな一日でした。

こちらは、別の場所で見つけた明日海さんがお好きなアジサイの花。色とりどりです。綺麗ですね!

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さて。私は土曜日に、中学生娘は日曜日にそれぞれ別に観劇しました。ネタバレはいやでしょうから、私は娘にストーリーは話さずにおきました。

 

で。

明日海りおさんが演じるタケヒコの仲間の一人・フルドリを、柚香光さんが演じておられます。彼は口がきけないツブラメ(水美舞斗さん)と幼馴染。ツブラメがフルドリを幼い頃、助けてくれた設定です。(確かそれで口がきけなくなったのでしたっけ)

 

フルドリは今は邪馬台国のイケメン兵士。フルドリの柚香光さんが、観客には誰かまだわからぬ人への秘めた恋心を歌う場面があります。誰かはその後、推測できるのですが・・。

 

この場面を観ていたmiyakoguと中学生娘の心の声を聞いてみましょう!

 ↓

 ↓

 ↓

miyakogu「え、ちょ、待って。まさか、タケヒコ、タケヒコが想い人なの?!そういう設定なのーーー?!」

(別の日に)

中学生娘「え、ちょ、待って。え?まさかのれいまい?だって、いつもツブラメが言いたいこと、フルドリはわかるって。黒い瞳って、ツブラな目ってこと?!え、それともタケヒコーーー?!」

 

さて、柚香光さん演じるフルドリの想い人とはどなたでしょうか?(〃∇〃)

どうぞ劇場でご確認くださいね! ※公式サイトの人物相関図にございます(^^)

花組・Santé!! 感想 みりおさんに乾杯! キュートなれいちゃん、爆笑タソ、マイティ腹筋は必見

皆さま、こんにちは。昨日に続き、花組さんのショー「Santé!! 」の感想をお届けしますね。シャルラ、シャルラ、シャラルララ~🎵というメロディが印象に残る楽しいショーでした。

今日は自宅でずっと家事をしていたら、おばちゃん、すっかり腰痛よ。でも、負けずに最後まで書きますわね!シャルラ~~🎵

こちらは公演のお花です。

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千秋楽手前の土曜日に、一緒に観劇した旦那はんの「辛口感想」はこちらです。宙組ファンとしてのキキちゃんへの思いも書いています。

mothercoenote.hatenablog.com

1.明日海りおさんの輝きと仙名彩世さんの寄り添い力

みりおさんは、光輝いておられました。

銀橋の真ん中で花組ポーズを取って、皆さんをご案内という場面。花組ポーズを決めるみりおさんに「ひゅーー、ひゅーー」という声援がかかってましたよ(^^)。

みりおさんは黒のラメラメかな?ドレスを着て登場される場面があります。頭にちょっと謎の黒い羽根の被り物ですが、これが背中が大きく開いたドレスでして・・・。

ちょっと、ちょっと、奥さま。みりおさんの白いお背中を観られるのは今だけですよ。ぜひご注目を。

フィナーレで、羽根を背負ってせりあがるみりおさん。すごいなぁ。今の花組さんはみりおさんが大きな看板なんだろうなぁと思いました。みりおさんが何だか、とっても楽しそうな今公演です。ぜひ、その輝く笑顔をご覧下さい。

 

そのみりおさんに、そっと寄り添うのが新トップ娘役の仙名彩世さんです。デュエダンの「バローロ(スミレ)」での薄いスミレ色のお衣装。胸についた流れるような花飾りがとてもお綺麗でした。

ショースター、どや!というタイプではいらっしゃらないかな?私はお芝居の美しい歌声の方が印象に残りました。お芝居の時もそうなのですが、みりおさんと手をつないで、ちょこちょこちょこって走っていかれるのが妙に可愛いゆきちゃんです。そこが妙にツボりました。サイズ感がいいのかな?(^^)

デュエダンの場面では冒頭、2番手の芹香斗亜さんも一緒に登場。お芝居もそうですが、トップコンビに2番手が皆さま、揃って歌えるというのはとてもいいですね!キキちゃんは金髪も印象的です。

 

2.必見の皆さま

では登場は順不同になりますが、「これは必見なんで、ぜひ!!」という場面をお伝えします。

幕開けすぐは5大ワインの紹介という設定で、銀橋にずらっと並ぶ男役さんの美女たち。

芹香斗亜さん、瀬戸かずやさん、鳳月杏さん、水美舞斗さん、柚香光さんの5人です。キキちゃんは美しく色気のあるおねえさん、ちなつさんはボブで素敵、光ちゃんは安定のハリウッド美女、マイティは強い目線が挑発的。その中で、さすが上級生の瀬戸かずやさんです。お美しく男役さんの女装感をお出しになっておられます。素敵!(^^)

 

・第12場 カシス・ロゼ(シナモン)の柚香光さん

第10場 シェフの場面もいいのですが、フルコースの締めという設定らしい第12場、シャルマン役の柚香光さんは必見です!れいちゃんが、めっちゃかわいいから!!

CanCanの皆さんが華やかにコケテイッシュに踊る中で、あわわっとなったり、きゃあとなったり、自分も身体をコケテイッシュに動かしたり、最高でした。次々に変わる表情が超絶かわいい。かっこよくっていたずらっ子みたいでキュートって、あの人、どうなってんの?!

 

・第6場 シグロ・レゼルヴァ(干しイチジク)の天真みちるさん

第5場干しブドウで美穂圭子さんと星条海斗さんが登場。ショーの冒頭から4人のアンジェ(天使役です)が出てこられて、皆さんとってもキュートなのですが、この場面のアンジェ役の華優希さんと咲乃深音さんの表情が素敵でした。上手の方が華さんかな?表情が豊かな方ですね。(後のお二人は音くり寿さんと舞空瞳さん)

ここのポワブロン(ピーマンらしいですね)役が、天真みちるさんと羽立光希さん。緑のドレスで登場されます。

ここはとっても色っぽい花野じゅりあさん、笑顔がかわいい桜咲彩花さん等、花娘さんに次から次へとワインを注がれてみりおさんが酔っていく場面です。酔っ払うみりおさんも可愛いですよ。

花野じゅりあさんは、パンフレットのお写真も色っぽいですわぁ。高級クラブからスカウトがきそう。

その中に堂々と登場する緑色のドレスのちょっと丸い人と大きい人が、タソさんと羽立さん。いやはや、天真みちるさんはすごいわ!!

目をまん丸にしたり、ころころ変わる表情がコミカルで、何も言わないのに、抜群に楽しい!!ぜひ緑のドレスのタソさんにご注目ください。

 

・第14場 モメサン・シャルドネ(ミントの香り)の和海さんの甘い歌声とマイティの腹筋

この場面も必見です、必見!ばんばんばん。

すごいね、和海しょうさんの甘い歌声は!抜群です。本当に見事、見事。低音も高い声も見事に出せて、甘く歌えて。皆さま、ぜひお聞きください。素晴らしい歌声で驚きます。

話題の瀬戸かずやさんと水美舞斗さんが妖しくからむ場面ですよーー。瀬戸さんの目が妖しくきらめき萌え萌えの場面です。私はマイティの腹筋と出されている肩に目が集中させられました。

逆三角形の上半身に、細く鍛えられた腹筋。ものすごいから!!ぜひ観てね!

 

・音くり寿さんの澄んだ歌声

最後に、第17場から第18場にかけて、皆さんが赤いお衣装で戦い、そして和解という宝塚あるあるの場面での、音くり寿さんのソロがとても美しい声でした。

大介先生は、キリスト教文化に触れてお育ちになったのでしょうか?よく十字架、ゴスペル等が登場します。音さんの歌は、どこかグレゴリオ聖歌を感じさせるメロディ。澄んだ美しい声が響きました。

 

3.美しかった黒燕尾の赤いバラ

明日海りおさんが黒燕尾で登場されて、胸元に赤いバラです。皆さんがバラをつけておられ、黒燕尾に赤いバラが端整に決まるって宝塚ならではですね。美しかった。

最後、銀橋にずらっと並ばれるのですが、大迫力です。ぜひご覧下さい。

 

客席降りは1階のみ。私は2階席でしたので、指くわえてみてましたよ~~(^^)。残念残念。

2階席でも、公演ドリンクのカップを持って、「サンテ!」と高く掲げておられた方もおられました。私も洗って持っていたのですが、ちょっぴり恥ずかしくてできませんでしたわ・・。ほら、恥ずかしがり屋のアラフィだから・・(嘘)。

生徒さんにアピールしよう!と熱心な方がおられて、楽しそうにのりのりでした(^^)。ただ、前のめりで高くカップを掲げておられまして、後ろの方にはちょっとお邪魔だったかも・・。難しいところですね。

 

さて、「サンテ!」ができず心残りの私。これはショーのためにも、何よりも緑のドレスの 天真さんをもう一度 見るために、チケットをゲットしたいと思います。

もう一回観に行きますよ~~。うふふ。皆さまも、ぜひご観劇ください。

 

お芝居の甘口感想はこちらです。

花組・邪馬台国の風 感想 明日海りおさんが生き生きと、古風な演出ながら皆さまご活躍の古代ロマン - 代取マザー、時々おとめ

花組・邪馬台国の風 感想 明日海りおさんが生き生きと、古風な演出ながら皆さまご活躍の古代ロマン

皆さま、こんばんは。お元気ですか?本日は、初日開けて3回目になる6/3(土)15時公演を観劇してまいりました。その感想を、まずはお芝居「邪馬台国の風」からお届けします!

ショー感想は改めて!楽しい場面が随所、見所も一杯でした。こちらはショーにちなんで販売されている公演ドリンクの赤ワイン「ヴォトル・サンテ ピノ・ノワール」です。(お芝居にちなんだ古代米を使った日本酒のロックとカクテルもありますよ)

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千秋楽手前の土曜日に、一緒に観劇した旦那はんの「辛口感想」はこちらです。宙組ファンとしてのキキちゃんへの思いも書いています。

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1.感想総論

お芝居については、なかなか厳しい初日評が聞こえてきていたため、「どうだろう?」と思っての観劇でした。

ストーリーはうーん、古代の考えだとそうなるよなぁという場面の違和感を除くと、一定、ちゃんと流れています。演出手法と音楽に難があるのかな?

でも、花組の皆さんが明日海りおさん筆頭に、下級生さんにいたるまでセリフがあり活躍されていて、生き生きされているという感想です。

以下、少しネタバレしていますのでお嫌な方はお読みにならないでくださいね。

古代のモチーフをうまく活かした衣装デザインがとても素敵だったと私は思いました。加藤真美さんという女性の方です。

 

2.明日海りおさんのタケヒコと仙名彩世さんのマナ

美しくかっこよく、棒で戦う場面も素敵に、歌声が以前よりも厚くなっておられるように思いました。トップスターとしての充実期に入られたのでしょうか、ご本人の充実感も伝わってくるようです。

この舞台を生き生きと楽しんでおられるのではないかと、私は感じました。

 

パンフレットのご挨拶に、「今回のように仲間を得て共に歩んでいくという役柄は久しぶりです」とあります。

このタケヒコと周りの仲間の関係が、舞台を生き生きとみせているのかもしれません。仲間との場面はなかなかの見せ所なのです。

 

明日海りおさん演じるタケヒコは倭国連合の中心となる邪馬台国の出身。父母を狗奴国の襲来により亡くし、山の中に逃げ込んだところを、高翔みず希さん演じる李淵に助けられます。渡来人の李淵は薬草に詳しく、生きる術と棒によって戦う術をタケヒコに教えます(棒術というのかな?)。おそらく、どこかの国の参謀であったが今は身を潜めていると思われる賢そうな人物です。

明日海さんタケヒコの子役は注目の華優希さん。声の通りがよく、滑舌もよく、きらりと光っておられて、ほぅと思わせました。なかなかセリフの声がいい娘役さんです。

子役さんと入れ替わって登場するみりおさん。ここで李淵の言う「こんなに早く大きくなって」にくすくすとなる客席。成長早いで!(^^)

その後、いろいろありまして、タケヒコは一人で生きることを余儀なくされるのですが、森の中で少女マナを助け二人は出会います。マナは、神の声が聞こえる特別な少女。将来、大巫女となり女王となる運命の邪馬台国に、巫女になるべく連れていかれる途中です。

運命の奔流のような流れの中、二人が次に会うのは女王・卑弥呼と兵士の立場なのです。

 

マナの仙名彩世さんの卑弥呼は、切なかった・・。

神の声が時折聞こえてしまう特殊な力を授かった故に、彼女は自由には生きられません。

邪馬台国側連合の諸王は、卑弥呼を統治のシンボルとして利用しようとし、もちろん中には神の意を伝える巫女として重んじる勢力もあるのですが、神の声が聞こえない状況になった時には、態度を急変させます。

なんやねん、おっさんら!!とちょっと怒るmiyakogu。

もちろん、古代は世界をおそらくそのようにとらえていただろうと理解はできるのですが、働き女子としてはちょっとむっとするかも。もうな、ええやんか!統治できたら。タケヒコを恋人にして機嫌よう働いてもらったら!!

あ、失礼しました。(ただ、清らかな乙女こそがその力を持っていて、恋をすると神の力が無くなると信じられていたことも、もちろん理解はしております)

「光と闇」のくだりでは、「あ、それって、日食じゃないですかね?」となりがちなのも、古代ものを扱う難しさかも・・。

明日海りおさんと仙名彩世さんは、タケヒコと卑弥呼の二人の運命が交わり、再び離れていく場面をしっとりと演じておられて、とても良かったのです。

卑弥呼がある場面で、「やはりマナには戻れない」と悟る場面。涙もろいmiyakoguはもちろん涙・・。周りからもずずずっという音が聞こえました。

邪馬台国を救うために、彼女は女王であることを選びます。働き女子として、泣けるわ!!うんうん。

 

タケヒコが卑弥呼が女王であるように励ます場面。もちろん、純粋にそう思ってくれていることもわかる、タケヒコが素敵なこともわかる。けれど、卑弥呼としてはもっと強く奪ってほしかったかもしれません。ただ、それをしないことが、タケヒコの魅力でもあるのです。卑弥呼をより大きな愛で守ったタケヒコ。女性の才能を尊重しているようにも見えます(脳内補完しました(^^))

近づいたけれど、離れていくタケヒコと卑弥呼の運命が最後、どうなっていくかはどうぞ劇場でのお楽しみに。

 

3.タケヒコの敵と仲間達

タケヒコの敵役は狗奴国の兵士の若きリーダーらしき芹香斗亜さん演じるクコチヒコ。黒のお衣装がかっこよく、よくお似合いです。衣装はほんまに、かっこいいと思います。

ただ、脚本に敵役なりの事情とか苦悩がもう少しあると、良かったかなあ。がっつり二人がきりきりと対峙するようなストーリーを期待していたのですが、そこがもう一つ描ききれていない印象はありました。これはもちろん脚本の問題です。

 

ただね!!

タケヒコと仲間達がね、とっても良かった!!

この関係性は非常に良かったと思います。

フルドリの柚香光さん、ツブラメの水美舞斗さん、ユズリハの優波慧さん、紅一点・イサカの城妃美伶さん。加えて、タケヒコに助けられ、役に立とうとする桜咲彩花さんのフルヒ。

また、タケヒコを認め、引き上げてくれるのが年長役の鳳月杏さんのアシラ。短髪でめっちゃっ、かっこいいのでぜひ観てね!

仲間達のうちではある人がある人を好きで、ある人とある人はある人を好きで。秘かに恋の矢印が一杯、飛んでいます

フルドリの柚香光さんは、髪型をはじめ、めっちゃかっこいい。これはぜひ楽しみに。歌もお上手になられて、セリフも聞こえよく哀愁さえ感じました。かなり上達されています。ある場面のソロで、オペラを握りながら「光ちゃん!」と感動のあまり立ちそうになったくらいです。←落ち着いて、miyakoguさん。

 

とっても良かったのがツブラメの水美舞斗さん。

彼は話すことができないのですが、あるシーンでタケヒコを励ます場面で、水美さんが舞台上で初めて話し、一番大きな声を出されるのです。それまで身振りで言葉を伝えていた場面も、最後に声を出す場面も、マイティがものすごく良かった!ぜひご覧ください。

城妃みれいさんも、新境地を切り開かれたのではないでしょうか?ショーでも挑発的な表情が印象に残りました。

友情シーンは初日すぐですので詳しくは書きませんが、本当に良かった。はらはらして泣けました。仲間たちとの友情シーン、ぜひご覧ください。

 

4.古風な演出、音楽

ストーリー自体は、古代の時点での人々の思いや知識を考えると、無理はないのです。すっと古代に入ってしまえば問題ない。

一番、「うーん」となるのはおそらく暗転の多用と、暗転の後に「じゃーん」という感じで入る典型的な音楽、挿入歌のメロディラインではないかと。音楽は好みがありますが、少なくとも私にとってはそうでした。

暗転して音楽じゃーーんの演出については、ひょっとして宝塚の”伝統芸”として植田先生の後継者を育成中なのかしら?と思ったくらいです。盆は回らず、せり上がりは確か2、3回くらいかな?戦いの場面でかなり高いところに黒いお衣装の狗奴国がおられて、そこは良かった。

メロディラインは神秘的な雰囲気があるのですが、私にはすっと入ってこないものでした。歌いにくそうな旋律を、見事に歌いこなす美穂圭子さんはさすがです。

宝塚の舞台では、お話なんてこの際、どうでもええわ!と思わせる名曲がありますよね。そこが弱かったかなぁ・・・。

 

ただ、冒頭のシーンは舞台装置の使い方も綺麗で、わくわくしました!非常に効果的だったと思います。

また、マイテイがセンターで棒を持って皆さんが群舞で踊る場面も。「1789」のボディパーカッションや、「王家に捧ぐ歌」の凱旋の場面のようで、テンション上がります。

タケヒコと卑弥呼にかけられた疑いが晴れる場面で、「奇跡だー」と喜ぶ民衆が明るく歌い踊る場面は、「王家に捧ぐ歌」のスゴツヨソングのような妙な明るさがあり、もう一回見たくなる妙な魅力があります。(基本、褒めてます)

 

場面場面はかなりいいのです。ストーリーも泣けるところがある。友情もいい。何よりトップスターの明日海さんが生き生きとかっこよく、歌声が充実していて、仙名さんもしっとりとしたお芝居に美しい歌声。

加えて、多くの方々にセリフがあって、皆さんのビジュアル面の工夫も伝わります。セリフを聞いて、「あ、誰?このええ声?!」と思ったのは投馬王の和海しょうさんでした。セリフや存在感で注目したイスルギの飛龍つかささん、ビジュアルで注目したのは綺城ひか理さん、帆純まひろさん、亜蓮冬馬さんでした。

 

私は、この公演は「花組には今、下級生にいたるまで、こんなに素晴らしい生徒がいます」というプロモーション的な意味のある公演かな?と思いました。比較的多くの人のセリフやがある公演なのです。

古代のテイストを活かしつつ、現代的でもあるかっこいいビジュアルを素晴らしく整えてこられた花組さんの古代ロマン。

舞台で素敵な生徒さんが数多くご活躍のこの舞台を、どうぞ皆さまもお楽しみください。リピートしたくなるショーについては改めて!

朝夏まなとさん写真集「MANA」 心の声だだ漏れで感想、行っとくわ!

※こちらも検索で出るようですが、まぁ様サヨナラショーの感想は以下でございます。Googleさん、気がついてくれないかなぁ・・。ようやく気づいてくれたみたいだなぁ。

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続いて、朝夏まなとさん写真集「MANA」についても書くわよぉぉーーーー!!(〃∇〃)

↑ いろいろ溜め込んでいたらしい・・( ̄ー ̄)。

 

本題に入る前に、言っておきたいことがある

(注 さだまさしさん「亭主関白」のメロディーでお願いします)。

あのね、金曜夜やん?miyakoguはね、ここ2週間くらいずーっと超多忙だったわけ。切れているわけ!もうね、ネタバレしちゃうよ、こうなったら!

 

表紙カバーがあるでしょう?あれね・・。(もう見てはりました?)

ぺろっと広げると、写真集見開きに出てくるベッドに横になるまぁ様がうすーくですが、写っておられますから!!ぜひ見てね!(〃∇〃)(本編にも同様のショット有りです)

 

続きまして・・。

あわわわーー! まぁ様の目が、襲ってくるぅー。

 ・・・・・

 ・・・・・ (あわわーーの連続なので、感想は中略)

 

ふぅっ。

あのさぁ、これ、場所こそハワイだけれど、映画「ベニスに死す」の美少年タジオの青年版じゃないの?

映画「ベニスに死す」において、老作曲家アッシェンバッハ(小説では著名な作家です)は、少年期特有の残酷なほどの美貌を持つ少年に、魂が吸い取られるように魅入られます。

 

男役さんというのは、少年性を感じさせる儚い美を、年齢にかかわらず有する不思議な存在であり、だからこそ心奪われるのかと、まぁ様のこの写真集を拝見して痛感いたします。

 

ホテルのいろいろな場面に現れるまぁ様。この写真集の中のまぁ様は、微笑を浮かべている写真が少しあるものの、いつも見せておられる明るい大笑いは一切見せずに、見つめてくるのです、思わせぶりな表情で・・。

ホテルにこんな人がいたら、人生、間違えるで! ←落ち着いて、miyakoguさん?

 

白馬に乗るまぁ様。お馬さんも、妙にまぁ様にすり寄っているように見えます。

この白馬、牝馬かしら?! ←金曜日夜でやや取り乱し中(^^)。

 

海辺を歩くまぁ様。

私はここの松の木かな?枝に手をかけ、こちらを見つめてくるまぁ様のショットが一番好きです。

半そでなので腕の白さが見え、どきどきっとさせる何かがあります。何て美しい物言いたげな表情。美しく、少し中性的な外国の男性モデルだと言われても、すっと信じそう・・。

 

そう思っていると・・。ホテルの廊下やエレベータ前にたたずむまぁ様が登場!

左側の耳から下ろした髪がカールしているせいなのか、メイクのせいなのか、少し右目にかかった髪のせいなのか、裾に広がりのあるパンツルックがロングスカートに見えるからなのか、一気に美しい”女性”のまぁ様なのです。

清らかでありながら、艶やかな色気。うーーーん(-.-)。

 

ごめん、ホテルの部屋には真風さんが来てるんじゃないですよね!ばん!!(〃∇〃)

↑ 落ち着いて、miyakoguさん。ジェンヌさんは女性の皆さまなので。ファンのために幻想を演じておられるだけですから・・。

 

最後に海辺を黒いスーツを濡らしながら歩くまぁ様です。その姿は不思議と青年でした。少年は揺らぎながら成長し、艶やかな女性は去り、憂いを帯びた青年が海辺に横たわります・・。

 

アロハ~!という陽気でおおらかなハワイではありませんでした。

人を惑わすような少年の面影を残した美青年が、ホテルの敷地内やあちこちに現れ、ゲストは心を奪われてしまう・・。

それはまるでハワイの精霊のようであり、実体がないようなあるような、時々気まぐれに姿を見せてくれる美しい神の使いであるかのように見えました。

そういう写真集「MANA」です。お美しい!!

 

最後に一つだけ。

見開きページで、バックに「え?これもハワイ?」と思うような、赤茶けた工場の敷地をバックにしたショットがあります。

こちら側を向き、目線は足元に落としたまあ様。まぁ様の後ろににゃんこが写っているのですよ。では、ここでmiyakoguさんの心の声を聞いてみましょう!

 ↓

 ↓

 ↓

「あっ、まぁ様!!」

「後ろ、後ろ。後ろに、にゃんこがいるから!振り返って、後ろ、ほらそこ!!」

しかし、写真集「MANA」のまぁ様はクールにうつむくばかりです。←当たり前なんで、miyakoguさん?

 

おっし、こちらも書けたわ。明日は朝寝してから、花組さん観劇してきますわ。わははーーー。

雪組・幕末太陽傳 千秋楽記者会見の涙 早霧せいなさんがあんなに泣かれるなんて・・

※以下の記事は宝塚での千秋楽記者会見についてです。

皆さま、こんばんは。働き女子の皆さま、お元気でしたか・・?脚も手も痛いmiyakoguです・・。あしっ、いった!!(ー。ー)

 

私は今週、ある市の西の端から左の端まで、レンタサイクル(注 電動)で行ってみるという旅を、「仕事」でいたしまして、ただいま、猛烈に脚が痛いわけです。およそ2時間半、途中で資料用写真を撮る以外はずっと乗っておりまして・・。

これだけ乗ってると手も凝るね、日焼けもするね・・。ううう、アラフィーなのに。ここのところ、ブログ更新が滞っている昨今、お察しのとおり激忙なところ、もうふらふらよ、おばちゃん。

もう、だみ・・・。ぱったり・・。(つっぷすmiyakogu)

 

しかし、明日は花組さん観劇、来週は宙組さんのまぁ様コンサート、お次はずんちゃん主演のバウに真風さん巴里祭があるのですよ!。(急に顔を上げて笑顔のmiyakogu)

ここで倒れているわけにはいきません。立て、立つんだ、自分。

ばん!!(立ち上がるmiyakogu。ちょっと違う気もする)

 

しっかし、激動の宝塚です。私が筋肉痛で弱っているこの間にも。

・ちぎみゆは大劇場の千秋楽を迎えておられるし、

・朝夏まなとさんの写真集は美しいし、

・月組さん「All for One」は制作発表してはるし、←今、スカステに流れました。脚本、お願いします。

・月組さんの退団者は発表されてしまうし、←輝城みつるさんがおやめになるなんて・・。大ショック・・。

・花組さん「邪馬台国の風/Santé!!」は初日を迎えているし、

・来週は宙組さん「A Motion」が始まるし。(急に小躍りするmiyakogu)

 

宝塚、激動ですわ!!

 

そういった中・・。

まさか、からりと、さっぱりと明るく退団公演を演じておられる早霧せいなさんが宝塚大劇場千秋楽の記者会見で、あれほど涙をぽろぽろとこぼされるとは、思いもよりませんでした(涙)。

 

スカステニュースを拝見しても、入りの時点から目が赤くなっておられるちぎさん。

退団者のみが舞台に残ったご挨拶では、「幸せです、ありがとうございました」ときっぱりと力強くおっしゃったちぎさん。

でも、「絆」をしようとしたときに、「誰か、苦笑されながら「絆」とおっしゃいました?それだったら、いいですうーー」と、少しだけすねるちぎさん。

「私の愛する人のイニシャルはSで・・」(ヒューヒュー)「早霧せいなさんです」と言われて、低い声で「ありがとーございまーす」と照れるちぎさん。

 

そして、記者会見では、最初、明るく話しておられたのに・・(涙)。

「本拠地、宝塚大劇場への思い」という質問にお答えになったときのことです。

「それを・・、考え出すと、やっぱり。。」(涙で言葉に詰まるちぎさん)

「ほんっとに、ここに、宝塚に入りたいっていう思いで、ずっと」(涙をこぼしながら上を向くちぎさん)

「その夢がかなって、今、こうして、ほんっとに充実した幸せな気持ちでいられていることが、何よりも感謝の気持ちで一杯で・・」(涙がほろほろ・・)

 

「絆について・・」という質問には。

「私自身に思いをずっと寄せてくださった方々との絆はずっと感じていますし、こんなに・・」(言葉に詰まるちぎさん)

「・・人のために気持ちを寄せてくださる人の温かさに触れることができて、本当に幸せだなと思いますし・・」(再び涙)

 

明るさや情熱の強さが大きい人は、その同じ分だけ、寂しさや哀しみを大きく深く感じられるのだなと。そう思いました。

れこそ、役幅の広さに通じている繊細な感受性なのだと思います。早霧せいなさんは、千秋楽の一日の間に大きく揺れ動く感情を、本当は明るくさっぱりとお見せになりたかったかもしれません。でも、想いが溢れるかのように出てしまう。

隠しきれない溢れ出る感情の大きさ。それをまっすぐに見せてくださる潔いほどの姿こそ、ちぎさんの魅力となっているのだと思います。

 

私の短い宝塚観劇歴で恐縮ですが、ちぎさんの演技では「星逢一夜」で演じられた晴興が一番強く、心に残っています。

中でも、幼馴染の源太を斬ってしまった後、しいんとした空気の中で視線を落としてスポットライトの中におられたときのちぎさん。全身から発する哀しみ、寂しさ、孤独、苦しさ・・。一人ですっと立ち、一言も話さず大げさな表情でもないのに・・。

ただ立っておられる全身から、まっすぐに晴興の哀しみと苦しさが客席に伝わってきました。

ちぎさんの心の震えがさざ波となって、客席に晴興の心情を伝えるかのようでした。何というお芝居の力!と感嘆しました。

 

カーテンコールでの咲妃みゆちゃんの「私の愛する人のイニシャルはS、早霧せいなさんです」もかわいかった!

がおちゃんのとびっきりの笑顔、大ちゃんのりりしいご挨拶、あんりちゃんの涼やかなで落ち着いた挨拶の声も印象に残りました。桃花ひなちゃんも、蒼井美樹さんもお芝居での踊りがあでやかでお綺麗でした。

東京千秋楽のライブビューイングを待ちますね(涙)。

 

泣いていると、スカイステージのニュース画面には愛月ひかるさんが登場。可愛らしい「おはよ♡」に崩れ落ちるmiyakogu。かわいいなあ、愛ちゃんは。

 

さて、明日は花組さんの観劇。ショーがとっても楽しいらしいですね!

こちらはみりおさんがお好きなアジサイの花です。6月ともなると、あちこちでアジサイを見かけます。

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販売されているカップを手に、「サンテ!」できるかな??もし、2階席でしたら指くわえてみておきますね。

よぉっし! 「やる気」を補充するために、明日は大劇場、行ってきます(^^)。

雪組・幕末太陽傳/Dramatic "S"! 感想 明るい絆、物語を観ているようなデュエダンに泣く

皆さま、こんにちは。昨日の宝塚大劇場の雪組公演は、千秋楽を間近に控えた熱気が感じられる舞台でした。

昨日11時公演は、月組に組替えされた月城かなとさんがご観劇。娘と席を交替して観劇したのですが、ショーの時はかなとさんの斜め後方でしたので、通路を通られる時に間近で拝見。えくぼのかわいい、めっちゃ美人さん。あ、みんな知ってるか・・(^^)。

こちらは、阪急宝塚駅前で咲いていた白バラです。退団の皆さまを思わせました

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1.my楽お芝居感想

ノリノリの明るいちぎさん&雪組の皆さまです。退団公演なのだとわかるのですが、それを束の間、忘れさせてくれるような、いや、旅立ちなんだと明るく送り出したくなるような、そんな公演でした。

開幕2日めに観たときより、いろいろな方の演技が進んでいて、さりげないアドリブを出す余裕があり、役として「こういう人なんだろうなあ」という演技がよりはっきりとしていました。

その中でも、一番のノリノリはもちろん、早霧せいなさん!そして、香綾しずるさんに鳳翔大さん。退団をされる方特有の心の込め方があるのでしょうか?皆さんのアドリブと熱演に笑うとともに、ハッピーを最後の贈り物に頂戴した気がいたしました。

ちぎさんは何しててもおもしろいし、がおちゃんは「This is チョンマゲ」とか繰り出しておられるし、大ちゃんはコンブをかぶっての熱演だし。楽しかった。

娘にショーで「席、交替して!」と奪われるまで、お芝居はかなりの前方席でしたので、こんぶをかぶった大ちゃんを結構間近で観てしまい、もう、何というか、ぷぷぷ(^^)

棺おけを運んでくるガエン者(火消し人足、または、「ならず者」という意味のようですね)の星加梨杏さんと縣千さんの美形二人組もノリノリです。美形の無駄遣いのような気もしますが・・。

ちぎさん佐平次に水をかけられ、棺おけから転び出た大ちゃん演じる貸本屋の金ちゃんが、さっと幽霊らしく手をもう一度前に出すしぐさ。楽しかった!

星乃あんりちゃんのこはるも、いいですわあ。気っ風良く強く、開き直った女の強さ。

でも、高杉晋作さんのことは惚れてるんですよね。「晋さん、私」と本当は言いたいことがあるのだという場面では、嘘で固めて渡って来たはずの女渡世なのに、強い女ならではの哀愁を感じました。

ちぎさんと咲妃みゆさんのコンビはもうもうもう・・。観ているだけで泣けます。私がもう一度観たいと思ったみゆちゃんの「誰もが噂してる・・」のナンバー。本日もお見事でした。ぜひ、皆さまもお楽しみに!

 

2.汝鳥伶さんの杢兵衛の場面の意味

汝鳥伶さんが演じられる杢兵衛さんが最後に登場される場面。ちぎみゆとだいもんさんの三重唱も終わり、あれまだお芝居が続くの?という感が、当初は正直ありました。

ちぎさんを送り出すには、やはり汝鳥伶さん級の方にご登場していただくということかなと思っていたのですが・・・。

ちぎさん演じる居残り佐平次は、才覚と度胸で、品川宿で起きる様々な事件を解決していきます。さらりと何でも解決してくれる見事な才覚と機転。

ところが、実直でマイペースな杢兵衛さんだけにはこれが通じないのです。そのおかしみ。最後に現れた超大物の難関という感じです。

珍しく相手のペースに巻き込まれてしまう佐平次。ところが、ここで佐平次を助け出すのが、いつも助けてもらう一方だったおそめさんなのです。

ああ、最強のコンビなのだと・・。お芝居の役とちぎみゆが重なりあうかのようで、おそめの手を取って「地獄も極楽もあるもんか、俺はまだまだ生きるんだ」と佐平次が力強く言う場面、泣けました・・。

その最強コンビが手に手を取って、銀橋を渡って袖にはけていく。二人の旅立ちを見守る客席です。

ちぎさんが全身で表現する佐平次の才覚と度胸、軽やかな機転。さらに「こんな苦しい時代には 頼るあてもない」という病の身の憂いがある中で、見出した「生き抜いてみせる」という明るい強さ。様々な感情を込めたお芝居を、どうぞご堪能ください。

 

3.明るい曲調のショーに泣く(T_T)

ショーは黒燕尾が来ると「あーー、もう終わってしまう」と毎回切なくなるのですが、本日は、雪組カラーのお衣装を着て皆さまが登場される「Snow Troupe・絆」の場面から涙、涙、涙。

なぜでしょうね?明るい曲調なのですが、ちぎさんが歌われる「出会えた奇跡」は、むしろファン側があなたに贈りたい言葉です。

続く「フィナーレA」も同様で、明るい曲調でみゆちゃんが歌う「私を忘れないでいて、ずっと覚えていてね」。これも泣けます。もう、みんな、泣いて!!

「コーヒールンバ」で銀橋で鳳翔大さんと香綾しずるさんが歌う場面も、さらっと楽しくさようならするよ、という感じで却って泣けます。楽しいのに。

楽しいのに泣いていると、最後に真っ白なお衣装のちぎみゆの切ないデュエダンが始まります。

最初の感想でも書きましたとおり、お二人のデュエダンは、まるで物語を語っているかのようなのです。二人の出会い、共に創り上げてきた喜び、別れの運命、最後の抱擁。

ちぎさんがまっすぐにみゆちゃんを見つめる目に溢れる感情、最後にちぎさんの胸に頬を寄せるみゆちゃんの安心しきった信頼の表情。素敵でした、泣けました。

 

退団公演というのは切ないものだと、改めて思いました。

その中で、103期生さんのラインダンスを観ていると、「ああ、こうやって宝塚は続いていくんだ」と思うところがあり、なぜかここでも涙ぐむmiyakogu。10何年後に、この方達の誰かがトップスターになり、退団公演をされることがあるかもしれないと思うと、不思議な感じがします。

ちぎみゆのお二人のお芝居を、大劇場で観ることはもうないのだということが、まだ信じられません。

これからご観劇の皆さまも、どうぞ笑って笑って、盛大に泣いてくださいね・・(涙)。

雪組・幕末太陽傳/Dramatic "S"! 感想 ちぎみゆは今日もドラマティック!でした

皆さま、こんばんは。宝塚大劇場で5/20(土)11時公演を観劇してきましたので、その感想をお届けします。少しネタバレしていますので、お嫌な方はお読みにならないで下さいね。

パッパラー、パッパラー、パッパラララーという軽快な音楽が耳に残ります。

 

1.ちぎさんの全身表現

早霧せいなさんは、すごいなぁ!!ちぎさんの表現は全身なんですね。よくわかりました。ひょこひょこと左右に動く頭により、佐平次のひょうひょうとした雰囲気を出されています。

一番感心したのは、「三枚起請」の場面だったのだと思うのですが、ちぎさんが舞台の真ん中で、舞台上手から下手に走りつつ、ひょいっとジャンプされるところがあります。

お着物ですから、ちぎさんのふくらはぎがちらっと見えるのですが、お着物の裾を押さえてひょいっとジャンプされます。その身軽さ!ジャンプの高さ、アニメのような形!

ひょうひょうと、身軽に、軽快に動く身体。身体丸ごとでの佐平次の表現だなと恐れ入りました。ちぎさんは見事な「全身役者」だと思います。

本日は私が観た初日開けてすぐから3週間がたっていますが、その間にお芝居が深みを増しているように感じました。

佐平次が病の身で、本当は死に場所を探しに品川にやってきたことが時々、わかる場面があります。彼は最終的には品川宿の人々の「生きる気満々」に、再び、自分も「生きよう」と思い直します。

彼の病の影が時折見えることにより、品川宿の人々の生きる力とのコンストラクトが、以前より鮮やかになった印象を受けました。

軽妙で明るくて小粋。でも、実は佐平次が抱えている闇への達観も垣間見える。

いかに明るく飄々と生きているように見える彼でも、実はそのうっすらとした死の影への怯えがあるのかもしれない。しかしそこを達観しているが故の透明な明るさなのかもしれない。

観る側にそう思わせる演技となっていたと思います。それは宝塚歌劇団を退団しようとされているちぎさんの透徹した明るさに通じるものがあるように思いました。

品川で佐平次の生きようとする力が再生され、おそめと二人で「ここではないどこか」に旅立ちます。

 

ストーリー自体は、あくまで落語のオムニバス集とお考えいただくといいかもしれません。第一話、第二話と少しずつ進んでいく連続ドラマのように考えるとわかりやすいかも。その一話ごとの笑い、粋をどうぞお楽しみください。ちぎさんのアドリブも随所でノリノリです(^^)。

 

2.驚きのみゆちゃん

みゆちゃんが、いっそ心中してやろうと決める場面。(本気度は低そうですが)

軽快なジャズのリズムに乗せて、歌うみゆちゃんが素晴らしかった!!先週観劇した娘も同様に思った場面です。

「誰もが噂してる、あの子のことばかり~」と歌うみゆちゃんの堂々とした歌、声量、心情を伝える身のこなし。素晴らしかった。

ミュージカルの舞台として観たいのはこれこれ!と喝采したくなるような、本当は「ヒュー」と声をかけたくなるような素晴らしい場面でした。単に上手いだけでなく、歌で演技し、劇場を支配するような歌。ぜひ皆さまもご注目を。堂々たるミュージカル・スターでした。

鳳翔大さんが演じる金ちゃんをまきこんでの心中という、結構、めちゃくちゃな話ではあります。ぷぷぷ(^^)。金ちゃん、ごめんね。でも落語では、「ええっ?!そんなことでええの?」という場面、時々ありますよね。

 

3.長州藩の皆さま

ええわぁ、長州藩の皆さま!

高杉晋作を演じておられる望海風斗さんが佐平次とお互いを認め合うような場面、肩の力が抜けた快活な高杉晋作でした。

長州藩のみんながねぇ、ええのよ!!!陽向春輝さんと叶ゆうりさんのお髭もお似合いです。みんな、工夫してはるねぇ。

その中で、今日一番のオペラ泥棒さんは最初の感想でも書きましたが、眞ノ宮るいさん。注目されている方も多いようですが、まぁ、きりっと目尻をあげた目元がかっこいいこと。何という涼やかな目元。美少年です。雪組さん、大事に隠してはったのかな?ぜひご注目を!長州藩の場面では、一番下手(舞台向かって左)におられることが多いです。

 

4.彩風咲奈さんの徳三郎

相模屋のぼんぼん徳三郎を、本役の彩風咲奈さんで観劇できました。休演後、すぐに復帰されていましたが、私は本日が初めて。

甘えるのが上手な機嫌のいいぼんぼんらしさを、とてもよく出しておられたと思います。番頭さんの透真かずきさん(ですよね?)も、ぼっちゃんに甘甘です。ぷぷぷ。かわいいわぁ。

楽しかったわぁ、お芝居。全体を通じて、和ものらしくない音楽で軽快に、色彩も華やかな場面が随所にあります。

 

5.香綾しずるさんの鬼島

うまい!こはるにほれ込んで、浮かれて通う長州藩江戸詰の高官役です。お金を握っている人なのかな?

浮かれて通ってくる様も、こはるを身請けできる喜びも、いやはや浮かれた中年男性をジェンヌさんがここまで上手に演じられるってどういうこと?!と驚きます。

「鬼島又兵衛、52歳、鬼の目にも涙じゃー」と悔しそうに100両を渡す場面、無念と哀愁すら感じました。真面目一徹そうな鬼島にとって、こはるとの楽しい人生をと夢みた一世一代の恋だったでしょうに・・。お気の毒です!

こはると入れ替わって、手を握られた煌羽レオさんが、嫌そうに手をふきふきしてはりましたね。ぷぷぷ(^^)。

そうそう。おそめの客である僧・梵全役の天月翼さんも、アドリブを繰り出しておられて、雪組の皆さんの笑いの工夫をあちこちに感じました。

 

6.ショー

ちぎさんからのメッセージ電飾は、デュエダンの最後でした。ぜひご覧下さいね。泣くから!

ちぎちゃんの鋭い身のこなしが、お芝居とは全く違っていて、男役さんのかっこよさ満載です。

後半の「絆」の場面では、緑の衣装で絆の振りをするちぎさんを確認。挨拶の絆が、退団公演の振り付けになるって・・・。伝説になりそうな早霧さんです。

 

今日も素晴らしかったラインダンスでは、瑠皇りあさんを確認できました。私と娘はほんの少しだけご縁があり、音楽学校に行かれる前を存じ上げています。

その時から切長の目元が涼やかで目力が強く。初めてお見かけした時から、ものすごい美形さんで、礼儀正しく気遣いのある素敵なお嬢さんでした。今後のご成長を陰ながら応援したいと思います。

 

前回も泣いたみゆちゃんの明るい「私を覚えていてね」ソング。今日も泣けました。覚えているに決まってますやんか!ミュージカル女優として、ぜひ大成いただきたいです。

そして、本日も美しかった真っ白な衣装でのデュエダン。だいもんさんのカゲソロで踊るお二人。二人の間に流れる感情の流れが、まるで光の筋となって見えるかのようです。デュエダンがそのまま二人の出会いの物語のような美しい場面でした。

 

本日は、初舞台生さんのご親族なのか、小さなグループなのか、客席には男性が多かった印象でした。受けてはりましたよ~。金ちゃんが一番受けてはったかな?鉄板になってきたようです。すごいなぁ、鳳翔大さんは!

チケット難ではございますが、ライブビューイングを含めて、ぜひご観劇をお楽しみください。

ロシアにハワイ ポスターと写真集表紙のまぁ様 そうですか・・(≧∇≦)

皆さま、まぁまか”愛の物語”を予感させる大劇場「神々の土地」のポスター画像と、朝夏まなとさん写真集の表紙画像が相次いで発表されましたね。

 

既にご覧になった方も多いと思いますが、「神々の土地」ポスターはこちらをどうぞ。心してね、深呼吸してね!

この物語の中では、誰と誰がどうなるってのよぉーーーー!!(≧∇≦)(注 miyakogu心の叫び)

kageki.hankyu.co.jp

さらに、チラシ現物の裏には、背中合わせのまぁまかという、おそろしい萌え爆弾が仕込まれているようです。皆さま、チラシを手に取るとき、気をつけてね。

 

続いて、まぁ様の写真集「MANA」の表紙画像はこちらです。はい、こちらも呼吸を整えて、心臓をおさえてね。往年のフランス映画スターですかっての!!

shop.tca-pictures.net

 

ああー、もうっ!!(注 喜びの涙)

ただ、萌え死に喜びながらも、「神々の土地」ポスターのコピー、

「すべては、この大地だけが覚えているだろう。」

には、おそらく多くの方が涙されると同時に、ファンが「きぃーーっ」となって、チケットをばんばん増やしかねない要素もはらんでいると思われます。

では、ここでmiyakoguさんの反応を見てみましょう。

 ↓

 ↓

 ↓

「そんなもん、大地だけやないわぁっ!!(涙)」

「まぁ様ファンと宙組ファンが覚えているわぁっ!!観るわっ!!!」

(注 マウス叩きつけ) ←miyakoguさん、マウスが壊れるのでやめてください。

 

私は写真集表紙のまぁ様の、少年のような、少女のような、美しい青年のような女性の表情が好きです。

お若い頃のジェーン・バーキンのような印象的な瞳。萩尾望都さんのコミックから抜け出たようなこちらの心のうちを見透かすような表情

このお写真をモノクロにされた写真家、または編集スタッフの皆さまにお礼と拍手を。

 

ふぅ・・。それにしても「神々の土地」。これ、何回観たら気が済むかな?

実は私は、ロシアが舞台の小説、演劇はことごとく合わないのです。名作と言われる小説や戯曲は教養のために手に取ってみたことはありますし、宝塚以外で演劇も拝見したことはあるのですが、ことごとくアウト。

ただ、宝塚歌劇団による宙組の、まぁ様の退団公演、それがまぁまか愛の物語であるなら、もう、見つめるだけでいい!!二人を!!(≧∇≦) 

おばちゃんな、受けて立つわ! アラフィフだもの!

ざっぷーーん!!(注 miyakogu心象風景における崖に打ち寄せる荒波の音)

 

さて、中学生娘とmiyakoguのコンビ。もっちろん、昨日来、妄想は炸裂しています。

・・・・・・・・・・・・・・・

あなたの学校には、門から玄関まで並木道があります。(そういう設定で一つよろしくお願いしますよ)

まぁお兄様が休暇の時だけですが、その並木道を白馬に乗って、まぁ様ドミトリーと真風フェリックスが学校にあなたを迎えに来てくれます。まぁ様はあなたのお兄様、真風さんはお兄様の親友です。

あなたが玄関で待っているとね、手を差し出してひょいっとまぁ様の鞍の前に乗せてくださるのですよ。まぁ様の前に乗り、真風さんと話しながらお屋敷まで、帰ります。ぱっかぱっか・・。

お屋敷に着くと、まぁ様お兄様と真風さんはまぁ様の部屋に。あなたは着替えてしばらく後に、お兄様の部屋に紅茶を持って行くのです。

5月の風がカーテンをゆらす部屋で、首元を緩めて談笑する二人。二人とも頬が心なしか上気しているような気がします。

お兄様と真風さんのお邪魔をしてはいけません、妹のあなたは静かに失礼します・・。

皆さま、続きは脳内でよろしくね!(≧∇≦)

 

金曜夜、少しお疲れ気味の名古屋出張帰りのmiyakoguからは以上です。

あ、博多座・月組さん「長崎しぐれ坂」ご観劇の皆さまは、珠ちゃん卯之助の生涯を賭けた恋♡(伊佐次への)をぜひご堪能くださいね。

月組・博多座「長崎しぐれ坂/カルーセル輪舞曲」ショー感想 心の声だだ漏れでお届けしますわ!

皆さま、ではとどめに、月組・博多座「長崎しぐれ坂/カルーセル輪舞曲」のショー感想を心の声・だだ漏れでお届けしたいと思います!楽しかった、素敵でした。溌剌とした月組の皆さまでした。あっという間のショーでした。

 

本日は、月組さん「瑠璃色の刻」メンバーの方々が観劇にお見えになっており、私の斜め後ろ方向の上手席におられました。佳城葵さんは把握しました。たくさんおられたので、皆さんははっきりとはわからずです。

 

・序章(フランス パリ)

お正月に大劇場で観たときは、若干、ぷぷぷとなった白いたて髪。ついに皆さま、かっこよく、つけこなしておられるではありませんか!

それと、本日、珠ちゃんのお歌が伸びやかに、声が以前よりもぐっと通るようになっておられて、おばちゃん、感動したわ。ほんまに(涙)。

客席降りの皆様、ありちゃん、あーさとぺちぺちしたのは覚えておりますが、ここで月組さんが観劇されているのに気づき、そちらにも注意がいってしまうmiyakoguです。

この場面でまたもや、輝城みつるさんとばっちり目が合ってしまうmiyakogu。

あわわわーーー。これが世に聞く一本釣りですか?にやっと笑う輝城さん、にこっと微笑む輝城さん。あわわーー!!

すみません、次のお茶会、行った方がいいですかね・・。よろよろ。

 

・S4妖艶(アメリカ ニューヨーク)

ふぅぅ。あのね、皆さま。博多座って銀橋がないやん?

ちゃぴちゃんの、ぷりっと美しくラインを描くおみ足を間近で拝見して、感動いたしました。そのラインに。美しい人間っていいねぇ・・。しみじみ。(注 おなかのゴージャス・ミートをつまみながら)

間近で見るゴージャスなお姉さま方。わかばちゃんがいえーいってするのがかわいいし、憧花さんと玲美さんのお姉さま方が男役陣を翻弄しているのが、いいですねぇ。銀橋がなくて距離が近い分、迫力3割増しの気分。のっりのっり。

ブラックホークスの皆さま、どなたももちろん素敵なのですが・・。

あかんで、あの人!!風間柚乃さん。色気だだ漏れ、身のこなしも目線も。そろそろ博多座から通報が行くレベルです。「婦女子騒乱罪」で。まずいわ。あの人。目がひきつけられます。ぜひ観てね!

 

・S5 旅路(汽車のラインダンス)

「暁エキスプレス」です。わかばちゃんが、「どこ行こう?」で両手で目の周りにわっかをつくって、双眼鏡でのぞているかのようなしぐさ。可愛すぎ!!

ここの暁千星さんは溌剌と可愛らしく。お芝居で、哀愁が漂う演技をされていて、「うわ、ありちゃん、大人の階段を一歩、上がってしまったの?おばちゃんに何があったか教えて!ばんばんばん!」となっていたところでした。←自粛をお願いします、miyakoguさん?

ここのダンスチームも、背の高い人が増えているような印象をもった場面です。

 

・S6 楽園(メキシコ)

あーー、きてしまいましたよ、テキーラが!!珠ちゃんが縦の赤黒しましまスーツです。

あわわわーー。(注 この場面はずっとあわわーしか言っていないので、途中略)

そして、舞台センターやや上手から、上手に座っておられた月組さん観劇チームに向かって・・。

指にキス→キスを投げる→ウィンクの三段活用をされる珠ちゃん!

角度上、そのウィンクがmiyakoguをわずかにかすめました。月組さん観劇チームのおかげです。ありがどーーー(涙)「愛しとーよ」、かわいいわぁ。うんうん(注 目を細めながら)

 

・S7 祝祭(ブラジル)へ

楽しかった!サンバのステップが皆さん、ぐんとお上手に。さすが、大劇場から躍進されています。

アミーゴA、マランドロAの紫門ゆりやさんがのっりのり。そして、ここでもまたあの風間柚乃さんが色気満々、やる気ぎらぎらです。すごいわ、あの人。ちょっと、ちょっと奥様。お近くの方も遠方の方も風間さんを観に行ってくださいね。ぜひ!

 

加えて、予想外の爆弾がこの後!

ブラジルの場面で、ちょうど目線上に来たあーさの素足の足裏をまともに見てしまったmiyakogu。ぷちっ!どこかのヒューズが飛びました。(注 あほなことを言っている自覚は少しあります・・)

のりのりで盛り上げる月組観劇の皆さまです。ひゅーひゅー!珠ちゃんも緑の蝶の羽、すっかり身についておられます。良かったわぁ。

 

・S8 哀歌(スペイン アルハンブラ)

暗闇の中、上手袖でスタンバる轟さん。まだ暗いのに、美しい人がいる!とフォルムでわかるってすごいです、轟さんは。

 

・S9 飛翔(インド洋)からラストへ

いや、ほんまに。

飛翔で珠ちゃんが出てこられたとき。ちゃぴこの方を向いてたっておられるのですが、その左側の横顔の前髪のかかり具合が、miyakoguの好みのどストライクなんです。

ご本人は右側の横顔がお好きなようですが、左側も素敵!

ばんばんばんばん!!(〃∇〃)

(注 机をたたきまくるmiyakogu)

 

ここで水色の衣装で金髪ですらっとした方が出てこられて、「天使?天使が降臨したの?」と騒ぐmiyakogu(注 心の中で)

ありちゃんでした。ありちゃん、輝きが増しておられます!堂々と翼の男(歌手)として歌い上げておられます。

珠ちゃんの白い羽からの黒燕尾、デュエダンは本当に素敵。黒燕尾に華形ひかるさんが入っておられるのも素敵でした。

黒燕尾の輝城みつるさんが、しけを垂らさずぐっと髪をあげておられたのも新鮮でした。優ひかるさん、礼華はるさんはほんっと黒燕尾、お似合いになりますね。かっこいいわぁ。

とどめは、大きなトップ羽根を背負って並ぶ轟さんと珠ちゃん。見栄えします!何というゴージャスな並び。

轟さんが先にフィナーレで降りてこられたのを拝見し、「すみません、轟様、ありがとうございますだーーー」と珠ちゃんファンの皆さまは泣きそうになられることと思います。

 

最後に。幕間に、お隣にお座りの方から「福岡の方ですか?」とにこやかに話しかけられました。お話しさせていただくと、珠ちゃんファンの方。しかも「激情」からの。

「珠城さんのファンの方とお話したの、初めてかもしれなくて」とおっしゃり・・。

「激情」からのファン、長年のヅカファンでいらっしゃるとのことだけれど、珠ちゃんファンは周りに少ない・・。これはまずい!このブログをお読みいただいている方とかなり共通点が多いイメージです。なぜか焦るmiyakogu。

思い切って終演後、お話しながら「私、ブログを書いてまして」と申し上げると、「何というブログですか?」と聞かれたため、お伝えすると「読んでます。えっ?え?お仕事されている、あの?え?」と驚かれました。

はい、すみません。こんなちんまるっこいラフな格好のおばちゃんなんです。大阪の。えへへ。九州圏内からプチ遠征されていたお隣さん、またどうぞブログにお越しくださませね!

月組・博多座「長崎しぐれ坂/カルーセル輪舞曲」お芝居感想2 あーさの美、ありちゃんの演技、月組の皆さま大活躍  

皆さま、引き続き、博多座・月組さんの「長崎しぐれ坂/カルーセル輪舞曲」のお芝居感想2をお届けします。再演とはいえ、ネタバレしていますので、お嫌な方はお読みにならないでくださいね。

 

・朝美絢さんの袴姿・館岡

おおおーー。美形のあーさの袴姿。ええ感じでお似合いです。目元がすっと、きりっとして、敏捷そう。雪組さんに組替えされますが、今後のご活躍に期待です。

「グランド・ホテル」でのラファエラの哀愁漂う演技に本当に驚かされました。今作品では、プライドの高そうな、自分の任務に忠実であるが故にいらだつ若者をうまく表現されています。あーさはお芝居がお好きなんだろうなぁ。

 

・暁千星さんのらしゃ

めちゃくちゃ良かった。ものすごく良かった!!驚きました。

もともと背が高く、スタイルがよく、ダンスがうまいところに、歌が抜群にお上手になられて、声が伸び、お芝居がよくなって。最強ですやんか?!

「グランド・ホテル」でのラファエラ役と格闘し、エリックの歌を伸びやかに歌われた経験を経て、ぐんと伸びられたのでしょうか?驚きました。伸び盛りの強さを見た気がします。

色気のある登場シーン、やさぐれていながら、何かを秘めた若者のいらだち。伊佐次をおびき出すための計略で、長崎奉行の探り番・ぼらにだまされたと裏切りを知った後の壮絶な最後。素晴らしかった。かわいいありちゃんの時代はどうやら終わりのよう。楽しみな男役さんです。

 

・華形ひかるさんの水牛と玲美くれあさんの玉蘭のコンビ

※もし間違っていたら教えてくださいね。

「先生」と呼ばれる華形ひかるさん。物語に落ち着いた色を加えておられます。轟さんに加えて、こういう方が一人おられるだけで、お若い月組さん・博多座チームのお芝居ががぐっと締まっているような印象を持ちました。

その妻役の玉蘭の玲美くれあさん(ですよね?まだ月組さんは全員はわからないので、間違っていたら教えてくださいね)。お綺麗な髪形で、薄い紫のチャイナ服がよくお似合い。美しい母役です。

 

・紫門ゆりやさんのさそり、春海ゆうさんのらっこ、風間柚乃さんのあんぺ

ありちゃんとこのお三方が轟さんの子分です。

結束が固いのかと思いきや、5年も閉じ込められ、若者の鬱屈した気分がたまっているよう。そのいらだちをやさぐれ感一杯に、不良ゆえのかっこよさで見せておられるのがロイヤル紫門さん。宙組で言うなれば、あっきーさんがまこちゃんやっているような感じです。

春海ゆうさんのらっこは、これはジェンヌさんのやさぐれ役を超えてきたかのような風体。だ、大丈夫か?と思わせる風貌。そういう雰囲気も含めて、役をつくることができる上手さがある方と拝見しました。

風間柚乃さんは、ショーで大活躍!今回の公演の「そろそろ通報されそうな№1」です。あかんわぁ、あの人。ものすごい色気だだ漏れ、やる気ぎらぎら。月組さんはどうやら、おそるべし色気満々の男役さんを手に入れられましたね。ショー感想でまた詳しくは。

 

・千海華蘭さんのぼら

からんちゃんはどのような役でもお上手ですねぇ。小物の長崎奉行の探り番をいきいきと、またおどおどと。何というか、本当にそれらしく見えるんですね、からんちゃんは。珠ちゃん卯之助とは若干ライバルの役柄なのかな?

 

・早乙女わかばちゃんの芳蓮と友達・柳麗の結愛かれんさん

可愛らしいお二人です。早乙女わかばちゃんは可憐に、ありちゃん演じる「らしゃ」の恋人を。恋人を喪って悲しむわかばちゃんを支える役をかれんさんが、愛らしく。素敵な笑顔の方ですね。見とれました。(にゃおさん、ありがとう!直したわ)

 

・憧華ゆりのさんの李花

轟さん伊佐次の唐人屋敷内での女です。行く先々に女あり。あかんね、轟さんったら!←お芝居なんで、miyakoguさん。

本日のmiyakoguの驚き№1のセリフがこちらです。轟さんが去っていくかのように察して、李花がすがる場面。

「悪いところがあるなら、言って。直すから。」

 

まー・じー・かぁーーーー?!驚くmiyakoguです。

男のために、自分の悪いところを直す?なんて殊勝な。これっっぽちもmiyakoguの人生に今まで昇ったことのない発想です。さぁ、ここでmiyakoguさんに一曲、歌っていただきましょう!

「ありのー、ままでー🎵」

いや、ほんま、あかんて。李花ちゃん。それ、だめんずにいいようにされるパターンよ。わかるけれど、どうしようもなく愛したんですね・・。←お芝居なんで、miyakoguさん。

 

別箱の公演はいろいろな方の活躍が随所で拝見できて、本当に楽しいですね。

たとえば、唐人屋敷に乗り込んでくるあーさ・館岡に付いてきた同心の二人組さん。一星慧さんと大楠てらさん。おっきい!!朝霧真さん、礼華はるさんもそうですが、月組さんにどんどん背の高い方が増えていますよね?

珠ちゃんもありちゃんもそうなのですが、ぐーーんと歌唱が伸びておられて、背の大きさに加えて、将来、大型海外ミュージカルを上演されそうな予感がいたしました。勝手に楽しみにしておきます。