代取マザー、時々おとめ

宝塚の観劇感想メインのブログ。たまたま代取(代表取締役)になったワーキングマザーの日々と哲学。twitterは@miyakogu5。

働き女子(ヅカファン)の皆様へ 娘のジェンダーフリーとは? そう来ましたか、あっぱれです(^^)

皆さま、こんにちは。お元気ですか? 娘・待ち時間中のmiyakoguです。

あ、「娘との対話」というカテゴリーを新設いたしました(^^)。お初のコメントをいただくと娘への言及が多く、ブログを席巻する娘勢力に屈するmiyakoguです。あはは。 

お正月明けの賀詞交換会なども一段落いたしました。後はもう一つある女性経営者の新年会を残すのみ。こちらは相当、色彩的にもアクセサリー的にもいろいろ華やかな予感で楽しみです。

あ、私? 私はもちろん、珠ちゃんのブレスレットで行きますわ。おほほ。

 

これまでは黒と紺の世界=おっちゃんワールドでした。

ただ、今週、お堅い業種の経済団体の賀詞交換会に出席していましたが、確実に女性の参加者が増えています。数年前と比べて。

リーガロイヤルホテルであったので、「おいしいご飯があるよ」と連れてこられた風の比較的お若い女性の方が多いのですが、とってもいいことです!こういう場に参加していくと場慣れもしますものね。

残念ながら私はお話をしていたら食べそびれてしまい(ただ、一番目玉っぽいステーキはちゃんと!)、お茶代わりの遅めの軽食をメインラウンジにて。

何気なく頼んだパンケーキがこちら・・。

f:id:miyakogu:20170113174701j:plain

 

あーー、miyakoguさん。またそんなもん、食べて!

だーかーらー、アラフィフ・ダイエットが成功しないんでしょうが、と思われたそこのあなた!(=娘)。

お母さんもそう思う・・。ただ全部はさすがによう食べへんかったわ・・。アラフィフだもの。

 

さて、娘と先日、学校のテストについて会話をしていたときのことです。突然、娘がこう言い出しましたよ(^^)。お聞き下さい。

 ↓

 ↓

「あんなぁ。学校の問題、おかしいで!

「どうしたん?」

「算数の問題でな、「男性が○人います、女性が○人います。この中で何通りのカップルが成立する可能性がありますか?」って出てん。」

「私はさぁ、ジェンダーフリー(LGBTかな?)に配慮して、男女の組合せだけじゃなく、

 ・男性と男性

 ・女性と女性

も全部入れて回答してん。」

「ほぅぅぅぅっ・・?!」

「そしたらなぁ、それ、バツやってん!おかしくない?!」

憤慨する中学生娘です。

 

た、確かに・・。おっしゃる通りでございます。可能性としては当然、ある。十分にある。特に以下の場合ですな。我々的には。

本来、女性である方が演じている男役と男役とのカップリング

 

それは ドリーーーーム!! ←miyakoguと娘の。

もう少しはっきり言うと、それは まぁまか。

(注 宝塚歌劇団・宙組トップスター 朝夏まなとさんと2番手スター 真風涼帆さん。身長172cmと175cm。お二人ともに長身、手足長くイケメン。)

 

現在、宝塚大劇場「グランド・ホテル」にて、色気たっぷり男爵を演じておられる珠城りょうさんには、そういうものはあまり感じないのですね(バウホール公演「春の雪」除く)。

あの方は、ちゃぴちゃんお相手の包容力を見たいのですよ。長椅子に仰向けに横たわり、ちゃぴちゃんを左手に抱いて眠る珠城さん・・・。

それは ドリーーーーム!!

ついでに言うと、長椅子をまたぐ長い脚、それは多分、見せびらかし。

 

しかし・・。月城かなとさんが月組に組み替えをされた後・・。珠ちゃんの腕の中で儚く散る友人役とか、ありそうな気もする。じゅる。

万一、ショウで何かがあったりしたら、それは素晴らしい破壊力。じゅる。

↑ miyakoguさん、気を確かに・・。

 

という話は、おっちゃん交流会ではできないので、書いておく! ←miaykoguさん、何の備忘録?1週間の成果がそれ・・?

んじゃ、皆様、どうもお仕事、お疲れ様でした。土日こそお仕事という方、寒くなる中、体調管理にお気をつけください(^^)。

月組・グランドホテル 感想5 真剣に考えた「死のボレロ」の意味、珠城りょうさんの恋とおびえの感情表現

皆さま、こんばんは。本日、開幕1週間の宝塚歌劇団・月組「グランドホテル/カルーセル輪舞曲」15時公演を観劇してきましたので、その感想をお届けします!

今公演は、私はショウはそこまで「うぉーー」とならず、よくまとまったダンス中心の端整なショウだと拝見しています。ただ・・。

ミュージカルが素晴らしい のですよ。本当に!!!

これ、受け止め方によってはあまり宝塚らしくない作品かもしれません。でも、こういう作品を時々、上演されるとジェンヌさんもスタッフさんも、ぐんと何か違うレベルに突入されるのではないかと思います。月組の皆さんは、本当にすごい。

おばちゃんな、実録・心の声はひとまず置いておいて、正直に書くわな!!!

 

1.珠城りょうさん男爵と愛希れいかさんグルーシンスカヤの恋物語

お正月初日。実は「うわ、これ、オットーの物語やん」と正直、思いました。

もともと、宝塚初演は当時のトップスター・涼風真世さんがオットーとして主演された物語です。初日、美弥るりかさんが大変素晴らしい演技をされたこともあり、他の皆さまも部分の演技・歌唱・ダンスはもちろん素晴らしかったのですが、男爵とグルーシンスカヤの物語としてぐっと響くところまでは行ってなかったように、私は思いました。

しかし、本日は珠城りょうさんの男爵と愛希れいかさんのグルーシンスカヤの恋の物語が舞台から伝わってきました。

もちろん、グランドホテルは、様々な人間模様が交錯するストーリー。それぞれに物語があってしかるべきです。ただ、本日は二人の「恋物語」が舞台から伝わってきたように、私は思いました。

愛希れいかさんは全盛期を過ぎたバレリーナとして初日よりやや年上に、そして珠城りょうさんは人間味のある魅力的な青年貴族として初日よりやや若く、すれていないように見えたのです。不思議なことに。

そのため、二人の間に突然生まれる恋が、より純粋に美しく鮮明に見え、そして突然の終わりがより切なく見えたのです。

 

2.珠城りょうさんの声の伸びと揺れる感情表現

その変化をもたらしたのは、珠城りょうさんの歌唱における感情表現の成熟だと思います。初日から、愛希れいかさんは「ザ・女優」という表現をされていて、私はその素晴らしさと迫力に驚きました。男爵に抱きしめられた時、手を震わせ、「震えているわ」と歌われるのです。

本日の珠城りょうさんの声はのびやかによく通り、初日より断然素晴らしいものになっていました。

私が思う珠ちゃんの最大の強みは、きちんと歌え踊れる上で見せてくださる、揺れ動く感情の表現です。

戸惑い、ためらい、葛藤。二つの感情の中で揺れ動く青年。こういった表現において、どういうわけか 珠ちゃんは抜群!なのです。

グルーシンスカヤと突然の恋に落ちる場面で歌い上げる「Love Can't Happen」における伸びやかな声、瑞瑞しい喜び。加えて、初日と一番変わっていたのが最後の「Roses At The Station」でした。

早いテンポで言葉の区切り方も独特、きちんと歌うことに気を取られると、感情を乗せるのは難しい歌ではないかと思うのですね。死ぬ間際にフラッシュするという人生の過去のシーン。

今日は珠ちゃんが見事に歌っておられたのです。赤いバラを抱えながら。

 

幸福な少年時代への追憶、青年時代の戦場での思い出。

初めて知った本物の恋。

しかしその直後に終わりを唐突に迎えた生。

彼は戦場を生き抜いたのに、初めて本物の恋を知ったのに・・。無為に過ごしてきた人生の代償かのような事故。

 

彼はオットーからお金を分けてもらった。でもそのお金を借金返済に取り上げられてしまった。グルーシンスカヤとともにウィーンに行くお金が欲しかった。だから、プライジングの部屋に盗みに入ることになってしまった。でもそのためにフラムシェンを助けたくなる場面に遭遇し、撃たれた。

すべてはつながっています。彼の無為に過ごした青春のツケを払ったかのような事故。しかし、本物の恋を知った彼は、今こそ、真に生きたかったと思うのです。ウィーンに行けるはずのお金を運転手に取り上げられたとき、彼は悲痛に叫びます。君たちにとってははした金でも、自分にとっては全財産なんだという彼の必死さ。

今こそ、誰よりも生きたかった男爵。「生」への希望が高まった頂点で、彼は亡くなってしまいます。

それは、どれほどの無念さであっただろうと、私は思います。

 

3.「死のボレロ」

彼が快楽を楽しみ、恐らくは無為に過ごした20代の日々には、彼が10代の終わり頃に参加しただろうと思われる第一次世界大戦の影があるように私は考えています。(第一次世界大戦は1914年から1918年、この作品の舞台は1928年、NY株式市場暴落をきっかけとする1929年の世界恐慌の一年前です)

多感な時期に生き延びた戦場(一瞬だけ、上記の歌の場面で出てきます)。彼は確かに生き延びた、しかし、多くの友は戦場で亡くなったのではないかと思うのですね。

自身を幸運だと思う一方、「死」をあまりにも多く身近に見てしまったゆえに、彼の心は、今、目の前にある快楽へと向いたのではないか。そうするより他に彼の身近で起こったあまりに多くの「死」から逃れるすべはなかったのではないか。そう私は想像します。

 

その彼に「死」を突きつけるかのような「Death/Bolero」(ちゃぴさんが黒い衣装で現れ、上記の歌の後、たまちゃぴで踊ります)。

男爵は最初、グルーシンスカヤの姿をした「死」に脅え、逃げるかのようです。彼が直面したくなかった、目を背けたかった「死」。

でも、彼はグルーシンスカヤと出会って、たとえわずかな時間であっても、自分の輝く「生」を確かに生きたという実感を得たはずです。

そのことに気づいた彼は、グルーシンスカヤに導かれるように最後には安らかに、むしろ魅入られるように「死」を受け入れ、グルーシンスカヤの姿をした「死」は本来の役割に戻るかのように彼の命をきっぱりと奪います。勝手な解釈ながら、そのように私には見えたお二人のダンスでした。

 

というようなことを、アラフィフのおばちゃんに瞬時に感じさせ、想像させた珠ちゃんの歌と演技、珠城りょうさんと愛希れいかさんの「Death/Bolero」だったのです。

 

おばちゃんな、人生経験、ジェンヌさんよりはかなりあるやん?

けれど、時々、随分若いはずのジェンヌさんが深い解釈によるのか、直感によるのか、才能によるのか、それはわからないのですが、私達の経験を総合した実感の、さらにその先にある素晴らしい舞台を見せてくださることがあります

その驚きと感動。本日の「グランド・ホテル」の珠城りょうさんと愛希れいかさんのお二人からは、それらを受け取りました。ブラボー!

もちろん、それは美弥るりかさんの素晴らしいオットー、早乙女わかばさんの生き生きと躍動するフラムシェン、グルーシンスカヤへの切ない同性の恋を抱えた暁千星さんのラファエラ、若きパパの喜びを歌う朝美絢さんのエリック、舞台上で絶妙な演技と正確な動きを見せておられる月組の皆さま、専科の夏美ようさんと華形ひかるさん。皆さまの総合力あってのものでした。

 

考えてみると、オットーは「死」に近いが「生」を望み、フラムシェンとエリックは新たな「生」を迎え、プライジングは破滅におびえつつ「生」を求め、ドクターはグランド・ホテルのロビーで静かに「死」を待っている。「愛と生と死」に彩られた物語です。

皆さまも、どうぞご観劇をお楽しみください。

 

’(役替わり4パターンの感想はこちらです。よろしければどうぞ!)

月組・グランドホテル 役替わり4パターンの比較感想 毎回注目すべき人が異なる充実の月組さん - 代取マザー、時々おとめ

 

(お正月の大劇場初日感想の1から4まではこちらです。よろしければどうぞ!)

月組・グランドホテル 初日感想 晴れやかな珠城りょうさんのお披露目、美しい背中の色気と圧巻のリフト - 代取マザー、時々おとめ

月組・グランドホテル 初日感想2 美弥るりかさんの全身全霊のオットー! - 代取マザー、時々おとめ

月組・グランドホテル 初日感想3 見事な迫力、愛希れいかさんのグルーシンスカヤ - 代取マザー、時々おとめ

月組・グランド・ホテル/カルーセル輪舞曲 初日感想4 燕尾の珠城りょうさんの凛とした横顔、月組さんの熱演を讃えたい - 代取マザー、時々おとめ

 

働き女子の皆さまへ 中学生娘からの鋭い指摘にたじたじ、でも果敢に話しかけるのはおばちゃん力

皆さま、こんばんは。年明け第1週が終わりましたね。お元気ですか?皆さまは新年の目標は立てられましたでしょうか?

 

1.娘からの鋭い指摘

昨年の大晦日、中学生娘との恒例のお風呂会議にて、私は以下のように述べてみました。その背景には浅田次郎さんの「王妃の館」における宮廷料理人・ムノンと、宝塚版には出てこないようなのですが、ルイ14世の思い人・ディアナに生涯の愛を捧げたレストラン店主・マイエの存在があります。彼らは愛する人のために料理を作り続けるのです。

やっぱり、手料理かしら?「愛」にはと思ったのですね。

 

「あんなぁ、お母さんな、来年から生き方を変えてみようと思う」(しみじみとね)

これに対して娘の放った一言がこちらです。お聞きください・・。

 ↓

 ↓

「あんな、自分、それ毎年、言ってる。」(きっぱり)

「ほんでな、上半期は割とうまくいくねん。「お母さん、チケット代減らすわ」とか言ってな。」

「でも、GWの博多座の宙組・王家の遠征の段階で「もう、ええわ!」ってなってた。」(with したり顔)

 

きーーーっ。腹立ちますわねぇ!(^^) 

そして、まさにその通りというのが、一層頭にきますわねぇ!(^^) また、「上半期」という言い方が、中学生としては生意気ですわねぇ(^^)。どこで覚えたのかしら・・。私からかしら・・(^_^;。

 

2.果敢に話しかける”おばちゃん力”

しかし、そんな中学生娘にはなく、おばちゃん@アラフィフにこそ、という力もあります。

元旦、にぎわう宝塚大劇場のロビーに突然、長身の素敵な方が現れた時のこと。そう、「グランド・ホテル」原作の演出家であり、月組さんの今公演の特別監修をされているトミー・チューン氏です。

濃紺の三つ揃えのスーツ、すらっとした長身、まっすぐな脚、美しい白髪、すべてがパーフェクトにダンディでした。

きゃあきゃあと盛り上がるロビーの皆さま。娘は固まっています。

おっし、おばちゃんは行くで!果敢に、娘のある夢についてトミー・チューンさんに英語で話しかけるmiyakogu。こういう時、大阪のおばちゃんは強いのです。

「おお~」という感じで娘を見てくださったトミーさんですが、阪急の方が「He has to go.」とお急ぎで行かれてしまいました。お邪魔してすいませんでした(^^)。

もちろん、ロビーにおられた生田先生にも話しかけるmiyakogu、それに釣られて自分もお話しする娘。最近、私の果敢なおばちゃん力に感化されてきているためか、こういう場面でも動じなくなってきて、何よりです!おほほ。

 

そして、これはお仕事ですので娘は一緒ではなかったのですが、1月4日のこと。

大阪の方は夕方のニュースに出たのでご存知の方もおられるかもしれませんが、新年互礼会なるものがホテルニューオータニ大阪でございました。私も創業会長と一緒にここ数年、参加しています。

いろいろご挨拶をしていたのですが、あ!スカイステージの音楽学校卒業式で必ずお見かけするあのお方がおられるではありませんか?!

 

おっし。これは果敢にご挨拶に行くしかないわ!

大勢の方に囲まれておられましたので、人の列が一段落したところでご挨拶。簡単にあるお仕事の話をさせていただき、最後に「私、宝塚の大ファンなんです!」と申し上げると、「お~!と先方様もにっこり。確かにこのおっちゃんばっかりのパーティでは、そのようなことをお伝えする人はあまりおられなかったでしょうしね。良かった!

 

しかし、皆さま・・。私としたことが大抜かりでした・・。

「グランド・ホテル」初日の月組さん、珠城りょうさんがいかに素晴らしかったかを、お伝えそびれました・・。ごめんなさい!来年は絶対にがんばろう。

おばちゃん力に磨きをかけねば。ますます厚かましく、果敢に生きてまいりたいと存じます。

 

皆さまは、今年の目標を立てられましたか? え?「チケット代を抑える?」

ふぅむ、上半期のどっかでふっとんで、うぉー!って、結局、観に行くことになりますでしょうに・・。←昨年のmiyakogu教訓より。

ただいま、「グランド・ホテル」ブロードウェイ版CDを聴いています。ちょうど乾杯のところ。明日は「miyakogu・心の声だだ漏れ」を実録するために午後、観劇に行ってまいりますよ!感想はまた明日夜にお届けしたいと存じます(^^)。

月組・グランド・ホテル/カルーセル輪舞曲 初日感想4 燕尾の珠城りょうさんの凛とした横顔、月組さんの熱演を讃えたい

皆さま、こんにちは。旦那はん実家でぬくぬくと過ごすmiyakoguです。いやぁ、いいところです、旦那はん実家。

さて、本日は初日感想を最後まで仕上げたいmiyakogu。おばちゃん、最後まで書くわな!今週末また観るけどな!(あら?)

まずはお芝居の感想を少し書き足してから、ショウの感想を書きたいと思います。

 

1.グランド・ホテルにおける「熱演大陸!宝塚月組」の皆さま

あのねぇ・・。作品の力によって、ジェンヌさんの力がぐぐぐっと伸びるということがあるのだと、驚きました。

既に書いたお3人に加えて、早乙女わかばさん、暁千星さんが素晴らしかったのですよ。エリックの出番は少しながら、朝美絢さんも若きパパらしさが出てました。朝美さんにはラファエラ役を拝見してからまた書きたいと思います。

 

・早乙女わかばさん

キュート&コケティッシュ&気の良さ。ハリウッドに行きたいのという生き生きとした野心、憧れている割にはハリウッドの場所も分かっていないかのような世間知らず、お金のためにはやっぱり動けない純な心、オットーへの優しさや気の良さ。これらがすべて詰まったフラムシェンでした。

私はショウでわかばちゃんの気合の入った表情を見るのが好きです。「アーサー王伝説」の時の魔女手下の無表情な恐さもお上手でした。

フラムシェンは、考えが足りないかもしれない。憧れを誰よりも強くもっていて、そして必死なんですね。あることのためにお金が必要な彼女ですが、必死さよりも何となく、今を生きる快活さがあるのです。「I have to go Hollywood」と歌い踊り、そしてオットーを優しくダンスに誘う彼女。

まったく似つかわしくなくても、彼女の「生」に、重病を患っているオットーが強く惹かれるのがとても納得させられる。素敵なフラムシェンでした。歌がお上手になられて・・(涙)。なんといっても「ランスロット」で真風さんの相手役をされていた方、応援しております。

 

・暁千星さん

美弥るりかさんの全身全霊のオットーとともに、実は一番驚かされたのが暁千星さんのラファエラでした。格段にお歌がお上手になられていて、その上、ただ単に歌唱が上手くなったのではないだろうとmiyakogu、拝見いたしました。グルーシンスカヤに対する秘めた思いが、歌に乗って堂々と劇場に広がったのです。

劇中で「二人だけの丘の上のヴィラ」と歌われる楽曲の表題「Twenty-Two Years」というのは、ラファエラがグルーシンスカヤの付き人をしてきた歳月のことなのでしょう。
長身に黒いまっすぐな髪、黒尽くめの服。暁千星さんは、普段、長身ながらキュートで少しあどけない表情が魅力的な方ですが、全く違いました。驚きました。

もともとダンスがお上手で長身でといろいろ揃った方。私の推察ですが、今まで、表現したい気持ちは十分に内にお持ちであった。しかし、その技量が追いついてなかったところに、歌唱とかつぜつが改善されて、今、必死ながらもこの役を愛し楽しんでおられると思うのです。ぜひ劇場でご確認ください。

 

・月組の皆様の熱演!

舞台の左端にずっと座りながら、グランド・ホテルに集まり去っていく人々を見つめているドクターの夏美ようさんの迫力とかっこよさ、華形ひかるさんが演じられた実業家・プライジングの中年男性のいやらしさと、窮地に追い込まれているやるせなさ。グランド・ホテルにまた違った彩りを添えるものでした。

後、わかばちゃんが「I have to go」って歌っているところだったと思うのですが、ベルボーイが集まって歌っておられた場面。蓮つかささんと、蓮さんの一人手前におられた方に注目いたしました。皆様、光っておられたと思います。(蓮さんの一人手前におられた方。もしお分かりの方がおられましたら、また教えてやってください)

それから輝城みつるさん。刑事として「しかし、亡くなったのは男爵でしょう」の一言をおっしゃったと思うのですが、おばちゃん、「ええ声、誰?!」とちゃんと把握しましたよ。うんうん。

地階の労働者、電話交換手、ベルボーイをはじめ、みなさんね、目だった役ではないかもしれないけれど、おばちゃんな、ちゃんと観てるで!

皆様の一生懸命さが、舞台を素晴らしいものにしていることが伝わってきて涙出そうになりました。ようやらはったと思う。がんばれ、月組さんの皆様。

 

2.ショウ「カルーセル輪舞曲」感想

もうね、ショウの幕開けの回転木馬と虹色の照明が映し出されただけで、客席から「うわぁ」という感動のどよめきが・・。とても美しい装置と照明でした。

「白馬の王子」の珠城りょうさんがせりあがり、皆様、「お?!」という白いたてがみらしき付け毛。楽しかったです。が、大成功しているとはちょっと言い難く、少しばかり「ぷぷぷ」という面も(^^)。あ、ごめんね。

 

・S4 妖艶(アメリカ、ニューヨーク)
愛希れいかさんが、月組のお姉さま方を引き連れてかっこよく踊る場面です。
ブラックホークスとして登場される男役さん達もかっこよく、「ひゅーー」と言いたくなる場面。美しい歌声が聞こえてきて、「誰?!」と思ったら、千海華蘭さんと晴音アキさんでした。さすが!

 

・S6 楽園(メキシコ)における珠城りょうさんの「テキーラ」
もうね・・・。赤と黒の縦じまのスーツを着こなした珠ちゃんがね・・。かっこよすぎやろ!!!

アミーゴAの美弥るりかさんにちょいちょいと珠ちゃんが指で合図された時、私と中学生娘は「まさかのまぁまか再演?!」とあわてふためきましたが、対決っぽく終わり、ほっと一息・・。いや、一息とちゃうわ。ここの珠ちゃん、最高にかっこいいです!

 

・S7B 祝祭(ブラジル)の華形ひかるさんと皆さま
冒頭にせり上がってこられた華形ひかるさんが、水先案内人なのですが、中でもポリスとして歌い踊られる「祝祭(ブラジル)」の場面。身のこなしが粋で華やかで、目を惹きつけられました。ここはとびっきりの華やかさ。私は初日、2階から拝見していたので全体の構成がよくわかり、華やかな色彩とお祭り騒ぎを楽しみましたよ。

 

・S8 流麗(シルクロード)のカゲソロの美しさ
ここもどなただろう?という美しい歌声。パンフレットをみると、輝月ゆうまさんと白雪さちかさんでした。ニューヨークの場面で、ちゃぴさんの右後方に「び、美脚?!」と思わず見た方もやはりさちかねえさん。本当に美しいおみあしですよね。

 

・S9B 飛翔(インド洋)の宇月颯さん
お芝居では男爵を追い詰めていく運転手役を好演されていた宇月さん。帽子がお似合いで妙に色気のある運転手でした。
ショウでは「翼の男A」として歌い踊られる宇月さん。歌もダンスもお上手で、本当に貴重な男役さんですよね。色気のある目線にどきっとさせられる方です。

 

・S11 吾が巴里よ(日本 タカラヅカ)の珠城りょうさんの凛とした横顔

ここなんです。黒燕尾・珠ちゃん、何という美しい登場でしょうか・・!

白い羽を持った娘役さんが白いドレスで、珠城りょうさんの背中から大きな羽を描くように並んでおられます。

その時の珠城りょうさんの美しい凛とした横顔。覚悟と誇りに満ちた美しい表情。拝見していて、泣きそうになりました。


実はその少し前、「S9B 飛翔(インド洋)」の場面で、珠城りょうさんが晴れ晴れとした楽しそうな表情を見せておられて、初日の公演が無事に終わりつつあることへの喜びが伝わってくるように感じたのです。その少し後、フィナーレ直前で見せられた凜とした表情です。

 

珠城りょうさんの内面で、一つの公演の中で躍動しているであろう喜び、楽しさ、苦しさ、覚悟、そして誇り。そのすべてが一つのショウの中に詰まっているように思いました。

「うぉーー」と手放しで感想を書きまくるようなショウではなかったかもしれません。私は宙組さんの朝夏まなとさんのショウスターぶりがとても好きなんですね。でも、月組さんらしい端整で美しく手堅いショウでした。

 

大階段にすくっと立つ、珠城りょうさんの美しい横顔。その背中から大きく伸びているかのように見えた大きな白い羽。

その場面のりょうさんの表情を見られただけで感動です。本当にありがとう、月組の皆様。

エトワールの美しい歌声は、コメントでちひろさんから教えていただいた麗泉里さん。にっこりと素敵な笑顔で歌い始められた安定した美しい歌声でした。


素晴らしい熱演のお芝居、そして手堅いショウ。変な表現ですが2つセットで「お買い得!」の公演です。珠城りょうさんの男爵の歌声が、2日目にして飛躍的に素晴らしくなっているとのご報告も寄せていただいており、次の観劇に期待大です。

皆さま、月組さんの熱演をぜひご観劇ください。今年も宝塚歌劇団の”勝手に広報委員”を、ネットの海の片隅から務める所存でございます(^^)。

月組・グランドホテル 初日感想3 見事な迫力、愛希れいかさんのグルーシンスカヤ

珠ちゃんの背中、美弥るりかさんのオットーに続き、愛希れいかさんのグルーシンスカヤについて書かないと終われません。

 

4.見事な迫力、愛希れいかさんのグルーシンスカヤ

宝石を盗みに部屋に侵入していた男爵が自分の年齢を「29歳と29ヶ月」と答えたのに対して、グルーシンスカヤは「39歳と39ヶ月」と答えます。

ほぉ・・。

 

まだお若いですわ、エリザヴェッタ!あかんで、そんなこと気にしたら?!おばちゃんらな、もっといってるで(おなかをぽーんと叩きながら) ←あ、違いましたね。すいません。

グルーシンスカヤは生きる喜び、愛の喜びがないと踊れないのです。生きる喜びを見失っていたグルーシンスカヤは踊れなくなっています。

しかし、突然の「Love Can’t Happen」です。ありえない速さで恋が生まれた男爵とグルーシンスカヤ・・。ご本人達も戸惑っています。

男爵が部屋を去った後、グルーシンスカヤが一人で歌う「ボンジュール、アムール」の場面の愛希れいかさんの演技、ダンス、歌が本当に素敵した。素晴らしいミュージカル女優です。踊れる、歌もスムーズ、そして美しいプロポーション。

宝塚歌劇団の娘役さんとしては貫禄があり、新鮮味が薄れているというご意見があるのも、いろいろ見聞きします。でも、私は珠城りょうさんのようなお若い男役さんがトップになられた組だからこそ、こういう娘役トップさんがおられるのは素敵なことだと思います。

過去にも例があるようですが、女性がこれだけ活躍している社会において、1組くらいどんどん前に出るトップ娘役さんがおられる組があっていいのではないかしら?と私は思うのですね。もちろん、異なるご意見の方も当然多いだろうと思いますが。

何と言っても、ちゃぴちゃん、かっこいいやん!!男前やで。

ショウ「カルーセル輪舞曲」のNYの場面なんて、娘役さん達引き連れて、かっこよかったわぁ。

 

お芝居の中では、世間知らずの純粋なバレリーナです。今でこそ、残念なことに落ちぶれていますが、彼女は才能ゆえにこれまで守られてきた。スポンサーもあり、宝石も贈られて。

でも人生の喜びを失った彼女は、踊れない。そのグルーシンスカヤを支えているのが付き人のラファエラです。

暁千星さんがぐんぐん伸びておられる歌唱で聴かせてくれます。驚きました。彼女は歌とともに、かつぜつも改善され、今、伸び盛りの自信をお持ちになっているのではないかと思います。遠慮がないのですね、歌に。

ラファエラは切ない愛をグルーシンスカヤに捧げている。いつか誰も彼女を支える人がいなくなったら、自分と丘の上で住むのだと歌うラファエラ。その夢は実現が難しそうです・・。

今も目の前で、男爵とグルーシンスカヤが恋に落ち、その喜びによって再び踊ると言っているのを受け止めなくてはならないのですから。少女のような恋の喜びを表現するちゃぴさんの愛らしさ。「誰か強くて賢い人が彼女には必要」と歌うラファエラの同性への恋はこれも切ないものでした。私はこの楽曲「What She Needs」がとても好きで、つい口ずさんでしまいます。

 

ちゃぴさんの圧巻の場面は、最後に黒の衣装で男爵と踊るグルーシンスカヤでした。

男爵は撃たれて亡くなっていますので、回想というか、空想のシーンです。すごかったわ!!

ちゃぴさんは胸をはったまま、あれ、どうやって回っておられるのかな。一度見ただけでは構造がわかりませんでした。ただ、圧倒されました。迫力のリフトです。

珠城りょうさんが素晴らしい体格をお持ちな上に、ちゃぴさんのダンスのお力が加わって、なんという美しいリフトでしょうか。

二人の愛と切なさと追憶が、ダンスのみからでも、力を持って伝わってくる。不思議な美しさに満ちたシーンでした。

 

ひとまず、今日はここまで!ブロードウェイ版はCDのみ、宝塚版も初演を拝見していないため、いろいろ見当違いのこともあるかと思います。新米ファンのことと、どうぞご容赦くださいませ。また教えてやってくださいね。

いや~、お正月からいいもん、見ましたわ!

最新感想はこちらをどうぞ(1/21観劇)。どんどん仕上がっていく月組さん、素晴らしかったです。

mothercoenote.hatenablog.com

月組・グランドホテル 初日感想2 美弥るりかさんの全身全霊のオットー!

皆さま、こんばんは。旦那はん実家で晩ごはんとシャンパンをいただき、いい感じで酔っ払っておりますので、この勢いで書く!宝塚歌劇団・月組「グランド・ホテル」の感想を。それと、珠ちゃん「心の声」シリーズは最後に書くから、ちょっとお待ちくださいね ←いつものあほな例のやつね。

 (初日感想 その1はこちらです)

mothercoenote.hatenablog.com

3.美弥るりかさんの全身全霊のオットー!

美弥るりかさんは、重病を患っている簿記係のオットー・クリンゲラインを全身全霊で演じておられたと思います。素晴らしかった。120%ではなく、200%の力を出し切られたのではないかと思う熱演。ぜひ、劇場でご確認ください。あのオットーを見ないと損をされると思います。

Twitterで拝見しただけの伝聞ですが、涼風真世さんのファンクラブに入られていたとのこと。その方の退団公演のお役を、憧れの涼風さんの前で演じる。私達は今日、宝塚に憧れた少女の夢が実現するさまを見届けた目撃者となったのです。なんという幸福な同時代性でしょうか・・!(涙)

この「グランド・ホテル」。私はブロードウェイ版のCDを聞き、トニー賞授賞式でのパフォーマンスをYoutubeで拝見しただけで観劇いたしました。どうしても比べてしまいます。しかもブロードウェイ版のオットーはトニー賞を受賞されているのですから。宝塚初演の涼風さんとも多分、比較されて当然だと思います。

ただ、美弥さんのオットーはご自分のものになっておられたと思います。しかも、少女の憧れが実現するという夢が乗っているのです。素晴らしくないはずがないでしょう?!

 

私は本日、美弥るりかさんのオットーに2度泣かされました。

一度目はご登場されて間もない場面での「At The Grand Hotel」。

「殻を捨てて 飛びたい
 この グランド・ホテル
 この グランド・ホテル」
(訳詞/岩谷時子)※著作者の表記は宝塚歌劇団の公演パンフレットの記載に従っています。

登場した場面から、力のない猫背の顔色が悪そうなオットー。しかし、彼は最後の生きる希望を賭けてこのホテルに来たのだということが、全身から伝わる美弥さんの演技です。

ホテル支配人(輝月ゆうまさんが長身を活かした堂々たる演技をされています)から満室だと冷たく断られるのですが、男爵が口添え(ちょっと微妙ですが)をしてくれて、憧れのグランド・ホテルに泊まるオットー。その切ない喜び。

 

もう一度は、男爵に頼まれたフラムシェンからダンスに誘われて、フラムシェンとおずおずと踊り始める場面です。

オットーは「殻を捨てて飛びたい」とグランド・ホテルにやってきた。しかし、彼は男爵とフラムシェンのダンスを見て、「美しいお二人にカクテルを差し上げたい」と言うのみで自分は踊ろうとはしません。見ているだけの傍観者に依然として、とどまろうとするのですね。

しかし、男爵は違うのです。彼は人生の快楽のプロ。でもお金はない・・。

米国の株式取引がある男爵は、フラムシェンにオットーと踊ってあげてほしいと頼むのです。いいわと引き受け、ダンスに誘うフラムシェン。ええ子なんやって、この子も!

私はブロードウェイ版CDで聞いたこのフラムシェンの楽曲がいずれも好きなのですが、こちらは早乙女わかばちゃんがこれまた熱演!わかばちゃんについては、これまた熱演の暁千星さんと一緒に書くとして。

もうね、「熱演大陸・宝塚月組」ですよ!

みんな、観劇してね!いろんな人がそれぞれにすごいから。ちょっといつもの宝塚と違うから。

 

フラムシェンに引っ張られ、「踊れない」と下をうつむきつつも、おずおずと踊り始めるオットー。フラムシェンのリードで「踊れる」と喜びに満ちて踊り始めるのです。初めて味わう人生の快楽、歓喜。彼の夢は、また一つかなえられたのです。その喜び。

私はその場面で、不思議なくらいに一人でぽろぽろと泣きました。くすくすと笑っていいような場面なのに。

おそらく、美弥るりかさんが舞台では演じられていないオットーの半生を、全身からにじみ出させて伝えてくるような演技をされたからではないかと、私は思います。ブラボー!!

そして、とびっきり楽しかった男爵とのチャールストン。トニー賞授賞式のパフォーマンスで1990年にトニー賞助演男優賞を受賞されたマイケル・ジェッターさんのものを拝見しましたが、とんでもなく素晴らしくて本当に驚きました。

宝塚歌劇団の今作品では、後ろにずらっと並ぶ月組の皆様と、珠城りょうさんの男爵のチャーミングさ、美弥るりかさんのほろ酔いオットーの楽しく巧みなダンスで、宝塚ならではの良さをお出しになっていたと思います。りょうさんとるりかさんの絶妙のコンビネーション、友情の芽生えが伝わってくる楽しいパフォーマンスでした。るりかさんもバーをひょいっと超えられましたねぇ。素敵です。

とにかく、大きな白い羽を背負って降りてこられた美弥るりかさんの演技には泣かされました。ブラボーです!

(まだまだ続く。終わるかな、これ。その3までがんばる!)

月組・グランドホテル 初日感想 晴れやかな珠城りょうさんのお披露目、美しい背中の色気と圧巻のリフト

皆さま、こんばんは。わずか研9でトップスターに就任された珠城りょうさんの宝塚大劇場お披露目公演、月組さんの「グランド・ホテル/カルーセル輪舞曲」を観劇してまいりました。ただいま、旦那はん実家に移動中の電車から、感想その1をまずはお送りいたします。

本日は原作の演出家・振付・今公演の特別監修でいらしゃいます長身でとてもダンディなトミー・チューンさん、宝塚歌劇団初演でオットーとフラムシェンを演じられた涼風真世さんと麻乃佳世さんがご観劇。終演後に紹介を受けられて客席から拍手、拍手でした。

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 1.初日から素晴らしい仕上がり 端整な月組ミュージカル

月組さんはいつも、非常に端整な仕上がりを見せられる組だと感心しておりましたが、今公演においても遺憾なくその実力を発揮されています。

プロローグで「グランド・ホテル」のコーラスとともに始まる舞台。升目を描く床の模様の上で、一コマ一コマ寸分の狂いなくという演出家の指示のもととうかがいますが、きびきびと動いていく演者の皆さま。

主要なお役の方の登場に続き、地階の労働者達が登場した場面で、「あ、これは素晴らしい公演に仕上がっている」となぜか確信しました。

舞台の良し悪しは、こういう細部の出来上がりで異なってくると思うからです。私がいつも月組さんの舞台に感心するのはそういうところではないかと思います。

 

総論を申し上げると、素晴らしい舞台でした。圧倒的な原作の力に感嘆いたしました。

うちの中学生娘が気づいたのですが、一つも盆もセリも使わず、ただ椅子とドアの配置換えだけで進んでいく舞台。何だかすごいものを見た!とわかるのですが、それは舞台機構を使ったものではないという点からも、この舞台の完成度の高さが伺えるかと思います。

ブロードウェイらしい、それぞれの人生にそれぞれの物語があり哀歓があり、それぞれが主役の舞台があるのだと伝わってくる。そういう物語だと私は思います。

原作の強さが月組さんの持つ実力を引き出し、さらに高めていることがすっと伝わってきました。失礼をお許しいただきたいのですが、こんなに皆さま、歌えたっけ、こんなに踊れたんだ!という驚きに満ちたミュージカルでした。

ただ、幕間に耳にしたのですが、途中で物語がわからない場面があったというお声もありました。大きな骨格のある物語のうねりというより、主要な役の群像がそれぞれのラストに向かっていく、複雑に絡み合い、ホテルからのチェックアウトによってまた離れていく。そういう物語であるため、好みはあると思います。

私はこういうミュージカルが好きなんですね。音楽、コーラス、ダンス。歌付きの演劇ではなく、優れたミュージカルだなと思わせる力のある作品。ぜひご観劇ください。

月組の皆さまの初日から本当に素晴らしいできあがりに感服いたしました。高いハードルを与えられても、そこを何とか越え、私達の予想を上回るものを見せてくださるジェンヌさんの力。よくぞここまでと、途中から「日本の若い女性の力は素晴らしい」。そこまで思いを馳せたmiyakoguです。

 

2.素晴らしい背中、珠城りょうさん

珠ちゃんはねぇ・・。背中役者ですよ、あの方。

研9とは思えないあの背中。確か、フラムシェンと踊る場面だと思いますが、青い三つ揃えのスーツで出てこられる場面、珠ちゃんの背中がよく見えるのですが、本当に女性ですか?という美しい背中のスーツ姿です。

それからな、おばちゃん、一つ聞きたいことがある!(注 ばん!と立ち上がりたいが、移動の電車の中なので控え目にね)

あのさぁ、誰?!珠ちゃんに右側はすっきり撫で付けて、左側だけウェーブのかかった前髪を垂らす髪型を薦めた方は?!

本当にありがとうございます(感涙)。もともと美形な珠ちゃんですが、そこに「小粋さ」や「洒脱さ」「ジゴロ一歩手前の洒落者」感を加えておられるように思う髪型。とてもよくお似合いです。パンフの表紙の目力も半端なく、若きトップの勢いを感じました。

珠城りょうさんの男爵は、自分の情けない面もよくわかっている、そして人々に自動的に優しい、けれど流されやすく悪事にも手を染めつつある、同時に誇りを残している。そういう複雑な人格です。

そこを、誇り高い表情、自分がチャーミングだと知ってるきざな身のこなし、目線、片方だけ上げた口元、タバコを吸う身振り、斜めのハットから覗く目、マントの後姿によって非常にうまく発揮されていたと思います。

珠ちゃんの若さがいい意味で、役にプラスに働いている印象を受けました。落ち着き払った男爵だと、逆に本当の悪党に見えるでしょうから。

切なかったのは、随分年上のグルーシンスカヤとまさかの恋に落ち、彼女にウィーンに一緒に来て欲しいといわれる場面。お金が必要なのに行けそうにない・・。

彼はオットーを送り届けたとき、オットーが落としたサイフを隠しているのですが、結局、「預かってくれと言われたから」と出してしまう。そこに悪になりきれない男爵の弱さが出ています。

ホテルの従業員や女性たちの前では自信満々のバロンなのに、彼は自分を信頼してくれる相手の前では、誠実になってしまうのですね。それは自身が本来持っている誠実さであり、いかなる手段をとってもお金を稼ぐ場合には欠点でもあります。

そういう微妙に揺れ動く青年男爵としてのあり方を、珠城りょうさんは自信満々の表情に翳りが出るような視線が動くさまの中で表現されていました。

歌唱は少しばかり声が割れたようになる面があり、やや不安定な場面もあったのですが、ダンスは圧巻。(ただ、珠ちゃんはどんどん歌が良くなっていく方なので、心配はしていません)

美弥るりかさんと踊られたチャールストンのチャーミングさはもちろんのこと、愛希れいかさんと二人で踊られた場面での恐るべきリフト。ちゃぴさんの身体能力が高いのもあるのですが、本当に素晴らしかった。ぜひ、あのリフトを劇場でご覧ください。

 (リフトがある「死のボレロ」の意味について、2回目の観劇後、真剣に考えました。よろしければどうぞ!)

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ご挨拶では、「すべてのお客様に全身で愛を届けたい」とおっしゃった珠城りょうさん。ううう、ありがとう。あなたの公演に座っていれば、愛を感じさせてもらえるんやね?

おばちゃんな、通うわ!!

(ショウの珠城りょうさんの黒燕尾の表情について書きました。よろしけれは、こちらをご覧下さいね)

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あけましておめでとうございます 宙組カラー酒杯ゲットしました(T-T)

皆さま、あけましておめでとうございます(^^)今年もどうぞよろしくお願いいたします。

皆様、やりました!
大劇場で無事、宙組カラーの酒杯、獲ったどぉーーー!! 

注:イメージ 腰に手、斜め45度上向きで高笑い。後ろで大漁旗を振ってる娘。 ←落ち着いて、miyakoguさん。ここ、劇場内なんで。日本海じゃないで。
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あれ、他にも何か売ってはる?
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あ、でもオリジナルはこちらですね。おほほほ。
鏡開きのまぁ様とみりおんさん、可愛かったです。ぶんぶん手を振りましたよ(^^)

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

読んでみた小説「王妃の館」 愛と笑いと涙が詰まった再生の物語、これは宙組公演に期待する!!

(以下は原作小説についてあらすじをご紹介した記事です。宝塚の舞台は2/5(日)11時公演を観るよ!感想も書くよ!)←書いたよ!

mothercoenote.hatenablog.com

皆さま、こんにちは。大晦日、いかがお過ごしですか?miyakogu、実家にて掃除手伝いです。亡き父のこだわりがあちこちに詰まった伝統的日本家屋・・。お父さん、寒いです!!(^^)

皆様は昨日のレコード大賞中継、ご覧になりました?

途中のCMでソプラノの声が流れ、「王妃の館」を読みながら聞いていたら、ちらっと映った白いシャツの方の立ち姿に娘が「ジェンヌ?!」と反応(ものすごいセンサー)。歌の方かと思い「いや、ソプラノの方でしょう。クレジット出ている」と言った次の瞬間に、珠城りょうさんが画面にご登場。

珠ちゃんです!!」とTVの前に正座するmiyakouです。普段、スカステとニュース以外、ほとんどTVを見ないため、ネット以外では初めてCMを見ました!うれしかねぇーー。

そう、TVをつけながら読んでいたのは、浅田次郎先生の小説「王妃の館」(集英社文庫)です。

ざざっとスピードを持って最初は読むため、文庫版「上巻」の一読めでは笑いも涙もありつつ、ルイ14世が登場すると物語の構造がよくわからなくなったのですが、「下巻」の途中で物語の構造にはたと気づきました。そこからもう一回読み直して、笑いと涙と感動です。おもしろかった!

登場人物のキャラが濃く明快に打ち出されており、宝塚歌劇団宙組さんの公演も愛と笑いと涙が詰まった、エンターテインメント性の高い舞台になるのではないかと期待

皆様、これはご期待ください。田渕先生は原作がある作品は手堅いはず。そして原作の精神を汲み取ったいい歌詞もお書きになる方だと私は拝見しています。

あくまで小説ですが、簡単に以下、あらすじと登場人物をぼやかしながらご紹介します。小説をお読みになりたい方、まっさらで宙組さん公演をご覧になりたい方は、以下はお読みにならないで下さいね。

 

1.「光」と「影」のダブルブッキング・ツアー

超豪華な「光」(ポジ)のツアーと格安の「影」(ネガ)のツアーがパリの「王妃の館」なるホテルでダブルブッキング・ツアーを敢行(豪華な部屋を時間帯を分けて使うというものです)。主催は現金を集めなければならなかった旅行社、ホテル側も結託しています。その企画を立て、かつ実行中の敏腕ツアコンが朝霞令子。

まさかの朝夏まなとさんと同じ呼び方の姓ですね。小説では「光」ツアーに参加する仕事を辞めたばかりのOL・桜井香は宝塚の舞台には登場せず、桜井香の要素をあわせもつ役でかつ、自身が旅行社社長になっているようで、実咲凜音さんの役名は桜井令子となっています。小説では朝霞令子は旅行社社長と不倫関係ですが、そこは宝塚ですから取り去ったのかな。才色兼備で強気、でも弱みも人間味も垣間見える人物です。

「ネガ」担当のツアコンは、気弱でさえない戸川。小説では令子さんの元夫設定です。宝塚では桜木みなとさんが演じられるのですが、気弱でさえないけれど、暖かみのある人物を演じるずんちゃん。かわいいでしょう、絶対に!(宝塚の舞台では元夫設定は無いようですね)

そのツアーには売れっ子作家である北白川右京が書きかけの「ヴェルサイユの百合」(後に改題)なる小説を完成させるために、編集者である早見リツ子(純矢ちとせさん)に連れられて、「光」(ポジ)ツアーに参加しています。
「ヴェルサイユの百合」って・・・(笑)。後ね、ちらっと宝塚のこと、出てきますよ。小説の中でも。

朝夏まなとさんが演じられる北白川右京は「抱かれたい小説家」3年連続№1の設定です。うん、まぁ様にぴったりやん!!ええわ。彼は物語を紡ぎ出す天才なんですね。宝塚の舞台ではおそらく、みりおんさんとの恋がもちろん中心になるでしょう。わくわくとお待ちしましょう。それにしてもまぁ様は、作家、作曲家と何かを創り出すために苦悩するお役がはまる方ですね。

「影」(ネガ)のツアーに参加しているメンバーのうち、ゲイのクレヨンを蒼羽りくさんが演じられるのが、これはもうめちゃくちゃ楽しみ!!不思議な洞察力を持った愛すべきキャラで、日本でピエールというフランス人とかつて同棲。このピエールを和希そらさん。これだけで既に期待大ですやんか?!ピエールはある役割でパリに登場します。(宝塚の舞台ではピエールとクレヨンの関係は無さそうですね)

そして、クレヨンと同室になってしまう謹厳実直な元警察官の近藤誠を、澄輝さやとさんクレヨンりくちゃんに迫られてしまうあっきーさん!これ、面白すぎるでしょう、多分。

一方、「光」(ポジ)ツアーに参加している中の強烈キャラがバブル衰退後に逆にのしあがってきた不動産経営者の金沢とその恋人ミチル。愛月ひかるさんと星風まどかちゃんが演じるカップルです。
このど派手でセンスがないカップルがねぇ・・・。味があるんやって!!金沢には遠く離れてしまった大切な人がいて、泣けるんですってば、奥様!ばんばん!不思議な魅力のある人物です。彼はその人がいつか連絡をくれることを期待して、ある大プロジェクトの夢を秘めています。

 

2.ルイ14世とディアナ、プティ・ルイ、グラン・シェフのムノン

ホテル「王妃の館」(シャトー・ドゥ・ラ・レーヌ)は、ルイ14世の恋の相手であったパリで一番の美人と描写されるディアナが息子プティ・ルイとかつて住んだ館。
ホテルの老コンシェルジェであるデュラン(美月悠さん)が歴史を語り、その物語がルイ14世と彼を取り巻くお話へと展開していきます。そして、北白川右京はその物語を小説に書く。

読者は現代と当時を行き来しながら、デュランが語り右京が書いた物語を読む。舞台はどう処理されるかはまだわかりませんが、小説はそういう構造です。

「王妃の館」はパリの貴族の館が集まった広場の一角にあります。ディアナは伶美うららさん、プティ・ルイは遥羽ららさんが演じられます。プティ・ルイはとても演技力が求められる役になるはず。ららちゃんに期待大です。

ただ、ルイ14世はスペインとフランスの関係上、スペイン王家の母(瀬音リサさん)を持ち、スペイン王家から妃(愛白もあさん)を迎えなければならなかったのですね。
ルイ14世は太陽王であり、踊りの名手。真風涼帆さんが演じられるもう一人の主役といっていい存在です。宮廷で時にギャグを飛ばす超絶明るいキャラ。しかし、彼は幼少期に二度、市民と貴族からの反乱にそれぞれ遇っており、トラウマがあるのです。

フランスを照らす太陽であり続ける宿命ゆえの、彼の孤独。


先日書いた記事での私の勝手な推察ではありますが、今の真風さんであれば、単なるコメディを超えて切ない演技をされるはず。コメディとのギャップに多分、萌えまくり涙すると期待しています。


幼き日にルイ14世を守った宮廷のグラン・シェフがムノン。松風輝さんが演じられます。舞台ではどう描かれるかはわかりませんが、彼はある特別の思いを込めてルイ14世に料理を出し続けたのです。これもまた感動・・。

 

現代に戻りますと、パリでの無理心中を胸に秘めて参加している下田夫妻はポジツアーに、そのかつての先生であった岩波夫妻はネガツアーに。かれらは最後にある場面で出会います。これもまた感動・・。だって、岩波先生を一樹さんがされるんでしょう?泣きまくるmiyakoguが見えるようです。

 

皆さま。2月の宙組さん公演「王妃の館」。原作はそれぞれの登場人物に濃いドラマがあり、そのドラマが絡み合いながら、カタルシスを持って最後に収れんしていく優れたストーリーでした。この詐欺まがいのツアーに参加することによって、参加者の人生は再生されるのです。

おおいに笑い、泣き、様々な愛にじーんとくる公演になるだろうと、miyakogu、直感いたしました。これは予想以上の舞台になるだろうと期待します。主要なお役が多く、それぞれにドラマがあり、宝塚ならではのカンカンの場面があり、そしてギャルソンにイケメンがぞろぞろですよ!

あ、よだれ・・。←気を確かに、miyakoguさん?

 

さて、明日元旦はいよいよ、珠城りょうさんが大劇場で羽根をしょって最後に降りてこられる日。万全の体調管理でmiyakogu、お待ちしております。

明日からは1ヶ月ほど、月組ツアーに参加のmiyakogu。旅に出ます!


今年一年、ネットの片隅のこのブログにお越しくださいました多くの方々、コメントをお寄せくださいました方々。どうもありがとうございました。

来年もどうぞよろしくお願いいたします(^^)。

働き女子の皆さまへ 一人で考える時間の必要性とその確保について やはり旅行(遠征)でしょうか?

皆さま、こんばんは。お元気ですか?miyakogu@実家です。寒いです!風邪をひかないように気をつけないと、まずいですよぉーー。

元旦の月組さん「グランド・ホテル」チケットを握り締めながら、体調管理に気をつけるmiyakogu。あ、元旦には宙組さんカラーの江戸切子の酒杯を購入するというミッションがあるのですが、先着25客に間に合うかしら?元旦にあまり早く実家を出るのも、母が残念がるでしょうしね。ううーーん。

先日来、お風呂での中学生娘との会議ではもっぱら、「まぁ様のデュエダンは、いったいどなたがどう担当するのか?」が議題に上り、白熱しています。

まぁ様と真風さんが仮にですよ、万一ですが男役×男役のデュエダンをされたとして、本当に万一の仮にですが銀橋で最後にお二人がからまれたりしたら・・・。私と娘は座席で灰になるのではないかと、今から心配です(希望です)。タンゴとか踊られたら、私は間違いなく鼻血ぶーですよ・・。

ええと、こほん、落ち着きたいと思います。アラフィフですから。

 

先日、気がつけば社長ばかり5名という食事会がありました。情熱大陸にもご登場された農家レストラン「清澄の里 粟」を経営されている三浦雅之さんの株式会社 粟が運営をご担当されています奈良市内の「coto coto」にて、わぁわぁと盛り上がる我々。

三浦様もたまたまお店におられたため、ご挨拶です。珍しい大和伝統野菜がいろいろいただけるお店、お近くに行かれた際はぜひどうぞ!見たこともお野菜が出てきます。

www.kiyosumi.jp

 

私以外はご自身で起業された方ばかりでした。それぞれに次の展開を考えておられて、いろいろやりたいことがあって、という伸び盛りの方々。私だけが「継続」を主に考える立場です。

私はその旺盛なアイディアに驚き、「新しい事業アイディアは、いつ、どうやってお考えになるのですか?」と尋ねてみたのです。

 

すると、男性社長さんはすかさず「一人で行く海外旅行の時です」と。ワーキングマザーである女性社長さんは「子どもを寝付かした後の一人の時間です」と。

そうか、やっぱり一人で考える時間なんだなと思いました。

男性社長さんは、ひょいっと比較的近い韓国や台湾から、アジア、もう少し時間がかかる国まで、LCCも賢く活用しながら、お一人で旅行されているそう。独身時代が長かった頃、私も一人で、ひょいっと旅行に出かけたことを思い出しました。

見たい町並みや美術館を目指して、割とひょいっと行っていたのですね。もう一度訪れたい場所や娘に見せたいまちは、友人と一緒や仕事もありますが一人旅が多かったように思います。

 

私は今年、これまで以上にとても忙しくさせていただいており、それはとても有難いことなのですが、若干、すり切れ気味な気もします。ほらな、おばちゃんな、もうアラフィフやんか・・。

その中で、朝早めに家を出てコーヒータイムなどで意識して一人で考える時間を持とうとしたのですが、時々出かけた神社へのお参りや出張の電車の中くらいしか、なかなか一人の時間がありませんでした。残念でもありますが、娘や仲間がいつもいてくれたということでもあります。有難いことですね。

 

ただ、娘も中学生になり、私も一つの転換点にいるのかもしれません。

海外や国内の行きたいまちや美術館や劇場へ、ひょいっと行ってみてもいいのかもしれないなと、静かなる野望を抱いているわけです。娘に気づかれないように。←すぐにブログを読まれてばれますよ、miyakoguさん。

実際、うちの創業会長(奇才)は呆れるほど世界各地を訪れており、そこで見たもの、聞いたもの、味わったもの、体感したものは、自ずと彼の血肉となっているはずなのです。

遠くなくてもいい、ひょいっとした非日常の空間で、今までと少し違う視点を持つ体験。それこそが今の私に欠けていて、かつ必要な時間なのではないかと。

一人で静かに考え、視点をはずし、体験を反芻するような旅です。

 

うん?あれ?

これって、ええとですね・・。遠征のこと?!または次の月組さんのショウ「カルーセル・ロンド」のことかしら?

↑ だから、何でも宝塚に帰結させるのはやめなさいって、miyakoguさん?

 

しかしながら、次の瞬間に、往復に考えることは果たして事業や自分の夢だろうか?とも気づきました。

特に帰り。全ツの先でいつもより派手めなファンサービスを観て、単に萌え疲れて帰ってくるだけになりそうですよね、どう見ても。

うーーん。極めて素晴らしい遠征口実を思いついたと思ったのですが、無理そうです。残念!!miyakogu、またしても敗れたり!の年末です。←途中からいろいろ間違った方向に行ってますよ?

 

皆さまはお一人の考える時間の確保、どうなさっていますか?いいアイディアがあれば(遠征の口実を含めて)、またお聞かせくださいね。